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取引ガイド/ご注文の前に必ずご確認くださいませ 2024/1/16更新
¥8,383
SOLD OUT
2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響により、被害に遭われた地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 ー ー ー ・スムーズなお取引のために、ご注文前に必ずこちらのページのご確認をよろしくお願いいたします。こちらのページは随時更新する場合がありますので、お手数ですがご注文の度に確認をよろしくお願いいたします。 (それぞれ作品の説明欄にも注意点を記載しておりますので、そちらも含めご確認くださいませ) ・制作を始め、梱包と発送、お問合せ対応など全て一人でおこなっているため、ご希望に添えないことが多くございます。恐れ入りますが何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ※こちらのページを読まれていなかったり、きちんとお取引ができない、悪質な行為が見られる、その他不適切と判断した場合ご利用をお断りさせて頂くことがございます。 (過去にお取引を頂いた方でもきちんとお取引ができなくなったと判断した場合、お取引をお断りさせて頂く場合がございます。) ・別ハンドメイドマーケットサイトにてショップを展開していた頃、同じ方からご注文後に入金がなく、入金期限切れによる無言キャンセルを繰り返されたことがございます。別ハンドメイドマーケット展開中に当ギャラリーにて無言キャンセルをされた方のご利用はお断りさせて頂きます。 【ご注文の流れ】… ・ご注文後、こちらからの連絡は発送完了通知を押した際に送信される発送完了のメールのみとなっております。発送前に何か連絡をする必要がある場合はご注文時に入力されたメールアドレス宛にメールを送る場合がございますので、必ずメールが受信されるよう設定をよろしくお願いいたします。 ※ご注文時に備考欄にメッセージを記入された場合、発送完了のメールにお返事を記載している場合がございますので、発送完了のメールは最後までご確認下さいませ。 ※BASEではアドレスの誤入力や受信拒否設定、迷惑メールフォルダに振り分けられるなどでメールが届かない事がよく発生しているようです。ご注文やお問い合わせをした際に送られる受付完了の自動メールや発送完了通知のメールが来ていない場合、アドレスの誤入力や拒否設定・迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性があります。 こちらでメール受信設定や確認をよろしくお願いいたします↓ ★受信設定についてBASEヘルプ… https://help.thebase.in/hc/ja/articles/360000116061-BASEからのメールが届かないときはどうしたらいいですか- ・なお、お電話でのご注文と連絡、お問合せ対応は行っておりません。 ・お問い合わせについてですが、内容をまとめたページがございます。ショップ内に設けております『お問い合わせ前にご確認下さい』というページをご一読くださいませ。 ・購入する前に何かお問い合わせをする必要ががある場合は必ずご注文前に一度お問い合せくださいませ。(ご注文と同時に、またご注文後に『〇〇をしてほしい』とご要望されましても対応いたしかねる場合がございます。) 【発送・梱包について】 ・ご注文品は日本郵便のゆうパケットにて発送します。複数購入によりゆうパケットの梱包規定サイズを越えた場合、レターパックライトに切り替えて発送する場合がございます。 ・ゆうパケット、レターパックライトとも追跡番号はありますが補償はありません。またゆうパケットとレターパックライトどちらともポストに投函されますので配達予定日と時間の指定は不可となります。 ・ご注文別に追跡番号が発生しますので、追加注文された場合は別々に梱包して発送となります。ご了承ください。 ・ご注文品が持ち戻りによりこちらに戻ってきた場合、再送する際は再送料を頂く場合がございますのでご住所にお間違いないようお気を付けくださいませ。 ・海外発送は行っておりません。発送は日本国内のみ可能です。そのため海外からご注文される場合は、日本国内でお荷物が受け取れる場所をお届け先にご指定下さいませ。 ・ご注文品は4日以内に発送いたします。(発送目安日に土日、祝日は含まれません)土日、祝日の発送は不可となります。 ・4日を超えてしまう場合はご連絡いたします。できるかぎり早めの発送を心がけておりますので「早く送ってほしい」といったご要望はお控えくださいませ。 ・金曜日にご注文を頂きました場合、土日祝日明けの発送となる場合がございます。 ・現在ラッピングは休止しております。恐れ入りますがラッピングをご希望されましても対応致しかねます。またメッセージカード等もご用意しておりません。 ・領収書の発行はおこなっておりません。 ・納品書は普段同封しておりません。ご必要な場合はご注文時に備考欄に「納品書希望」とご記入くださいませ。 ・輸送中の配送業者による紛失・破損には対応いたしかねます。 ・ご注文後、購入者さま都合によるキャンセル、返品・交換は受け付けておりません。 【作品につきまして】 ・作品の性質上、サイズの変更が不可能となっております。また、購入後の修理は承っておりません。修理不可のため万全を期して作成しており、梱包前にも必ず検品してから発送しています。ですが繊細なハンドメイド作品です。無理に力を加えて引っ張ったり、鋭利なもので引っ掻いたりしてしまうと傷や破損の原因となってしまいますのでお取り扱いにはご注意ください。 ・写真の撮り方に気を付けていますがお使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ・永くご愛用頂くにつれて作品の状態、とくに金具やレジンを使用した部分は変色・劣化する場合がございます。 ・細心の注意を払って制作していますが、レジンを使用した部分は気泡が見られる場合がございます。 ・きちんと検品しておりますが天然石には少々傷やへこみが見られる場合がございます。こちらが使用しても良いと判断したものを使用しています。恐れ要りますがご了承下さいませ。 ・当ショップの作品はあくまでもアクセサリーです。天然石や龍にまつわるお話をご紹介しておりますが、楽しむ程度でお持ちくださいませ。効果やご利益を保証するものではございません。 ・組紐作品は使用した糸の本数や組む際の力の入れ具合で太さが異なります。 ・作品のサイズは表記されているサイズと±1㎝ほどの誤差が生じる場合がございます。 ・当ショップの作家は猫を飼っております。作業部屋には入れないようにしておりますが、猫アレルギーの方はご注意下さいませ。 * 最後までご確認頂きまして誠にありがとうございました。ご希望に添えないことばかりで大変心苦しいのですが、ご理解頂けますと幸いです。
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お問い合わせ前にご確認下さい 2024/1/16更新
¥3,838
SOLD OUT
*2024/1/16更新 (内容は随時更新いたします) 当ギャラリーにお越しくださり誠にありがとうございます。 制作、出品や梱包・発送、お問い合せ対応を全て一人で行っておりますので、お一人お一人にその都度お問い合わせへの返信を行うのが苦しい状態です。 そのためこちらからお伝えする内容をまとめました。お問い合わせ前にこちらでご確認頂下さいませ。こちらのページに内容をまとめていますので、記載しております内容のお問い合せを頂きましても返信は行っておりません。恐れ入りますが何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ※お問い合わせ後にこちらのページを読まれる場合もあると思われます。こちらのページをもってお返事とさせて頂きます。 また、こちらのページを確認した上でお問い合わせをされる方もいらっしゃいますが、お問い合わせを頂きましてもお答えはする内容はこちらで記載している事と同じです。ご了承下さいませ。 取引ガイドにもいくつか記載しておりますので、ここに書かれてない場合は取引ガイドもご確認下さいませ。 ※ご注文時に備考欄にメッセージを記入された場合、発送完了のメールにお返事を記載している場合がございますので、発送完了のメールは最後までご確認下さいませ。 【欲しいデザインのリクエストについて】… デザインのリクエストはお受けしておりません。出品されているものの中からお選び頂けますようお願いいたします。 【売り切れ作品の再販リクエスト】… 売り切れ作品の再出品は未定です。そのため 「再販する予定はあるのか」「いつ再入荷するのか教えてほしい」「売り切れ作品を再制作してほしい」といったご要望にはお応えできません。 作品によっては販売期間を設けている場合もございます。販売期間終了後にまた再販するのかも未定です。 BASEアプリで作品をお気に入り登録をすると再出品時に通知がきますので、気になる作品がございましたらお気に入り登録をお願いいたします。(登録すれば必ず作る、というものではございません。) なお、再入荷時にお値段やデザイン、説明文を変更したり、場合によっては売り切れ作品を削除する場合がございます。 【在庫数の相談】… 作成に時間を要するハンドメイドですので一度にたくさん作ることができません。在庫が1個に対して2個欲しい、など在庫数を越える分のご用意はいたしかねます。恐れ入りますが在庫がある分のみでよろしくお願いいたします。 【お値段につきまして】 素人で大変恐縮ではございますが、作品にはお値段をつけさせて頂いております。作成にとても時間がかかっており、作成にかかった時間と材料代などを含めたお値段にさせて頂いております。恐れ要りますがご理解頂けますと幸いでございます。 また、試行錯誤の末に生み出した作品です。作品の作り方や材料等を聞かれましてもお答えいたしかねます。 【SNSへのアップにつきまして】 当ショップの作品をInstagramやX(旧ツイッター)などで画像をアップするのは大丈夫ですが、TikTokやYouTubeなど動画サイトにて、動画で作品と当ショップをご紹介する投稿はお控え頂けますと幸いでございます。 【メール拒否とブロックリストにつきまして】 お問い合わせをされる方の中にはお断りした内容を何度もお問い合わせしたり、1日に何度もお問い合わせのメールを送る、また連日にわたってメールを送られる方も時におられます。 このような状態が発生した場合は、お問い合わせへの返信は控えさせていただきます。また、このような方はご注文をいただいても安全なお取引は不可能と判断いたしますので、メール拒否並びにブロックリストに登録させて頂きます。 1日に何度もメールを送られたり度々質問を繰り返す、また連日に渡って何度もメールを送られてきますと大変ストレスですし、制作時間に支障をきたします。双方の安全のためにこのような措置をとらせて頂くことにしました。恐れ入りますがご了承下さいませ。 恐れ要りますが御理解のほどよろしくお願いいたします。 【その他】… ★予約や取り置き、専用ページの設置は行っておりません。 ★上記以外の内容のお問合せでも、お問合せの際にお名前がない・偽っていた場合、返信を行わない場合がございます。 ※BASEではアドレスの誤入力・受信拒否設定や迷惑メールフォルダに振り分けられるなどでメールが届かない事が発生しているようです。 ご注文やお問合せを行った際に受付完了の自動メールが送信されますが、自動メールが届かない場合はアドレスの誤入力か受信拒否設定や迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性がありますので お手数ですが確認のほどよろしくお願い致します。 ・受信設定についてBASEヘルプ… https://help.thebase.in/hc/ja/articles/360000116061-BASEからのメールが届かないときはどうしたらいいですか- ★お電話での連絡やお問合せ対応は行っておりません。メールのみでの対応となっております。 ★購入の意思がないのにお問い合わせをしたり、ご注文とは全く関係のないお問い合わせはご遠慮くださいませ。 ★当ショップの作品は単なるアクセサリーです。どの天然石に力があるのか、またどの石が相性が良いか、どの龍が良いかなどのご相談にはお答え致しかねます。 ー 最後までご確認頂きまして誠にありがとうございました。ご希望に添えないことばかりで大変心苦しいのですが、ご理解頂けますと幸いでございます。
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白龍*ドラゴン&アクアマリン 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 全身が真っ白な鱗に覆われた姿が眩しい、「白龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、タトゥー、中国っぽい、漫画やゲームといったファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在していることが伺えます。 龍がそれぞれ色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その真っ暗闇な黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で陽の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すこのとない新月の夜になると海上に姿を現すと言われています。 対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の性格や性質を表しているようで、それも色がもたらすイメージと関係しているようです。 龍が身に纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇し、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることもあります。赤を選んだ時は活気で溢れている時でもあれば活力を欲している状態でもあり、青を選んだ時は気持ちが冷静な状態であり落ち着きを求めている時でもあるそうです。 龍にとって自身が纏っている色というのは、人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が選んだ服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では「龍王」といって仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝」の象徴で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れてはそれぞれ異なる姿を持っていることがわかります。それゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、『龍とは水である』と言うことが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。うねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現されることもあります。 龍が龍神、仏法の守護者の龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支では辰年など様々な場所で異なる姿を見せるのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器によって、水という龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍が形状を変えてその人の心に留まる…と考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状をなして、龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があれば龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく形となって眼の前に現れて、現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長年付き合ってきたお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると「蛇は何百年もの年月を経ると龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、蛇は種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠と活動するタイミングが春分と秋分の日と近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに、もしかすると蛇の活動時期も関わっているのかもしれません。 農作物の種を蒔く時や成長と収穫の時は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。食物の成長に必要な太陽の光と同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を見せるようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【白龍】 ところで、白龍が仕えているとされるこの「天帝」という存在。聞き慣れない名前ですが、聞けば天帝は7月7日の七夕伝説で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子であるとされています。 天帝の娘の織姫は機織りの腕が良く、身なりを気にすることなく毎日機織りの仕事に励んでいました。ただひたすら毎日機織りに励む娘を不憫に想い、気にかけた天帝は彼女の結婚相手を探すと彦星という青年を見つけ、二人は結婚することになりました。しかし二人は結婚を機にお互いに夢中になって仕事をおろそかにしてしまったため、怒った天帝が二人の間に天の川を挟んで会えなくさせたのですが、織姫があまりにも悲しむため7月7日のみに会うことを許した…という、天上のロマンスは恐らく有名でしょう。 この七夕の伝説において、天帝に仕え側にいた白龍が姿を現して関与した…というお話は聞いたことはないのですが、この伝説を聞いていて想ったことがあります。この物語の裏にはもしかすると白龍が関わっているのかもしれません。 龍の性格や特徴を色から見ることが出来ると語りましたが、白龍が纏う白色はこれから色々な絵や物語が綴られていく真っ白な1ページのように「始め」や「新しい」といった意味があります。そして白紙に戻すという言葉もあるように白は「リセット」の色でもあり、リセットされて再び白い1ページから始まることから「再スタートを切る」色でもあります。 川を龍と表現されることがあると前述しましたが、織姫と彦星の間に入った天の川の正体は白龍だったのでしょうか。我が娘を想う天帝の親心に応えて二人をめぐり合わせたのも、複雑に絡んでしまった運命の赤い糸を一旦切るも離れていくことがないよう再び縁を結んだのも、白龍の活躍によるものではないかと想いました。白龍は天帝と織姫と彦星という三人家族の仲を取り持ったようです。 現代では人それぞれ異なる願い事が笹の葉に託される七夕ですが、歴史をたどってみると七夕は当初は機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで、元々は機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったようです。かつて龍に雨を求めて行われた雨乞いが次第に様々な願望が成就されることを乞われることへ変わったように、七夕も時代の移り変わりで変わっていきました。 織姫に会いたい…彦星に会いたい…と願う二人の願いの糸を結んで毎年七夕の日に出会えるようにするのも、笹の葉に託された願いの糸を天へと結んで成就へと橋渡しするのも白龍の役目なのかもしれませんね。 ちなみに動物の場合、全身に白い体毛をもつものが現れると神の使いとされてきました。白い鱗に覆われ、天帝という神に仕える白龍は別の存在でいうと「天使」に似ていそうです。 * そんな白龍を、日本の伝統工芸の一つである「組紐」を用いて再現。ブレスレットにしてみました。 龍の頭の形をした金具に組紐を付け、全身が1体の龍になるよう仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 組紐には様々な組み方が存在します。こちらの白龍の胴体となった組紐は金剛組という組み方で組みました。胴体を組紐にしたことで龍の特徴であるうねる胴体を再現でき、また組み目で鱗を再現することが出来たのではないかと想います。 そして白龍には天然石の「アクアマリン」を咥えさせました。 3月の誕生石【アクアマリン】…8ミリ 石言葉…しあわせな結婚、和合 アクアマリンは優しさを感じさせる淡い水色が特徴的な天然石。この石は「桃の節句」がある3月の誕生石です。女の子の健やかな成長と将来しあわせな結婚を送ることを願い祝う桃の節句ですが、この行事は元は「古い皮を脱ぎ捨てて新たに生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、3月の最初の巳の日に行われていました。 この石の名前はラテン語で水を意味するアクアと海を意味するマリンの組み合わせです。海との繋がりから船乗りや水夫が航海のお守りとして身につけていたそうです。 このアクアマリンですが、この石はそもそも「ベリル」という鉱物の一種です。このベリルが緑色になったものがエメラルドになり、ピンク色だとモルガナイトという石に。透明のものはゴシェナイトと呼ばれ、黄色のものはヘリオドール。そして水色になったものをアクアマリンと呼びます。ベリルに属する石で透明度が高いものは宝石としても使われることがあり、高貴なベリル一族です。そんなベリル一族の一人であるアクアマリンは中世ヨーロッパにおいて貴族を魅了してきました。あの有名なプリンセスのマリー・アントワネットもアクアマリンを愛用していたと言われています。アクアマリンはプリンセスから愛された石にしてまたアクアマリン自身もベリルという高貴な一族の姫君であるようです。 アクアマリンは欧米では「健康と美の石」「天使の石」、また「結婚の守護石」とも言われています。なぜアクアマリンが結婚の守護石とされているのか、それは自身が身に纏っている水色に隠されているのでしょう。 その昔、ヨーロッパでは青色の染料は数に限りがあったため貴重なものでした。そのためこの貴重な青色は絵画にて聖母マリアのマントの色に使われるようになったのですが、そこから「サムシングブルー」といって「結婚式の際に花嫁が何か青いものを取り入れると幸せになる」という言い伝えが生まれました。アクアマリンが結婚の守護石とされるのはこのサムシングブルーから来ているのかもしれませんね。もしくは天使の石と言われているだけに、愛のキューピッドとなっているのかもしれません。 健康と美、結婚をキーワードにもつアクアマリンは、女の子のしあわせな婚姻とかつて健康祈願の行事とされていた桃の節句がある3月の誕生石にふさわしいと言えます。女性との繋がりの強いアクアマリンは女性の幸せと美と健康を願い祝うのでしょう。女性的な石ですが、かつては船乗りや水夫も海の上で身につけていました。アクアマリンは結婚という二人の新たな船出を祝福し、見守っていきそうです。 ▷サイズ…咥えているアクアマリンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4.5センチ延長可能 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:白色に着色後、コーティングとしてレジンを使用しています ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷龍頭と組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷金具や組紐とレジンは永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。 ▷金属アレルギー非対応です。また一部にレジンを使用しております。お肌が弱い方は自己判断でよろしくお願いいたします。 ▷目やレジンの部分は爪や鋭利なもので擦ったり、経年劣化すると剥がれてしまう場合がございます。恐れ入りますがご理解の程よろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 # 龍 竜 龍神 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリーメンズ 龍アクセサリー女性 龍アクセサリー男性 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 和風アクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇アクセサリー 天使界隈 水色界隈 エンジェル シンデレラ シンデレラストーリー 灰かぶり姫 高龗神 菊理姫 瀬織津姫 七夕 ひな祭り 海の星の聖母 結び目を解くマリア
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組紐ブレスレット【水龍&アクアマリン】04
¥4,900
SOLD OUT
★作り直し中です。しばらくお待ちください… ・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くとどのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している事が分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を表すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 龍が身に纏うこの「色」ですが色には心身に及ぼす力があると言われており、その色を服などで着用することによって次第にその色に沿った力が体と心に影響を与えるとされています。赤色の服を着用すると体温が上昇して精神的にも活気に満ち、青色の服を着ると肉体の緊張が解かれて心身ともにリラックスする効果があることが分かっています。 またその時に選ぶ色によって現在の心理状態が分かることもあります。赤を選んだ時は活気を欲している状態であり、青を選んだ時は落ち着きたくて冷静さを求めている状態でもあるそうです。色は感情を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーな気分と表現するように青色は「憂鬱」を意味する一面があります。龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように。龍の心の状態も体の色で表されているのかもしれません。 そんな、色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地を走り家屋に流れ込む良い「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」としても姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見ることができるのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形によって龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土に入り、春の3月になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、ひな人形を飾って女の子の健やかな成長と将来しあわせな結婚をおくることを願う「桃の節句」。この行事はそもそも『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。古代中国ではこの日になると川で身を清める風習があり、これが日本にまで伝わります。そして平安時代の頃の日本では厄や災いを人形に移して川や海に流す風習と、貴族が暮らす宮中では女児が「ひいな遊び」という人形遊びを行っていました。身を清める風習と川に人形を流す風習、そしてひいな遊びが融合した結果ひな祭りが誕生したと考えられています。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になることがあれば、鯉が龍になるともあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この呼び名ですがここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、竜潜とは「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することがなく潜むかのように過ごしている」という意味です。龍が9月の秋分の日に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、9月の秋分の日に降り立つと、11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上に帰還すると淵に潜り眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇るという死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も農作物の成長に必要不可欠であるため水の力を司る龍は暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれません。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など『流れるもの』を龍と表現してきました。そうなれば川のように流れてうねる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』ということなのかもしれません。顔や爪が無くてもそこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからという理由もあるのではないでしょうか。 伝統ものという師から弟子へと継承されるものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流派という川のような流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず伝統ものや受け継がれていく物事すべてに龍の存在を見出すことができるのかもしれません。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、組紐を組んでいく中において、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。【伝統文化に触れて親しむことは、龍と交流すること】でもあるかもしれませんね。 *組紐ブレスレット『水龍』… 日本の伝統工芸の一つである組紐の技術を用いてブレスレットを作成してみました。一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は鎖つなぎ組という組み方で組んでいます。パステルカラーの水色でシンプルなデザインにしました。洋服にも合わせることが出来るかと想います。 そして組紐には天然石の「アクアマリン」を組み合わせてみました。 【アクアマリン】…8ミリ 石言葉…しあわせな結婚、和合、勇敢、幸福、聡明、富、沈着 キーワード…しあわせを掴み取る 淡い水色が特徴的な天然石。アクアマリンは龍が大空に飛び立つ春分の日と、女の子のしあわせと健やかな成長を願う桃の節句がある3月の誕生石です。アクアマリンの名前はラテン語で「水」と「海」を意味しており、悲恋で有名な人魚が流した涙がこの石になったとする伝説が残されています。 このアクアマリンですがこの石はそもそも『ベリル』という鉱物の一種です。このベリルが緑色になったものが「エメラルド」と呼ばれ、ピンク色だと「モルガナイト」という石に。透明のものは「ゴシェナイト」と呼ばれ、黄色のものは「ヘリオドール」、そして水色になったものをアクアマリンと呼びます。 透明度の高いベリルは宝石としても使われることがあり、高貴なベリル一族です。そんなベリル一族の一人であるアクアマリンは中世ヨーロッパにおいて貴族を魅了しました。夜会の時に身に着けていると蝋燭の火に照らされた時キラキラと輝いたことからアクアマリンは「夜の女王」とも呼ばれ、かの有名なプリンセスのマリーアントワネットもアクアマリンを愛用していたと言われています。 天然石にはそれぞれ何かしらの力を秘めているとされています。天然石がもつ力ですがその力の由来は龍と似ていて、天然石も自身が身にまとう色がもたらす色彩効果が反映されているようです。他にも模様から連想されるもの、用いられてきた経緯や歴史が関わっていることも見られます。 また時に天然石はベリルからエメラルドやアクアマリンが誕生しているように、元となる石があってそこから派生して出来ているものもあります。そういう時は源となった石の力を受け継ぎつつ今度は自身特有の力を発揮していくようです。 アクアマリンの源にして生みの親であるベリルは高貴ゆえかその力も気高く、カリスマ性を生み出し指導者やリーダーという地位まで導き富と名誉を与え、前進する勇気を強化させると言われています。そんなベリルの石言葉は「耐える愛、永遠の若さ、幸福、美」などで高潔さを感じさせます。 アクアマリンもこのベリルの特徴を受け継いでおり、アクアマリンの石言葉は「しあわせな結婚、和合、勇敢、幸福、聡明、富、沈着」。3月の守護石ともあり、その石言葉はどこかひな祭りにおいて我が娘に願われた想いと重なりそうです。カリスマ性を帯びたベリルの血を受け継いだアクアマリンは例えるなら、オーシャンブルーのドレスを着こなした社交界のプリンセスでしょう。 水色についてですが、現在私達は多くの色を認識し見ることができていますが実は生き物は最初から様々な色を見ることが出来ていたわけではないそうです。生き物は水や空によって青色を認識するようになったと考えられています。 その昔、青色に染めるために使う染料の数には限りがありまた技術が発達していなかった頃の欧米では、濃い青色をもつ天然石のラピスラズリを砕いて青の顔料を作成していました。ラピスラズリは入手が難しいものであったためこの石から作ることができる青色は貴重かつ高価な色でした。貴重な青色は絵画にて聖母マリアの衣服やマントの色として使われるようなり、のちにこの希少で高価な青色に対する憧れが「しあわせ」へと繋がって『サムシングブルー』という「結婚式の際に花嫁が何か青いものを取り入れるとしあわせになる」という言い伝えが生まれました。 ところで周囲を見渡してみればご自身も含め、青色を好まれる方が多いと感じることはないでしょうか?実は青色は国問わず好まれており、世界中にて好きな色ベスト3に入っています。青色が人々に好まれる理由は前述した青色が肉体の緊張感を解いてリラックスさせる効果があることが関係していると見られています。 青色に気持ちを落ち着かせる効果がある理由ですが、この理由は太古の時代まで遡ります。かつて小動物が地上で肉食獣に追われると木の上に避難したり肉食獣の危害の及ばない木の上を住処としていたのですが、この安全な木の上から青空を見上げていたことから青色に対する安心感が生まれたと考えられています。生き延びようとする本能から、命に危険のない状態を示す青色を自然と好むのだと言われています。アクアマリンを愛したマリーアントワネットも水色を好んでいたらしく、水色のドレスをよく来ていたそうです。 青と言っても濃さは様々。その中で水色は「リフレッシュ、解放感、自由、清潔感、繊細、洗練」といった意味を持っており、見る者に爽やかさを感じさせます。 かつて貴族の女児がひいな遊びを行っていた平安時代。貴族の女性や宮中で仕え努めていた女性は「十二単」を着ていましたが、色が何層もあるこの十二単の配色は『襲の色目(かさねのいろめ)』と呼ばれます。美しく雅な十二単ですが衣を何層にも重ねてきているので、その重さは20kg近くもあり時に動きづらかったこともあったそうです。 龍の衣とかいて「襲う」の意味でもある「襲」。この襲の色目ですが読みは同じで『重の色目』とも呼ばれることもあります。色が襲うかのように重なる…。私達は日々慌ただしく生活している中、怒りのような赤や憂鬱な青といった感情を着るかのように獲てしまっているような気がします。そしてその負の感情は十二単のように幾重にも重なると次第に心身を蝕まれていく身動きがしづらくなる…。 人が、水色に染まる青空を見上げてあの空を掴みたいと想う時はどんな気持ちなのでしょうか。籠の中で捕らわれている鳥が自由な青空を望むように、また土の中で眠る蛇が龍になって自由な空を飛ぶように…人も解放感を望んでいるのでしょうか。 かつては蛇の脱皮にちなんで巳の日に行われ、健康祈願に由来した桃の節句。人はみな最初は一糸まとわぬ裸という素の状態で生まれてきますが、後に色々な衣服と同じく感情の色を衣服のように着て生きていきます。水色を身に纏うアクアマリンは健康でいられるよう、日常において心身を襲うかのように幾重にも重なってしまった感情を脱皮のごとく脱がせ、軽く清らかな気持ちを取り戻させるでしょう。 衣服を洗濯すると綺麗になるように、衣服のように感情を重ね着してしまった心も洗われれば、まるで十二単を纏ったような美しさと魅力を放ち、繊細ながらも芯の強い女性へと生まれ変われそうです。アクアマリンは一人一人の女性の健やかな健康と美しさと、身を縛るかのように囚えてくるしがらみから解放されて苦しみから解き放たれること、そしてしあわせを願っているのかもしれません。 ▷サイズ…アクアマリンからカニカンまで含めておよそ38センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 組紐の太さ…やや細め 組紐の素材…レーヨン ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷組紐に使用した糸は組む前に束ねてあったため、束ねた跡が残っている場合がございます。(束ねた跡の所は白っぽくなっています) 束ねた跡の部分の使用は極力避けていますが、ごく稀に混ざっている場合がございます。ご了承下さいませ。 ▷金具はご用意できる限りサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスのものを使用しています。そのためお肌が弱い方はご使用をお控え頂くか、自己責任でよろしくお願いいたします。またサージカルステンレスは必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、身につけて楽しむ程度でお持ち下さい。 # 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 3月誕生石 風水 運気 開運 結婚運 恋愛運 仕事運 対人運 対人関係 端午の節句 桃の節句 美容 ファッション ひな祭り 旧ひな祭り シンデレラ シンデレラカラー シンデレラストーリー マーメイド 人魚姫 サムシングブルー サムシングフォー サムシングオールド サムシングニュー サムシングボロー 雅 襲の色目 重の色目 かぐや姫 竹取物語 十二単 ジュノー 聖母マリア うお座 瀬織津姫 グレートマザー 水色界隈 天使界隈
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白龍蛇*ドラゴン&シトリン 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ・恐れ要りますが制作費の見直しにより、お値段を変更させて頂きました。 *―――*―――* 「弁財天」のお遣いとされる白蛇を白龍と組み合わせた作成した、その名も「白龍蛇」のブレスレットです。 * 弁財天とそのお遣いとされる白蛇について、そのお話の前に…。皆さんは「龍」と聞けば、龍に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?刺青や和柄、干支、縁起物、中国っぽい、アニメや漫画といったファンタジーのキャラクターなど想い浮かぶイメージは人それぞれ異なるでしょう。またその龍たちもよく見てみると青(緑)龍、赤龍、黄龍、金龍、白龍、銀龍、黒龍…など、色とりどり存在していることが分かります。 また龍がそれぞれ異なる色を身に纏うのには何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その黒色が明るい物を拒絶する意志を示すのか黒龍は光を苦手とし、普段は光の届かない海底に身を潜ませ、月の光さえ射すことのない新月の夜のみ海上へと姿を現すという言い伝えが残されています。対して反対色の白を纏う白龍は清らかさを感じる白が連想させるのか白龍は天帝という天に住まう至高神に仕える聖なる龍とされています。どうやら龍の性格は身に纏う色がもたらす色彩効果や心理が関係しているようです。 そんなカラフルに存在する龍ですがそもそも龍というものは一体何なのか、調べてみればその意味もまた色々あるようです。龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では龍を統べ、仏法を守護する龍の王…『龍王』としても存在しており、運気の向上を図る風水では大地を流れ、家屋に入ってくる『気』を龍としており、運気を上げる縁起のよい『瑞獣』とされています。中国では龍は『皇帝の象徴』でもあり、干支でも『辰年』として姿を見せています。様々な場面にて登場するため龍とは何なのか、と考えると一言で語るのは難しそうです。 けれど龍を語る上で鍵となってくれそうなのが「水」です。龍はそもそも『水の力を司る水神』としての性格を有しており、雨乞いの対象とされていました。いにしえの時代では干ばつが起こって大地に水が不足すると人々は生活や農作物の成長に必要な雨水を求めて龍神に対し雨乞いを行っていたそうです。時にうねる川を龍と例えたり轟々と流れる瀧に棲んでいるとも考えられていて、龍は水と深い関係があります。龍が龍神や龍王、気、皇帝…など様々な場面にて活躍する姿を見ることができるのは水が注がれるコップという器の形によって形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれません。 時代の流れと変化により現代では水の力を司る龍神に雨を求めることは無くなりましたが、よく考えてみれば何かしら叶えたい夢や目標、願望があれば龍神が祀られている神社へ参拝して龍神との接触を試みたり、風水を用いて気である龍を家屋に招き入れ運気を上げようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。かつて雨が降って欲しいという気持ちが雨という形となってこの世にもたらされたように、胸の内に秘めていた形のない願望が雨のように形となって目の前に現れて欲しいと…。願望を成就させるために龍との接触を試みることは現代的な雨乞いとも言えそうです。 【龍と暦】 水のように姿を変え、あらゆる場所に変幻自在に存在する龍はどうやら『暦』の中にも息づいているようです。 伝承によれば龍は3月21日頃に訪れる「春分の日」になると天へと飛び立ち、9月22日頃の「秋分の日」になると地上へと降り、淵に身を隠すと言われています。 なぜこの日に龍は天と地を昇り降りするのだろうかと考えてみたのですが、これはもしかすると農作物の成長サイクルが関わっているのかもしれません。3月から9月の期間は日本人のソウルフード(魂の食べ物)であるお米を育て、収穫できる時期とおよそ当てはまっています。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。伝説によれば龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になると言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中へ入り、3月の春頃になると再び土から出てきて活動を行うのだそうです。そして梅雨時の6月頃が最も活発になるとのこと。もしかすると龍の昇り降りは蛇の活動サイクルも反映されていそうです。ちなみに龍の原型が蛇でもあったことから、いにしえの頃は龍と蛇の区別も曖昧だったらしく蛇を龍と見ることも多かったそうです。 そして暦を一年ごと見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事はそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて3月21日頃の春分の日に龍が飛び立つと今度は5月5日の「端午の節句」。男の子の健康と成長を願う行事でこの時期が近付くと鯉のぼりが掲げられますが、鯉のぼりを掲げるようになった理由は「中国にある黄河という長い河の中に『龍門』と呼ばれる流れが激しい場所があり、そこを登りきることが出来た鯉は龍になる」…という伝説が由来しています。蛇が龍になるという話の他に、鯉が龍になることもあるようです。 5月の険しい龍門と暑い夏の時期を超え、作物が収穫の時期を迎え龍も降り立ってくる9月22日頃の秋分の日を迎えると今度は冬目前の11月。11月は和名では「霜月」と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。これは龍を優れた人や英雄に例え、その龍が潜んでいる…「優れた人や英雄など力がある者がいまだ表舞台で出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味だそうです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月は鯉が自分も龍になりたいと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍になり、冬を前にして眠るという死を経験したのちまた蛇となった春に蘇り現れる…という脱皮を繰り返しているように見えました。種を蒔くとき、また苗を植えて育てる時を観る必要があるため暦と農耕は深く連動しあっています。太陽の光と同じく雨もまた農作物の成長に必要であるため農作物に影響を与える龍は『暦』や『農耕』とも関係しており、そして『自然の一部』でもあるようです。 【龍と五行】 自然の一部として暦の中でも生きる龍は、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。 「五行思想」とは、古代中国より誕生した「この世の森羅万象ありとあらゆる物事は『木』、『火』、『土』、『金』、『水』の五つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響し合うことで世界が循環し、変化している」という考えです。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生まれ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」からは黄金や鉱物などが生み出され、「金」の表面に水が生じることで水ができて、「水」が木に水分を与えることで育まれていく…。このように良いプラスの関係になる循環を「相生(そうしょう)」と呼びます。 逆に「相剋(そうこく)」と言って木は土から栄養を吸い上げて土地を痩せて疲れさせ、土は水の動きを制御し、水は火を消し、火は金属を溶かし、金は刃物となって木を伐り落としてしまう…というマイナスな関係になる循環もあります。 しかしプラスが良くてマイナスが悪いということではなく、水が火を消してくれるから木が全て燃えずに済み、土は水の動きを制限するからこそ水という器がなければ定まることのできない水の受け皿となって、水を保たせることができます。 次第に方角や色、惑星など様々なものが五元素のいずれかに当てはめられていくようになりました。そしてこの五元素の中にも龍が当てはめられており、 「木」には東と春の『青(緑)龍』、 「火」には南と夏の『赤龍』、 「土」にはあらゆる方角をまとめる中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』、 「金」には西と秋の『白龍』、 「水」には北と冬の『黒龍』 …がそれぞれ当てはめられるようになりました。 今回白蛇と組み合わせた白龍ですが、五行において白龍は日が沈む方角である「西」と、春に飛び立った龍が下りてくる「秋」をもつ『金』に当てはめられています。五行において「金」は土から生み出される金属、黄金と鉱物、同時に金属である刃物も意味しています。そして秋は春から芽吹き成長した作物の実りが現れる収穫期を表す時期。五行の「金」は「豊かさ」を意味するようです。刃物を表し土から黄金という豊かさが生み出される…。これはまるで秋に実った稲や作物を刃物の鎌で刈り取って収穫し、豊かさを得ることと似ているような気がします。 【弁財天】 人気のある方なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。仏教にて伝わる『天部(弁財天、毘沙門天…のように名前に天がつく仏法の守護神)』の一尊です。美しい容姿を誇り、楽器の琵琶を持ち芸能・技芸の向上、巧みな話術を意味する弁舌、智慧、財運を司っておりその力は多彩です。多彩な力をもつ方ですが中でも財運が注目されやすく、財運向上のご利益を求める人が多いように見られます。この弁天さんですがどうやら龍との関係が深い方のようで、龍や蛇を眷属としており、とくに白い蛇は非常に尊ばれています。日本各地にお祀りされており日本人ともなじみ深く、「弁天さん」と呼ばれて親しまれていることもあります。以降、私も弁天さんと呼んでお話することにします。 龍も飛び交う暦においてかつて健康祈願の行事を行っていた巳の日ですが、蛇が弁天さんの遣いであることからこの日は弁天さんとのご縁がある吉日とされ、その中でも1年のうち6回しか訪れない己巳(つちのとみ)の日はさらに縁起のよい日とされています。巳の日や己巳の日つながりで、「一粒万倍日」という縁起の良い日もあります。「一粒(ひとつぶ)の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味で、その日蒔いたものが何倍にもなって後に戻ってくるといわれています。そのため巳の日や己巳の日、一粒万倍日にお財布を新調したりこの日に投資をしたりする人も多いようです。 【女神の系譜】 弁天さんがどんな方なのかちょっと気になったので色々と探ってみたのですが、どうやら弁天さんの歴史にはユーラシア大陸を長く続いた道「シルクロード」のように長い道にして『女神の系譜という名の大河』が浮かび上がってくるようです。 * 日本に普及している仏教はご存じの方もいる通りインドから来たものですが、この弁天さんも元はインドやネパールで信仰されていたヒンドゥー教に登場する『サラスヴァティ―』という『豊穣を司る川の女神』が由来で、ヒンドゥー教や仏教が中国に伝わり交わる過程において『弁財天』として新たに生まれ変わり、中国から日本に仏教が伝来した時に彼女も日本にまで訪れたそうです。 弁天さんのモデルらしくサラスヴァティ―も「ヴィーナ」という琵琶に似た楽器をもち、彼女も芸術や智慧を司っていました。川の女神であった彼女は川の流れる様子から次第に『言葉』や音楽など流れていくものも意味するようになったとのこと。弁天さんの弁舌もここから由来しているのでしょう。 このサラスヴァティーもさらに遡ってみるとペルシャ(現在のイラン)で信仰された水の女神『アナ―ヒタ―』と同じ起源をもつとされ、水が生き物を育てる面からアナ―ヒタ―は人や動物、植物の豊穣をもたらす女神とされ、また豊かさや美、愛の星とされる『金星』の神でもありました。 そしてアナ―ヒタ―はシュメールやメソポタミア(現在のイラクやシリア周辺)に存在していた金星の女神『イシュタル』と習合され、時代によってはギリシャでは金星の女神『アフロディーテ』とも習合し、そしてアフロヴィーテはローマ神話に登場する、金星の名前にもなっている女神『ヴィーナス』とも同一視されていきました。弁天さんの誕生を辿ってみれば愛と美の女神の存在があり、そしてその女神が象徴とする空に瞬く星「金星」へと辿り着くようです。 およそペルシャのアナ―ヒタ―を中心に金星の女神たちは西では同じものと見なされて溶けあう水のように融合され、東では器によって形や意味を変える龍や水のようにサラスヴァティ―から弁天さんへと変わって行きました。ローマやギリシャ、イラクやシリア、イラン、インドやネパール、中国、そして日本…。世界地図を広げこれらの国々を線で引いて繋げてみると、地中海から日本にまで続くシルクロードのように長い女神の系譜が現れます。ユーラシア大陸には「女神の系譜という名の大河」が存在しているようです。 【女神と文明】 人類の歴史が始まって以来、世界各地に様々な文明が栄えては滅んでいきました。過去に栄えた文明として名を連ねる4つの文明があります。現在最も古い文明とされ、女神の系譜の一人であるイシュタルが存在していた『メソポタミア文明』、砂漠が広がりその建築方法にはいまだ謎が残るピラミッドを象徴とする『エジプト文明』、インドおよびパキスタン周辺で栄えた『インダス文明』、アジアで伝えられる龍発祥の地である中国の『黄河文明』…。 そしてそれらの栄えた文明のほとりには「大河」があり、大河によって文明が興り発達していったと言われています。メソポタミア文明には「ユーフラテス川およびティグリス川」が、エジプト文明には「ナイル河」、インダス文明には「インダス川」、中国の黄河文明には文明の名前にもなっている「黄河」があり、そしてこれらの川は現在もまだ存在しています。 大河があることで船で物資が運ばれ、川の水を引いて行う灌漑農耕が発達し、作物の成長を観るために人々は暦も創り出し、次第に建築技術、芸術や美術、信仰…ありとあらゆるものが育まれていったため、大河の存在が文明を大きく育てていったと言われています。また記録を取ったり意思疎通のために『文字』が発明されました。 優れた話術の弁舌をもつ弁天さんとサラスヴァティーが司っていた言葉にしてその「文字」。私たちは普段何気なく文字を使用していますが文明が興った中で最も大きな発明は文字であるという見方もあります。文字が最初に生み出された場所も最初の文明にして女神イシュタルが存在していたメソポタミアだったそうです。文明が豊かに発展し農耕や暦、文字が作り出されたのは、弁天さんやサラスヴァティ―のように智慧をもち、豊かさを司る美の女神から与えられてきたからなのではないでしょうか。文明が栄えていったことと、最大の発明とされる文字を人類が作り出すことが出来たのは美しい女神からの祝福によるものなのかもしれません。 【シルクロード】 文字通り絹の道と呼ばれるシルクロード。かつてこのルートに沿って交易が行われ、様々な文化や美術品、金、銀、瑪瑙や真珠などの貴石、そして絹といった美しい贅沢な品が東西に伝えられていきました。この道ですがかつてラクダに商品を積んで乗り、隊列を組んで砂漠を渡り他国に赴いて交易をおこなった「キャラバン」という商人の一団によって繋がれていきました。 実はシルクロードにはインド洋を船で渡った「海の道」、モンゴルやカザフスタンなど原っぱを渡った「草原の道」、乾燥した砂漠地帯を進んだ「オアシスの道」…の、3つの道が存在していました。その中で一般的にシルクロードの主要ルートとされているのが乾燥地帯や砂漠を行く『オアシスの道』です。 キャラバンにより東西の様々な異文化を伝えたこのシルクロードですが、中でもオアシスの道の真ん中に位置していた場所に居を構えていた「ソグド人」という商売に長けた民族が主役となって大きな活躍を見せていました。ソグド人は火を神聖なものとする「ゾロアスター教」を信仰していて、ペルシャに存在していたアナ―ヒタ―はですが実は彼女はペルシャ神話やゾロアスター教に伝わる女神です。アナ―ヒタを中心に東西に女神が融合しては変化していったように、東西にて異なる異文化もオアシスの道の中心に居たソグド人及びキャラバンの活躍によって伝わったようです。 中国から伝わり、日本でもその存在が知られるようになった龍。この龍ですが今から遡ることおよそ3500年前、中国国内の歴史において最古の王朝と確認されている『殷』の時代に作られた、漢字の原点とされる「甲骨文字」の中に龍に該当する文字が見られることから、龍は殷の時代の頃には存在していたのだろうと見られています。 ソグド人とキャラバンが行っていた『商売』。この商売を表す「商」という字ですが、この字が商売を意味するようになったのは殷の時代が関係しています。殷の人々は自らのことは「商」と呼んでいて、後に殷が滅亡すると殷の人々は物を作って売ることにより生活をしていたことから、商という字が次第に商売を意味する言葉になったそうです。 また日本では商売のことを「商い(あきない)」とも呼びますが、これはかつて原始の頃、物々交換が主に収穫の秋に行われていて「秋なふ」と言っていたことから次第に「商い(あきない)」と言うようになったそうです。 ヴィーナスとアフロヴィーテが存在していた地中海周辺ではエジプト文明が栄え、メソポタミア文明にはイシュタルが存在していました。そしてインダス文明が栄えた地域にはサラスヴァティ―が重なり、黄河文明の中国には後に弁天さんが誕生しました。この四大文明も線で結んで繋げて見てみれば女神の系譜の大河とシルクロードのオアシスの道と重なり合ってきます。 文明のほとりに大河があった。そして川から水を引く灌漑農耕によって農作物が実っていくかのように、四大文明もユーラシア大陸に存在していた女神の系譜の大河から水を灌漑するかのようにして栄え、その大河の中をソグド人やキャラバンたち商人が自身を船として様々な物を東西へと運んで行ったようです。彼らが夕日を浴びながら砂漠を歩いていく姿を見て女神は微笑み、その動向を見守っていた…なんだかそんなイメージが湧いてきます。 アジアで知られている長い胴体をもつ東洋的な龍の姿とは異なってきますが、女神の系譜の中にも龍や蛇は生きていたようです。もっとも古い文明であるメソポタミア文明には「ムシュフシュ」、ギリシャでは「ラドン」というドラゴンがいました。エジプトでは「コブラ」が大きな影響力をもっていてコブラは王や神性の象徴でした。弁天さんの前身がサラスヴァティーだったように、仏教にて龍を統べる龍王も元は「ナーガ」というインドに存在していた蛇神をモデルにしたとも言われています。そして中国では今現在私たちが知る龍が存在しています。 もしかすると龍の原点もメソポタミアにあって、シルクロードが辿った道のりと同じ経路を辿って日本にまで伝わってきたのでしょうか。文化や贅沢な品が運ばれた道、シルクロードですが龍も辿ってきたかもしれないこの道は『ドラゴンロード』とも言えそうです。 ちなみに弁天さんを龍や蛇と関連付けられるのは日本独自のものらしく、中国では見られないそうです。川を龍とする見方もあることと前身のサラスヴァティ―が川の女神でもあったことを見てみれば、龍と繋げても不思議なことではないでしょう。もしかするとサラスヴァティ―が中国へ渡り弁天さんへと生まれ変わって日本に訪れる前、シルクロードの道中において彼女と出会った龍がその美貌と巧みな琵琶の音色に虜になり、日本に訪れる時にお供するかのようについてきたのかもしれませんね。 * 弁天さんの遣いとされる白蛇。その白蛇と白龍を組み合わせてブレスレットにしてみました。日本の伝統工芸品『組紐』の技術を応用して作成。龍の頭の形をした金具に組紐を組み合わせてブレスレット全体が龍になるように仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。白龍蛇の額には、仏様の額によく見られる『白毫(びゃくごう)』をイメージして金色の粒をデコレーションしました。本来天部に白毫はつかないそうなのですが、個人的な趣味で入れています。 白龍蛇には商売を行っている人や豊かさを求める人におすすめとされる石「シトリン」を咥えさせました。 【シトリン】…8ミリ 和名:黄水晶 石言葉…「富を呼ぶ」「繁栄」「成功」「商売繁盛」など ○秘められたパワー… ・商売繁盛 ・事業運を高める、新規事業を安定させる ・財運を高める ・繁栄をもたらす 黄色のビタミンカラーを纏う姿が特徴的な石。シトリンの語源ですが柑橘類の「シトロン」が由来しています。ビタミン繋がりゆえにはつらつとした印象もあるこの石ですがシトリンは龍も眠りにつき、日光量も減って冬を意識し始める「11月」の誕生石として置かれています。太陽光を浴びて育つ柑橘類を象徴するシトリンですが、太陽を浴びていた者が今度は太陽の光を放つとみなされてきたのかシトリンは時に『太陽の石』とも呼ばれています。その見た目は空高く上がった時の太陽というよりは、砂漠をオレンジ色に染める時の西の黄昏時のような雰囲気を感じます。 天然石にまつわる力ですがその由来を紐解いてみると石が身に纏う色からもたらされる色彩効果や心理、模様から連想するものや用いられてきた経緯が反映されている場合があります。シトリンもその力の由来はその黄色と名前の由来でもある柑橘類という「果実」がカギとなりそうです。 シトリンは豊かな財をもたらす石として知られています。シトリンが豊かな財運の力をもつとされた理由は黄色や金色が財という富のイメージがあり、その色をもつことから繋がっていったのでしょう。また一粒の籾から万倍も得ようとする一粒万倍日のように、一粒の種から育った木がたくさんの実をつけて豊かになる様子も見えてきそうです。果実のようなシトリンは利益を得ようとする商売人の方や豊かさを夢みて一粒万倍日に縁起を担ぎたいという人におすすめでしょう。 収穫の秋にもたらされる作物の「実り」というのは裏を返せばそれ以上成長せず、放置すれば腐るため刈り取る必要があります。そして春になれば刈り取った場所から新しく芽吹き、秋にまた実りの時を迎える…。 シトリンからは時に「富の循環」というイメージが思い浮かびます。キャラバンがシルクロードにて物の橋渡しを行ったことにより東西の経済は発展していきました。またキャラバンは広大な大地を歩んでいく中、キャラバン同士でパートナーシップを結んで助け合っていたそうです。 シトリンは人と人を繋げることで豊かさを呼び、より大きな繁栄へと繋いでいくでしょう。万人に与えられる恵みの雨のようにシトリンは豊かになる人を選ばず、全ての人が満ち足りることを望んでいそうです。 このシトリンですがその誕生の経緯はそもそも地中で眠っていたアメジスト(紫水晶)という石にマグマなどの熱が影響して黄色く変化することで生まれます。また水晶に放射線が加わってシトリンへと進化するといった方法もあります。アメジストに熱を加えれば黄色に変化する…、そのため人の手によってシトリンへと変えることが可能で、市場に出回っているものはアメジストに熱を与えて黄色に加工し、シトリンにしたものがほとんどと言われています。それゆえシトリンは天然ものと人の手が加えられた加工のものと二つに分かれます。天然が良いか、加工でも気にしないかは人それぞれ異なるでしょう。 ただ、シトリンが誕生する過程を聞いていて想ったのが、このシトリンといういわば柑橘類の果実。例えるなら天然のものは自然に生えていたもので、加工して生まれた方はまるで果樹園で人の手によって育てられた果実…、そんな感じがしました。皇帝というトップの存在の下、人が動いていく国や文明というのはある種、国家規模の事業であり一つの農園のような気がします。シトリンは事業を始める人や、事業でなくてもその人が作りたい楽園、豊かな農園という理想郷を作っていけるよう支えていきそうです。 かつて古代ギリシャの人々は海を越えた西に果実が豊かに実る楽園があり、その楽園をドラゴンが守っている…と考えていたそうです。楽園で実る果実のようなシトリンは、ドラゴンのように持ち主の楽園を守って行きそうです。 * 個人的なお話ですが私は砂漠が好きです。綺麗な海もいい、自然溢れる山もいいけれど、一面が砂の海で丘が山のように盛り上がろうとする砂漠に強く惹かれます。日本から西を見つめてみればその先には女神の系譜とキャラバンが辿った道のりがあるのですが、夕日によって美しいオレンジ色に染められた西の地平線を見ていると美しい女神たちを想い出します。 皆さんも太陽が西へと進んだ時、夕日を見つめながら地平線の先に佇む美しい女神を想いうかべてみてはいかがでしょうか。西の地平線の先にいる女神と弁天さんが微笑んだ時、豊かさがもたらされるかもしれません。 ▷サイズ… 咥えているシトリンからカニカンまで含めておよそ49センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ※(組紐は使用した糸の性質上、ご愛用頂くにつれて伸びていく場合がございます) ▷素材… 組紐:レーヨン(汗によって変色する可能性があります) 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用 ※レジンには気泡が見られたり、永くご愛用頂くにつれて経年劣化したり黄ばみが発生する場合がございます。また爪や鋭利なもので擦るとレジンが剥がれてしまう場合がございますので、擦らないようご注意くださいませ) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。お肌が弱い方や金属アレルギーがある方はご遠慮頂くか、身に付ける際は自己判断でお持ちください。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度にお持ちくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 竜 ドラゴン 龍神 竜神 龍王 竜王 組紐 組紐ブレスレット 龍アクセサリー 竜アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 風水 縁起物 開運 金運 辰 干支 着物 和 蛇 爬虫類 蛇神 宇賀神 蛇 白蛇 アルビノ 巳の日 己巳 一粒万倍日 寅の日 組紐 組紐ブレスレット 天然石 パワーストーン 美容 美 ファッション アクセサリー 金星 金星神 ヴィーナス アフロディーテ ルシファー ルシフェル サラスヴァティ― 弁財天 弁才天 弁天 吉祥天 ラクシュミー シルクロード
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水龍*ドラゴン&アクアマリン 龍の組紐ブレスレット(ゴールドカラー)
¥9,800
★金具がシルバーカラーのものもございます→ https://soushingu333.handcrafted.jp/items/72528815 ・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 春の空のような、淡い水色を身に纏った「水龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」に対してどのような印象をお持ちでしょうか?縁起物、和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、ゲームや漫画といったファンタジー世界のキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 いにしえの頃より語り継がれ現代でもその姿を見せる龍ですがよく見てみると「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在している様子が伺えます。そして龍が色を身に纏っているのには何かしらの意味があるようです。例えば黒龍の場合、光の反対である暗闇を示す黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で普段は陽の光が当たらない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海から姿を現すという伝承が残されています。 対して黒の反対色である白は神聖さを想い起こすためか、この色をもつ白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。こうして見ると龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色から連想されるものが反映されているようです。 龍が身に纏うこの「色」ですが色には心身に及ぼす力がある言われており、その色を服などで着用することによって次第にその色に沿った力が体と心に影響を与えるとされています。例えば燃える火のような赤色を着用していると体温が上昇して精神的にも活気に満ち、静寂な印象の強い青色は肉体の緊張を解いて心身ともにリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時に選ぶ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選ぶときは活気を欲している時でもあり、青を選んだ時は冷静になって落ち着きを求めている状態でもあるそうです。色は「感情」を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。逆に気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーと表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が着る衣服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表されているのかもしれません。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」と呼ばれる仏法の守護神として存在しており、神社やお寺を見回してみると彫刻、祭具、仏具の中に龍が施されている様子も見受けられます。 運気の向上を計る風水では大地を流れ家屋に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには「干支」の中でも辰年として龍は姿を見せています。こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか語るのは簡単ではなさそうです。 けれど龍について調べ考えていて個人的に想ったのですが「龍とは『水』である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。神社へ赴けばまず手水舎で手を清めますが、そこで龍が口から手を清めるための水を吐いていることも見られます。 うねる川や轟々と落ちる瀧を龍と表現したり、水で覆われた池や川、瀧などでそこに棲んでいるとする伝説が残されていることもあります。水のある場所で龍の存在が語られることが多いようです。黒龍が身を潜める海では浦島太郎が訪れた竜宮城が有名ではないでしょうか? 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝のシンボル、干支における辰年など様々な場所で姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考えも人それぞれ異なるでしょう。龍の存在意味は人それぞれ異なる心という器の形によって変化する…ということです。 どうやら私の中には「龍は水」という器ができていたようです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いをすることは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神が祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようとすることもあります。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく眼の前に現れて、現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を表す龍ですが、龍は私達の日々の暮らしを動かす暦…カレンダーの中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天へ昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると『農作物の成長サイクル』が関係してくるのかもしれません。3月から9月の期間は農作物を育てて収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物であるお米もおおよそこの期間に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、蛇は種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると再び地上へ姿を現して活動を行うのだそうです。もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の活動サイクルも反映されているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中で息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝い、将来しあわせな結婚を送ることを想い雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事ですがそもそも『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 古代中国ではこの日になると川で身を清める風習があり、これが日本にまで伝わります。そして平安時代の頃の日本では厄や災い・穢れを人形に移して川や海に流す風習があり、また貴族が暮らす宮中では女児が「ひいな遊び」という雅な人形遊びを行っていました。この身を清める風習と川に人形を流す風習、そしてひいな遊びが融合した結果、ひな祭りが誕生したと考えられています。現代のように雛人形を飾るようになったのは江戸時代に入ってから。次第に庶民の間にも広まるようになり、我が娘の健康と将来しあわせな結婚を迎えることができるようにと願うようになっていきました。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲(しょうぶ)の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るに連れて菖蒲が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますがこれは「中国の黄河という河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という伝説が由来しています。蛇から龍になることもあれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が降り立つと今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では一般的に霜月と呼ばれることが多いのですが実は他にも呼称がいくつかあり、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。この竜潜とは「龍のような英雄や豪傑な人がいまだ世に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味。龍は9月の秋分の日に降り立つため、冬に入る頃の11月は蛇と同じくどうやら龍も眠りにつこうとする時期のようです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分には地上へ帰還すると竜潜月とも呼ばれる11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍へと進化し、秋になると淵に帰って潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 種を蒔く時、そして農作物の成長と収穫の時は時間と季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。植物の成長に必要な太陽の光と同じく水も必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 * 青、赤、金など色とりどり存在する龍の中でもし水色の体をもつ龍が存在していたら…はたしてどのような性格や特徴を持っているのでしょうか。龍の性格は自身が身に纏っている色から見ることができるようなので、青色も含めながら水色について調べてみました。 【しあわせの色】 現在私達は多くの色を認識し見ることができていますが、実は生き物は最初から様々な色を見ることが出来ていたわけではないそうです。生き物が色を認識するようになった理由…それはだいぶ遡ること人類の祖先がまだ木の上で生活をしていた頃。 進化の過程において徐々に見える色を獲得していったと考えられており、葉っぱのついた枝を判断するために緑色を見ることができるようになり、果実が熟していて食べることができるのか見分けるために赤色を認識するようになったと考えられています。 青や水色と聞くと人々によく想い出されるものは恐らく液体の水と青空でしょう。生き物も水や空によって青色を認識するようになったそうで、木々の中で生い茂る緑の葉っぱと空を区別するために青色を認識するようになったと考えられています。英語ではホライズンブルー、スカイブルー、天空という意味のセレストという言葉がついたセレストブルーなど空に由来した名前をもつ青色がいくつか存在しています。 その昔、青色に染めるために使う染料の数には限りがありまた技術が発達していなかった時代にあった頃の欧米では、濃い青色をもつ天然石のラピスラズリを砕いて青の顔料を作成していました。この天然石は海外から輸入することでのみ入手できたため青色は貴重かつ高価な色でした。そのため貴重な青色は絵画にて聖母マリアの衣服やマントの色として使われるようなり、のちにこの希少で高価な青色に対する憧れが「しあわせ」へと繋がって『サムシングブルー』という「結婚式の際に花嫁が何か青いものを取り入れると幸せになる」という言い伝えが生まれました。 * ところで周囲を見渡してみればご自身も含め、青色を好まれる方が多いと感じることはないでしょうか?実は青色は国問わず好まれており、世界中にて好きな色ベスト3に入っています。青色が人々に好まれる理由は前述した青色が肉体の緊張感を解いてリラックスさせる効果があることが関係していると見られています。 青色に気持ちを落ち着かせる効果がある理由ですが、この理由も太古の時代まで遡ります。かつて小動物が地上で肉食獣に追われると木の上に避難したり肉食獣の危害の及ばない木の上を住処としていた頃、この安全な木の上から青空を見上げていたことから青色に対する安心感が生まれたと考えられています。生き延びようとする本能から、命に危険のない状態を示す青色を自然と好むのだと言われています。 青と言っても濃さは様々。その中で水色は「リフレッシュ、解放感、自由、清潔感、繊細、洗練」といった意味を持っており、見る者に爽やかさを感じさせます。 水色と龍とも深い関わりをもつ液体の「水」は、地上の生き物や植物に生命力を与えて育むと同時に汚れを落とし清めることもできるため、心身を清めて穢れを祓うことを求める「神道」において禊を行うための重要な手段の一つです。 この「禊(みそぎ)」ですがこの言葉は身を洗濯する…と読めそうな『身濯(みそそぎ)』や、蛇が脱皮して古い皮を脱ぎ捨てる様子の『身削ぎ』などから由来しているとする説があります。また「穢れ(けがれ)」という言葉も一説では『気枯れ』という、気が枯れた状態…すなわち生命力が低下した状態を意味しているとも言われています。 命を育む水ですが命もまた水と似ているのかもしれません。龍に対する考え方において器と水の話が出たように、肉体は器でその中に宿る命は水のようです。肉体という器が欠けてしまえば水という命は漏れ始めて次第に底をついて無くなってしまう…。 かつて貴族の女児がひいな遊びを行っていた平安時代。貴族の女性や、宮中で仕え努めていた女性は「十二単」を着ていましたが、色が何層もあるこの十二単の配色は『襲の色目(かさねのいろめ)』と呼ばれます。美しく雅な十二単ですが衣を何層にも重ねてきているので、その重さは20kg近くもあり時に動きづらかったこともあったそうです。 龍の衣とかいて「襲う」の意味でもある「襲」。この襲の色目ですが読みは同じで『重の色目』とも呼ばれることもあります。 色が襲うかのように重なる…。生き物が生き延びようと進化の過程において色を獲ていったように、現代人も生活費を獲たり目標達成に向けて日々慌ただしく生活している中、怒りのような赤や憂鬱な青といった感情を着るかのように獲てしまっているような気がします。そしてその負の感情は十二単のように幾重にも重なると次第に心身を蝕まれていく身動きがしづらくなる…。 かつては蛇の脱皮にちなんで巳の日に行われ、健康祈願に由来した桃の節句。人はみな最初は一糸まとわぬ裸という素の状態で生まれてきますが、後に色々な衣服と同じく感情の色を衣服のように着て生きていきます。水色を身に纏う水龍は健康でいられるよう、日常において心身を襲うかのように幾重にも重なってしまった感情を脱皮のごとく脱がせ、軽く清らかな気持ちを取り戻させるでしょう。 衣服を洗濯すると綺麗になるように、衣服のように感情を重ね着してしまった心も洗われれば、まるで十二単を纏ったような美しさと魅力を放ち、繊細でしなやかながらも芯の強い女性へと生まれ変われそうです。 水龍は一人一人の女性の健やかな健康と美しさと、身を縛るかのように囚えてくるしがらみから解放されて苦しみから解き放たれること、そして幸福としあわせな結婚を願う龍なのかもしれません。 * そんな水龍を、日本の伝統工芸品の一つ「組紐」の技術を用いて作成し再現。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の金具を取り付けていて全体が龍になるデザインとなっております。1本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 組紐についてですが胴体になる所は、紐が丈夫なつくりとなることから堅固なダイヤモンドを意味する金剛の名がついた「金剛組」という組み方を用いており、尾の部分は龍と水の関係にちなんで川の浅瀬を意味する「瀬」に似た模様となることから名付けられた「八つ瀬組」という組み方を採用しています。 水龍には水と海にちなんだ石『アクアマリン』を咥えさせました。 3月の誕生石【アクアマリン】…8ミリ 石言葉…「しあわせな結婚」「和合」「勇敢」「幸福」「聡明」「富」「沈着」など ・アクアマリンがもつ力の特徴… 「美と健康」 「苦しみから解放させる」 「円滑なコミュニケーション」 「感情の安定」 「パートナーとの絆を深める」 * 柔らかくて優しい水色をもつ姿が特徴的な天然石で、ひな祭りのある3月の誕生守護石としておかれています。アクアマリンの名前はラテン語で「水」と「海」を意味しており、悲恋で有名な人魚が流した涙がこの石になったとする伝説が残されています。 このアクアマリンですがこの石はそもそも『ベリル』という鉱物の一種です。ベリルという石は中に含まれる成分によって色が異なり、そして色ごとに名前をつけて区別されていてベリルが緑色になったものが「エメラルド」となり、ピンク色だと「モルガナイト」という石に。透明のものは「ゴシェナイト」と呼ばれ、黄色のものは「ヘリオドール」、そして淡い水色をもつものをアクアマリンと呼びます。爽やかな水色をもつアクアマリンですがベリルに赤い血と同じ成分である鉄分が含まれることで、赤色とは反対の柔らかい水色を纏うようになります。 ベリルはギリシャ語で「ベリロス」という「海のような、青緑色の高貴な石」という言葉が語源。透明度の高いものは宝石としても使われることがあるなど、高貴なベリル一族です。そんな高貴なベリル一族の一人であるアクアマリンは中世ヨーロッパにおいて貴族を魅了しました。夜会の時に身に着けていると蝋燭の火に照らされた時キラキラと輝いたことからアクアマリンは「夜の女王」とも呼ばれ、マリーアントワネットもアクアマリンを愛用していたと言われています。 天然石にはそれぞれ何かしらの力を秘めているとされています。天然石がもつ力ですがその力の由来は龍と似ていて、天然石も自身が身にまとう色がもたらす色彩効果が反映されているようです。他にも模様から連想されるもの、用いられてきた経緯や歴史が関わっていることも見られます。 また時に天然石はベリルからエメラルドやアクアマリンが誕生しているように、元となる石があってそこから派生して出来ているものもあります。そういう時は源となった石の力を受け継ぎつつ、今度は自身特有の力を発揮していくようです。 アクアマリンの源にして生みの親であるベリルは高貴ゆえかその力も気高く、カリスマ性を生み出し指導者やリーダーという地位まで導き富と名誉を与え、後ろ向きな感情を排除して前進する勇気を強化させると言われています。そんなベリルの石言葉は「耐える愛、永遠の若さ、幸福、美」などで高潔さを感じさせます。アクアマリンもこのベリルの言葉を受け継いでおり、アクアマリンの石言葉は「しあわせな結婚」「和合」「勇敢」「幸福」「聡明」「富」「沈着」。3月の守護石ともあり、その石言葉はどこかひな祭りにおいて我が娘に願われた想いと重なりそうです。 カリスマ性を帯びたベリルの血を受け継いだアクアマリンは例えるなら社交界のプリンセス。大勢の上流階級の人々が集う華やかで豪華な空間においてオーシャンブルー色のドレスを着こなし、周囲との会話を楽しむ、ひときわ目立つ美しいプリンセスのような石です。 水色がもつ安心感、リフレッシュ、解放、自由そしてベリルが後ろ向きな感情を排除して前向きにさせる力を受け継いだこの海の石アクアマリンは苦しくて忘れられない過去から解放させると言い伝えられています。過去に経験して以来ずっと心の中に溜まって膿となってしまった苦しみにメスを入れて、その膿を解き放たせるでしょう。 またアクアマリンが膿を放出して苦しみから解放させる力と相まって、対人関係において生じた周囲とのわだかまりを解消させるとされています。気品のあるアクアマリンは言葉に気をつけ、上品な言葉遣いをしようとする気持ちを起こさせます。会話を楽しむ社交界のプリンセスのようにアクアマリンは円滑なコミュニケーションをとれるよう周囲を穏やかな波で包み込むでしょう。 時に感情は水や海、波の動きに例えることができます。まるで海神が怒ったような荒波の如き怒りを沈めるように、アクアマリンには感情を安定させるでしょう。感情の不安定の理由が、様々な色のような感情が襲い重なったことが原因なら脱皮のように脱がしていきそうです。 夜の女王と呼ばれるアクアマリンですが「天使の石」とも呼ばれ、結婚と子宝の守護石として大事にされてきました。しあわせの色のサムシングブルーをもつアクアマリンは結婚の守護石ともあってパートナーとの絆を深め、ペアで持つとよりお互いの心を通わせるようになるでしょう。 アクアマリンは女性的な石ですが、海の石ともあってかつては船乗りたちが航海のお守りとして身につけたそうです。しあわせな結婚とパートナーとの絆を結ぶアクアマリンは健やかなるときも病めるときも、喜びのときも悲しみのときも、富めるときも貧しいときでも共に愛し敬い、慰め合い、助け合って互いに心を尽くしていく二人の門出を祝福し、その航海を見守っていきそうです。 ▷サイズ…咥えているアクアマリンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン ※組紐に使用した水色の糸は箇所によっては色ムラがある場合がございます。(これは工場にて糸が製造される時に発生するもので、汚れではございません)よく検品し気をつけながら作成しておりますが稀に混ざっている場合がございます。恐れ入りますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ー ー ー 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 3月誕生石 占星術 ホロスコープ ホロスコープ7ハウス てんびん座 風水 運気 開運 結婚運 恋愛運 仕事運 対人運 対人関係 健康 端午の節句 桃の節句 箱入り娘 キャリアウーマン ウーマンリブ 女性解放 美 美容 たおやめ ファッション ひな祭り 旧ひな祭り シンデレラ シンデレラカラー マーメイド 神社姫 姫魚 リュウグウノツカイ 人魚姫 八百比丘尼 サムシングブルー サムシングフォー サムシングオールド サムシングニュー サムシングボロー 雅 襲の色目 重の色目 かぐや姫 竹取物語 月 兎 イースター イースターエッグ 十二単 ジュノー ユーノー 6月の花嫁 ジューンブライド 六月晦大祓 プリンセス 海の星の聖母 ステラ・マリス 聖母マリア 結び目を解くマリア マグダラのマリア うお座 瀬織津姫 饒速日 橋姫 鬼神 鬼子母神 水神 瀧神 川神 女神 海神 海 フロイト ユング 過去 無意識 夢 海王星 カタルシス効果 浄化 渦巻き ボルテックス グレートマザー 太母 4チャクラ 5チャクラ シンクロニシティー シンクロ 恋は水色
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組紐ブレスレット【白龍&シトリン】05
¥4,899
SOLD OUT
★作り直し中です。しばらくお待ちください… ・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 龍のようにうねり流れる『組紐』のブレスレットです。「白龍」をイメージしてみました。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、伝承によるとその暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。対して白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を身に纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。 龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では仏法を守護する「龍王」としても存在しています。風水では大地を走り流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて龍は「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには龍は干支でも「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか、謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、水を湛えてうねる姿をもつ川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍神さんが祀られている場所の側に池や湖など何かしら水があることも多いようです。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくるのではないかと想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことはほとんどありませんが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しい…という心の中にあった形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかの如く目の前に現われて現実のものとなってほしいと。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月21日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す…と言われています。なぜ龍はこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に育ち、実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで次第に龍になる」とされています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月頃の春になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。そして雨がよく降る梅雨時の6月が最も活発的になるとのこと。 蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由に蛇の活動サイクルも関係していそうです。そして6月に梅雨が訪れてたくさん雨がもたらされるのは、水の力を司る龍が活発的になっているからなのかもしれませんね。 そして暦を一年と全体的に見てみたところ、龍は春分と秋分のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事であったらしく、旧暦で3月の最初の巳の日(み、へび)に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる尚武(しょうぶ)という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは黄河の中にある龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる…という中国の故事が由来となっています。この言い伝えにちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になるというお話がありましたが、時には鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎて9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると、今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では一般的に霜月と呼ばれますが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉は「竜のような英雄や優れた人が世の中に現われて活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。ここでは龍を英雄や優れた人に例えています。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と呼ばれるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍へと変貌を遂げると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと想い果敢に龍門へ挑む。そして秋分の日に龍が地上に帰還すると11月は深い淵に潜って眠るという死を経験し、3月には再び蛇となって蘇ると龍に進化して天に飛び立つ…。 一年における龍の動きを見ていたら、それはまるで一匹の蛇が死と再生を脱皮の如く繰り返して何度も生まれ変わっているように見えました。農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【龍と五行】 大自然の一部となって世界を動かしている龍は、その自然の動きを説く「五行思想」にも姿を現しています。 五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環しまた変化している」という考えです。この思想は古代中国にて誕生しました。 大地に立つ木が燃えることで火が生じ、火が木を燃やすことで灰となって土に還り、土は地中から金属や鉱物を生み出す。金の表面に水が凝結されることで水が生まれ、水は木に水分を与えて育む。 逆に木は土の栄養を吸い取って土地を痩せさせ、火は金属を溶かしてしまい、土は水を汚して動きをせき止める。金は刃物となって木を傷つけて切り倒し、水は火を消す…。このような循環が行われて世界が成り立っていると考えられていました。 次第に方角や四季など様々な物事が5元素にそれぞれ割り当てられていきました。この5元素の中に龍も当てはめられるようになり、 木には東と春の「青龍」 火には南と夏の「赤龍」 土には中心と、季節の変わり目である土用の「金龍」 金には西と秋の「白龍」 水には北と冬の「黒龍」 …が、当てはめられるようになりました。その5元素において白龍は「西」と「秋」がある金に該当しています。西は太陽が沈む方角で夕日が見られる方角であり、秋は植物が実りを迎える時です。風景で例えるなら、実った稲穂が夕日に照らされてあたり一面が黄金色に輝く黄昏時といったところでしょう。五つの龍たち…すなわち五龍が動かすこの世界において農作物が秋の頃に実り、収穫できるようになるのは白龍の力によるものなのかもしれませんね。 * 龍にそれぞれ特徴があるとするならば、白龍はどんな龍なのでしょうか。白龍にまつわる伝承や五行も視野にいれつつ白龍について調べてみました。 【白龍と七夕】 冒頭でもお話したように天帝に仕えているとされる白龍。ところでこの「天帝」という存在。あまり聞き慣れない名前ですが、聞けば天帝はあの「七夕伝説」で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子なのだそうです。 機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互い夢中になってしまい、織姫は機織りを、彦星は牛の世話をしなくなりました。この事に怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えなくしたのですが、織姫があまりにも悲しむため7月7日の七夕の日のみ会うことを許したというロマンスは有名ですね。 この七夕伝説において天帝の側にいて仕えていた白龍が姿を現して関与した…というお話は聞いたことはないのですが、想ったことがあります。織姫と彦星が一度離ればなれになってしまうも再び会う事が出来るようになったその裏には、白龍が人知れず働きかけていたからなのかもしれません。川を龍と表現することもあると語りましたが、もしかするとこの時二人の間に入った天の川の正体は実は白龍だったのでしょうか。白龍が両者の関係を一度断ち切るも離れていくことがないよう運命の赤い糸を結び直したのかなと想いました。 五行において白龍がおかれている金には実りの秋がありますが、実りというのは裏を返せばそれ以降成長することはなく放置すると朽ち果ててしまいます。そのため朽ち果てる前に刈り取る必要があります。また白龍が纏うその白色は何も綴られていない真っ白な紙の1ページのように「始め、新しい」といった意味があります。白紙に戻す…という言葉もあるように「リセット」の色でもあり、そしてリセットされてまた白という始めに戻ることから「再スタートする」という意味もあるでしょう。 織姫が織る衣服は他の神々も着ていたのですが、彼女が機織りをしなくなったので替えることが出来ず服はボロボロになっていました。彦星は牛の世話をしなくなったので牛たちはどんどん病気にかかっていました。物事が良くない状態に進んでいて、もうこれ以上事態が悪化してはならないという状況にまで陥っていたのではないでしょうか。 そのためもうこれ以上物事が悪くならないよう白龍が状況を刈り取り、リセットさせて二人を再スタートさせたのかもしれませんね。どうやら白龍は物事が局面を迎えた時に力を発揮するようです。白龍は悪しき状況との縁は切って良縁を結びつける力があるようです。白龍は「縁を結ぶ龍」であり、「パートナーシップを結ぶ龍」なのかもしれません。 ちなみに7月7日は時期的にはまだ梅雨に入っています。そのため七夕の日に天の川を期待して夜空を見上げてみたけれど見れなかった…という経験は無かったでしょうか?七夕の日に天の川が見れない原因ですが、これは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を現在の暦である新暦にそのまま当てはめて7月7日を七夕としているため、このようなズレが生じています。 そのため新暦で正確に七夕になる日はいつなのか換算すると、年ごとに日にちに差はあるのですが2024年の場合は8月10日が旧七夕の日にあたります。この日に夜空を見上げれば、白龍にして天の川の姿を見られるかもしれません。 また七夕は夏のイメージが強いのですが、旧暦では立秋以降に七夕が来るようになっています。そのため七夕は白龍の季節である秋に該当します。やはり白龍は七夕と関係が深そうですね。白龍が秋に活躍していなかったらもしかすると二人は再会できずにいたかもしれません。龍が飛び交う暦の中、新暦と旧暦の両方から見て7月と8月は白龍が活躍していそうです。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など『流れるもの、流れる姿をもつもの』を龍と表現してきました。そうなれば、川のようにうねり流れる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍とは一体何なのか、その本質は『水にして流れ』ということなのかもしれません。顔や爪がなくてもそこに流れや流れる姿があれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからという理由もあるのではないでしょうか。そして龍が水の力をもつのも、水もまた流れるものだからなのでしょう。 伝統ものという師から弟子へと継承されるものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流派という流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず伝統ものや受け継がれていく物事、そして流れていく物事すべてに龍の存在を見出すことができるのだと想います。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、龍という存在を見つめながら組紐を組んでいく中、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統文化に触れて親しむことは龍と交流すること】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット『白龍』… 日本の伝統工芸の一つであるその組紐の技術を用いてブレスレットを作成してみました。 1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は鎖つなぎ組という組み方で組んでいます。白一色のシンプルなデザインで、洋服にも合わせることが出来るのではないかと想います。 糸というものが結びつける特徴があることから、その糸を用いて作られる組紐には「縁を結ぶ」という縁起があります。白龍のような白い組紐は何か縁を結び、組んでいくのかもしれませんね。組紐には天然石の「シトリン」を組み合わせてみました。 【シトリン】…8ミリ 石言葉…商売繁盛、富、幸福、成功、社交性 キーワード…『喜びを噛みしめる』 シトリンはビタミンカラーの黄色を纏った天然石で、竜潜月である11月の誕生石です。このシトリンという名前は柑橘類の果実を示すシトロンから来ています。シトリンのその色合いは日が沈む前の黄昏時のような雰囲気があります。 天然石にはよく不思議な力があると語られます。天然石にまつわる力ですがその由来を探ってみると、龍の特徴が自身が身に纏う色から来ているように、天然石も纏っている色の意味が反映されていることがあります。よってこのシトリンにまつわる力も黄色に注目してみるとよさそうです。 日本では太陽の色というと赤色のイメージが強いのですが、諸外国では黄色が太陽の色とされています。そして黄色はその太陽から放たれる暖かく明るい光の色でもあることから黄色には「喜びや希望、幸福、賑やか」という意味をもちます。黄色は黄金と色が似ていることと、穀物を育んで実りをもたらす土の色でもあることから「実りや豊かさ」を意味する色でもあります。シトリンは富や繁栄をもたらす石として知られており、そのため豊かさを求めて手にする人が多いようです。この石が豊かさをもたらすと信じられた理由はこの黄色にあるのでしょう。 シトリンの石言葉と黄色の特徴を見てみたら意味が繋がっているのが分かります。シトリンには「商売繁盛、富、幸福、成功、社交性」という石言葉が存在していますが、これは黄色がもつ「豊かさ、喜びや希望、幸福、賑やか」という意味とよく似ていますね。 シトリンと縁のある11月は世界的に見てみると、収穫への感謝と故人を想う行事が同じタイミングで行われるようです。11月に入る直前の10月31日には「ハロウィン」が行われますが、この行事はケルト人が行っていたサウィン祭という収穫を祝う行事が起源と考えられています。ケルトでは10月31日が大晦日にあたり、11月1日を新年としていたそうです。10月31日にはあの世とこの世を隔てる扉が開かれて故人の霊が地上に訪れると考えら、この時同時に収穫を祝うサウィン祭が行われていました。日本でも11月は収穫を感謝する「新嘗祭」が行われます。 メキシコでは11月に「死者の日」という故人を偲ぶ行事が行われます。死者の日…と一見恐ろしさを感じさせる名前ですが、この行事は亡くなった人と共に笑顔になって喜びを分かち合おうとする陽気なお祭りです。この時オレンジや黄色の花のマリーゴールドが飾られて街中が黄金色に染められるそうです。 収穫を祝う行事と故人を想う行事が同じ頃に行われるのは、実りという生命が地上から姿を消す様子が生から死への移行と似ているからなのでしょうか。それを人々は感じ取り、それゆえにあの世とこの世の扉が開かれるのだと考えたのかもしれませんね。メキシコにて死者の日のお話を聞いて想ったのですが、あの世という見えない世界との交流が地上に実りという豊かさを生み出す…ということなのかなと想いました。 男女という正反対の者を結んだ白龍のように、シトリンも「見えない世界(未知の世界)」という、自分がまだ関わったことのない異業種の人々と縁を結んでいくでしょう。果実の名に由来し喜びと幸福の色をもつシトリンは、異業種間交流のようにパートナーシップを結んで豊かさの縁を結んでは喜びに満ちた実りという豊さを共に味わい、共に噛み締められるような一時をもたらしていきそうです。 ▷サイズ…カニカンからシトリンまでおよそ38センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 組紐の太さ…やや細め 組紐の素材…レーヨン ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はご用意できる限りサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスのものを使用しています。そのためお肌が弱い方はご使用をお控え頂くか、自己責任でよろしくお願いいたします。またサージカルステンレスは必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、身につけて楽しむ程度でお持ち下さい。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 菊理姫 菊理媛 重陽の節句 シャーマン シャーマニズム
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白龍*ドラゴン&サンストーン 龍の組紐ブレスレット
¥11,100
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 2024年、辰年を記念して作成しました。『白龍』のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、伝承によるとその暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を身に纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。ちなみに白龍は空を駆け抜けるスピードはどの龍たちよりも速いそうです。 龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では仏法を守護する「龍王」としても存在しています。風水では大地を走り流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて龍は「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには龍は干支でも「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか、謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、水を湛えてうねる姿をもつ川を龍と表現することもあります。また龍神さんが祀られている場所の側に池や湖など何かしら水があることも多いようです。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくるのはでないかと想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことはほとんどありませんが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しい…という心の中にあった形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかの如く目の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月21日頃の秋分になると地上に降り立ち、淵に身を隠す…と言われています。なぜ龍はこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで次第に龍になる」とされています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月頃の春になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。そして雨がよく降る梅雨時の6月が最も活発的になるとのこと。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由に蛇の活動サイクルも関係していそうです。そして6月に梅雨が訪れてたくさん雨がもたらされる理由は、水の力を司る龍が蛇と同じく活発的になるからなのかもしれませんね。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事であったらしく、旧暦で巳の日(み、へび)に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる尚武(しょうぶ)という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは黄河の中にある龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる…という中国の故事が由来となっています。この言い伝えにちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になるというお話がありましたが、時には鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎて9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると、今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では一般的に霜月と呼ばれますが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉は「竜のような英雄や優れた人が世の中に現れて活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。ここでは龍を英雄や優れた人と例えています。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と呼ばれるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍へと変貌を遂げると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと想い果敢に龍門へ挑む。そして秋分の日に龍が地上に帰還すると11月は深い淵に入って眠るという死を経験し、3月には再び蛇となって蘇り、龍に進化して天に飛び立つ…。 一年における龍の動きを見ていたら、それはまるで一匹の蛇が死と再生を脱皮のごとく繰り返して何度も生まれ変わっているように見えました。農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わりあっています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 それか、もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」でもあるのかもしれません。季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すことで季節の循環が絶えず行われているのでしょうか。私達は巨大な龍の中で生きているようです。 【龍と五行】 大自然の一部となって世界を動かしている龍は、その自然の動きを説く「五行思想」にも姿を現しています。 五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環し、また変化している」という考えです。この思想は古代中国にて誕生しました 大地に立つ木が燃えることで火が生じ、火が物を燃やすことで灰となって土に還り、土は金属や鉱物を生み出す。金の表面に水が凝結されることで水が生じ、水は木に水分を与えて育む。 逆に木は土の栄養を吸い取って土地を痩せさせ、火は金属を溶かしてしまい、土は水を汚して動きをせき止める。金は刃物となって木を切り倒し、水は火を消す…。このような循環、変化が行われていると考えられていました。 次第に方角や四季など様々な物事が5元素にそれぞれ割り当てられていきました。この5元素の中に龍も当てはめられるようになり、 木には東と春の「青龍」 火には南と夏の「赤龍」 土には中心と、季節の変わり目である土用の「金龍」 金には西と秋の「白龍」 水には北と冬の「黒龍」 …が、当てはめられるようになりました。その5元素において白龍は「西」と「秋」がある金に該当しています。西は太陽が沈む方角であり、秋は植物が実りを迎える時です。五つの龍たち…すなわち五龍が動かすこの世界にて農作物が一日ずつ成長し、実りが結ばれて秋に収穫できるようになるのは白龍の力によるものなのかもしれませんね。 * 龍にそれぞれ特徴があるとするならば白龍はどんな龍なのでしょうか。龍の特徴は自身が身に纏う色から読み取ることが出来るようなので、白龍が纏っている白色の意味と白龍にまつわる伝承、それと五行も視野にいれながら白龍について調べてみました。 【白】 白色についてですが、白の特徴に「神聖」があります。白は「神を表す色」とされて各地の信仰において重要な色とされてきました。 また白はその神という「聖なる存在に仕える者」を示す色でもあり、聖職者の法衣が白であることが見受けられます。巫女や神主の服の色に用いられる色でもあり、白を纏う白龍も冒頭で述べたように天帝という神に仕えています。白い服を着る人と言えば「医師や看護師」など医療に従事する人もよく想い出されるでしょう。 そして白は清らかさを感じさせるゆえに「清浄」の色 。清らかさを保つ事が求められる場所で白はよく用いられる色です。心身を祓い清めて清浄であることを求められる神道において白は重要な色となっています。 何も綴られていない真っ白な紙の1ページのように白色には「初め」や「新しい」といった意味もあります。また「白紙に戻す」という言葉もあるように白は「リセットの色」でもあるでしょう。そして白いページに綴られた物語が最後まで埋め尽くされて書ける部分がなくなった時、ページをめくってまた新たな1ページを迎えるように「再スタートする」という意味もあるでしょう。 【白龍と七夕】 ところで、白龍が仕えているこの「天帝」という存在。聞き慣れない名前ですが、聞けば天帝はあの「七夕伝説」で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子であるそうです。 機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互い夢中になって仕事を疎かにしたため、怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えなくしたのですが、織姫があまりにも悲しむため7月7日のみ会うことを許したロマンスは有名ですね。 この七夕伝説において天帝の側にいて仕えていた白龍が姿を現して関与した…というお話は聞いたことは無いのですが、想ったことがあります。織姫と彦星が一度離ればなれになってしまうも再び会う事が出来るようになったのその裏には白龍が人知れず働きかけていたからなのかもしれません。 川を龍と表現することもあると語りましたが、もしかするとこの時二人の間に入った天の川の正体は実は白龍なのでしょうか。白龍が両者の関係を一度断ち切るも離れていくことがないよう運命の赤い糸を結び直したのかなと想いました。 五行において白龍がおかれている実りの秋ですが、実りというのは裏を返せばそれ以降成長することはなく放置すると朽ち果ててしまいます。そのため朽ち果てる前に刈り取る必要があります。 織姫が織る衣服は他の神々も着ていたのですが、彼女が機織りをしなくなったので替えることが出来ず服はボロボロになっていました。彦星は牛の世話をしなくなったので牛たちはどんどん病気にかかっていました。物事が良くない状態に進んでいて、もうこれ以上事態が悪化してはならない…という状況にまで陥っていたのではないでしょうか。 そのため白龍が状況をリセットさせて二人を再スタートさせたのかもしれませんね。どうやら白龍は物事が局面を迎えた時に現れて力を発揮するようです。白龍は悪しき状況との縁は切って、良縁を結びつける力があるようです。「パートナーシップを結ぶ龍」なのでしょう。 ちなみに7月7日は時期的にはまだ梅雨に入っていたりします。そのため七夕の日に天の川を期待して夜空を見上げてみたけれど見れなかった…という経験は無かったでしょうか?七夕の日に天の川が見れない原因ですが、これは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を現在の暦である新暦にそのまま当てはめて7月7日を七夕としているため、このようなズレが生じています。 そのため新暦で正確に七夕になる日はいつなのか換算すると、年ごとに日にちに差はあるのですが2024年の場合は8月10日が七夕の日にあたります。この日に夜空を見上げれば、白龍にして天の川の姿が見られるかもしれません。また七夕は夏のイメージが強いのですが、旧暦では立秋以降に七夕が来るようになっています。そのため七夕は白龍の季節である秋に該当します。やはり白龍は七夕と関係があるのかもしれませんね。龍が飛び交う暦の中、新暦と旧暦の両方から見て7月と8月は白龍が活躍していそうです。 【命の先導者】 真っ白な1ページに物語が綴られていき、最後まで埋め尽くされるとページをめくってリセットの時を迎える…。これは命を宿す人の一生とも似ているような気がします。白龍を見つめているとその「命」について考えさせられるようです。 日本の神様の場合、例えば織姫と彦星のように夫婦である「伊弉冉尊(いざなぎのみこと)」と「伊邪那美命(いざなみのみこと)」のように、名前の最後の漢字をよく見てみると「みこと」の部分は「尊」と書かれる時もあれば「命」と表記されることもあります。神聖であったり高貴であることを示す「尊」と生命を表す「命」の字ですが、この2つは共通して「尊さ」を持っています。 この2つの字を見ていて想ったのですが、尊くて命の名をもつ神に仕える…ということは、『生命という尊いものに仕える(生命を守る)』という意味にもなるのではないかと想いました。天帝という聖なる存在に仕える白龍は『命を宿した生なる者に仕え、守っていく龍』なのかもしれません。 白龍の役割を人に例えるなら医師や看護師のように命を守るお仕事に従事している人々と似ているようです。冒頭にて白龍は空を駆け抜けるスピードがどの龍たちよりも早いと語りましたが、白龍が早く駆け抜ける姿は命の危機に瀕した人の元に一刻も早く駆けつける救命救急士のようです。旧暦から見て七夕が訪れる8月は日本人にとって平和と命の大切さをよく考え見つめる月でもあります。白龍が纏うその白色は『命の色』でもあるようです。白龍に縁を結ぶ力がある理由も、男女の間に新しく命が誕生するからなのでしょう。白龍は「命をつむぎ、橋渡しをする龍」。植物を結んで実りへとつなげ、男女の間には新しい命をもたらすようです。 命を見つめる白龍は、命が失われることのない平和を望む平和の使者。白龍は状況がこれ以上悪くなってはいけないという時に力を発揮するというのであれば、今この混沌とした世界がもうこれ以上度が過ぎてはいけないという極限の状態に迫った時、白龍が姿を現して調和へと導くのでしょうか。白き龍の清浄の力で世界は生まれ変わる…。そんな時がいつか訪れるのかもしれません。白龍は織姫と彦星の間で複雑に絡み合う糸を潔く切って結び直し、神々をも巻き込む混沌とした状態を調和へと繋げました。神々をも導くこの白き龍は世界中の命を胸に抱きしめ、パートナーシップを結んで争いの無い清らかな世界へと地上を導いていくでしょう。 * その白龍を、日本の伝統工芸の一つである『組紐』用いて再現。ブレスレットにしてみました。 組紐の先端に龍の頭の形をした金具を取り付けており、全体で1体の龍になるよう仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットとなっております。組紐の組み方ですが「金剛組」という組み方で作成しました。龍の胴体となる部分に組紐を用いたことで、龍の特徴であるうねる胴体を再現でき、また組目が鱗のようになりました。 そして白龍に天然石の「サンストーン」を組み合わせて、めでたい紅白カラーに仕上げました。 【サンストーン】…8ミリ 和名:日長石 石言葉…あらゆる勝利をもたらす キーワード…『日の目を見る』 * 名前に太陽の石とあるように、サンストーンは天を照らす太陽を象徴する石。この石は太陽のようにギラギラと輝く姿が特徴的です。ときにギリシャ語で太陽石という意味をもつヘリオライトと呼ばれることもあります。 サンストーンは6月22日の誕生日です。なぜこの石が6月22日の守護石としておかれているのか、それは「夏至」が関係しているのかもしれません。6月22日頃は一年の中で最も日が長くなる夏至にあたります。太陽の石ゆえに、日が最も長くなる夏至の日に当てられているのかもしれませんね。 想えば龍が昇り降りする春分と秋分は日の長さがおよそ等しくなるタイミングです。もしかしたら龍の活動は太陽によって左右されているのでしょうか。日の長さがおよそ等しくなる春分の日に龍は飛び立ち、梅雨時である夏至の頃は活発的になって雨をもたらし、秋分に再び日の長さが等しくなると地上に降り、冬至の頃は深い眠りについているようです。 日の長さが注目される春分、夏至、秋分、冬至…。この中で大きなイベントとなるのは「冬至」なのかもしれません。夏至の反対である冬至は一年の中で最も日が短く夜が長い一日なのですが、この冬至を境に日が徐々に長くなるため「太陽が復活する日」とみなされていました。そのため各信仰や文化、地域によっては冬至の日を新年とする見方もあります。現代の暦において冬至のあとにクリスマスが訪れますが、このクリスマスも元は冬至に行われていた、太陽が復活する事を祝うお祭りを起源としていると考えられています。クリスマスが12月25日であるのも、古代では25日を冬至としていたからなのだそうです。 冬至という太陽が復活する日から少し立つと世界は「新年」を迎えます。想えば新年は初日の出を見ようと、一年においてもっとも太陽が人々から見つめられる瞬間ではないでしょうか。初日の出というのは冬至の日に蘇った太陽が自身の姿をお披露目するかのようです。 その太陽を象徴する石サンストーンには「あらゆる勝利をもたらす」という石言葉が存在しています。サンストーンが勝利という言葉をもつ理由は、暗闇から蘇る太陽の姿が、一度敗北したものが蘇る様子を連想させるからなのでしょうか。ながらく不遇の時を過ごし埋もれていたものが注目を浴びることを「日の目を見る」と言いますが、サンストーンがもたらす勝利はまるで初日の出にて夜の暗闇に埋もれていてた太陽が東の地平線から姿を現して、観衆から注目を浴びる様子と似ているようです。 龍が太陽の動きによって動いているとするなら、太陽を象徴するサンストーンは11月の竜潜月のように眠っていて未だ目覚めぬ龍のような人を呼び起こすのかもしれません。太陽は日出る国・日本のシンボルです。サンストーンは私達日本人の中に眠る龍のような力を呼び起こすことになりそうです。 * 想えば、すべての人に等しくお正月が来るとは限りませんね…。身内の方の不幸によりお正月がこないお家もあります。それを考えていてまた想ったのですが、新年というのは不幸がなく新しい年を無事に迎えられたことを祝い、そして新しく再スタートした一年という1ページを再び無事に過ごせるよう祈る時でもあるのかもしれません。 サンストーンは私達日本人にこう望むのでしょう。あなた達の世が平和で千代に八千代に続き、生まれたばかりの小さいさざれ石のような命が、大きな巌のようになるまで無事成長できますように…と。その願いは、苔のむすまで。 ▷サイズ…咥えているサンストーンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨン 龍頭:コーティングとして表面にレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。また金具部分はご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお考えくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 辰年 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石アクセサリー 天然石ブレスレット 和風アクセサリー 和風ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パワーストーン 龍パワーストーン シャーマン シャーマニズム 日本 白い世界の橋渡し 赤い空歩く人 辰年 正月 天赦日 天恩日 天照 卑弥呼 巫女 天岩戸 初日の出 君が代 菊理姫 重陽の節句 救急の日
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水龍*ドラゴン&アクアマリン 龍の組紐ブレスレット(シルバーカラー)
¥9,800
★金具がゴールドカラーのものもございます→ https://soushingu333.handcrafted.jp/items/72528395 ・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ★カニカンの部分をサージカルステンレスに変更 しました。(画像18枚目を参照)画像の作品のカニカンは変更前のものが使用されていますが、実物はサージカルステンレスに変更しております。ご了承くださいませ。 ー ー ー 春の空のような、淡い水色を身に纏った「水龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」に対してどのような印象をお持ちでしょうか?縁起物、和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、ゲームや漫画といったファンタジー世界のキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 いにしえの頃より語り継がれ現代でもその姿を見せる龍ですがよく見てみると「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在している様子が伺えます。そして龍が色を身に纏っているのには何かしらの意味があるようです。例えば黒龍の場合、光の反対である暗闇を示す黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で普段は陽の光が当たらない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海から姿を現すという伝承が残されています。 対して黒の反対色である白は神聖さを想い起こすためか、この色をもつ白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。こうして見ると龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色から連想されるものが反映されているようです。 龍が身に纏うこの「色」ですが色には心身に及ぼす力がある言われており、その色を服などで着用することによって次第にその色に沿った力が体と心に影響を与えるとされています。例えば燃える火のような赤色を着用していると体温が上昇して精神的にも活気に満ち、静寂な印象の強い青色は肉体の緊張を解いて心身ともにリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時に選ぶ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選ぶときは活気を欲している時でもあり、青を選んだ時は冷静になって落ち着きを求めている状態でもあるそうです。色は「感情」を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。逆に気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーと表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が着る衣服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表されているのかもしれません。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」と呼ばれる仏法の守護神として存在しており、神社やお寺を見回してみると彫刻、祭具、仏具の中に龍が施されている様子も見受けられます。 運気の向上を計る風水では大地を流れ家屋に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには「干支」の中でも辰年として龍は姿を見せています。こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか語るのは簡単ではなさそうです。 けれど龍について調べ考えていて個人的に想ったのですが「龍とは『水』である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。神社へ赴けばまず手水舎で手を清めますが、そこで龍が口から手を清めるための水を吐いていることも見られます。 うねる川や轟々と落ちる瀧を龍と表現したり、水で覆われた池や川、瀧などでそこに棲んでいるとする伝説が残されていることもあります。水のある場所で龍の存在が語られることが多いようです。黒龍が身を潜める海では浦島太郎が訪れた竜宮城が有名ではないでしょうか? 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝のシンボル、干支における辰年など様々な場所で姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考えも人それぞれ異なるでしょう。龍の存在意味は人それぞれ異なる心という器の形によって変化する…ということです。 どうやら私の中には「龍は水」という器ができていたようです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いをすることは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神が祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようとすることもあります。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく眼の前に現れて、現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を表す龍ですが、龍は私達の日々の暮らしを動かす暦…カレンダーの中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天へ昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると『農作物の成長サイクル』が関係してくるのかもしれません。3月から9月の期間は農作物を育てて収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物であるお米もおおよそこの期間に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、蛇は種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると再び地上へ姿を現して活動を行うのだそうです。もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の活動サイクルも反映されているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中で息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝い。将来しあわせな結婚を送ることを想い雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事ですがそもそも『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 古代中国ではこの日になると川で身を清める風習があり、これが日本にまで伝わります。そして平安時代の頃の日本では厄や災い・穢れを人形に移して川や海に流す風習があり、また貴族が暮らす宮中では女児が「ひいな遊び」という雅な人形遊びを行っていました。この身を清める風習と川に人形を流す風習、そしてひいな遊びが融合した結果、ひな祭りが誕生したと考えられています。現代のように雛人形を飾るようになったのは江戸時代に入ってから。次第に庶民の間にも広まるようになり、我が娘の健康と将来しあわせな結婚を迎えることができるようにと願うようになっていきました。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲(しょうぶ)の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るに連れて菖蒲が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますがこれは「中国の黄河という河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という伝説が由来しています。蛇から龍になることもあれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が降り立つと今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では一般的に霜月と呼ばれることが多いのですが実は他にも呼称がいくつかあり、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。この竜潜とは「龍のような英雄や豪傑な人がいまだ世に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味。龍は9月の秋分の日に降り立つため、冬に入る頃の11月は蛇と同じくどうやら龍も眠りにつこうとする時期のようです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分には地上へ帰還すると竜潜月とも呼ばれる11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍へと進化し、秋になると淵に帰って潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 種を蒔く時、そして農作物の成長と収穫の時は時間と季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。植物の成長に必要な太陽の光と同じく水も必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 * 青、赤、金など色とりどり存在する龍の中でもし水色の体をもつ龍が存在していたら…はたしてどのような性格や特徴を持っているのでしょうか。龍の性格は自身が身に纏っている色から見ることができるようなので、青色も含めながら水色について調べてみました。 【しあわせの色】 現在私達は多くの色を認識し見ることができていますが、実は生き物は最初から様々な色を見ることが出来ていたわけではないそうです。生き物が色を認識するようになった理由…それはだいぶ遡ること人類の祖先がまだ木の上で生活をしていた頃。 進化の過程において徐々に見える色を獲得していったと考えられており、葉っぱのついた枝を判断するために緑色を見ることができるようになり、果実が熟していて食べることができるのか見分けるために赤色を認識するようになったと考えられています。 青や水色と聞くと人々によく想い出されるものは恐らく液体の水と青空でしょう。生き物も水や空によって青色を認識するようになったそうで、木々の中で生い茂る緑の葉っぱと空を区別するために青色を認識するようになったと考えられています。英語ではホライズンブルー、スカイブルー、天空という意味のセレストという言葉がついたセレストブルーなど空に由来した名前をもつ青色がいくつか存在しています。 その昔、青色に染めるために使う染料の数には限りがありまた技術が発達していなかった時代にあった頃の欧米では、濃い青色をもつ天然石のラピスラズリを砕いて青の顔料を作成していました。この天然石は海外から輸入することでのみ入手できたため青色は貴重かつ高価な色でした。そのため貴重な青色は絵画にて聖母マリアの衣服やマントの色として使われるようなり、のちにこの希少で高価な青色に対する憧れが「しあわせ」へと繋がって『サムシングブルー』という「結婚式の際に花嫁が何か青いものを取り入れると幸せになる」という言い伝えが生まれました。 * ところで周囲を見渡してみればご自身も含め、青色を好まれる方が多いと感じることはないでしょうか?実は青色は国問わず好まれており、世界中にて好きな色ベスト3に入っています。青色が人々に好まれる理由は前述した青色が肉体の緊張感を解いてリラックスさせる効果があることが関係していると見られています。 青色に気持ちを落ち着かせる効果がある理由ですが、この理由も太古の時代まで遡ります。かつて小動物が地上で肉食獣に追われると木の上に避難したり肉食獣の危害の及ばない木の上を住処としていた頃、この安全な木の上から青空を見上げていたことから青色に対する安心感が生まれたと考えられています。生き延びようとする本能から、命に危険のない状態を示す青色を自然と好むのだと言われています。 青と言っても濃さは様々。その中で水色は「リフレッシュ、解放感、自由、清潔感、繊細、洗練」といった意味を持っており、見る者に爽やかさを感じさせます。 水色と龍とも深い関わりをもつ液体の「水」は、地上の生き物や植物に生命力を与えて育むと同時に汚れを落とし清めることもできるため、心身を清めて穢れを祓うことを求める「神道」において禊を行うための重要な手段の一つです。 この「禊(みそぎ)」ですがこの言葉は身を洗濯する…と読めそうな『身濯(みそそぎ)』や、蛇が脱皮して古い皮を脱ぎ捨てる様子の『身削ぎ』などから由来しているとする説があります。また「穢れ(けがれ)」という言葉も一説では『気枯れ』という、気が枯れた状態…すなわち生命力が低下した状態を意味しているとも言われています。 命を育む水ですが命もまた水と似ているのかもしれません。龍に対する考え方において器と水の話が出たように、肉体は器でその中に宿る命は水のようです。肉体という器が欠けてしまえば水という命は漏れ始めて次第に底をついて無くなってしまう…。 かつて貴族の女児がひいな遊びを行っていた平安時代。貴族の女性や、宮中で仕え努めていた女性は「十二単」を着ていましたが、色が何層もあるこの十二単の配色は『襲の色目(かさねのいろめ)』と呼ばれます。美しく雅な十二単ですが衣を何層にも重ねてきているので、その重さは20kg近くもあり時に動きづらかったこともあったそうです。 龍の衣とかいて「襲う」の意味でもある「襲」。この襲の色目ですが読みは同じで『重の色目』とも呼ばれることもあります。 色が襲うかのように重なる…。生き物が生き延びようと進化の過程において色を獲ていったように、現代人も生活費を獲たり目標達成に向けて日々慌ただしく生活している中、怒りのような赤や憂鬱な青といった感情を着るかのように獲てしまっているような気がします。そしてその負の感情は十二単のように幾重にも重なると次第に心身を蝕まれていく身動きがしづらくなる…。 かつては蛇の脱皮にちなんで巳の日に行われ、健康祈願に由来した桃の節句。人はみな最初は一糸まとわぬ裸という素の状態で生まれてきますが、後に色々な衣服と同じく感情の色を衣服のように着て生きていきます。水色を身に纏う水龍は健康でいられるよう、日常において心身を襲うかのように幾重にも重なってしまった感情を脱皮のごとく脱がせ、軽く清らかな気持ちを取り戻させるでしょう。 衣服を洗濯すると綺麗になるように、衣服のように感情を重ね着してしまった心も洗われれば、まるで十二単を纏ったような美しさと魅力を放ち、繊細でしなやかながらも芯の強い女性へと生まれ変われそうです。 水龍は一人一人の女性の健やかな健康と美しさと、身を縛るかのように囚えてくるしがらみから解放されて苦しみから解き放たれること、そして幸福としあわせな結婚を願う龍なのかもしれません。 * そんな水龍を、日本の伝統工芸品の一つ「組紐」の技術を用いて作成し再現。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の金具を取り付けていて全体が龍になるデザインとなっております。1本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 組紐についてですが胴体になる所は、紐が丈夫なつくりとなることから堅固なダイヤモンドを意味する金剛の名がついた「金剛組」という組み方を用いており、尾の部分は龍と水の関係にちなんで川の浅瀬を意味する「瀬」に似た模様となることから名付けられた「八つ瀬組」という組み方を採用しています。 水龍には水と海にちなんだ石『アクアマリン』を咥えさせました。 3月の誕生石【アクアマリン】…8ミリ 石言葉…「しあわせな結婚」「和合」「勇敢」「幸福」「聡明」「富」「沈着」など ・アクアマリンがもつ力の特徴… 「美と健康」 「苦しみから解放させる」 「円滑なコミュニケーション」 「感情の安定」 「パートナーとの絆を深める」 * 柔らかくて優しい水色をもつ姿が特徴的な天然石で、ひな祭りのある3月の誕生守護石としておかれています。アクアマリンの名前はラテン語で「水」と「海」を意味しており、悲恋で有名な人魚が流した涙がこの石になったとする伝説が残されています。 このアクアマリンですがこの石はそもそも『ベリル』という鉱物の一種です。ベリルという石は中に含まれる成分によって色が異なり、そして色ごとに名前をつけて区別されていてベリルが緑色になったものが「エメラルド」となり、ピンク色だと「モルガナイト」という石に。透明のものは「ゴシェナイト」と呼ばれ、黄色のものは「ヘリオドール」、そして淡い水色をもつものをアクアマリンと呼びます。爽やかな水色をもつアクアマリンですがベリルに赤い血と同じ成分である鉄分が含まれることで、赤色とは反対の柔らかい水色を纏うようになります。 ベリルはギリシャ語で「ベリロス」という「海のような、青緑色の高貴な石」という言葉が語源。透明度の高いものは宝石としても使われることがあるなど、高貴なベリル一族です。そんな高貴なベリル一族の一人であるアクアマリンは中世ヨーロッパにおいて貴族を魅了しました。夜会の時に身に着けていると蝋燭の火に照らされた時キラキラと輝いたことからアクアマリンは「夜の女王」とも呼ばれ、マリーアントワネットもアクアマリンを愛用していたと言われています。 天然石にはそれぞれ何かしらの力を秘めているとされています。天然石がもつ力ですがその力の由来は龍と似ていて、天然石も自身が身にまとう色がもたらす色彩効果が反映されているようです。他にも模様から連想されるもの、用いられてきた経緯や歴史が関わっていることも見られます。 また時に天然石はベリルからエメラルドやアクアマリンが誕生しているように、元となる石があってそこから派生して出来ているものもあります。そういう時は源となった石の力を受け継ぎつつ、今度は自身特有の力を発揮していくようです。 アクアマリンの源にして生みの親であるベリルは高貴ゆえかその力も気高く、カリスマ性を生み出し指導者やリーダーという地位まで導き富と名誉を与え、後ろ向きな感情を排除して前進する勇気を強化させると言われています。そんなベリルの石言葉は「耐える愛、永遠の若さ、幸福、美」などで高潔さを感じさせます。アクアマリンもこのベリルの言葉を受け継いでおり、アクアマリンの石言葉は「しあわせな結婚」「和合」「勇敢」「幸福」「聡明」「富」「沈着」。3月の守護石ともあり、その石言葉はどこかひな祭りにおいて我が娘に願われた想いと重なりそうです。 カリスマ性を帯びたベリルの血を受け継いだアクアマリンは例えるなら社交界のプリンセス。大勢の上流階級の人々が集う華やかで豪華な空間においてオーシャンブルー色のドレスを着こなし、周囲との会話を楽しむ、ひときわ目立つ美しいプリンセスのような石です。 水色がもつ安心感、リフレッシュ、解放、自由そしてベリルが後ろ向きな感情を排除して前向きにさせる力を受け継いだこの海の石アクアマリンは苦しくて忘れられない過去から解放させると言い伝えられています。過去に経験して以来ずっと心の中に溜まって膿となってしまった苦しみにメスを入れて、その膿を解き放たせるでしょう。 またアクアマリンが膿を放出して苦しみから解放させる力と相まって、対人関係において生じた周囲とのわだかまりを解消させるとされています。気品のあるアクアマリンは言葉に気をつけ、上品な言葉遣いをしようとする気持ちを起こさせます。会話を楽しむ社交界のプリンセスのようにアクアマリンは円滑なコミュニケーションをとれるよう周囲を穏やかな波で包み込むでしょう。 時に感情は水や海、波の動きに例えることができます。まるで海神が怒ったような荒波の如き怒りを沈めるように、アクアマリンには感情を安定させるでしょう。感情の不安定の理由が、様々な色のような感情が襲い重なったことが原因なら脱皮のように脱がしていきそうです。 夜の女王と呼ばれるアクアマリンですが「天使の石」とも呼ばれ、結婚と子宝の守護石として大事にされてきました。しあわせの色のサムシングブルーをもつアクアマリンは結婚の守護石ともあってパートナーとの絆を深め、ペアで持つとよりお互いの心を通わせるようになるでしょう。 アクアマリンは女性的な石ですが、海の石ともあってかつては船乗りたちが航海のお守りとして身につけたそうです。しあわせな結婚とパートナーとの絆を結ぶアクアマリンは健やかなるときも病めるときも、喜びのときも悲しみのときも、富めるときも貧しいときでも共に愛し敬い、慰め合い、助け合って互いに心を尽くしていく二人の門出を祝福し、その航海を見守っていきそうです。 ▷サイズ…咥えているアクアマリンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン ※組紐に使用した水色の糸は箇所によっては色ムラがある場合がございます。(これは工場にて糸が製造される時に発生するもので、汚れではございません)よく検品し気をつけながら作成しておりますが稀に混ざっている場合がございます。恐れ入りますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ー ー ー 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 3月誕生石 占星術 ホロスコープ ホロスコープ7ハウス てんびん座 風水 運気 開運 結婚運 恋愛運 仕事運 対人運 対人関係 健康 端午の節句 桃の節句 箱入り娘 キャリアウーマン ウーマンリブ 女性解放 美 美容 たおやめ ファッション ひな祭り 旧ひな祭り シンデレラ シンデレラカラー マーメイド 神社姫 姫魚 リュウグウノツカイ 人魚姫 八百比丘尼 サムシングブルー サムシングフォー サムシングオールド サムシングニュー サムシングボロー 雅 襲の色目 重の色目 かぐや姫 竹取物語 月 兎 イースター イースターエッグ 十二単 ジュノー ユーノー 6月の花嫁 ジューンブライド 六月晦大祓 プリンセス 海の星の聖母 ステラ・マリス 聖母マリア 結び目を解くマリア マグダラのマリア うお座 瀬織津姫 饒速日 橋姫 鬼神 鬼子母神 水神 瀧神 川神 女神 海神 海 フロイト ユング 過去 無意識 夢 海王星 カタルシス効果 浄化 渦巻き ボルテックス グレートマザー 太母 4チャクラ 5チャクラ シンクロニシティー シンクロ 恋は水色
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水龍*ドラゴン&ローズクォーツ 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 春の頃の空のような、淡い水色を身に纏った「水龍」のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると体の「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で陽の光の届かない海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜のみ海上に姿を現すと言われています。 対して反対色である白は神聖さを想い起こすためか、白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることがわかっています。 またその時に選んだ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選んだ時は活気で溢れている時でもあればその活力を欲している状態でもあり、青を選んだ時は気持ちが冷静な状態で落ち着きを求めている時でもあるそうです。色は「感情」を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。そして気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーと表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって自身が身に纏っている色というのは、人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では『龍王』といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる『気』を龍と呼んでおり、中国では龍は『皇帝の象徴』で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は『辰年』として姿を見せています。こうして見てみると、龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、『龍とは「水」である』と言うことができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。うねる川や瀧を龍と表現したり、龍にまつわる伝説がある場所はほとんど川や池など水があるところが多いようです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支において辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに、「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も変化する…ということです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているでしょうか。 現在では龍に対して雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神へ祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠のサイクルと春分と秋分の日が近いため、もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の行動時期も反映されていることもありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を現していることがわかりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い、将来しあわせな結婚を迎えられることを想って雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事ですがそもそもは『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 古代中国ではこの日になると川で身を清める風習があり、これが日本にまで伝わります。そして平安時代の頃の日本には厄や穢れを人形に移して流す風習があり、また貴族が暮らす宮中では女児が「ひいな遊び」という人形遊びを行っていました。この身を清める風習と川に人形を流す風習、そしてひいな遊びが融合した結果、ひな祭りが誕生したと考えられています。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武」という言葉に繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近くなると鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。この竜潜という言葉は龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような優れた人が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄が未だ世の中に姿を現すこと無く、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって天に飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと変貌を遂げ、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し龍へと進化して天に昇り、秋になって地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。龍が春分と秋分に昇り降りする理由に蛇や農作物のサイクルが関わっているのか、その真相は謎ですが食物の成長に必要な太陽の光を同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍が暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれませんね。…というよりも、龍が暦の中で息づき活躍しているから地上に雨を豊作がもたらされているような気もします。様々な姿を取っては至る所に現れる変幻自在な龍はどうやら「大自然の一部」でもあるようです。 * 青、赤、金色など色とりどり存在する龍の中でもし、水色の龍が存在していたら…はたしてどのような性格や特徴を持っているのでしょうか。龍の特徴は体の色から見ることができるようなので、青色も含めながら水色について調べてみました。 【悲しみと幸せの色】 現在私達は多くの色を認識し見ることが出来ていますが、実は生き物は最初から様々な色を見ることが出来ていたわけではないそうです。生き物が色を認識するようになったのはだいぶ遡ること、人類の祖先がまだ木の上で生活をしていた頃。進化の過程において徐々に見える色を獲得していったそうで、赤色は熟して食べられる果実を見極めるために見れるようになり、青色は水や空の存在によって認識するようになったと考えられています。 ところで周囲を見渡してみればご自身も含め、青色を好まれる方が多いと感じることはないでしょうか?実は青色は国を問わず好まれており、世界中にて好きな色ベスト3に入っています。青色が人々に好まれる理由は前述した、青色が肉体の緊張感を解いてリラックスさせる効果があることが関係していると見られています。 青色に気持ちを落ち着かせる効果がある理由ですが、これも太古の時代まで遡ります。かつて小動物が地上で肉食獣に追われると木の上に避難したり肉食獣の危害が及ばない木の上を住処としていた時、この安全な木の上から青空を見上げていたことから青色に対する安心感が生まれたと考えられています。生き延びようとする本能から、命に危険のない状態を示す青色を好むのだそうです。 人々に好まれやすい青色ですが憂鬱な気持ちをブルーな気分と表現するように、青色は心がネガティブな状態や「悲しみ」を示す色でもあります。かの有名な芸術家ピカソについてですが、青がもつ悲しみにまつわるお話があります。 彼はある時、親友を亡くすという辛くショックな出来事を経験しました。そのショックが作品にも影響し、色は哀愁漂う青色を多用するようになってしまいました。青色や暗い内容がしばらくつづいたためこの頃のピカソは「青の時代」と呼ばれています。しかしその後、女性と恋に落ちて心に変化が起きます。気持ちが安定してきたようで作品も温もりのある色が使われるようになりました。今度は「バラの時代」と呼ばれる、明るい作品が続いていきました。 ピカソを含め多くの芸術家たちが作品に用いてきた青色ですがその昔、青色い染めるために用いる染料の数に限りがあったことと染める技術がまだ発達していなかった時代の欧米では、濃い青色をもつ天然石のラピスラズリを砕いて青の顔料を作成していました。この天然石は海外から輸入することでのみ入手できたため青色は貴重かつ高価な色でした。そのためこの貴重な青色は絵画にて聖母マリアの衣服やマントの色として使われるようになり、のちにこの希少で高価な青色に対する憧れが「幸せ」へと繋がって『サムシングブルー』という、「結婚式に花嫁が何か青いものを取り入れると幸せになる」という言い伝えが生まれました。 * かつて貴族の女児がひいな遊びを行っていた平安時代の頃、貴族の女性や宮中で仕え努めていた女性は「十二単」を着ていましたが、色が何層もあるこの十二単の配色は「襲の色目(かさねのいろめ)」と呼ばれます。美しく雅な十二単ですが衣を何層にも重ねているのでその重さは20kg近くもあり、時に動きづらかったこともあったそうです。 龍に衣と書いて「襲う」の意味にもなる「襲」。襲の色目ですが読みは同じで『重の色目』と呼ぶこともあります。 色が襲うかのように重なる…。生き物が生き延びようと進化の過程において色を獲ていったように、現代人も生活している中、怒りのような赤や悲しみの青といった感情を着るかのように獲てしまっているような気がします。そしてその負の感情が十二単のように幾重にも重なると次第に心身が蝕まれ、身動きがしづらくなる…。 水色と龍とも深い関わりをもつ液体の「水」は、地上の生き物や植物に生命力を与えて育むと同時に汚れを落とし清めることもできるため、心身を清めて穢れを祓うことを求める「神道」において禊を行うための重要な手段の一つです。 この「禊(みそぎ)」ですがこの言葉は身を洗濯する…と読めそうな『身濯(みそそぎ)』や、蛇が脱皮して古い皮を脱ぎ捨てる様子の『身削ぎ』などから由来しているとする説があります。 かつては蛇の脱皮にちなんで巳の日に行われ、健康祈願に由来した桃の節句。水色を身に纏う水龍は健康でいられるよう、日常において心身を襲うかのように幾重にも重なってしまった感情を脱皮のごとく脱がせ、軽く清らかな気持ちを取り戻させるでしょう。まるで十二単を纏ったような美しさと魅力を放ち、繊細でしなやかながらも芯の強い女性へと生まれ変われそうです。 水龍は一人一人の女性の健やかな健康と美しさと、幸せな結婚を願う龍なのかもしれません。そして悲しみを一掃し、バラ色の幸福をもたらしていきそうです。 * そんな水龍を、日本の伝統工芸品の一つ「組紐」の技術を用いて作成し再現。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の金具を取り付けていて全体が龍になるデザインとなっております。1本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 組紐についてですが胴体になる所は、紐が丈夫なつくりとなることから堅固なダイヤモンドを意味する金剛の名がついた「金剛組」という組み方を用いており、尾の部分は龍と水の関係にちなんで川の浅瀬を意味する「瀬」に似た模様となることから名付けられた「八つ瀬組」という組み方を採用しています。 そして水龍には天然石の「ローズクォーツ」を咥えさせました。 【ローズクォーツ】…8ミリ 石言葉…「女性の美と健康」「慈愛」 〈秘められたパワー〉 美容と恋愛運の向上 PMS(月経前症候群)の緩和 幸福感を増やす 失恋の痛みを和らげ、恋愛に前向きになる 女性らしさに対する嫌悪感や抵抗感を取り除く * パステルカラーの淡いピンク色が可愛らしい天然石。女性らしさ漂う石であり、また女性に人気の石でもあります。この石は愛と美を司る金星の女神「アフロディーテ」に捧げられ、彼女を象徴する花のバラに由来してローズクォーツと名付けられました。薔薇の名を持ちますが、その色合いは桜に似ています。 天然石には何かしら力があると伝えられていますが、その力の由来を紐解いてみると龍の性格が自身の体の色から来ているように天然石も纏う色がもたらす色彩効果や連想するものが関係している様子が伺えます。そのためローズクォーツの力の源泉もこのピンク色にあるようです。 ローズクォーツは美容や恋愛にまつわる力がよく噂されますが、これはピンク色がもつ女性ホルモンへの影響が関係しているのでしょう。ピンク色は女性らしい体つきや妊娠しやすい体にしたり、髪や肌ツヤを良くする女性ホルモンの分泌を促進させると言われています。 女性の生理現象の「月経」には「月」の字が入っているのですが、月経周期と月の満ち欠けのサイクルはほとんど同じという不思議な繋がりがあり、女性と月は密接な関わりがあります。女性ホルモンと関係するローズクォーツは月の引力で満ち引きする潮のように変動する、月経時や月経前症候群(PMS)の時に起こりやすい感情の満ち引きを穏やかにさせるかもしれません。 ローズクォーツが纏っているこのピンク色ですがピンクという言葉の語源はナデシコ科の花の色から来ており、濃い色合いのものや赤紫色もピンク色とされています。幸せに満ちた人生を意味する言葉「バラ色の人生」…の、このバラ色というのもピンク色の事を指しています。 可愛らしさ、甘さからピンク色は「温もりや健康」意味し、しあわせに満ちた状態のバラ色の人生という言葉のように「幸福感」につながる色。かつてピカソの心が悲しみのブルーから幸福のピンク色に変化したように、ローズクォーツはブルーな気持ちを幸せへと変えそうです。過去の恋愛で経験した心の痛みや失恋の痛みがあるなら、老廃物のように溜まったその気持ちを代謝させるでしょう。蛇が脱皮して龍になるように、古い皮という過去の自分を脱ぎ捨てさせるローズクォーツの神秘的な力によって新しい女性、美しい女性へと変貌を遂げられそうです。 ▷サイズ…咥えているローズクォーツからカニカン含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷素材… 組紐:レーヨン ※組紐に使用した水色の糸は箇所によっては色ムラがある場合がございます。(これは工場にて糸が製造される時に発生するもので、汚れではございません)よく検品し気をつけながら作成しておりますが稀に混ざっている場合がございます。恐れ入りますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 (気を付けてレジンを塗装していますが、顔の表面に気泡が見られる場合がございます) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷当作家はいかなる宗教団体にも所属しておらず、無関係です。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 組紐ブレスレット 組紐 天然石ブレスレット ローズクォーツ 和風アクセサリー 祓戸大神 瀬織津姫 木花咲耶姫 コノハナサクヤヒメ 桜 富士山 かぐや姫 竹取物語 月 月経 さくら紙 七五三 筥迫 着物 十二単 襲の色目 重の色目 ブルーピンク ピンクブルー サムシングブルー
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宮龍*【藤紫】ドラゴン&ローズクォーツ 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 日本の伝統色『藤紫』色を纏った龍のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると体の「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で陽の光の届かない海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜のみ海上に姿を現すと言われています。 対して反対色である白は神聖さを想い起こすためか、白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることがわかっています。龍にとって身に纏う色というのは、人間に置き換えれば衣服のようなものなのでしょうか。龍の体の色はその龍の性格や心の状態を表しているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では『龍王』といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる『気』を龍と呼んでおり、中国では龍は『皇帝の象徴』で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は『辰年』として姿を見せています。 こうして見てみると、龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、『龍とは「水」である』と言うことができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。うねる川や瀧を龍と表現したり、龍にまつわる伝説がある場所はほとんど川や池など水があるところが多いようです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支において辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに、「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も変化する…ということです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているでしょうか。 現在では龍に対して雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神へ祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠のサイクルと春分と秋分の日が近いため、もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の行動時期も反映されていることもありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を現していることがわかりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い、将来幸せな結婚を送ることを想って雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武」という言葉に繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近くなると鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。この竜潜という言葉は龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような優れた人が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄が未だ世の中に姿を現すこと無く、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって天に飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと変貌を遂げ、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し龍へと進化して天に昇り、秋になって地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。龍が春分と秋分に昇り降りする理由に蛇や農作物のサイクルが関わっているのか、その真相は謎ですが、食物の成長に必要な太陽の光を同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍が暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれませんね。…というよりも、龍が暦の中で息づき活躍しているから地上に雨を豊作がもたらされているような気もします。どうやら龍は『大自然の一部』でもあるようです。 * その龍を、日本の伝統工芸の一つ「組紐」を用いて作成。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けていて全体が龍になるデザインです。一本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。龍はそのいかつい見た目ゆえ、アクセサリーだと身につけづらいこともあるのではないでしょうか?龍の体の色を「藤紫」色というパステルカラーの紫色にして、女性でも身に着けやすいようにしました。 龍が纏っている紫色ですがその昔、染めるための染料となる植物の育成が難しく手間もかかったことから次第に紫は「高貴」を意味する色となりました。紫色は日本文化の中によく見られる色で「雅」を象徴する色です。この雅(みやび)という言葉ですがこの言葉の語源は「宮」から来ています。なので龍の名前を宮龍と名付けてみました。胴体部分となっている組紐ですが胴の部分は金剛組という組み方で尾は離宮組という、名に宮がついた組み方を採用しています。 宮龍には天然石の「ローズクォーツ」を咥えさせてみました。 【ローズクォーツ】…8ミリ 石言葉…「女性の美と健康」「慈愛」 〈秘められたパワー〉 美容と恋愛運の向上 PMS(月経前症候群)の緩和 失恋の痛みを和らげ、恋愛に前向きになる 女性らしさに対する嫌悪感や抵抗感を取り除く * パステルカラーの淡いピンク色が可愛らしい天然石。女性らしさ漂う石であり、また女性に人気の石でもあります。この石は愛と美を司る金星の女神「アフロディーテ」に捧げられ、彼女を象徴する花の薔薇に由来してローズクォーツと名付けられたそうです。 天然石には何かしら力があると伝えられていますが、その力の由来を紐解いてみると龍の性格が自身の体の色から来ているように天然石も纏う色がもたらす色彩効果や連想するものが関係している様子が伺えます。そのためローズクォーツの力の源泉もこのピンク色にあるようです。 ローズクォーツは美容や恋愛にまつわる力がよく噂されますが、これはピンク色がもつ女性ホルモンへの影響が関係しているのでしょう。ピンク色は女性らしい体つきや妊娠しやすい体にしたり、髪や肌ツヤを良くする女性ホルモンの分泌を促進させると言われています。 女性の生理現象の「月経」には「月」の字が入っているのですが、月経周期と月の満ち欠けのサイクルはほとんど同じという不思議な繋がりがあり、女性と月は密接な関わりがあります。女性ホルモンと関係するローズクォーツは月の引力で満ち引きする潮のように変動する、月経時や月経前症候群(PMS)の時に起こりやすい感情の満ち引きを穏やかにさせるかもしれません。上弦の月のように満ちていき、満月のように満ち足りては、下弦の月のように欠けていくというサイクルを繰り返す女性の心身を労るようです。 蛇が脱皮するかのごとく新陳代謝を促すローズクォーツは美容の面のみならず、過去の恋愛で経験した心の痛みや失恋の痛みなど、老廃物のように溜まった気持ちを代謝させるでしょう。蛇が脱皮して龍になるように、古い皮という過去の自分を脱ぎ捨てさせるローズクォーツの神秘的な力によって新しい女性、美しい女性へと変貌を遂げられそうです。優しいピンク色をもち、いかつさと厳しさを感じさせないローズクォーツはそのピンク色で持ち主を優しく包み、慈しんでいくでしょう。 ▷サイズ…咥えているローズクォーツからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用 (気を付けてレジンを塗装していますが、顔の表面に気泡が見られる場合がございます) ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石 天然石ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パステルカラー ファッション 和 和風 和風アクセサリー 襲の色目 ロマンス 恋 愛 恋愛 カリス 三美神 宗像三女神 三相女神 運命の女神 モイラ トリプルムーン たおやか たおやめ 雅 大和撫子 神鴉 鴉 姫 女人禁制 ミソジニー 巫女 斎女 魔女 ウィッカ 有角神 ペイガン 月経 月桂樹 月 七五三 筥迫 さくら紙
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宮龍*【楝】ドラゴン&ローズクォーツ 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 日本の伝統色『楝(おうち)』色を纏った龍のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると体の「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で陽の光の届かない海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜のみ海上に姿を現すと言われています。 対して反対色である白は神聖さを想い起こすためか、白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることがわかっています。龍にとって身に纏う色というのは、人間に置き換えれば衣服のようなものなのでしょうか。龍の体の色はその龍の性格や心の状態を表しているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では『龍王』といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる『気』を龍と呼んでおり、中国では龍は『皇帝の象徴』で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は『辰年』として姿を見せています。 こうして見てみると、龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、『龍とは「水」である』と言うことができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。うねる川や瀧を龍と表現したり、龍にまつわる伝説がある場所はほとんど川や池など水があるところが多いようです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支において辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに、「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も変化する…ということです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているでしょうか。 現在では龍に対して雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神へ祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠のサイクルと春分と秋分の日が近いため、もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の行動時期も反映されていることもありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を現していることがわかりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い、将来幸せな結婚を送ることを想って雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武」という言葉に繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近くなると鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。この竜潜という言葉は龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような優れた人が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄が未だ世の中に姿を現すこと無く、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって天に飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと変貌を遂げ、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し龍へと進化して天に昇り、秋になって地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。龍が春分と秋分に昇り降りする理由に蛇や農作物のサイクルが関わっているのか、その真相は謎ですが、食物の成長に必要な太陽の光を同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍が暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれませんね。…というよりも、龍が暦の中で息づき活躍しているから地上に雨を豊作がもたらされているような気もします。どうやら龍は『大自然の一部』でもあるようです。 * その龍を、日本の伝統工芸の一つ「組紐」を用いて作成。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けていて全体が龍になるデザインです。一本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。龍はそのいかつい見た目ゆえ、アクセサリーだと身につけづらいこともあるのではないでしょうか?龍の体の色を「楝(おうち)」色というパステルカラーの紫色にして、女性でも身に着けやすいようにしました。 龍が纏っている紫色ですがその昔、染めるための染料となる植物の育成が難しく手間もかかったことから次第に紫は「高貴」を意味する色となりました。紫色は日本文化の中によく見られる色で「雅」を象徴する色です。この雅(みやび)という言葉ですがこの言葉の語源は「宮」から来ています。なので龍の名前を宮龍と名付けてみました。胴体部分となっている組紐ですが胴の部分は金剛組という組み方で尾は離宮組という、名に宮がついた組み方を採用しています。 宮龍には天然石の「ローズクォーツ」を咥えさせてみました。 【ローズクォーツ】…8ミリ 石言葉…「女性の美と健康」「慈愛」 〈秘められたパワー〉 美容と恋愛運の向上 PMS(月経前症候群)の緩和 失恋の痛みを和らげ、恋愛に前向きになる 女性らしさに対する嫌悪感や抵抗感を取り除く * パステルカラーの淡いピンク色が可愛らしい天然石。女性らしさ漂う石であり、また女性に人気の石でもあります。この石は愛と美を司る金星の女神「アフロディーテ」に捧げられ、彼女を象徴する花の薔薇に由来してローズクォーツと名付けられたそうです。 天然石には何かしら力があると伝えられていますが、その力の由来を紐解いてみると龍の性格が自身の体の色から来ているように天然石も纏う色がもたらす色彩効果や連想するものが関係している様子が伺えます。そのためローズクォーツの力の源泉もこのピンク色にあるようです。 ローズクォーツは美容や恋愛にまつわる力がよく噂されますが、これはピンク色がもつ女性ホルモンへの影響が関係しているのでしょう。ピンク色は女性らしい体つきや妊娠しやすい体にしたり、髪や肌ツヤを良くする女性ホルモンの分泌を促進させると言われています。 女性の生理現象の「月経」には「月」の字が入っているのですが、月経周期と月の満ち欠けのサイクルはほとんど同じという不思議な繋がりがあり、女性と月は密接な関わりがあります。女性ホルモンと関係するローズクォーツは月の引力で満ち引きする潮のように変動する、月経時や月経前症候群(PMS)の時に起こりやすい感情の満ち引きを穏やかにさせるかもしれません。上弦の月のように満ちていき、満月のように満ち足りては、下弦の月のように欠けていくというサイクルを繰り返す女性の心身を労るようです。 蛇が脱皮するかのごとく新陳代謝を促すローズクォーツは美容の面のみならず、過去の恋愛で経験した心の痛みや失恋の痛みなど、老廃物のように溜まった気持ちを代謝させるでしょう。蛇が脱皮して龍になるように、古い皮という過去の自分を脱ぎ捨てさせるローズクォーツの神秘的な力によって新しい女性、美しい女性へと変貌を遂げられそうです。優しいピンク色をもち、いかつさと厳しさを感じさせないローズクォーツはそのピンク色で持ち主を優しく包み、慈しんでいくでしょう。 ▷サイズ…咥えているローズクォーツからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用(気を付けてレジンを塗装していますが、顔の表面に気泡が見られる場合がございます) ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石 天然石ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パステルカラー ファッション 和 和風 和風アクセサリー 襲の色目 ロマンス 恋 愛 恋愛 カリス 三美神 宗像三女神 三相女神 運命の女神 モイラ トリプルムーン たおやか たおやめ 雅 大和撫子 神鴉 鴉 姫 女人禁制 ミソジニー 巫女 斎女 魔女 ウィッカ 有角神 ペイガン 月経 月桂樹 月 七五三 筥迫 さくら紙
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白龍*ドラゴン&セラフィナイト 白龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ★カニカンの部分をサージカルステンレスに変更 しました。(画像10枚目を参照)画像の作品のカニカンは変更前のものが使用されていますが、実物はサージカルステンレスに変更しております。ご了承くださいませ。 ー ー ー 天帝の命を受け、地上に舞い降りた「白龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やゲームといった創作世界でも登場するキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると「体の色」も様々で青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など「色々」という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その黒色が見るものに闇を連想させるからか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が指すことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上へ姿を現す…と言い伝えられています。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすためか、この色を身に纏う白龍は天上界に住まう「天帝」という至高神に仕える聖なる龍と言われています。天を駆け抜けるスピードはどの龍たちよりも速く、地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいるのだそうです。 龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍には性格や特徴があるようで、その特徴は自身が身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 この「色」についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時選んだ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選んだ時は活気が溢れている状態でもあれば同時にその活力を求めている時でもあり、青を選んだときは気持ちが冷静な状態であり、また落ちつきたい時でもあるようです。 色は感情を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。そして気分が暗い状態のことを「ブルーな気分」と表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって身に纏う色は人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が服の色で表されるように、龍の性格や心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。自分の心の状態が体の色に映し出されているのか、もしくはその色を纏うことでその色に沿った効果が龍の心に影響を与えているのか…。 選ぶ色で気持ちが表れていることを考えれば、その時選んだり気になった龍にはなにかしらの意味があり、まだ自分でも気づいていない気持ちが隠されているのかもしれません。 * そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝」の象徴で、歴代の皇帝は龍と例えられていました。他に干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、龍とは一体どんな存在なのかと問われると「龍は水である」と答えることが出来るかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。水との繋がりから、うねる川やごうごうと流れ落ちる瀧を龍と表現されることもあります。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支における辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるのでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も心の形状に沿って変化するからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に対して雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神が祀られている神社に参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜ龍は春分と秋分の日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる期間であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、龍は「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の活動サイクルと春分と秋分の日が近いことを見てみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の行動時期も反映されている事もありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を見せていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。竜潜という言葉の意味ですが、ここでは龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような人物が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄、豪傑な人が世の中に出て活躍することなく潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、月日の流れで行って11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると眠りから覚めた蛇が古い皮を捨てて龍へと生まれ変わり、大空へと飛び立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し、龍へと進化して天に昇り、秋に地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を、脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を見せるようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 * 冒頭でも語ったように龍にそれぞれ性格がある…。白龍がどのような龍なのか、纏っている白色の意味とまつわる伝承をヒントにして、白龍について調べてみました。 【白】 白は見てもわかるように「清潔」さを表す色。色彩心理において人は白色を見ると汚してはいけないと想い、清らかな状態を保とうとする気持ちを起こすのだそうです。また白色を見ることによって穢れのない状態にしたいという気持ちも生じさせます。清潔感が強い白色はお風呂や洗面台など身を清潔にできる場所にして清潔にしなければ不衛生となってしまう場所にもよく使われるでしょう。清らかさを示し、また清らかにする白色は洗濯といったクリーニング、掃除や清掃を連想させる色でもあります。 そんな、清らかな白色の最大の特徴は「神聖さ」でしょう。神聖さから「神を表す色」とされ、各地の信仰面において重要な色でもあります。また白はその神という「聖なる存在に仕える者」を示す色でもあり、聖職者の法衣が白であることが見受けられます。日本でも身を祓い清めて心身ともに清潔さを求める「神道」においても巫女や神主の服の色に用いられる色です。白蛇や白い鹿など動物でも白い体を持つものが誕生して人々の前に姿を現すと「神の使い」とみなされることが多いようです。 白い服を着る人と言えば、医師や看護師など医療に従事する人もよく想い出されるでしょう。汚してはいけないと想い想わせ、聖職者や医療現場などを象徴する白は「不正やミスが許されない緊迫した色」でもあるでしょう。 白は時に「生死に関わりのある色」でもあり、あの世に旅立つ人に着せる白装束の色でもあります。現代では見送る時、参列者は黒を着用しますが時代によっては参列者が白色を着ていた時があったそうで、時代劇などでも葬儀のシーンがあると参列者が白を来ているシーンが見られます。白衣に象徴される医師や看護師も人を看取ることも多いでしょう。 何も綴られておらず、これから色々な絵や物語が刻まれていく真っ白な1ページのように、白色には「初め」や「新しい」といった意味もあります。「白紙に戻す」という言葉もあるように白色は「リセットの色」にして「再スタートを切らせる色」。白いページに綴られた物語が最後まで埋め尽くされ、書ける部分である白の場所がなくなった時、ページをめくってまた新たな1ページを迎えるように…。 【白龍と七夕】 前述したように天帝に仕え、どの龍たちよりも素早く天を駆け抜け、地上では魚の姿で泳いでいるとされる白龍。 ところで白龍が仕えているこの「天帝」という至高神。名前を聞いてもどんな存在なのかあまりピンときませんが、一説では天帝はあの「七夕伝説」で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子であるとされています。 機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互い夢中になってしまい、仕事を疎かにしたため怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えなくなるようにしたのですが、織姫があまりにも悲しんだため7月7日の日のみ合うことを許されたこのロマンスは有名でしょう。 天帝の側にいて仕えていた白龍が七夕伝説において姿を現して関与したというお話は聞いたことがないのですが、なんとなく想うことがあります。織姫と彦星を出会わせ、そして一度仲を切るも離れていくことがないよう再度結ばれることができたその裏には、織姫の父である天帝に仕えていた白龍が関わっていたからなのかもしれません。かつて龍を川と見て表現したことを考えれば、二人の間に入ったあの天の川は実は白龍だったのでしょうか。二人の運命の赤い糸を一旦切って白紙に戻すも、離れていくことがないよう縁を結んだのは白龍の力によるものなのかもしれませんね。 一年の内で唯一会うことが許された七夕の日になるとカササギが現れて、天の川に橋を架けて二人を出会わせるそうです。白龍は地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいるとされる伝承から考えてみれば、白龍は表舞台に現れるときはあまり自身の姿を見せようとしないのか、このカササギの正体ももしかしたら白龍が鳥に姿を変えた姿なのかもしれません。 現代では短冊に人それぞれ異なる願い事が書かれ、笹にその願いを託される七夕ですが、その歴史を遡ってみれば当初は機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで、機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったそうです。かつて龍に雨を求めていた雨乞いが様々な願望へと変わっていったように七夕も時代の移り変わりで変わっていったようです。彦星に会いたい、織姫に会いたいという織姫と彦星の両者の願いの糸を結んで七夕の日に会えるようにしたのも、七夕の日に笹に託された願いの糸を天へと繋いで成就へと結び橋渡しをするのも白龍の役目なのかもしれませんね。 ちなみに7月7日は時期的にはまだ梅雨にかかっていたりもします。それゆえ七夕の日に天の川を見ようと想ったけれど、どんよりとした雨雲がかかっていたので見れなかった…という経験は無かったでしょうか?7月7日に天の川が見れないことが多い原因ですがこれは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を七夕としていたため、現在の暦である新暦とズレが生じています。そのため旧暦における7月7日を新暦に当てはめた場合、毎年日にちに差はあるのですが2023年の場合は8月22日が旧七夕の日にあたります。この日に夜空を見上げれば、たくさんの星を纏う白龍にして天の川が見られるかもしれません。 龍が飛び交う暦の中、新暦と旧暦の両面から見て7月と8月は白龍が人知れず活躍していそうです。 【命の保護者】 真っ白なページに物語が描かれ、最後の時が訪れればめくってリセットされる…。これは人の一生とも似ているような気がします。生まれてからまだ何も描かれていない人生という1ページに人ぞれぞれ異なる物語が描かれていき、いずれ物語の終焉という最期を迎える…。 神を表すと同時にその神に仕える者を意味する事と、生死や弔いを意味する色でもある白をまとう白龍を見つめていると「命」についてよく考えさせられるようです。 日本の神様の場合、例えば織姫と彦星のように夫婦である「伊弉冉尊(いざなぎのみこと)」や「伊弉冉命(いざなみのみこと)」のように、名前をよく見てみると最後の「みこと」の部分は「尊」と書かれることもあれば「命」と書かれることもあります。神聖さを意味する「尊」と生命を表す「命」…。どちらも共通して「尊さ」をもっています。 これらを見ていて想ったのですが、尊くて命の名をもつ神に仕えるということは「生命という尊いものに仕える(守る)」という意味と似ているような気がしました。天帝に仕える聖なる龍である白龍は「生なるもの」に仕え、守っていく龍でもあるのかもしれません。 白龍の役割は白衣に象徴される医師や看護師など、健康と命を守る医療に従事している人々と似ているようです。白龍は龍の中で最も速く天を駆け抜けると言われていますが、白龍が速く駆け抜ける姿は命の危機に瀕した人の元へ一刻も速く駆けつけようとする救命救急士やレスキュー隊のようです。七夕で橋渡しをした白龍は命も橋渡しするようで、お母さんのお腹の中で成長して産まれてきた赤ちゃんを迎え入れて受け止め、お母さんの胸の中へと渡す助産師のようでもあります。 白がもつ清浄にする力やリセットさせる様子から白龍は清掃員のようにも見えます。神主がその場の穢れを祓い清めて白という清浄な状態に戻すように、白龍も汚れてしまった空間を掃除してきれいにする清掃員として活躍する時もあるのかもしれません。 目の不自由な方が白い杖をもって道を進んでいくように、白龍は白い杖となってその人の手を握り、道に迷うことのないよう導いていくような優しさを感じます。白龍は生きていけるよう手引していく龍でもありそうです。それは体が動かしにくい人をサポートする福祉活動を行っている人のようで、白龍は慈善活動やボランティア活動を行う人々のように見返りを求めない無償の愛を持っていそうです。 * 生きとし生けるもの達がもつ生命の「命」という言葉ですが「命令」や「命を受ける」という言葉があるように、命という一文字だけで「上の者から下の者へと下される命令」という意味を含んでいます。もしかすると私達命ある者は上という天に住まう神々から命という寿命を与えられ、生きていくようにと命じられて生まれてきているのでしょうか。 命令という言葉のように命がつく言葉に「天命」と「使命」もあります。天命という言葉は「天帝から与えられた命令」そして「寿命」という意味をもっています。そして使命という言葉は、「命令を下された使者が行わなければならない役目」という意味です。 自分の天命や使命は何なのか。まず天命や使命という考え方も人それぞれです。ただ、命という崇高なものを守る白龍を見つめていて個人的に想ったことがあります。 人は時に、自分にとって大切なものを『これは私の命だ』と、命と例えることがあります。「天命」は天から与えられた命令や生命という意味はもちろんのこと、天命とは「自分にとって大切な者や物事、目的」という意味もあるような気がします。そして使命は「その大切なものを守ったり目的を遂行するために生きる」ということも意味するのかもしれません。 天命や使命というと大きくて特別な者だけにあるような印象を受けますが、「人は皆生きていくように、という天命にして生命を与えられて産まれてきた。そして生きるという使命が皆にある」。そして、「天命という何か大切なものや目標がある。その大切なものや目標を守ったり行っていくために生きていくという使命がある」…ということもあるのかな、と想いました。 もしかすると白龍にとって天命にして大切なものは「天帝という神と生命をもつ者たち」なのでしょうか。白龍は「天帝という神、生命、人を守り仕えるために生きている龍にして産まれてきた龍」なのかもしれません。天命、使命…どのようなものでも、いずれも「命」に関わることであるような気がします。 時がが訪れればリセットされ、尊いという面から白色は命の色でもあるのでしょう。その色を纏う白龍は命の保護者であり、自身の天命を知り、使命に生きているようです。 白色は色の中でも最も汚れやすく、他の色に染まりやすい色です。けれどその色をもつ白龍がずっと清らかでいられる理由は、天帝や地上の生命という自分にとって大切なものを忘れることなく生きているからなのでしょう。天帝と生命を想う愛を灯火として、迷い踏み外すことの無いよう自分の歩む道を照らしているからなのかもしれません。決して離れることのない織姫と彦星のように、天帝と白龍の間にも赤い糸が存在しているようです。 …にしても、天帝や人を見守る白龍は別の存在で言えば人と神を仲介する『天使』に似ているのかもしれませんね。白龍や天使のような聖なる者は、命というその人の聖なる部分を見つめるようです。 * そんな白龍を、日本伝統工芸の一つである組紐の技術を用いて作成。ブレスレット状にしてみました。龍の頭の形をした金具を付けており、全体が龍になるデザインとなっております。一本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。組紐はコットン素材の糸を使用して組んでおり、コットンのふわふわ感で白龍に似た天使の羽をイメージしております。組み方は固く丈夫な作りになることからダイヤモンドを意味する金剛の名がついた「金剛組」という組み方を採用しました。 そして白龍には「熾天使セラフィム」の名を持つ天然石『セラフィナイト』を咥えさせました。 【セラフィナイト】…8ミリ 和名…緑泥石 石言葉…「平穏」「平和」「順応」 セラフィナイトのキーワード… ・平穏を好み、平和の道を選択する ・相手の気持ちを汲み取る ・発言に気をつける ・大切なものに気づき、天命を悟る ・初心の頃を忘れない ・自分を見失わない セラフィナイトは深いモスグリーン色の中に羽毛のような白い模様が見える様子が特徴的な天然石。 セラフィナイトという名前の語源は天使の『セラフィム』から来ています。天使には9つほど階級がありその階級の中で最も高位に位置する天使がセラフィムと呼ばれ、神と直接関わることが出来る天使とされています。日本語では熾天使(してんし)と訳され、「熾」は「火が盛んに勢いよく燃える」という意味で、熾天使たちは神に対する愛と情熱で体が燃えているという説から熾という字が使われているそうです。 どこか天使に似ていて、天帝の側近である白龍はもしかしたら熾天使のような立ち位置にいるのかもしれません。余談ですがセラフィムは別の神話に登場するセラピムという、翼をもち蛇の姿で火のように空を飛ぶ稲妻の精霊を起源にもつとも考えられています。 セラフィナイトという石が誕生する経緯ですがそもそもクローライトという石があり、その中で天使の羽のような白い模様をもって生まれたのがセラフィナイトと呼ばれます。セラフィナイトがもつこの白い模様はフェザーインクルージョンと言い、天使の羽と例えられているのですが白龍の鱗と見てみるのも面白そうです。セラフィナイトは別名クリノクロアという名前でもあります。 熾天使セラフィムの名をもつため天使の石として知られています。天然石の世界を見てみれば天使の石と呼ばれるものは他にもあり、恐らく代表的なものは淡い水色をもった「エンジェライト」という石でしょう。この石はエンジェルと、天使の名をそのままもっています。 熾天使の名をもつセラフィナイトの性格は白龍の性格と似ていそうです。命の保護者としての性格がもたらすのか、セラフィナイトは命と命が争うことを望まず、平穏を好み平和の道を選ばせるのでしょう。セラフィナイトの穏やかな性格に触れていれば、わざわざ平和を乱すような行動は起こさないよう気をつけられるかもしれません。 争いを起こす人の裏には苦しみが隠されていることもあります。例えば体調が悪かったりすると健康に対する不安やストレスで心も穏やかではなくなり、周囲に当たり散らすこともあるでしょう。そうなれば、攻撃をしてくるというのは逆に言えばSOSのサインでもあるのかもしれません。相手がなぜそんなことをするのか、セラフィナイトは相手の気持を汲み取らせるような一面がありそうです。平穏を好み、相手を想うので発言にも気をつけるよう心がけさせてくれそうです。 セラフィナイトは白龍のように、天命という自分にとって大切なものや目的を悟る力があるのかもしれません。これが天命である、と100%の答えが出るというよりは「これが私の命なんだ」と悟るほどに、大切なものが何なのか気づくことができるということでしょう。自分にとって大切なものが何なのかは経験を通していくことで分かるような気がします。となれば、天命にして大切なものが何なのか気づくことができるのは本人だけなのかもしれません。大切なものに気づいて天命を悟った時、愛と情熱が火のように熾され、大切なもののために生きていくと想うようになりそうです。 まだ初々しい初心の頃に誓ったことも、歩んでいくうちに忘れかけたり外れそうになったりすることもあるでしょう。道を踏み外していたり目的を忘れかけていたらセラフィナイトはまだ始まる時だった真っ白な1ページの頃に誓った時のことを想い出させ、我に返るかのように気づかせるでしょう。 セラフィナイトは和名で「緑泥石」と呼ばれます。泥の中にいても白い羽根が他の色に染まらない強さを見せるセラフィナイトは金銭欲、権力や名誉欲で物事を判断しないようです。天命という大切で崇高なものをみつけてもおごり高ぶらず、謙虚さを保つ印象も見られます。白いものは汚れやすく、羽のある者は堕ちやすい…。自分を見失うことの無いようセラフィナイトは見守っていきそうです。セラフィナイトにとって持ち主が「命」となるのかもしれません。 * 個人的な感想ですが、白龍が活躍しているのかもしれない7月と8月になると天国を想い浮かべます。白龍も天使もいるのであろう、あの世にして「天国」。天国がどのような場所でどのような風景が広がっているのかは分かりませんが、夏の地上のキラキラした眩しさやモクモクと肥える入道雲と青い空をみていると、天国も夏のような風景が広がっているのかな…なんて想ったりします。 8月はご先祖が地上に帰ってくるお盆がある月でもあります。そんな時期にあの世の天国を想うのは、白龍の影響もあるのかもしれません。織姫と彦星という陰と陽のように相反するものを繋げ橋渡しした白龍は、あの世とこの世という相反する世界をも繋げて橋渡ししていそうです。 毎年七夕の日だけ会うことが出来る織姫と彦星。夜空に織姫を表すベガと、彦星を意味するアルタイル、そして二人を仲介するかのように位置するはくちょう座の夏の大三角形が夜空に浮かび上がり輝くことが、二人が再び巡り合うことが出来たことを証明しているようです。 何万年と続いてきた、消えることのない愛の炎が天上にある。白龍も天上で、天帝と地上の生命への愛で心に火を熾し、愛と情熱で燃えていそうです。 ▷サイズ…咥えているセラフィナイトからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷素材… 組紐:コットン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化や変色したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当作家はいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 #龍 龍アクセサリー 龍アクセサリー 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリー ドラゴンアクセサリーレディース ドラゴンモチーフ 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 天然石ブレスレット 組紐ブレスレット 白龍ブレスレット セラフィナイト セラフィナイトブレスレット 白龍 ホワイトドラゴン 七夕 パートナーシップ 天使 熾天使 セラフィム エンジェル 天国 サマーランド シャーマン シャーマニズム 菊理姫 龍神 龍神ブレスレット マグネティズム ナイチンゲールの灯火 ホスピタリティ 白い世界の橋渡し 運命の赤い糸 双子の炎 ツインフレイム 魂の伴侶 ツインソウル 天命 使命 召命
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・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 弘法大師・空海とご縁の深い龍神『善女龍王』をイメージした龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している様子が伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、伝承によるとその暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しています。風水では大地を走り家屋に流れ込む「気」を龍と呼んでおり、その気が走っている道を「龍脈」と言い、この龍脈が集まってパワーが湧き出ている場所を「龍穴」と呼んでいます。龍のうねる胴体は活発に動く気の流れそのものを表しているとされています。目に見えない不思議なものや動きを龍とすることもあれば、中国では龍は「皇帝の象徴」でもあり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。日本に密教をもたらし、弘法大師の名で知られる空海が干ばつの際に龍神に雨を求めて祈祷したところ、雨がもたらされたという逸話が残されています。龍と水との関係から龍のようにうねる川を龍と表現することもあります。また龍神が祀られている場所のすぐ側に池や湖など何かしら水があることも多いようです。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など異なる姿を見せることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人ぞれぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神が祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。また気という龍が集うパワースポットである龍穴に訪れてみることもあるでしょう。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなってほしいと…。龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。雨という水にして龍を、人はいつの時代も求めているようです。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す…と言われています。なぜ龍はこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になると言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土に潜り、3月の春になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる尚武(しょうぶ)へと繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは黄河の中にある龍門という流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる…という中国の故事が由来となっています。この言い伝えにちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎて9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると、今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉は「竜のような英雄や優れた人が世の中に現れて活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。ここでは龍を英雄や優れた人と例えてあります。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れで言って11月は龍が潜む月と呼ばれるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍へと変貌を遂げると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、秋分の日に龍が降り立つと11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年における龍の動きを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も食物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 想えば水には流れるという性質があるので、龍は水に加えて「流れ」というものも司っているのかもしれません。まさに「龍は流」といったところです。風水でも龍が流れるものとして登場していますが、風水は龍がもつ流れという性質に注目している…ということでもありそうです。龍が暦に登場するのも、これは時が流れ行くものだからということなのかもしれませんね。 もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」でもあるのかもしれません。時と季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すから季節の循環が絶えず行われているのでしょうか。どうやら私達は龍という流れの中で生きているようです。 【善女龍王】 かつて空海が龍神に雨乞いを行って雨がもたらされたというそのお話についてですが、この時雨乞いの対象となったのが『善女龍王』という龍神さんです。 善女龍王とは、仏法を守護する龍王の一尊であるサガラ龍王の娘で、まだ8才の幼い童女と伝えられています。善女龍王…または女の部分が如になった「善如龍王」とも表記されます。 空海が善女龍王に雨を求めるに至った経緯ですがそれは遡ること平安時代の頃。干ばつが発生したため空海ともうひとり、守敏という僧侶に雨乞いを行うよう命令が下されました。さっそく空海が雨乞いを行ったのですが雨が降らず不発に終わります。雨が降らなかった原因を探ってみたら、それは空海が雨乞いを成功させて名声を得ることを妬んだ守敏が国中の龍神を瓶の中に閉じ込めて封印していたからなのでした。 しかしこの時、善女龍王は守敏よりも上位である菩薩の地位にいたため守敏に捕らえられることなく自由にいることが分かったため、空海は今度は彼女に対して雨乞いを行うことにしました。善女龍王はインドにある考えられていた無熱池という池に住んでいたらしく、その池から彼女を京都にある神泉苑に呼び寄せて7日間雨乞いを行いました。すると善女龍王は空海の祈りに答え、3日3晩の間雨を国中にもたらして国土を潤したそうです。 時代が下って江戸時代でも干ばつが発生した時、高野山に善女龍王をお祀りするするとたちまち雨が降ったとも伝えられています。話からして善女龍王は人々の心によく応えて雨を降らせる、霊験に満ちた龍神さんであることが伺えます。 空海直筆のものとされる遺言書によると神泉苑での祈祷の際、雨が降る直前に善女龍王が姿を現したそうなのですがこの時『長さ8寸…およそ24センチほどの金色の蛇』の姿で現れたそうです。この時の雨乞いの様子を伝える古事談という文献では『長さ8寸ほどの紫金の龍』だったという話が残されています。インドの無熱池から日本に訪れた彼女は現在、かつて雨乞いが行われた神泉苑に鎮座しています。聞くところによれば彼女が住む池の水は日照りの時でも涸れることが無いのだそうです。 善女龍王は神泉苑での祈祷の際にインドから日本に訪れていますが、訪れてきたタイミングと場所に関しては別のお話もあります。かつて空海は唐にある青龍寺というお寺で密教を学んだのですが、善女龍王はその青龍寺の守護神として祀られていました。空海が日本に帰国する途中、乗船していた船の中に現れて密教を守護することを誓い、日本に訪れたそうです。この時海を渡って日本に訪れたことから青龍寺の名前の「青龍」に水を意味する漢字の「氵(さんずい)をつけて「清瀧」と名がつけられ、清瀧権現とも称されるようになりました。 * 善女龍王がどんな龍神さんなのか、その詳細が書かれている経典は存在しないそうです。彼女の存在は空海の雨乞いのお話から知られるようになりました。詳細が書かれている経典が存在しないため善女龍王について詳しいことは不明ですが、色々調べていて個人的に想ったことがあります。 龍神さんが地上にもたらす「水」についてですが、中国の有名な哲学者である老子が説いたものの中で『上善如水(上善水の如し)』という水に関する故事があります。これは『本当に素晴らしい生き方、最高の善は水のようなものである。水はありとあらゆる万物に利益を与えながらも自らを主張することはなく、他と争わない。器に従って形を変え、人が嫌がる低い場所にも自ら身を置く』いう内容で、水がもつ特徴を理想の生き方と説いたものです。 上善如水という言葉は理想の生き方を説いたものなのですが、この内容はなんとなく善女龍王も表したような内容である感じがしました。干ばつで干上がった大地を水の力で潤して生命に利益もたらしつつも、自身の存在を強く主張することがなく経典に残されていない事、守敏に捕まらず争わない姿勢でいる事、雨がほしいという願望があった人々の心の器に従い、菩薩という高い地位にいつつもその力は下の地上という低いところにまでに落ちてその場に留まる…。善女龍王はまさに理想の生き方とされた水の如く生きているのかもしれませんね。 風水にて、龍という水にして気が集まってパワーが湧き出るところを龍穴と呼びますが、水が低い場所に降りていくことを考えてみれば龍穴は低い場所に存在しやすい…ということになるのでしょうか。龍神さんが祀られている場所のすぐ側に池など何かしら水があることも多いということでしたが、善女龍王が祀られている場所のすぐ側にはもしかすると龍穴という池が存在しているのかもしれません。彼女によって生み出される龍穴はまるでこんこんと湧き出る泉のようで涸れることがなさそうです。 * その善女龍王をイメージした、龍のブレスレットを作成してみました。 日本の伝統工芸の一つである『組紐』を用いて龍を再現。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を取り付けており、全体で1体の龍になるよう仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。 龍の配色についてですが、金色の蛇あるいは紫金の龍であったという伝承を元に紫色と金色で組み合わせてみました。紫金とは本来紫色を帯びた金色のことを指すのですが、ここでは紫をベースにしてところどころ金色に輝く姿にしてみました。また同時に仏教にて、紫色を帯びた純粋で最上級の黄金を示す「紫磨金」というものもイメージしています。 色にはそれぞれ意味やイメージが存在するのですが、紫色には高貴・高級といった意味があります。これは昔、紫に染めることが出来る染料は希少であったため紫色は位が高い者のみが使用できた色でした。そのため紫色に高貴や高級という印象がつくようになったそうです。 飛鳥時代では階級によって着用できる色の服に順位があったのですが、中でも紫色は最高位を示す色とされていました。かつて紫色が最高位を示す色とされていた事を考えてみると、善女龍王がもしも紫色を纏う龍神さんであった場合、彼女は高位の龍神さんなのかもしれませんね。 作成した龍には体の色と同じ紫と金の色合いをもつ天然石の「アメトリン」を組み合わせてみました。 【アメトリン(紫黃水晶)】…8ミリ 石言葉…光と影、調和、安定 キーワード… 龍(流れ)を見つめる * アメトリンは半分が紫色でもう半分が黄色という姿をもつ天然石。この石はアメジストという紫色の石とシトリンという黄色い石が混ざりあったものです。紫色のアメジストは熱が加わると黄色のシトリンに変化するのですが、アメジストがシトリンへと変化する途中に何らかの理由によって熱が加わらなくなって変化が途中で止まった結果、片方がアメジストでもう片方がシトリンとして残ります。こうして2色が共存しているものをアメトリンと呼びます。 アメトリンはまるで紫色に染まる美しい夕焼けを想わせる姿をしています。ですが紫と黄色という奇抜な配色ゆえにアメトリンを見た時は逢魔が時のような、妖しい印象を感じることもあるのではないでしょうか。まるでハロウィンカラーのような色合いでもあります。光と闇が混在し入れ替わる瞬間である逢魔が時のような雰囲気、そしてシトリンの明るさが光のようでアメジストの妖しさが闇を連想させるためか、アメトリンは「光と影」という石言葉をもちます。 アメジストは龍が目覚める前の2月の誕生石であり、シトリンは龍が眠る竜潜月の11月の誕生石です。アメジストは男女の愛を結びつけるバレンタインがある2月の誕生石であるゆえか、アメジストは人と人を結びつける愛の守護石とも言われています。風水ではアメジストを室内に置くと気の流れを良くするとも言われています。気が流れる道である龍脈に反応するようです。 想えば恋愛において好意がありそう…付き合えそうという感覚を「脈がある」といいますが、アメジストはこの「脈」にポイントがあるのかもしれません。恋愛において男女の間に流れ始めた脈に反応するゆえにアメジストは人を結びつける愛の守護石と呼ばれるようになったのでしょうか。風水では龍脈という脈に反応し、その流れを整えようとするのでしょう。アメジストは恋愛でも風水で見ても、脈を見出す才能があるようです。 11月の石であるシトリンのその名前はシトロンという柑橘類の果実から来ています。シトリンのその色合いは稲穂が実りを迎えて黄金色に輝く秋の頃の風景であり、また日が沈む頃の黄昏時のような雰囲気があります。黄色は黄金と色が似ていることと、穀物を育んで実りをもたらす土の色でもあることから「実りや豊かさ」を意味する色です。色がもつ意味合いが反映されているようでシトリンは富や繁栄という実り・豊かさをもたらすと信じられてきました。 シトリンと縁のある11月は世界的にみてみると収穫への感謝と故人を想う行事が同じタイミングで行われるようです。11月に入る前の10月31日には「ハロウィン」が行われますが、この行事はケルト人の文化であったサウィン祭という行事が起源と考えられています。ケルトでは10月31日が大晦日にあたり、11月1日を新年としていたそうです。10月31日はあの世とこの世を隔てる扉が開かれて故人の霊が地上に訪れると考えられ、また同時に収穫を感謝する祭りが行われていました。日本でも11月は収穫を感謝する「新嘗祭」が行われます。 ケルトのように収穫を感謝する行事と故人が地上に訪れる時期が重なっているのは、見えない世界との交流が新たな豊かさを生み出す…ということなのだからかもしれません。シトリンも「見えない世界(未知の世界)」という自分がまだ関わったことのない異業種の人々とのご縁を結び繋げていきそうです。 話からしてアメジストもシトリンも人を結びつける力がある様子が見られます。実は色相環において紫と黄色は反対色で対になる関係にあります。対になる関係ですが争う姿勢をもたずむしろ全く逆で共存しています。ゆえにアメトリンには「調和、安定」という石言葉が当てられたのかもしれません。 脈に反応するアメジストと豊かさを意味するシトリンを併せ持つアメトリンはまるで龍穴のようです。アメトリンは豊かさの脈を感じ取って人と人を結んでは実りをもたらし、共に喜びを分かち合い笑顔でいられるような賑やかな時をもたらしていきそうです。まるで気が集まってパワーが溢れる龍穴のように、人々が集まって活気が溢れ出る泉を生み出すのかもしれません。 * 美しい夕日がみられるその「西」は善女龍王がかつて鎮座されていた青龍寺および唐がある方角でもあります。 闇のようなアメジストがおかれる2月は龍が再生して飛び立つ春目前であり、これから訪れる春という光の世界を見つめます。光のようなシトリンがおかれる11月は冬目前で、これから先訪れる冬という闇の世界を見つめています。 この2つを併せ持つアメトリンと同じ紫金色を纏っていそうな善女龍王は、かつてご自身が鎮座されていた青龍寺がある西を見つめられていそうです。ある時西の空で紫と黄色に染まる夕焼けが見れたら、その時は善女龍王が西に想いを馳せて懐かしんでいらっしゃるのでしょうか。 善女龍王は日本に雨をもたらすため、偏西風のように西から東へと流れ着きました。彼女が東を見つめれば実りという繁栄に繋がる紫金色の雨がもたらされるのかもしれません。西から差し込む夕日はまるで彼女の後光のようです。 ▷サイズ…アメトリンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ※アメトリンは非常に色が薄くなっております。一見わかりにくいですが光を透かしてみると2色に分かれているのが分かる程度です。(見る方の視力など、見え方には個人差がございます)。アメトリンは強い光に当てると色が退色する性質があるため、ご使用頂くにつれて色味が薄くなっていく場合がございます。 また紫と黄色の配色の割合が石によって異なります。今回使用したものは黄色のシトリンの部分がほとんど多く、紫色のアメジストの部分はごくわずかです。使用しても良いと判断して使っています。もしこれらにご納得いただけない場合がご購入をお控えください。購入=了解したものとみなしております。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷素材…組紐:レーヨン、ポリエステル 龍頭:コーティングとして表面にレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。カメラの性質上、とくに紫色は青に見える場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。また金具部分はご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお考えくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 辰年 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石アクセサリー 天然石ブレスレット 和風アクセサリー 和風ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パワーストーン 龍パワーストーン 襲の色目 移菊 二つ色 密教 カバラ 生命の樹 グノーシス 密儀 五行 白龍 黒龍 青龍 善女龍王 善女竜王 清瀧権現 高龗神 闇龗神 淤加美神 龗 龍穴 風水 シルクロード 禅病 魔境 逢魔が時
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倶利伽羅龍王*ドラゴン&ヘマタイト 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 「倶利伽羅龍王」をイメージし、再現した龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している様子が伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな、色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 ときに神社やお寺に装飾として迫力のある龍の彫り物が施されている事があるのですが、これは装飾的な意味以外に、龍が水の力をもつことから「火災除け」の意味もあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など異なる姿を見ることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形にそって形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【不動明王と倶利伽羅龍王】 不動明王とは、空海が日本にもたらした密教にて伝わる明王の内の一尊。元は「揺るぎない守護者」という意味のアチャラナータという名前で、ここから不動と訳されるようになりました。不動明王は青黒い肌に迫力のある怒りの表情、背中には不浄を焼き払う火炎を背負い、右手には煩悩を断ち切る剣を、左手には羂索と言って断ち切った煩悩を縛り上げる縄を持った姿をしています。 密教の主尊である大日如来が優しさだけでは人を説得することは出来ないと想い、自らの化身として不動明王を生み出したと言われています。そのため不動明王は仏教に敵対するものを罰して懲らしめたり、煩悩まみれの人を力づくでも救済する方であり畏怖の存在です。しかし同時に、修行者が修行を完遂することが出来るよう加護する慈悲の存在でもあり、左目は下を、右目は上を見上げて天と地を見張っています。お不動さんと呼ばれて親しまれています。以降、私もお不動さんと呼ぶことにします。 お不動さんが右手にもつ剣にはときに、火炎に包まれた龍が巻き付いている様子で描かれることがあるのですが、剣に巻き付いているこの龍は「倶利伽羅(くりから)龍王」と言われています。 倶利伽羅のクリカとは「黒龍」という意味です。この龍王はお不動さんの化身とされていて、このような伝承が残されています。ある時お不動さんは智達外道という人物と神通力を比べて競い合いました。そこでお不動さんは火の大剣に、智達外道も剣へと姿を変えます。するとお不動さんは倶利伽羅龍王に変化して智達外道を呑み込もうとしました。この時の龍の長さは数十万キロにも及び、口からは悪気を吐き、その音は万億もの雷が一斉に轟くような凄まじい轟音で、これにはついに智達外道も降伏した…というお話です。 このお話を聞いてなんとなく想ったのですが、お不動さんが倶利伽羅龍王となって智達外道を呑み込もうとした時の大きさ、口から放たれた悪気と雷のような轟音という迫力は、長い黒煙を放って空を黒く埋め尽くし、火口から吹き出されるガス、そして噴火時に発生する雷のような「火山の大噴火」のようであったかもしれませんね。 お不動さんがもつ剣に倶利伽羅龍王が巻き付いているので、この剣は「倶利伽羅剣」とも呼ばれています。お不動さんへの信仰が広まると武士に好まれ、剣に巻き付く倶利伽羅龍王にちなんで刀に龍が彫られるようになりました。日本に密教を伝えた空海も雨乞いの修法を行う際、自作の倶利伽羅剣を手にして雨乞いを行ったことがあるそうです。 * お不動さんが背中に背負い、倶利伽羅龍王も体に纏っている「火」。「災い」という言葉にしてその漢字がありますが、よく見てみると「火」の文字が含まれていることが分かります。火がなければ料理をすることが出来ず、暖かいお風呂に浸かることもできなくなってしまうため火は重要なものであるのですが、扱い方を間違えれば物や家、生命も燃やし尽くして奪ってしまうこともあるため危険なものであることは誰もが知ることです。そう考えると、龍が水であるというのに対して「災いとは火である」と言うことになるのでしょうか。しかしお不動さんが背負う炎は何かを奪う火ではなく、不浄を焼き払う聖なる火です。 あるお寺で火事が発生した時、お不動さんがいた本堂だけは焼失を免れたという不思議なお話があります。魔のように忍び寄る火に対してお不動さんが睨みを効かせた結果、火が近寄れなかったのかもしれませんね。 その昔、「め組」で有名な火消しの人々は背中に倶利伽羅龍王の姿を彫っていたそうです。火消しの人々が倶利伽羅龍王を背中に刻んだ理由は龍が火を消すことが出来る水の力をもつことと、火事場という非常に危険な場所に赴くためお守りとしての一面があったようです。 かつて人々は干ばつが発生した時、火照る大地に潤いがもたらされるよう龍に恵みの雨を求めていました。干ばつという火のような災いに対して、龍の水による消火活動が行われていたようです。水の力をもつ龍である倶利伽羅龍王がもたらす雨水は「め組の雨」。災いという火を消すめ組(恵み)の水をもたらしていきそうです。青黒い姿をもち、悪と対峙して見張り、人々を守ろうとするお不動さんは人に例えるならまるで警察官。そして火消しの人々の背中に刻まれた、水の力を司る龍である倶利伽羅龍王は消防士のようです。 龍は厳つい見た目をしていますが、お不動さんと同じくその厳つさゆえに、火のような災いにして魔も近寄らなくなるかもしれませんね。 * そんな、お不動さんの化身である倶利伽羅龍王を再現。ブレスレットにしてみました。 日本の伝統工芸の一つである「組紐」の技術を用いて作成。ブレスレット全体が龍になるデザインとなっております。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。ブレスレットにしたことで、剣に巻き付いていた倶利伽羅龍王が腕に巻き付くようになりました。 組紐は様々な組み方があります。倶利伽羅龍王を再現するにあたって「ねじり三角組」という組み方を採用しています。剣に倶利伽羅龍王が巻き付いているようで、また剣を呑み込んで一体化したようなデザインにしました。 龍の顔ですが、額には仏像によく見られる「白毫」をイメージして銀色の粒をつけています。本来明王に白毫は付かないそうなのですが仏教の世界観を出してみたかったのであえて付けてみました。また、お不動さんがもつ倶利伽羅剣にちなんで剣のチャームを使用。この剣のチャームのところに「錫杖」もイメージして、丸い輪っかを数個付けています。 そして倶利伽羅龍王には『ヘマタイト』を咥えさせてみました。 【ヘマタイト】…8ミリ 石言葉…勝利、身体能力 ヘマタイトのキーワード… ・『火』の用心 ・『火』の取り扱いに注意 * ヘマタイトはガンメタル色の光沢をもつ姿が特徴的な天然石。力強い光沢を放つことから黒いダイヤと呼ばれたこともあるそうです。剣でなく、この倶利伽羅龍王が呑み込もうとしているヘマタイトは鉄分を含んでおり、切断したり研磨すると赤い粉を出すことからギリシャ語で血を意味する言葉が由来となって、ヘマタイトという名前になりました。血は鉄分を含みますが、想えば剣も鉄分を含んでいます。ヘマタイトは倶利伽羅龍王と組み合わせるのにピッタリかもしれませんね。 血の名前をもつヘマタイトは文字通り血の石で、血液との関連が見られる石です。古代ローマではヘマタイトに止血や治癒の力があり、生命力や身体能力を高めると信じられていました。またローマ神話の軍神マルスの加護が得られ、勝利をもたらす力があると考えられていたらしく、兵士が戦場に赴く際に共に持っていかれたそうです。ちなみにこの軍神マルスは赤い星「火星」の名前であるマーズの由来となった神なのですが、この火星でも土からヘマタイトが発見されています。 またヘマタイトは光沢が強い面が活かされて鏡に加工され、魔除けや呪術などの儀式において天と地を結びつける道具として用いられていました。 天然石には時に何かしらの力を持っていると噂されますが、その力の所以を紐解いてみるどうやらそれは龍の性格が自身が身に纏う色から反映されているように、天然石も自身が身に纏う色がもたらす色彩効果や色の意味、また用いられてきた経緯が関係している様子が見られることがあります。 黒龍の倶利伽羅龍王も纏うその「黒」という色は言わずともわかるように夜に広がる「闇」の象徴で、恐怖を意味する色で恐れられる傾向が強い色です。ですが敵に追われた時に逃げ込む物陰や洞窟の色であるため、「黒はその懐に飛び込んだ者を庇護する色」でもあります。黒に身を預けて一体化するなら強大な力を与えてくれると人々から信じられていました。黒は力を得ようとする人にとって崇拝に値する色と言われています。 古代エジプトでは生命や再生の色で、黒の強さは「魔除けの色」とされました。キリスト教では黒色は美徳や謙虚の色で、また罪を悔い改めて再生する色とされていたので修道士の服の色でした。仏教では「黒は何にも染まらない不動の色」とされていて信仰の深さを意味していました。仏教においても黒は修行僧の法衣の色です。 こうして、ヘマタイトがもつと考えられる力は自身が用いられてきた経緯に加えて、纏っている黒色の意味も含まれていそうです。黒は魔が潜む闇を意味する色であるけれど、またその魔を寄せ付けることのない色とも見られていました。ヘマタイトが災いを退けると考えられていたのも、黒という色が持ち主を闇に包みこんで敵から身を隠させるからなのでしょうか。そしてヘマタイトが加工された鏡も跳ね返すという性質があるので、鏡には魔除けの意味もありました。 儀式において天と地を結びつける鏡となったヘマタイトは天と地を見張るお不動さんのように周囲を見張り、時にその光沢が鏡となって攻撃を跳ね返しそうです。かつて倶利伽羅剣を用いて雨乞いを行った空海のようにヘマタイトは、干ばつのように襲いかかる災いの火を消すことが出来る雨水が持ち主にもたらされるよう、天と地を繋ごうとするのかもしれません。 魔や災いというのは一見害のなさそうな外見をともなって現れることもあるでしょう。周囲を見張るヘマタイトは相手に敏感に反応を示しそうです。一見害がなさそうな物事や人物であっても、周囲から評判が良くても、なぜか拭いきれない違和感があるなら気をつけるよう促すかもしれません。災いという火に気をつけるよう、火の用心を促すでしょう。 火は「怒り」や攻撃性も意味します。怒れるお不動さんの力の源もまた怒りという炎なのでしょう。人は怒りの感情が噴火すると我を忘れて暴走することがあります。しかしその怒りをもつお不動さんは怒りを力の源としつつも冷静で正義の存在です。お不動さんが悪と対峙する正義の存在でいられる理由は何なのでしょうか。 私的な見解ですが、お不動さんが怒りをパワーとしながらも冷静を保ち、正義の存在としてあり続けられる理由は、消して揺らぐことのない慈悲の心が軸としてお不動さんの中にあるからなのかもしれません。お不動さんは「火=怒り」の取り扱いに長けているようです。ヘマタイトは怒りという火を攻撃に使うのでなく、物事を前進するための火力に変えよ…と、火の取り扱いに気をつけさせるかもしれません。 *サイズ…咥えているヘマタイトからカニカンまで含めておよそ41センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨンとコットン素材の糸を使用 龍頭…着色後にコーティングとしてレジンを使用しています。(レジンは経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますので擦らないようご注意下さい。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。) ▷ヘマタイトは鉄分ゆえ水や汗に濡れると錆が発生しますのでご注意ください。ご使用後は布などで汗や水分を拭き取ることをおすすめいたします。また、長くご愛用頂くにつれて錆が発生することがあります。ご了承くださいませ。 ▷ヘマタイトは重みがあるため、着用時に重く感じることがございます。恐れ入りますがご理解の程、よろしくお願いいたします。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷剣のチャームは無理に力を加えると折れてしまう可能性がありますので、力を加えないようご注意下さいませ。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず、無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 辰年 不動明王 倶利伽羅龍王 警察 消防 め組 密教 占星術火星 シャーマン シャーマニズム 武甕槌 タケミカヅチ
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¥5,800
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★作り直し中です。しばらくお待ちください… ・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光さえ届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すのだそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では仏法を守護する「龍王」として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』であり、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に対して雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など様々な姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれませんね。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。龍に対する見解が水のようになって、人それぞれ異なる心という器の形に沿って形状を変化させると考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」とされています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間に実って収穫することができます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係していそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句が過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になることがあれば、鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この呼び名ですが、ここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、龍潜とは「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することなく潜むかのように過ごしている」という意味を持っています。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に天に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、9月の秋分の日に降り立つと、11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上へ帰還すると淵に潜り眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇るという、死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も農作物の成長に必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれません。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 さらにいえば、もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」であるのかもしれません。時と季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返しているから季節の循環が行われているのでしょうか。私達は巨大な龍の中で生きているのかもしれませんね。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など、水のように『流れるもの、流れ行くもの』を龍と表現してきました。そうなれば水や川のように流れてうねる組紐も龍と呼んで表現することができるのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』ということかもしれません。ツノやヒゲが生えた顔がなくても、鋭い爪がなくても、そこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を現すのも、暦にして時というものが流れていくものだからではないでしょうか。 伝統ものという、師から弟子へと継承されるものというのは『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へ技術が伝授され、受け継がれていくことによって流派という流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず伝統もの全てに龍の存在を見出すことが出来そうな気がします。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、組紐を組んでいく中、龍のような流れを起こしている伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。【伝統に触れて親しむことは、龍と交流すること】でもあるかもしれませんね。 *組紐ブレスレット【黒金龍】… 日本の伝統工芸の一つである組紐の技術を用いてブレスレットを作成してみました。一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は「鎖つなぎ組」という組み方で組んでいます。黒と金色の配色でゴージャス感を出してみました。黒色がお好きな方におすすめです。 また組紐には天然石の「ルチルクォーツ」を組み合わせてみました。 【ルチルクォーツ】…8ミリ 石言葉…強運、革新、信念 キーワード…豊かさを夢見る 水のような石の水晶の中に、ルチルと呼ばれる金の針が入っている様子が特徴的な石。水晶に包まれるこの金色の内容物は、ローマ神話に登場する愛と美と豊穣を司る女神ヴィーナスの髪と呼ばれています。 ヴィーナスと同一視されたギリシャ神話のアフロディーテは水の中に落ちた泡から誕生したと伝えられています。ルチルがヴィーナス(アフロディーテ)の髪と聞いて想ったのですが、水の中で揺蕩うアフロディーテの髪を連想させるルチルクォーツは、アフロディーテが水の中で誕生する瞬間を捉えたような石であるような感じがしました。またこの輝くルチルを見ていると黄金色に輝く稲穂を想い出します。 ルチルクォーツという石は豊かさをもたらすと信じられています。それゆえ、豊かさを夢見てルチルクォーツを手にする人は多いようです。このルチルクォーツはまるで水の中で眠り、豊かさを夢見るアフロディーテです。植えられた稲の苗も黄金色に輝く自分の姿を夢見て育っていきます。成長したその先に黄金色に美しく輝く自分があると信じて成長しているのでしょう。 水の中で夢見るアフロディーテのように、このルチルと共に暦という龍(水)の中で日々豊かさに想いを張り巡らせてみてはいかがでしょうか。 ▷サイズ…ルチルクォーツからカニカンまで含めておよそ39センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 組紐の太さ…やや細め 組紐の素材…レーヨン、ポリエステル ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はご用意できる限りサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスのものを使用しています。そのためお肌が弱い方はご使用をお控え頂くか、自己責任でよろしくお願いいたします。またサージカルステンレスは必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、身につけて楽しむ程度でお持ち下さい。 ▷ルチルクォーツは石によってそれぞれ内容物の量や質が異なります。ルチルの向きが一定でない、または散在しているようなものもございますが、こちらの判断で使用してもよいと想ったものを扱っています。恐れ入りますがご理解のほど、よろしくお願いいたします。 #龍 龍神 竜 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 組紐お守り 和風アクセサリー 金星 イシュタル イナンナ 弁財天 宵の明星 蛇 爬虫類 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 黒龍 黒龍ブレスレット 黒金カラー ファッション ゴージャス 一粒万倍日 巳の日 己巳
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空龍*ドラゴン&ターコイズ 龍の組紐ブレスレット
¥11,000
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 澄み切った青空のような、スカイブルーカラーの龍のブレスレットです。龍とも縁のある人物であった「空海」の人生からインスパイアを受けて作成してみました。 * 皆さんは「龍」と聞くとどのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在しています。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合はその暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ差すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を身に纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでいます。中国では龍はかつて「皇帝の象徴」とされ、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。かつて日本に密教を広めた弘法大師・空海が干ばつが発生した際に龍神に雨乞いを行ったところ雨がもたらされたという逸話が残されています。 龍と水との関係から龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現する様子も見られます。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せるのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形によって水という龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくるのではないかと想います。注がれる器の形に沿って水が形状を変えるように、人それぞれ異なる心という器の形に沿って龍という水も変化するかもしれないと考えられるからです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めて未だ形を伴うことのない願望が雨が降るかのごとく形となって眼の前に現れ、現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代的な雨乞いなのかもしれません。 * 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月21日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、収穫できる時期と重なっています。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる尚武(しょうぶ)へと繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは黄河の中にある龍門という流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる…という中国の故事が由来となっています。この言い伝えにちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎて9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉は「竜のような英雄や優れた人が世の中に現れて活躍することなく潜むかのように過ごしている」という意味です。ここでは龍を英雄や優れた人と例えてあります。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れで言って11月は龍が潜む月と呼ばれるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍へと変貌を遂げると春分の日に天に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑む。月日が流れて秋分の日に龍が降り立つと11月は眠りにつき、眠りというある種の死を経験すると3月には蛇となって蘇り、龍に進化して再び天に飛び立つ…。 一年における龍の動きを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が死と再生を脱皮の如く繰り返して生まれ変わっているように見えました。農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も食物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。龍は空を旅行し、そして地に帰還するという旅をしているのかもしれません。 想えば水には流れるという性質があるので、龍は水に加えて「流れ」というものも司っているのかもしれません。風水でも龍は気として流れていますし、龍が暦に登場するのも、これは時というものが流れていくものだから…ということなのかもしれませんね。まさに「龍は流」といったところです。 もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」でもあるのかもしれません。時と季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すから季節の循環が絶えず行われているのでしょうか。どうやら私達は龍という流れの中で生きているようです。 * 龍神さんに雨を求めて雨乞いを行ったことのある「空海」。唐に渡って密教を学び、密教を日本にもたらした人物で弘法大師の名で知られています。どんな人生を送ったのか気になったので彼について調べてみました。 【空海】 空海は774年6月15日に、現在の香川県である讃岐の豪族であった佐伯一族の元に誕生しました。幼少期の名前は眞魚(まお)といい、幼い頃から仏教に親しみ読み書き能力が優れていたそうです。少年時代は地方の教育機関で文書や詩を学ぶと、後に天皇の子の個人教授をしていた叔父を頼って上京します。 18才になると現在でいう公務員にあたる官吏を育成する大学に入学し、さらに懸命に勉強に励みます。ですが空海にとって勉強だけでは物足りず、また大学に通うのは箔をつけるためだけという姿勢を持っていた同輩や師弟たちに疑問を抱いていました。次第に、官吏になって将来安泰に暮らすことに疑問を感じるようになります。 そんな時一人の僧と出会い「虚空像求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」という行法を授かります。虚空蔵求聞持法とは、果てしない大空のように無限の智恵と慈悲を持ち、知識や記憶などにおいて利益をもたらすとされる虚空蔵菩薩の真言(呪文)を100日までのあいだに100万回唱えるというものです。これを成し遂げることが出来ると記憶力が増大して読んだ経典を忘れる事がなくなると言われているのですが、100日までの間に真言を唱え終わらなければならないため不眠不休で行うことになり、時には命を落としかねない非常に危険なものでした。しかしこの行法を授かったことを契機に官吏の道から仏門に転じて真理を追求したいと望むようになり、大学を数年で辞めて修行を始めました。 現在の高知県にある室戸岬の洞窟で虚空蔵求聞持法を行い始めました。この行法は過酷を極めるため、行者は時に不思議な体験をすることがあるそうです。空海もひたすら真言を唱えていたところ、虚空蔵菩薩の化身とされる明けの明星(金星)が口の中に飛び込んできて飲み込むという不思議な経験をしました。明けの明星を飲み込んだこの時、洞窟の中から「空」と「海」が見えていたことから『空海』と名乗るようになりました。 修行を始めてから7年が経った頃。空海はある時夢の中で『大和国にある久米寺へ行け』と不思議なお告げを受け取ります。お告げの通りそのお寺に行ってみると、そこで密教の主尊である大日如来の教えが書かれていた『大日経』と出会います。これを読んだ空海はこれこそが真理だと直感し、より密教を知りたいと想いました。しかし密教はきちんと師匠から学ぶことで伝授されるもので、密教の師匠から教えを請う必要があったのですが、この時国内に密教について尋ねることが出来る人がいませんでした。そのため空海は当時密教が盛んであった唐に渡ることを決意します。 当時一個人が私的に海外に渡ることは非常に難しいもので簡単に行けるものではありませんでした。しかしこの時人生最大のチャンスが訪れます。長らく行われていなかった遣唐使を派遣することが決定して唐行きの船が出ることになったです。空海はこの船に同乗させてもらうことにし、叔父の口添えもあって空海は留学僧として船に乗ることが出来ました。804年5月、空海を乗せた船も合わせて4隻が唐を目指して出航しました。空海が目指すのは唐の都・長安。まずは船を寄せる場所の明州を目指します。 しかし船旅の途中嵐に遭遇し、4隻の船は散り散りになってしまいました。空海が乗っていた船はなんとか遭難は免れ、進路が外れて目的地とは別の場所である福州に到着します。福州側は船が突然現れたので密輸船と警戒し、疑いをかけられた空海はしばらくその場で足止めを食らって唐に入ることが出来ませんでした。 この時空海は現地の観察使に、自分たちは密輸船では無いという内容の手紙を書いて送ったのですがその内容は観察使が感動するほど素晴らしかったらしく、それゆえ密輸船ではないとの誤解が解けて入国を許可されて入ることが出来ました。そしてその年の12月23日、空海は最終目的地である念願の長安に到着します。 唐の都・長安はシルクロードの交易路でもあったため世界中の文化や思想が集まる大都市で様々な寺院が存在していました。空海はまず密教をより理解するために欠かせない梵語を習い始めたのですがわずか短期間でマスターし、他に儒教、道教、キリスト教、ゾロアスター教、マニ教、イスラム教などあらゆる宗教も学び吸収しました。この時空海の存在は唐の知識人の間でも噂の人物となっていたそうです。 様々なものを学んだ空海はいよいよ密教の根本道場である青龍寺の門を叩きます。ここには「恵果」という阿闍梨がいました。阿闍梨とは密教において最高位の僧侶を意味するもので、恵果は偉大な密教僧でした。 恵果は空海が日本にいた時に厳しい修行を行ってきたことを見抜いていたようです。驚くことに恵果は空海を一目見るとほほえみ喜んで、「あなたがここに来ることは知っていてとても待ち望んでいました。私はもう余命が長くなく、すぐにでも密教をしかるべき人に伝えたいと考えていたのです。さっそく取り掛かりましょう。あなたにすべてを伝授します」と言って空海を受け入れたそうです。恵果にはこの時1000人も弟子がいたのですが、今自分の元に訪れたばかりの空海を継承するにふさわしい者だと決めたことに弟子たちは驚きました。 まるで水を一滴ももらさないかのように空海には法が伝授されていきました。密教の様々なことが伝授されていくと805年、8月上旬に空海はついに恵果から密教の最高位である阿闍梨を継承して密教の正統継承者となりました。 空海にすべてを伝授し終えた途端に恵果の体力は衰えていって寝込むようになりました。恵果は空海に一刻も早く帰国して密教を日本にもたらすように告げると同年12月15日、恵果は生涯を終えました。その夜空海が道場にいると恵果の霊が現れて「あなたと私は深い縁で結ばれています。私は東の国に生まれ変わってあなたの弟子となり、密教の布教に努めるでしょう」と告げたそうです。恵果は長安の郊外の村にある墓地に埋葬され、追卓の碑文は弟子達を代表して空海が書きました。 恵果からも告げられたように空海はすぐに帰って密教を広めたいと考えていたのですが、留学僧は唐に20年も滞在しなければならないという決まりがあったため、本来はすぐに帰れるものではありませんでした。しかしかつて唐に行くと決めた時タイミングよく船の出航が決まったあの時のように、空海に再びチャンスが巡ってきます。この頃唐の新しい皇帝の即位を祝うための使節団が日本から来ていたのです。空海はその使節団が乗っていた船に同乗させてもらい共に帰国することにしました。帰りの時も嵐に遭遇しましたがなんとか九州、福岡の博多に到着でき、帰国を果たします。 しかし本来20年のあいだ滞在しなければいけない決まりを破って2年で帰国してきたため、違反した空海は入京の許可が降りませんでした。入京できる機会を伺いつつ福岡の太宰府で3年間ほど過ごします。空海が都に入れない間のことですが、朝廷内は「薬子の変」が起きていて混乱していました。 平城天皇が皇位についたのですが、桓武天皇の皇子である伊予親王が誅反の罪に問われて自害してしまいます。すると平城天皇は伊予親王の怨霊に悩まされ病気になったため嵯峨天皇に皇位を譲りました。しかしその後、平城上皇の復位をもくろむ周囲の入れ知恵によって平城上皇は都を平安京から平城京に戻そうとし、結果、平安京と平城京が並行する異常事態が発生してしまいます。これに対して嵯峨天皇は入れ知恵に関わったものを処刑、この騒動の主犯格となった者は自ら命を絶ち、平城上皇は出家しました。 この騒動が終わってから810年、空海にようやく京に入る許可が降りました。空海はさっそく鎮護国家の修法を行い、同時に亡くなった伊予親王の供養も行いました。薬子の変の渦中にいてその騒動を経験していた嵯峨天皇は空海の祈祷に非常に安心と信頼を寄せ、それ以来空海と嵯峨天皇は私的な交流を深めていくこととなりました。空海は唐から様々なものを持ち帰っていたためそれらを献上すると、教養人であった嵯峨天皇は大いに喜ばれたそうです。こうして嵯峨天皇は空海の最大の協力者であり、また終生の友となりました。空海は嵯峨天皇になにか献上する際は自作の漢詩を添え、これに対して嵯峨天皇も必ず返書を賜りました。空海は嵯峨天皇と交流があったため政治とも距離が近かったのですが、政治に関しては一切口を出すことはなかったそうです。 その後816年、空海は密教の本格的な道場を現在の和歌山県にある紀州の高野山に開設しました。密教では「清らかな池や川があって毒蛇や虫がいないこと、雑音がない場所」が修行の場所に良いとされており、この条件を満たしていたので高野山が選ばれました。ちなみに建設中の時、嵯峨天皇から都にある東寺を空海に下賜するという内容の書が届きました。なぜ東寺を空海に下賜されたのかというと、空海がこのまま高野山にかかりきりになってしまったらもう都に戻ってこなくなるのでは…と心配した嵯峨天皇が、空海の気を引き止めるために贈られたのでした。このとき空海は高野山は修禅の道場として都には密教を広めるのための寺院を立てたいと想っていたので、東寺を贈られたことは非常にありがたいことでした。 当時の教育機関は貴族や豪族の子弟のためのもので一般庶民は無縁だったため、空海は828年に身分関係なく教育を受けられる学校も開設しました。 しかしその学校を開設した頃から空海は病を患っていたようで体調があまりよくなく、死期が近いことを悟っていました。亡くなる前に弟子たちに「私は兜率天(やがて仏となる菩薩が地上に下るまでの間過ごす場所)へのぼり、弥勒菩薩の御前に参ります。その兜率天から私は、雲の間からあなたたちを見ている。56億7000万年後、必ず弥勒菩薩と共にこの世に現れます。」と語ると835年3月21日の早朝、空海は息を引き取りあの世へと旅立ちました。 想えば空海が亡くなった3月21日は年によっては、龍が天に上る春分の日にあたります。空海は龍に乗って大空へ旅立ったようです。そして空を旅している龍の背から私たちを見つめているのかもしれませんね。 * 空海は密教僧としてだけでなく『表現者』としての一面もありました。 幼い頃から読み書き能力に優れ、観察使も感動させたこともある空海は言葉の扱い方に長けていました。空海は密教は師と弟子の心の交流によって伝えられるので経典の読み書きだけでは足りないと語ったことがあるのですが、人々を教化し導くためには言葉の力も必要とも語っています。「著述家」でもあり、たくさんの書を後世に遺しました。また漢詩もよく書き残したため「詩人」でもあり、書道の腕前も卓越していたので嵯峨天皇、橘逸勢とともに日本三筆の1人で「書道家」でもあります。密教を学ぶ前にマスターした梵語は辞典を編纂できるほどだったため「辞典編纂者」と言われることもあります。 仏像を彫ったり、法具や文字では伝えられない密教の教えを視覚化した曼陀羅も作成しました。仏像を彫ったり法具も作るなどいわゆる「クリエイター」としての顔も持ち合わせています。他にも密教は星回りも重視したので空海は『占星術師』でもあり、多くの土木・治水事業も行い地元の池の修繕工事も行ったことがあるので『土木技師』という一面もあります。空海は多芸多才な人物であったようです。 * 空海に密教のすべてを伝授し、深い縁で結ばれていると告げた師匠の「恵果」。この恵果の師匠は「不空」という密教僧でした。不空はインド、もしくはウズベキスタンの古都サマルカンド出身と考えられていて唐に密教をもたらした人物なのですが、実は空海はこの「不空の生まれ変わり」と言われています。こう言われる理由は空海の誕生日と伝わる6月15日は不空が入滅した日であることと、不空は唐に密教を伝えて広めた、そして空海は密教を日本に伝えて広めたなど生い立ちが似ていたことが挙げられています。 空海が不空の生まれ変わりという噂は不空の弟子であった恵果も信じていたとも聞きます。空海が不空の生まれ変わりかどうかその真相は謎で、生まれ変わりというもの自体も謎に包まれています。ですが恵果が空海をひと目見て後継者にふさわしいと判断して密教を伝授したことと、深い縁で結ばれていて今度は私があなたの弟子になると語った様子をみてみれば、私たちには分からない、師と弟子の心の交流があった者だけに分かる何かがあったのでしょう。恵果は空海にかつての師匠の面影を感じたのかもしれませんね。 * そんな空海の人生からインスパイアを受けて空海と龍を組み合わせたような、龍のブレスレットを作成してみました。 日本の伝統工芸の一つである『組紐』を用いて作成。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を取り付けており、全体で1体の龍になるよう仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。 組紐はコットン素材の糸で組んでおり、龍の体の色は空のような鮮やかな水色にしてみました。またこの配色は同時に、ブルーコンドロという蛇もモデルにしています。 スカイブルーなこの龍には天然石の「ターコイズ」を組み合わせてみました。 【ターコイズ】…8ミリ 石言葉…旅の安全、健康、成功、繁栄、神聖な愛 ターコイズのキーワード… 『フレンドシップ』『以心伝心』 『テレパシー』『虫のしらせ』 『智恵をダウンロードする』 『シンクロニシティ』『シンクロする』 『門出を祝う』 * 澄み切った青空のような色が魅力的な石。ターコイズは12月の誕生石であり、同時に12月の星座であるいて座の守護石でもあります。ターコイズがおかれる12月は空海が長安入りしたり師匠の恵果が旅立った月です。現代人が12月と聞くとよく想い出されるのはクリスマスではないでしょうか。 12月は日の長さが最も短く夜が長い冬至もあります。そんな月に澄み切った空のような色をもつターコイズが守護石として当てはめられたのは不思議かもしれません。ターコイズのその色は12月よりも、龍が降り立つ秋分がある9月の秋空に近いようです。ターコイズは冬至の夜のように暗い闇夜のときでも、空がモノクロの曇天で覆われていても、一目見れば心に爽やかな空を想い出せてくれます。 ターコイズのこの色合いですが空色のものもあれば緑よりのものもあります。これは含有物の量で左右され、銅が多いと空色になり、鉄が多いと緑色を帯びるようになります。青よりがいいか緑よりがいいか、好みは人それぞれでしょう。空色にもなれば大地に生きる植物の緑色にもなる事があるターコイズは「天と地」を象徴する石。神々が住まうと考えられた空の色と大地の植物と同じ色を含むためか、ターコイズは空からのメッセージを受信するシャーマニックな力があると信じられていました。 空からメッセージを受信する力をもつターコイズは天然石界におけるスマートフォンのようです。現代人が通信機器によって虚空のように果てしなく広がるネットワークに繋がって情報を得たり何かしらダウンロードしたりするように、ターコイズは空という果てしなく広い場所から知恵をダウンロードするのでしょう。 ターコイズは別名トルコ石と呼ばれるのですが、実はターコイズはトルコでは産出されません。当時交易の要衝がトルコであったためターコイズはトルコに集められ、ラクダに商品を乗せて旅をしながら商いを行う隊商によって遠くの地にも運ばれるようになったのでトルコ石と呼ばれるようになりました。隊商に運ばれたことからターコイズは「旅人の石」とされ、旅人の守護石と言われています。隊商によって運ばれたターコイズは旅人の守護石と同時にまた自らも旅人の一人です。 ターコイズは身の危険を察知する能力があり、またターコイズは人に贈るとより力を発揮すると言われています。これを裏付けるような逸話があります。ある時医学者のアンセルムスという人物は父からターコイズが贈られました。これは父が、ターコイズは贈るとより発揮するという話を聞いて息子のアンセルムスに渡したのでした。そしてある時アンセルムスがターコイズを身に着けている時に落馬する事故があったのですがこの時無傷で済み、その代わりかターコイズが壊れていたらしいのです。アンセルムスはこれを見てターコイズが身代わりになってくれたのだと想ったそうです。 感動的なお話のところ野暮なことを言ってしまいますが、ターコイズは硬度が脆くそのため砕けやすい石です。それゆえ落下時に衝撃を受けて砕けたのでしょう。けれど落馬は時に命を落としてしまうこともある大きな事故ですので落馬しても無傷だったことはやはり不思議です。 今の次代は通信機器もあり航海技術も発達していて、ある程度安全確保もなされています。旅の途中でも連絡は取れますし、たどり着いたら無事を連絡することができます。遠くの国にいてもやりとりが可能で、電話もメールも届くのは一瞬です。けれど空海が生きていた次代の航海技術は未熟。しかも西から東へ吹く偏西風の影響により、東の日本から西の唐へ行くのは逆風の中を行くことで非常に危ないものでした。通信機器も存在しないため、異国に旅に出た人が無事についたのか知ることも難しかったでしょう。 ターコイズは自らも隊商とともに旅をしたことがある旅人ゆえに、旅の危険も分かっているのかもしれません。旅に出かける人に私達は体調には気をつけてね、気をつけて行ってね、と声をかけます。目標を掲げて新天地に旅立つ人には向こうでもうまく行きますようにと、その人の成功を願うこともあるでしょう。ターコイズの石言葉の「旅の安全、健康、成功、繁栄、神聖な愛」はこれから旅に出る人にかける言葉を表しているような気がします。ターコイズは大切な人を想う神聖な愛にシンクロして、旅立つ人の旅の安全と幸運を祈るのでしょう。 ターコイズの歴史を見ていて思ったのですが、ターコイズが人に贈るとより発揮するあたり、ターコイズには差出人の祈りを自分に乗せて相手に届ける様子があるのかもしれません。旅人の守護石とされたターコイズは時に「友情の石」とも言われています。通話で人と人を媒介するスマートフォンのように、ターコイズは心と心の媒介を果たそうとするのでしょう。飛行機が人を乗せて青空を翔るように、ターコイズも人々の祈りや想いを乗せてあの青空に届けていきそうです。 ▷サイズ…咥えているターコイズからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:コットン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。また金具部分はご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお考えくださいませ。 ▷龍の歯の大きさは均一でないため、ターコイズの噛み合わせが緩い場合がございます。(ピンや石を回すと噛み合わせが緩くなってガタガタ揺れる場合がございます)恐れ入りますがご了承くださいませ。 またターコイズは硬度が脆いため、強い衝撃を与えると砕けてしまう場合がございますのでご注意くださいませ。輸送中に起きた配送会社による破損には対応致しかねます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 辰年 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石アクセサリー 天然石ブレスレット 和風アクセサリー 和風ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パワーストーン 龍パワーストーン ふたご座 いて座 シャーマン シャーマニズム 大日如来 虚空蔵菩薩 アーカーシャガルバ アカシックレコード 虚空蔵求聞持法 弥勒菩薩 ミトラ教 密教 カバラ 生命の樹 クリスマス 冬至 ブルーコンドロ サマルカンドブルー シルクロード キャラバン スカイブルー ターコイズブルー
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組紐ブレスレット【黒金龍】00
¥4,200
SOLD OUT
★作り直し中です。しばらくお待ちください… ・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ーー*ーー* 龍のようにうねる「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか? 縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画のキャラクターなど想い浮かべるイメージは人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると龍は「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など色々という言葉通りカラフルに存在している様子が伺えます。 そんな色とりどりな龍たちですがそもそも「龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では仏法を守護する「龍王」が存在しています。運気の向上を図る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」としても姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』であり、いにしえの時代では干ばつが発生すると水のちからをもつ龍に対して雨乞いを行っていたそうです。水との繋がりから、うねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など様々な姿を見せるには、水が注がれるコップという器の形にそって形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれませんね。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。龍に対する見解も水のようになって、人それぞれ異なる心という器の形に沿って形を変化させるからです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 * 組紐と龍に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など、水のように『流れるもの、流れ行くもの』を龍と表現してきました。そうなれば水や川のように流れ、うねる組紐も龍と呼んで表現することができるのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』。顔がなくても、爪がなくても、そこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。 伝統ものという、師から弟子へと継承されるものは『流派』が存在しています。水を注ぐよう師から弟子へ技術が継承され、受け継がれていくことによって流派という流れる川が形成されていく…。龍と伝統ものというのは、何かしら繋がりがあるのかもしれません。組紐だけでなく伝統もの全てに龍の存在を見出すことが出来そうな気がします。 かくいう私は門を叩いたわけではない素人なのですが、組紐を組んでいく中、龍のような流れを起こしている伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統に触れて親しむことは、龍と交流するということ】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット『黒金龍』00… 日本の伝統工芸品の一つ、「組紐」の技術を用いて作成しました。組み方は「鎖つなぎ組」という組み方を採用。 黒と金色のカラーで仕上げました。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。 ・組紐の太さ…細め ・素材…組組紐はレーヨンとポリエステルの糸を使用。金具部分は全てサージカルステンレスを使用しています。 ・サイズ…組紐の端からカニカンまで含めておよそ38センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はすべてサージカルステンレスのものを使用していますが、必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。恐れ入りますがご了承下さいませ。お肌が弱い方が着用する場合は自己判断でよろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 組紐お守り 和風アクセサリー 蛇 爬虫類 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 黒龍 黒龍ブレスレット 闇淤加美 クラオカミ 黒金カラー
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善女龍王*ドラゴン&アメジスト 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 弘法大師・空海とご縁のある龍神『善女龍王』をイメージした、龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くとどのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している事がわかります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。火の色である赤色は体温を上昇させて精神的にも活気が上がるというデータがあり、水の色でもある青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。またその時に選んだ色によって現在の心理状態が分かることもあります。赤を選んだ時は活気で溢れている時であったり、青を選んだ時は冷静で気持ちが落ち着いている状態でもあるそうです。 龍にとって自身が身に纏う色というのは、人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の心の状態や性格も体の色で表現されているのかもしれませんね。 そんな、色とりどりな龍ですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では「八大龍王」と呼ばれる仏法を守護する8人の龍王が存在しており、風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでいます。中国では龍はかつて「皇帝の象徴」とされ、歴代の皇帝は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」としても姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。かつて日本に密教を広めた弘法大師・空海が干ばつの際に龍神に雨を求めて雨乞いを行ったところ、雨がもたらされたという逸話が残されています。 龍と水との関係から龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現する様子も見られます。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見ることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形によって龍の姿も異なってくるのでしょう。龍は水ゆえに変幻自在であるようです。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくるのではないかと想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかの如く形となって目の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代的な雨乞いなのかもしれません。 * 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、収穫できる時期と重なっています。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も食物の成長に必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【善女龍王】 かつて空海が龍神に雨乞いを行ったお話ですが、この時雨乞いの対象となったのが『善女龍王』という龍神さんです。 善女龍王とは、八大龍王のうちの一尊である娑伽羅(サガラ、シャカラツ)龍王の娘で、まだ8才の幼い童女と伝えられています。「善女龍王」、または女の部分が如になった「善如龍王」とも表記されます。 空海が善女龍王に雨を求めるに至った経緯ですが、それは遡ること平安時代の頃。干ばつが発生したため空海ともう一人、守敏という僧侶に雨乞いが命じられました。さっそく空海が雨乞いを行いましたが雨が降らず不発に終わります。雨が降らなかった原因を探ってみたら、それは空海が雨乞いを成功させて名声を得ることを妬んだ守敏が国中の龍神さんを瓶の中に閉じ込めて封印していたからなのでした。 しかしこの時、善女龍王は菩薩の地位にいたため守敏に捕らえられることがなく自由にいることが分かったため、空海は彼女に雨乞いを行うことにしました。善女龍王はインドにあると考えられていた無熱池(むねっち)という池に住んでいたらしく、京都にある神泉苑に呼び寄せて7日間ほど雨乞いが行われました。すると善女龍王は空海の祈りに応え、国中に3日3晩の間雨をもたらして国土を潤したと言われています。 時代が下って江戸時代でも干ばつが発生した時、雨を求めて高野山に善女龍王を祀るとたちまち雨が降ったそうです。話からして善女龍王は人々の心によく応えて雨を降らせる、霊験に満ちた龍神さんであることが伺えます。 空海直筆のものとされる遺言書によると神泉苑での祈祷の際、雨が降る直前に善女龍王が姿を見せたそうなのですが、この時『長さ8寸(およそ24センチ)ほどの金色の蛇』で現れたそうです。神泉苑で行われた雨乞いを伝える古事談という文献では『長さ8寸ほどの紫金の龍』だったという話が残されています。インドの無熱池から日本に訪れた彼女は現在、かつて雨乞いが行われた神泉苑に鎮座しています。聞くところによれば彼女が住む池の水は日照りの時でも涸れることが無いのだそうです。 * この善女龍王についてですが、彼女ががどんな龍神さんなのか詳細が書かれている経典は存在しないそうです。彼女の存在は空海の雨乞いのお話から知られるようになりました。詳細が書かれている経典が存在しないため善女龍王について詳しいことは不明なのですが、調べていて個人的に想ったことがあります。 龍神さんが地上にもたらす「水」についてですが、中国の有名な哲学者である老子が説いたものの中で『上善如水(上善水の如し)』という水に関する故事があります。これは『本当に素晴らしい生き方、最高の善は水のようなものである。水はありとあらゆる万物に利益を与えながら自らを主張することはなく、他と争わない。器に従って形を変え、人が嫌がる低い場所にも自ら身を置く』という内容で、水を理想の生き方と説いたものです。 上善如水という言葉は理想の生き方を説いたものなのですが、この内容はなんとなく善女龍王も表したような内容だと想いました。水の力で万物を潤して利益をもたらしつつも自身の存在を強く主張することはなく、守敏に捕まらず争わない姿、人々の心という器にある願望に応え、菩薩という高い地位にいつつも下の地上にまで水を降らせる…。 善女龍王はまさに水のように生きているのかもしれませんね。彼女の慈愛と霊験はまるでこんこんと湧き続ける泉のようで、涸れることが無さそうです。 * その善女龍王をイメージした龍のブレスレットを作成してみました。 日本の伝統工芸の一つである『組紐』を用いて龍を再現。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を取り付けており、全体で1体の龍になるよう仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。 龍の配色についてですが、伝承によれば金色の蛇あるいは紫金の龍だったとされる話を元に紫と金色で組み合わせてみました。紫金とは本来は紫色を帯びた金色を指すのですが、紫をベースにところどころ金色で輝く姿にしてみました。額には仏像にも見られる白毫をイメージして金の粒をデコレーションしています。そして龍には天然石の「アメジスト」を組み合わせてみました。 【アメジスト】…8ミリ 石言葉…恋愛成就、高貴、誠実、冷静、知性、心の平和、浄化 アメジストのキーワード… 「水のように生きる」 アメジストは紫色を纏っている姿が印象的な天然石。この石の原型は水晶で、紫色に変化したものをアメジストと呼びます。この石はバレンタインのある2月の誕生石です。 アメジストは男女の愛を意識するバレンタインのある2月の誕生石であるためなのか、もしくはアメジストに男女の愛を結びつける力があったことから2月の誕生石になったのか。真相は謎ですが、アメジストは人と人を結びつける愛の守護石とされています。またアメジストは精神性を高め、風水においてはアメジストを室内に置くと気の流れを良くすると語り継がれています。 このように天然石には何かしらの力を持っていると噂されますが、その力の所以を紐解いてみるとそれは龍の性格が自身が身に纏う色から反映されているように、天然石も自身が身に纏う色がもたらす色彩効果や色の意味、また用いられてきた経緯が関係している様子が見られることがあります。 アメジストが纏うその紫色は「高貴、高級」というイメージがあります。その昔、紫色の染料の数には限りがあり希少であったため紫色は位が高い者のみが使用できた色でした。位が高い=高貴な身分の人が使用していたことから紫色に高貴な印象がつくようになったそうです。日本でも染料となる草の飼育が難しく手間もかかっていたので古くから高貴な色となりました。飛鳥時代では階級によって着用できる服の色に順位があり、紫色が最高位の色とされていました。 紫色は空海が生きていた平安時代の頃の人々に最も愛された色という説があります。紫草で染めた紫は揮発性があるため他に色が移る(伝わる)様子や、草の根が地中で絡むなどの説から紫色は人との繋がりや繋がりから情けをかけること、そして恋愛に結びつくようになり、その艶めかしい様子も好まれていきました。 紫は赤と青の混色ですが、紫色がもつ艶めかしさや赤でも青でもない不思議な印象からか、紫色には「神秘的、ミステリアス」といった印象もあります。 こういった紫色がもつ歴史がアメジストにも映し出されていそうです。紫色は各信仰においても重要視された色でした。それゆえなのか、この色をもつアメジストはユダヤ教やキリスト教において司祭が身につけていたこともあったそうです。仏教においてもアメジストは数珠に用いられている様子を見かけることができます。 アメジストが精神性を高めるとされた理由は紫色がもつ高貴さから来ているのかもしれません。高貴な精神性を求めようとするのでしょう。かつて紫色が最高位とされていたことを考えてみてみれば、善女龍王がもし紫色の龍神さんだった場合、彼女は高位の龍神さんなのかもしれませんね。 人と人を結びつける愛の守護石とされたアメジストがもつ愛は男女の恋愛を超えて、干ばつの際にありとあらゆる人、植物、大地と、万物に降り注がれた慈しみの雨のような「慈愛」といったような気がします。 アメジストという石は上善如水を表したような石にして、善女龍王の位の高さと菩薩的な慈愛を表したような石でもあるようです。上善如水の利益を与えつつ主張しない、争わない姿勢はアメジストの石言葉に含まれる「誠実、冷静、知性、心の平和」と重なります。風水ではアメジストは気の流れを良くするとされているのも、これは上善如水のように気が抵抗することなくスムーズに家屋の中を巡るようになるからなのかもしれません。そして上善如水を表したようなアメジストは人生においても、最高の善を意識した生き方を啓示してくるでしょう。 ▷サイズ…咥えているアメジストからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨン、ポリエステル 龍頭:コーティングとして表面にレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。また金具部分はご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話、効果などをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷使用したアメジストは石の性質上、一部変色している部分がございます。(ほんのわずかですが黄色に変色している部分があります。)恐れ入りますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 善女龍王 善如龍王 軍荼利明王 龍女成仏 大泉門 百会 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 辰年 シャーマン シャーマニズム カバラ 密教 清瀧権現 上善如水 紫磨黄金 パープルゴールド 襲の色目
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【不動明王カラー】倶利伽羅龍王*ドラゴン&ヘマタイト 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 「倶利伽羅龍王」をイメージし、再現した龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している様子が伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな、色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 ときに神社やお寺に装飾として迫力のある龍の彫り物が施されている事があるのですが、これは装飾的な意味以外に、龍が水の力をもつことから「火災除け」の意味もあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など異なる姿を見ることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形にそって形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【不動明王と倶利伽羅龍王】 不動明王とは、空海が日本にもたらした密教にて伝わる明王の内の一尊。元は「揺るぎない守護者」という意味のアチャラナータという名前で、ここから不動と訳されるようになりました。不動明王は青黒い肌に迫力のある怒りの表情、背中には不浄を焼き払う火炎を背負い、右手には煩悩を断ち切る剣を、左手には羂索と言って断ち切った煩悩を縛り上げる縄を持った姿をしています。 密教の主尊である大日如来が優しさだけでは人を説得することは出来ないと想い、自らの化身として不動明王を生み出したと言われています。そのため不動明王は仏教に敵対するものを罰して懲らしめたり、煩悩まみれの人を力づくでも救済する方であり畏怖の存在です。しかし同時に、修行者が修行を完遂することが出来るよう加護する慈悲の存在でもあり、左目は下を、右目は上を見上げて天と地を見張っています。お不動さんと呼ばれて親しまれています。以降、私もお不動さんと呼ぶことにします。 お不動さんが右手にもつ剣にはときに、火炎に包まれた龍が巻き付いている様子で描かれることがあるのですが、剣に巻き付いているこの龍は「倶利伽羅(くりから)龍王」と言われています。 倶利伽羅のクリカとは「黒龍」という意味です。この龍王はお不動さんの化身とされていて、このような伝承が残されています。ある時お不動さんは智達外道という人物と神通力を比べて競い合いました。そこでお不動さんは火の大剣に、智達外道も剣へと姿を変えます。するとお不動さんは倶利伽羅龍王に変化して智達外道を呑み込もうとしました。この時の龍の長さは数十万キロにも及び、口からは悪気を吐き、その音は万億もの雷が一斉に轟くような凄まじい轟音で、これにはついに智達外道も降伏した…というお話です。 このお話を聞いてなんとなく想ったのですが、お不動さんが倶利伽羅龍王となって智達外道を呑み込もうとした時の大きさ、口から放たれた悪気と雷のような轟音という迫力は、長い黒煙を放って空を黒く埋め尽くし、火口から吹き出されるガス、そして噴火時に発生する雷のような「火山の大噴火」のようであったかもしれませんね。 お不動さんがもつ剣に倶利伽羅龍王が巻き付いているので、この剣は「倶利伽羅剣」とも呼ばれています。お不動さんへの信仰が広まると武士に好まれ、剣に巻き付く倶利伽羅龍王にちなんで刀に龍が彫られるようになりました。日本に密教を伝えた空海も雨乞いの修法を行う際、自作の倶利伽羅剣を手にして雨乞いを行ったことがあるそうです。 * お不動さんが背中に背負い、倶利伽羅龍王も体に纏っている「火」。「災い」という言葉にしてその漢字がありますが、よく見てみると「火」の文字が含まれていることが分かります。火がなければ料理をすることが出来ず、暖かいお風呂に浸かることもできなくなってしまうため火は重要なものであるのですが、扱い方を間違えれば物や家、生命も燃やし尽くして奪ってしまうこともあるため危険なものであることは誰もが知ることです。そう考えると、龍が水であるというのに対して「災いとは火である」と言うことになるのでしょうか。しかしお不動さんが背負う炎は何かを奪う火ではなく、不浄を焼き払う聖なる火です。 あるお寺で火事が発生した時、お不動さんがいた本堂だけは焼失を免れたという不思議なお話があります。魔のように忍び寄る火に対してお不動さんが睨みを効かせた結果、火が近寄れなかったのかもしれませんね。 その昔、「め組」で有名な火消しの人々は背中に倶利伽羅龍王の姿を彫っていたそうです。火消しの人々が倶利伽羅龍王を背中に刻んだ理由は龍が火を消すことが出来る水の力をもつことと、火事場という非常に危険な場所に赴くためお守りとしての一面があったようです。 かつて人々は干ばつが発生した時、火照る大地に潤いがもたらされるよう龍に恵みの雨を求めていました。干ばつという火のような災いに対して、龍の水による消火活動が行われていたようです。水の力をもつ龍である倶利伽羅龍王がもたらす雨水は「め組の雨」。災いという火を消すめ組(恵み)の水をもたらしていきそうです。青黒い姿をもち、悪と対峙して見張り、人々を守ろうとするお不動さんは人に例えるならまるで警察官。そして火消しの人々の背中に刻まれた、水の力を司る龍である倶利伽羅龍王は消防士のようです。 龍は厳つい見た目をしていますが、お不動さんと同じくその厳つさゆえに、火のような災いにして魔も近寄らなくなるかもしれませんね。 * そんな、お不動さんの化身である倶利伽羅龍王を再現。ブレスレットにしてみました。 日本の伝統工芸の一つである「組紐」の技術を用いて作成。ブレスレット全体が龍になるデザインとなっております。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。ブレスレットにしたことで、剣に巻き付いていた倶利伽羅龍王が腕に巻き付くようになりました。 倶利伽羅龍王は黒龍なのですが、お不動さんの肌の色である青黒にしてみました。また同時にこの色はインドネシアにある、青い炎を吹き出す「イジェン火山」もイメージしています。画像では見づらいですが黒を軸にして青い炎が巻き付いているようなデザインに仕上げております。 組紐は様々な組み方があります。倶利伽羅龍王を再現するにあたって「ねじり三角組」という組み方を採用しています。この組み方にしたことで青い炎が巻き付いているような姿を再現できました。 龍の顔ですが、額には仏像によく見られる「白毫」をイメージして銀色の粒をつけています。本来明王に白毫は付かないそうなのですが仏教の世界観を出してみたかったのであえて付けてみました。また、お不動さんがもつ倶利伽羅剣にちなんで剣のチャームを使用。この剣のチャームのところに「錫杖」もイメージして、丸い輪っかを数個付けています。 そして倶利伽羅龍王には『ヘマタイト』を咥えさせてみました。 【ヘマタイト】…8ミリ 石言葉…勝利、身体能力 ヘマタイトのキーワード… ・『火』の用心 ・『火』の取り扱いに注意 * ヘマタイトはガンメタル色の光沢をもつ姿が特徴的な天然石。力強い光沢を放つことから黒いダイヤと呼ばれたこともあるそうです。剣でなく、この倶利伽羅龍王が呑み込もうとしているヘマタイトは鉄分を含んでおり、切断したり研磨すると赤い粉を出すことからギリシャ語で血を意味する言葉が由来となって、ヘマタイトという名前になりました。血は鉄分を含みますが、想えば剣も鉄分を含んでいます。ヘマタイトは倶利伽羅龍王と組み合わせるのにピッタリかもしれませんね。 血の名前をもつヘマタイトは文字通り血の石で、血液との関連が見られる石です。古代ローマではヘマタイトに止血や治癒の力があり、生命力や身体能力を高めると信じられていました。またローマ神話の軍神マルスの加護が得られ、勝利をもたらす力があると考えられていたらしく、兵士が戦場に赴く際に共に持っていかれたそうです。ちなみにこの軍神マルスは赤い星「火星」の名前であるマーズの由来となった神なのですが、この火星でも土からヘマタイトが発見されています。 またヘマタイトは光沢が強い面が活かされて鏡に加工され、魔除けや呪術などの儀式において天と地を結びつける道具として用いられていました。 天然石には時に何かしらの力を持っていると噂されますが、その力の所以を紐解いてみるどうやらそれは龍の性格が自身が身に纏う色から反映されているように、天然石も自身が身に纏う色がもたらす色彩効果や色の意味、また用いられてきた経緯が関係している様子が見られることがあります。 黒龍の倶利伽羅龍王も纏うその「黒」という色は言わずともわかるように夜に広がる「闇」の象徴で、恐怖を意味する色で恐れられる傾向が強い色です。ですが敵に追われた時に逃げ込む物陰や洞窟の色であるため、「黒はその懐に飛び込んだ者を庇護する色」でもあります。黒に身を預けて一体化するなら強大な力を与えてくれると人々から信じられていました。黒は力を得ようとする人にとって崇拝に値する色と言われています。 古代エジプトでは生命や再生の色で、黒の強さは「魔除けの色」とされました。キリスト教では黒色は美徳や謙虚の色で、また罪を悔い改めて再生する色とされていたので修道士の服の色でした。仏教では「黒は何にも染まらない不動の色」とされていて信仰の深さを意味していました。仏教においても黒は修行僧の法衣の色です。 こうして、ヘマタイトがもつと考えられる力は自身が用いられてきた経緯に加えて、纏っている黒色の意味も含まれていそうです。黒は魔が潜む闇を意味する色であるけれど、またその魔を寄せ付けることのない色とも見られていました。ヘマタイトが災いを退けると考えられていたのも、黒という色が持ち主を闇に包みこんで敵から身を隠させるからなのでしょうか。そしてヘマタイトが加工された鏡も跳ね返すという性質があるので、鏡には魔除けの意味もありました。 儀式において天と地を結びつける鏡となったヘマタイトは天と地を見張るお不動さんのように周囲を見張り、時にその光沢が鏡となって攻撃を跳ね返しそうです。かつて倶利伽羅剣を用いて雨乞いを行った空海のようにヘマタイトは、干ばつのように襲いかかる災いの火を消すことが出来る雨水が持ち主にもたらされるよう、天と地を繋ごうとするのかもしれません。 魔や災いというのは一見害のなさそうな外見をともなって現れることもあるでしょう。周囲を見張るヘマタイトは相手に敏感に反応を示しそうです。一見害がなさそうな物事や人物であっても、周囲から評判が良くても、なぜか拭いきれない違和感があるなら気をつけるよう促すかもしれません。災いという火に気をつけるよう、火の用心を促すでしょう。 火は「怒り」や攻撃性も意味します。怒れるお不動さんの力の源もまた怒りという炎なのでしょう。人は怒りの感情が噴火すると我を忘れて暴走することがあります。しかしその怒りをもつお不動さんは怒りを力の源としつつも冷静で正義の存在です。お不動さんが悪と対峙する正義の存在でいられる理由は何なのでしょうか。 私的な見解ですが、お不動さんが怒りをパワーとしながらも冷静を保ち、正義の存在としてあり続けられる理由は、消して揺らぐことのない慈悲の心が軸としてお不動さんの中にあるからなのかもしれません。お不動さんは「火=怒り」の取り扱いに長けているようです。ヘマタイトは怒りという火を攻撃に使うのでなく、物事を前進するための火力に変えよ…と、火の取り扱いに気をつけさせるかもしれません。 *サイズ…咥えているヘマタイトからカニカンまで含めておよそ41センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨンとコットン素材の糸を使用 龍頭…着色後にコーティングとしてレジンを使用しています。(レジンは経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますので擦らないようご注意下さい。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。) ▷ヘマタイトは鉄分ゆえ水や汗に濡れると錆が発生しますのでご注意ください。ご使用後は布などで汗や水分を拭き取ることをおすすめいたします。また、長くご愛用頂くにつれて錆が発生することがあります。ご了承くださいませ。 ▷ヘマタイトは重みがあるため、着用時に重く感じることがございます。恐れ入りますがご理解の程、よろしくお願いいたします。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷剣のチャームは無理に力を加えると折れてしまう可能性がありますので、力を加えないようご注意下さいませ。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず、無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 辰年 不動明王 倶利伽羅龍王 警察 消防 め組 密教 占星術火星 シャーマン シャーマニズム 武甕槌 タケミカヅチ
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マヤの龍神ククルカン*ドラゴン&翡翠*龍の組紐ブレスレット
¥9,800
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ーー*ーー* かつてマヤ文明やアステカ文明といった、高度な文明が発展していったことで知られるメソアメリカの地に伝わる神『ククルカン』をイメージした龍のブレスレットです。 このメソアメリカの地にも、どうやら龍神が存在していたようです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?入れ墨や和柄、中国っぽい、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど、龍に対するイメージは人それぞれ異なるでしょう。 またその龍をよく見てみると色も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、色々という言葉通りカラフルに存在している事が分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は陽の光の指すことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すという伝承が残されています。対して反対色である白色は見る者に神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 この「色」についてですが、色には心身に及ぼす力があることが分かっています。例えば赤色の服を着ると体温が上昇するというデータがあります。またその時選ぶ色で心理状態が分かるともされ、赤色を選んだ時はエネルギッシュな状態であれば活力を欲しているときでもあるそうです。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えてみれば衣服のような一面があるのでしょうか。その色を纏うことで色に沿った効果が龍の心に影響を与えているのか、もしくは龍のその時の心の状態が体の色で表されているのかもしれませんね。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、運気の向上を図る風水では大地を走り家屋に流れ込む良い「気」を龍と言います。中国では龍は「天子(皇帝)の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、龍とは一体どんな存在なのかと問われると「龍は水である」と答えることが出来るかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は雨水を求めて龍に雨乞いを行っていたそうです。龍と水との関係から龍のようにうねる川や轟々と流れ落ちる滝を龍と表現したり、川や湖など水がある場所に龍神が祀られていたりします。 龍が龍神、仏教では龍王、風水では気、時に皇帝の象徴など様々な場所で異なる姿を現すのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように龍という存在に対する捉え方も、人それぞれ異なる形をもつ心という器の形に沿って変化するのかもしれない…と考えられるからです。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい事があると龍神が祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと想って風水を試し、龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。かつて雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは、現代における雨乞いであるのかもしれません。 かつて雨乞いは龍を自身のシンボルとしていた皇帝が執り行っていたそうで、皇帝は農作物と天候の吉凶に対して責任を負う「雨帝」でした。ピラミッド型権力構造の頂点に君臨する「皇帝」。皇帝を聞くと遠い存在に感じますが、むしろ現代社会では人は誰しもが皇帝になれるのかもしれません。会社や企業、組織においてトップの存在となれば、組織という国に利益という雨をもたらそうと奮起するものですから…。トップの人が龍神が祀られている神社へ赴く姿は、なんだか龍神に雨を求めて雨乞いをする皇帝のように見えます。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上へ降り立ち淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでは農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人とともに長年歩んできたお米もおよそこの期間内に実って収穫することができます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動し始めるのだそうです。蛇の活動サイクルが春分と秋分の日と近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の行動時期も反映されているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら春分と秋分の日のみならず、龍はより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある龍門と呼ばれる、流れの激しい場所を登りきることが出来た鯉は龍になる」という鯉の滝登り伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれているのが一般的ですが呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には『竜潜月』という呼び名もあります。 この竜潜という言葉ですがここでは龍を「優れた人や英雄」に例えており、その龍のような人が潜んでいる状態…すなわち龍潜とは『龍のような優れた人や英雄が世の中に現れて活躍することなく、潜んでいるかのように過ごしている』という意味です。龍は9月の秋分の日に降りてくるため、月日の流れで行って11月は龍が潜む(眠る)月と言われるのは納得がいくでしょう。またこの竜潜という言葉ですが、龍が皇帝を象徴するものでもあるため「天子(皇帝)が即位する前」という意味もあります。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると脱皮して龍に生まれ変わって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍へと生まれ変わりたいと果敢に龍門に挑み、9月の秋分の日に地上降り立つと11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると眠りから目覚めた蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと生まれ変わり、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生し、龍へと進化すると天に登り、秋に地上に戻ってくると淵に潜って眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇り龍になって天に飛翔する…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も食物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に存在するようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 さらにいえば、もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」でもあるのかもしれません。時と季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すから季節の循環が絶えず行われているのでしょうか。私達は巨大な龍の中で生きているのかもしれませんね。 * 洋の東西を問わず世界中に龍やドラゴンの伝説は遺されています。日本を含めアジア全体で知られている現在の龍のその姿は中国から来ています。場所が変わって現在のメキシコやグアテマラ、ベリーズ周辺。この地域はかつてマヤ文明に代表される高度な古代文明が栄えたことで知られており、ここら一帯は総称してメソアメリカと呼びます。世界中の龍やドラゴンを調べていたらこのメソアメリカの地でも龍神らしき者を見つけました。 【蛇神ククルカン】 『ククルカン』とはかつてマヤ文明やアステカ文明、トルテカ文明など様々な文明が栄えては滅んでいった歴史をもつメソアメリカ中にて崇拝されていた神で、その名は「羽毛の生えた蛇」という意味をもつ蛇神と伝えられています。マヤ文明ではククルカンと呼ばれ、他の地域及び文明では農耕や文化、風、水を司る神ケツァルコアトルと同一視されてケツァルコアトルとも呼ばれていました。個人的にククルカンと呼ぶ方が好みなので、ここでの呼び方はククルカンで統一することにします。 ククルカンという蛇神がどのような存在なのか、まつわる話は地域や年代によって異なっています。トルテカ文明における神話によると、ここメソアメリカ地域ではかつて人を生贄とする人身御供が盛んに行われていたのですが、ククルカンはこの生贄を辞めさせたと伝えられています。けれど人々が生贄を行うことを好んでいた他の神々から恨みを買い、騙されて失墜してしまいました。この時ククルカンは「1の葦の日に帰ってくる」と告げて遠くの地へ去っていったとも、逃げて金星になったとも言われています。 また、自ら火を起こして燃える炎の中に体を投げ込んで命を絶ったとも伝えられています。この時燃えた体の灰から「ケツァール」という美しい羽色をもつ鳥が誕生したという伝説があり、以来ケツァールはククルカンの化身とも遣いともされてきました。 ユカタン半島北部で栄えたマヤ文明における神話では、ククルカンは他の神々と共同して人類を創造した創造神ともされています。このユカタン半島北部にはチチェン・イツァーという遺跡があり、ここにはククルカンを祀った「ククルカンの神殿」と言われるピラミッドが遺されています。このピラミッドですが当時の人々の暦と天体の観測力が高度で正確だった事が分かる驚くべき代物です。というのもピラミッドは四面に階段があるのですが、この四面すべての階段の数と最上段を足すと365段になり、暦の数と同じ数になります。 そして階段の横の縁の一番下にはククルカンの顔の彫刻があり、顔から最上段にむかって縁に沿って胴体が伸びているデザインになっているのですが、年に2回「春分と秋分の日」になると太陽光が指す角度の影響で階段の横にククルカンの胴体を現す影が出現する「ククルカンの降臨」と呼ばれる現象がおきます。 龍の原型でもある蛇の姿をもち龍が昇り降りする日である春分と秋分の日に現れることから考えると、もしかするとククルカンは龍神なのかもしれませんね。春と秋のこの日になると、ククルカンが昇り降りする瞬間を一目見ようと世界中から人々がこの地に集まります。雨が降っていたり曇で太陽の光が遮られているとこの現象を見ることができなくなってしまいます。いにしえの時代にて人々は龍に雨を望んでいましたが、龍神のククルカンが現れるこの地にてこの日ばかりは雨が降らないことを人々は願っているようです。 このチチェン・イツァーに住み、ククルカンの神殿を立てたのは地名の一部と同じ名をもつ「イツァー人」と呼ばれた人々なのだそうですが、このイツァーという民族名はマヤ語で「魔法使い」や「シャーマン(霊媒師)」に相当する単語から来ているとする説があり、地名のチチェン・イツァーという名前も『聖なる泉のほとりの、水の魔法使い』という意味があるそうです。マヤ文明が存在していたユカタン半島には聖なる泉と呼ばれる「セノーテ」という井戸が多数存在していて、人々の基調な水源となっていました。このセノーテはククルカンが降り立つチチェン・イツァーにも存在しています。冒頭において川や湖など水がある場所に龍神が祀られていると語りましたが、このマヤの地でもククルカンという龍神の側に水が存在していることが確認できます。 龍も姿を見せる漫画やゲームといった創作の世界において魔法使いがドラゴンを召喚する様子が見られますが、魔法使いの名をもつイツァー人もククルカンという龍神をこの世に召喚するかのように呼び寄せることが出来たようです。 * ククルカンの化身とも遣いともされる鳥のケツァールですが、一説によるとケツァールは中国に伝わる伝説の鳥『鳳凰』のモデルになった鳥とも考えられています。鳳凰は徳のある人が生まれた時や優れた治世が行われていて世の中が平和な時に姿を現すとされ、赤、青、黄、白、黒の五色の色彩をもち、体は各部位がそれぞれニワトリやツバメ、ヘビやカメ、魚に似ているとされる霊長です。頸に「徳」、翼には「義」、背には「礼」、胸には「仁」、腹には「信」の紋をもつとされています。 マヤの神話にてククルカンは人類を作り出しましたが、中国では「すべての動物は龍から生まれた」といわれており、動物のルーツをたどると龍にたどり着くと言われています。鳳凰も、まず龍が飛龍という龍の子供を生み、この飛龍から鳳凰が誕生し、鳳凰からは鷹が誕生し、そして鷹は羽をもつ全ての鳥を生んだと考えられいて、鳳凰も元を辿ると龍を祖先としている事が分かります。 巨大な龍という世界の中で生きる私達人類もやはりマヤの神話通り、龍から生み出され生まれてきているのでしょうか。人類のルーツも遡ってみると龍へと辿り着くのかもしれません。 龍から鳳凰が誕生しているように、ククルカンも鳳凰のモデルと噂される鳥のケツァールを生み出した…。そして中国の龍とククルカンは似ていて、中国の鳳凰とメソアメリカのケツァールとの間に関係性が見られる…。アジアで伝わる中国的な姿の龍が、遠く離れたマヤの地に住むククルカンと似ているのはなんとも不思議な話です。 どうして似ているのか、その真相は謎ですがもしかすると暦と天文学に対して鋭い観察力をもっていたゆえに、イツァー人は暦の中に龍が存在していることを発見したのかもしれませんね。ククルカンの神殿は正確な暦と方角を計算されて作られていることから、このピラミッド自体がいわばカレンダーのようになっています。 ククルカンにまつわる伝説を見てみるとククルカンは【龍神】であり【鳳凰】とも関係があるのかもしれません。また蛇の脱皮のように死と再生を繰り返していること、一の葦の日に帰ってくる…と「復活」することを告げたこと、そして火の中に突っ込んで燃えて灰から鳥のケツァールが誕生した話を聞くと、ククルカンは「寿命が訪れると自ら火を起こして飛び込み、息絶えた後に灰の中から再び蘇るとされる西洋の伝説の鳥【不死鳥フェニックス】」にも似ているような気がします。 * ククルカンを降臨させたイツァー人に倣って私もククルカンを再現。ブレスレットにしてみました。 日本の伝統工芸の一つである「組紐」の技術を用いて作成。龍の頭の形をした金具を組紐に取り付けており、全体が龍になるように仕上げました。一本の紐状になっており手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。羽毛の生えた蛇…ということで、ふわふわ感を出すためにコットン素材の糸で組紐を組んでみました。組紐の模様はククルカンの化身である鳥のケツァールをイメージしています。ケツァールを意識した配色ですが、金具の金色と黒い目、緑、青、白、赤の鱗で鳳凰のような色彩となりました。 そしてククルカンには天然石の『翡翠』を咥えさせてみました。 【翡翠】…8ミリ 5月の誕生石 石言葉…長寿、避邪、権威の象徴、繁栄、幸福、 翡翠のキーワード… ・生まれ変わる ・聖なる力を授かる ・心を育む ・神霊を心で感じ取る ・召命を受ける * 柔らかい白緑色をもつ天然石の『翡翠』。翡翠は鯉が龍になろうと龍門を目指す時期でもある5月の誕生石です。 翡翠は世界中で愛され古くから用いられてきた歴史のある石です。ククルカンが存在していたメソアメリカにおいても金銀よりも翡翠が一番高価で重宝されていました。ククルカンが降り立つピラミッドの近くにあるセノーテでもククルカンの姿が彫られた翡翠のレリーフが発見されています。 翡翠は洋の東西関わらず人気がありますが、特にアジアで人気が高く不老不死や富貴を象徴する石でした。中国でも翡翠は「玉(ぎょく)」と呼ばれて高価なものであり「仁・義・礼・智・信」の五徳を高めるとされて時の権力者に好まれていました。 ただしちょっと野暮なことを言ってしまいますが、実は中国では翡翠は産出されません。「ネフライト」という翡翠によく似た石が存在しており、中国ではこのネフライトを翡翠と呼んでいました。そっくりな石ですが鉱物学においては翡翠とネフライトは異なる石です。この翡翠ですが日本で採ることができます。縄文時代の遺跡から翡翠が出土されているため日本でも古くから用いられてきた事が分かっています。そして翡翠は日本の国石としても指定されています。 いにしえの時代にて翡翠には霊力があると信じられていて、巫女やシャーマンといった呪術的な物事を行う人が儀式や祭事にて用いていたそうです。病を治す力があるとも信じられていたのか、治療に使われることもあったようです。 不老不死を象徴するとされてきたように翡翠は「復活と再生」の力をもつと考えられていました。マヤ文明における遺跡の中からマヤの歴代の王の一人の墓が見つかっているのですが、その王は大量の翡翠と共に埋葬されていて翡翠の仮面を被り、口の中にも翡翠が詰められ、指一本一本にも翡翠の指輪がはめられその手の中にも翡翠が握られていました。 翡翠がなぜ復活と再生の力をもち、亡き人と共に埋葬されるようになったのか。それは翡翠がもつ「色」に答えがあるのかもしれません。天然石は何かしら力を秘めているとよく噂されますが、天然石にまつわる力の由来を紐解いてみるどうやらそれは龍の特徴が体の色で表わされるように、天然石も自身が身に纏う色がもたらす色彩効果が反映されていることがあります。 翡翠が纏う緑色は「植物」の色。朽ち果てても時が訪れると再び土の中から姿を現す様子から緑色は「生命力や永遠性」を意味する色です。砂漠が広がるエジプトでは緑色は病を治す色と信じられ「再生するにあたって必要な色」とされていました。植物の常緑樹は冬でも緑色を保つことから緑色は「不変、不死」を意味するようになりました。日本でも緑色をもつ植物の榊に「聖なる力が宿る」と考えられ、「神霊が降りる依代」となって神が降臨する場所と考えられてきました。 翡翠が死者の再生のシンボルとなったり時に治療に用いられたのも、植物と緑色がもつ生命力と復活性によるものなのでしょう。また緑色をシンボルカラーとする植物は育っていく様子から「成長」を感じさせる色でもあると想います。英語でも緑色を意味するグリーンは成長を意味する言葉の「growth」が語源となっています。 この緑色を纏う翡翠を見つめていて色々と想ったことがあります。亡き人の復活を願って共に眠りについていた歴史をもつ翡翠は植物が成長しては朽ちて、また再び蘇るように、持ち主を「新しく生まれ変わらせる」ような気がします。ここで言う生まれ変わるとは、新しいやり方を取り入れて生まれ変わるといった感じです。翡翠に触れていると普段と違うことに目を向けるようになったり、違うやり方を行ってみたりなどするようになるかもしれません。無理に違うことをするのではなく、自然と自ら「生まれ変わらなければ」と感じ取るようになるようです。次第に持ち主を脱皮させて生まれ変わらせ、復活させていくのでしょう。 翡翠が霊力を宿す理由も緑色にありそうです。榊に聖なる力が宿り神霊が降りる場所と伝わるように、翡翠も神霊が降りる宿り木となっているから霊力を保持しているのかもしれません。榊に霊が降りる理由にもう一つ、尖っているからともいわれます。神道では尖った枝先をもつ植物には神霊が降りるとも考えられていたそうです。ピラミッドという頂点が尖ったものにククルカンが降臨した事を考えてみると、チチェン・イツァーの神殿ピラミッドはククルカンという龍神を降臨させるための依代となっているのかもしれませんね。 翡翠は、水の力を司る龍が自身のその力を乾きで苦しむ人々のために行使したように、自分の力を困っている人に使うべしと考えているのかもしれません。聖なる力を天から受け取っている翡翠は持ち主にその霊力をさずけそうです。翡翠が自分の力を周囲のために使うと決めているから、神霊は宿る場所に翡翠を選んでいるような気がします。 成長を見せる植物のように翡翠は持ち主の心を成長させて大きくするようです。これは龍という水が人の心という器にとどまるように、翡翠の聖なる力も人の心に宿って託される…。そのためには聖なる力という水を受け入れる器を広く大きくする必要があるため、心を成長させるのでしょう。 またもう一つ、心の器を大きく成長させる理由は、その聖なる力の使い方には気をつけなければならないからでしょう。翡翠に宿る力は神霊という聖なるようでもあれば、魔法使いがいかなる望みを叶えるような魔法にも似ています。霊力が宿ると考えられそうなのが心だとすれば、不思議な力を行使する場所となるのも心にあるのではないでしょうか。霊力や魔法というものは心の状態によって聖なる力となって人を助けることもできれば、恐ろしい呪いとなって人を苦しめることもある…。 翡翠は心を、その時の状態のまま大きくするという感じがします。いかなる事も叶えられる魔法や霊力を私利私欲のために使おうとする状態であれば利己的な心が形成され、良い状態で心を保っていれば優れた人格が形成されるかもしれません。翡翠が心を成長させるにあたって必ずしも人格を良くするという保証はないようで、心の成長具合は本人がどう心がけるのかと、心のままに委ねられているようです。 かつて中国で翡翠が五徳を高めると信じられたその理由も、翡翠に心を育むという力があることが関係しているのかもしれません。翡翠をもつ時に心がけていれば五徳の仁義礼智信をまとう龍のような優れた人物へと成長できそうです。翡翠の力は一見危なっかしいかもしれませんが、上に立つ立場になるにあたって心を磨きたいと純粋に想うのなら翡翠は強力な守護石となるでしょう。翡翠を見つめていて「願望の内容がその人の心を育てる」となんとなく想いました。 不思議な霊力を宿す翡翠もいつかは砕け、輝かしい黄金も溶け、ケツァールの美しい羽も折れるときが来る。そして私達の肉体も朽ち果てるときが訪れる。その時残るのは心と徳だけであるような気がします。どんな富も栄誉もあの世には持っていけない…。しばしの時間が流れる人生において崇高な心と志を求めよ…と、翡翠は語りかけてきそうです。 翡翠は人の心のような石でもあるようです。神霊の力が翡翠に宿るように、人の心にも神霊は宿ることができると想います。龍神さんに会いたければ心に想い浮かべてみましょう。龍神さんが水となって心に留まり、いつでも会うことが出来るはずです。 天然石ですが、私達人が選んでいるようでじつは天然石が、自身を手にする者を選ぶこともあるのかもしれません。天から力を授かるものとして選ばれた翡翠は時に、自身が宿す力を授けて行使させるために持ち主を選ぶこともあるようです。この人だ、と目をつけたら白羽の矢をたてて龍のような人になるよう召命(要請)するようです。翡翠の召命はまるで皇帝が臣下に下す命令のようで、翡翠から選ばれたら拒むことの出来ない脱皮が始まるでしょう。 翡翠から持ち主を選ぶ理由は、翡翠は将来を見通してその人が上に立つ者としてふさわしい人格者に育てる必要があると判断するからかもしれません。自分の心次第で人格が形成されるため必ず優れた人物になるというわけではないのでしょうけれど、上に立つものとして、またその霊力を行使するためにふさわしい心をもたせるために、何が何でも心を矯正させるような一面が翡翠にはありそうです。 人生では次の段階に進むための変化である「通過儀礼」が発生する時があります。蛇は脱皮を通過儀礼として、鯉は滝登りを通過儀礼として龍へと成長する…。人が人生における通過儀礼の一つとして、時に遭遇する辛い経験が挙げられるのではないでしょうか。辛い出来事や試練のような経験は龍のような人物になるための通過儀礼なのかもしれません。 * 翡翠に触れていると、この翡翠はどんな方を選ぶのか。またどんな方が翡翠を選ぶのだろうかと想い考えることがあります。龍のような優れた人物が訪れる時を待ち、そしてその時を告げる鳳凰のように翡翠も自身を持つべき人が現れる時を待ち望んでいるようです。 ▷サイズ…咥えている翡翠からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷素材… 組紐:コットン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷いかなる宗教団体にも所属しておりません。 # 龍アクセサリー 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリー 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 爬虫類 蛇 蛇モチーフ ハラスジツルヘビ グリーンブッシュバイパー メキシカンパロットヘビ ホソツラナメラ ミドリナメラ ミドリニシキヘビ シャーマン シャーマニズム サンタムエルテ 死者の日 ネサワルコヨトル 人中龍鳳 鳳凰 チチェン・イツァー チチェン・イッツァ 翡翠ブレスレット 翡翠アクセサリー カバラ 生命の樹 霊 靈 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 錬金術 グノーシス 拝蛇教 ウロボロス 不死鳥 フェニックス 火の鳥 インフィニティ 龍神 和風アクセサリー ウマシアシカビヒコヂ カワセミ ソニドリ 4チャクラ ハートチャクラ 自己愛 メサイアコンプレックス 以心伝心 シンクロニシティ 5チャクラ 巫病
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金龍*ドラゴン&出雲黒松 龍の組紐ブレスレット
¥5,500
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ◎再制作にあたり、デザインを変更させていただきました(組紐の組み方を変更しております)。恐れ入りますがご理解の程よろしくお願いいたします。 ー ー ー 黄金色に輝く姿が眩しい『金龍』のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している様子が伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色の纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな、色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地を走り家屋に流れ込む良い「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。また龍神が祀られている場所のすぐ側に川や池、湖など何かしら水があることも多いようです。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など異なる姿を見ることができるのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して、龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日ごろの秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に実って収穫することができます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの険しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。 鯉から龍へと進化した経緯から龍は「出世のシンボル」ともされています。この鯉から龍になる話は鯉の滝登り伝説とも、「登竜門」とも呼ばれます。この伝説から転じて登竜門という言葉は「立身出世や成功のための関門、人生の岐路となるような試験」を示すようになりました。現代においてはコンクールやオーディションも登竜門と例えることができるでしょう。また登竜門の意味は時代の変化により少し変わっているようで、「大物を輩出しやすい場所」といった意味でも使われることがあります。 にしても、蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると、今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉ですが、ここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することなく潜むかのように日々過ごしている」という意味です。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に天に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、夏を通り過ぎて9月の秋分の日に地上に降り立つと、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上へ帰還すると淵に潜り眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇るという死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」であり、水のように流れて移ろいゆく暦にして「時」も司っていそうです。 【龍と五行】 自然の一部となって暦を動かす龍は、その自然の動きを説く「五行思想」にも姿を現しています。 五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環して成り立ち、また変化している」という考えです。この考えは古代中国にて誕生しました。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生じ、「火」が物を燃やすことで灰となって土に還り、「土」は金属や鉱物を土の中で育んで生み出し、「金」の表面に水が凝結されることで水が生み出され、そして「水」は木に水分を与えて成長させる…。次第に方角や四季など様々なものが五元素にそれぞれ割り当てられていきました。この五元素の中に龍も当てはめられるようになり、 「木」には東と春の「青龍」 「火」には南と夏の「赤龍」 「土」には中心と、季節の変わり目である土用の「黄(金)龍」 「金」には西と秋の「白龍」 「水」には北と冬の「黒龍」 …が、それぞれ当てはめられるようになりました。この中で金龍は黄龍と共に「土」に当てはめられています。 東西南北を囲む中心に位置する土は植物を地中で育んで地上に生み出していくことから、土には「育む」という特徴があります。 もし龍にそれぞれ特徴があるのなら金龍はどんな龍なのでしょうか。龍の特徴は色から読み取ることが出来るようなので金色と、金色と似た色である黄色にも注目しつつ、また前述した五行において金龍が置かれている土の性質も視野に入れながら金龍について紐解いてみました。 【金龍】 金色とよく似た色である「黄色」。日本では「太陽の色」というと赤のイメージが強いのですが、諸外国では黄色が太陽の色とされています。そして黄色がその太陽から放たれる光の色でもあることから、黄色には「喜び、希望、光、元気、賑やか、躍動」の意味があります。 その黄色が光を放ったかのような色である金色は、収穫間近である黄金の稲穂からも連想できるように「豊かさや実り」を意味する色。実り…ということで金色には「結果」という意味もあるでしょう。 そして金色は金・銀・銅のランクにおいてトップを示す色。ゆえに金色は「頂点」を表す色で、ステータスの高さから権力、財力、地位の色にして「特別」を意味する色でもあります。 また金色は、太陽のように自身から輝きを放つ様子から「自身がもつ力を発揮する」という見方もできそうです。 これらの意味をもつ金色を纏う金龍は、例えるなら金メダルを獲得したオリンピック選手のようです。努力の末に金メダルという頂点を掴み取り、ピラミッド型の権力構造の頂点に座す皇帝のように、金銀銅とそびえ立つピラミッドのような表彰台の頂点でオリーブの栄光を飾る人に例えられるような気がします。金龍のような人は栄光を手に入れて注目を浴び輝いている人であり、何かしらの分野や組織において頂(いただき)に君臨しているのでしょう。 述異記という文献があるのですが、この文献によると、何年も年はかかるのですが「青い龍も次第に黄色になる」とされています。(青と書いてありますが、青龍の青はブルーのことでなく緑色のことを指します。)話からすると青龍はまだ龍になったばかりの新人の龍なのでしょうか。 青龍は五行では植物である木に該当しています。金龍がその植物を育むことから、金龍は現役時代に活躍して後に現役を引退し、将来金メダルを目指す青龍のような若きアスリートを成長させてサポートするコーチや監督のような経験者にも見えました。 金龍と青龍は師弟関係にあるのかもしれません。金龍も最初は初々しい緑色の龍で、自身も金龍のようなベテランから指導を仰ぎ、成長して舞台に立ち金メダルを目指す。そして現役を引退すると今度は自分が青龍という新しい芽を育てる側になるのでしょう。 そんな金龍は登竜門のような存在で、険しい龍門そのものであるのかもしれません。金龍は「蛇や鯉を龍へと変化させる龍」で、人を龍という優秀な人物へと成長させて世の中に輩出させやすいような気がします。五行において金龍は季節の変わり目に配置されているのですが、金龍は鯉から龍になるような、人生における節目という変わり目の時を告げていくでしょう。 土は土台という、いわば「舞台・ステージ」です。大会関係者が選手のために活躍できる舞台を用意するように金龍は「力を発揮できる時と舞台を与える」でしょう。金龍は「ステージに立つことができるよう成長させる龍」であり、またコンクールやオーディションで才能ある人が選ばれて世に頭角を現すように、金龍は「表舞台に立つ人を選ぶ」という一面もありそうです。龍のような優秀な人物へと成長させて表舞台へと送り出したり、龍のような優れた才能をもつ人を見抜きスポットライトを当てて選出するのでしょう。 選手が活躍できるよう成長させる指導者や尽力する大会関係者のように、金龍は縁の下の力持ちなのかもしれませんね。 龍は雨をもたらすとされていますが太陽のような明るい光を放つ金龍は逆に、その太陽のような輝きで雨雲を退けて空を照らし、雲一つ無い清々しい秋の頃の青空を見せるような気がします。もしかすると金龍は『晴れ(ハレ)をもたらす龍』なのかもしれません。雲一つ存在しない晴れと、希望や喜びと賑やかな雰囲気に満ちたハレの日という特別な日を。 金龍は晴れ渡る空のような晴れと祝い事というハレの日、そして希望に満ちた晴れ舞台を同時にもたらしていきそうです。 * そんな金龍を、日本の伝統工芸品の一つである「組紐」を用いて作成、ブレスレットにしてみました。 組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けており、全体が金龍になるデザインとなっております。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。組紐は金剛組という組み方で組んでいます。 そして金龍には『出雲黒松』を咥えさせてみました。 【出雲黒松】…サイズ:8ミリ 出雲黒松とは、出雲で育った「黒松」という植物のことです。職人さんの手によってビーズ状に加工されました。 黒松は海岸に多く自生する木です。この「松」という名前についてですが、一説に樹齢が長く保たれることから「保つ」が次第に松という言葉に変化したという説があります。また冬でも緑色を保ったまま過ごすことから変わらず「待つ」とも、かつて松の木は神様が降りる依代になると考えられていたことから「神様が訪れるのを『待つ』」からきているとも考えられています。 この黒松が育った出雲は神話の舞台でも有名です。時期で言えば、出雲に注目が集まる時はおそらく『神在月』が有名ではないでしょうか?10月は和名では「神無月」と呼ばれます。これは10月になると日本中の神様が出雲に集まって「神議り(かみはかり)」と呼ばれる会議を行うため、各地で神様が不在となるため神無月と呼ばれるようになった…と伝えられています。逆に神様が集う出雲では神在月と呼ばれています。 この神議りですが、旧暦で10月10日から旧10月17日まで行われます。現在の暦である新暦とズレが生じるため、現在の暦で換算すると毎年日にちが異なるのですが、2023年の場合は11月22日から11月29日の間に神様が出雲で会議を行います。神無月とも神在月とも呼ばれる10月に行われていた神議りですが、現在の新暦では竜潜月である11月に行われることが多いようです。 この神議りの内容は男女の縁を誰と結ぶか、一年のお米の収穫量をどれくらいにするかなど人生の様々なことを話あって決めていると考えられているのですが、会議の内容は我々日本人には完全非公開となっていてその内容は秘密で隠されています。 秘密のベールで包まれた神議り。その内容は定かではないのですが個人的に感じたのは、何百年の時を耐え忍んで龍に変化した蛇のように、長年の努力により龍のような優秀な人物へと成長を遂げた人、厳しい龍門を超えて鯉から龍になった人、そして未だ世に出ることなく眠る龍のような人をどうやって表舞台に送り出すのか。表舞台に送り出すために必要となる縁を誰と結ぶのか。そんな話し合いも行われているのかな、と想いました。 出雲を中心として日本の東西南北から神々が集結するこの時、この会議という場を神々に与え、会議の中心人物にしてまとめ役となるのは黄金色に輝く龍神さんなのかもしれませんね。金龍の采配はうねる川のように、時代のうねりという大きな変わり目もたらしていきそうです。 出雲で育った黒松はこの地に集う神々をおもてなしして会議の行く末を見守り、下される決議を待っていました。この黒松がいつかあなたの運命を照らし、その行く末を示してくるのかもしれません。 ▷サイズ…咥えている出雲黒松からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷組紐の素材…レーヨンとポリエステルの混合糸を使用 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。長くご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございますのでご了承くださいませ。また、金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当作家はいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 # 龍 龍神 龍アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリー女性 ドラゴンアクセサリー ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 出雲黒松 出雲黒松ブレスレット 天然石 天然石ブレスレット パワーストーン パワーストーンブレスレット 登竜門 李膺 鯉のぼり 神無月 神在月 竜潜月 スポーツの日 体育の日 晴れの特異日 ハレの日 日本晴れ 晴れ男 晴れ女 文化の日 成人式 成人の日 五行 国之常立 草分尊 土星占星術 土星 グレートコンジャンクション クロノス 時間の神 農耕神 辰年
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白龍*ドラゴン&マグネサイト 白龍の組紐ブレスレット
¥9,800
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・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ・再制作、再出品にあたり写真を撮り直しております。(なお、デザインは変更していません) *―――*―――* 天帝の命を受け、地上に舞い降りた『白龍』をイメージした龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞けば、龍に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?刺青や和柄、干支、縁起物、中国っぽい、アニメや漫画といったファンタジーのキャラクターなど、想い浮かぶイメージは人それぞれ異なるでしょう。またその龍たちもよく見てみると青(緑)龍、赤龍、黄龍、金龍、白龍、銀龍、黒龍…など、色とりどり存在していることが分かります。 それぞれ異なる色を身に纏っているのは意味があるようです。例えば白龍の場合、身に纏う白色が清らかさや神聖さを見る者に印象づけるからか、白龍は「天帝」という至高神に仕える聖なる龍とされ、天を駆け抜ける速さはどの龍たちよりも速く、地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいる…という伝承が残されています。 対して白の反対色である黒を身に纏う黒龍は暗闇のような色が示すのか黒龍は光を苦手とし、普段は海底に身を潜ませ、月の光さえ射すことの無い新月の夜のみに海上へと上がって姿を現すという伝承が残されています。どうやら龍の性格は自身が身に纏っている色がもたらす色彩効果や心理とリンクしているようです。 色は人の心に強い影響を与えていると言われています。そしてその時選ぶ色は心身の状態を表しまた逆にその色を着ることで次第にその色が及ぼす色彩効果が得られてくるそうです。例えば赤色を選んだ時はエネルギッシュな気持ちでいる状態であり、また赤色を身に着けると次第に活力も増していくという話があります。龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような感じなのかもしれません。龍の体の色が心の状態として現れているのか、もしくはその色を纏っているから次第に色に沿った効果が龍の心に及んでいるのでしょうか。 * そんなカラフルに存在する龍ですがそもそも「龍というものは何なのか」、調べてみればその意味もまた色々あるようです。龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では龍を統べ、仏法を守護する龍の王…『龍王』としても存在しており、運気の向上を図る風水では大地を流れ、家屋に入ってくる『気』を龍としており、運気を上げる縁起のよい『瑞獣』とされています。中国では龍は『皇帝の象徴』でもあり、干支でも『辰年』として姿を見せています。様々な場面にて登場するため、龍とは何なのか、と考えると一言で語るのは難しそうです。 けれど龍を語る上で鍵となってくれそうなのが「水」です。龍はそもそも『水の力を司る水神』として性格を有しており、雨乞いの対象とされていました。いにしえの時代では干ばつが起こって大地に水が不足すると人々は生活や農作物の成長に必要な雨水を求めて龍神に対し雨乞いを行っていたそうです。時にうねる川を龍と表現し例えたり、轟々と流れる瀧に棲んでいるとも考えられていて、龍は水と深い関係があります。 龍が龍神や龍王、気、皇帝…など様々な場面にて活躍する姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えて留まることと似ているのかもしれません。そして水ゆえに、「龍とはこんな存在だ」、と想うのも人それぞれ異なるのではないでしょうか。水を受け止める器によって水が形状を変えるように水という龍も人それぞれ異なる心という器によって龍に対する見方が異なっていきそうです。 もしかすると「龍とは何か」というより『龍をどうみるか』ということなのかもしれませんね。私の中ではどうやら龍は水…という器が出来ているようです。龍=水と見ていいのなら皆さんの心の中で龍という水はどのような形状を保っているでしょうか。 時代の流れと変化により現代では水の力を司る龍神に雨を求めることは無くなりましたが、よく考えてみれば何かしら叶えたい夢や目標、願望があれば龍神が祀られている神社へ参拝して龍神との接触を試みたり、風水を用いて気である龍を家屋に招き入れ運気を上げようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないのかもしれません。そして願望を成就させるために龍との接触を試みることは現代的な雨乞いとも言えそうです。かつて雨が降って欲しいという気持ちが雨という形となってこの世にもたらされたように、胸の内に秘めていた形のない願望が、雨のように結果という形となって目の前に現れて欲しいと…。 【龍と暦】 水のように姿を変え、あらゆる場所に変幻自在に存在する龍はどうやら『暦』の中にも息づいているようです。 伝承によれば龍は3月21日頃に訪れる「春分の日」になると天へと飛び立ち、9月22日頃の「秋分の日」になると地上へと降り立ち、淵に身を隠すと言われています。 なぜこの日に龍達は天と地を昇り降りするのだろうかと考えてみたのですが、これはもしかすると農作物の成長サイクルが関わっているのかもしれません。3月から9月の期間は日本人のソウルフード(魂の食べ物)であるお米を育て、収穫できる時期とおよそ当てはまっています。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。伝説によれば龍は蛇が何百年もの歳月を経ることで龍になるともいわれています。そのため龍の原型ともいえそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中へ入り、3月の春頃になると再び土から出てきて活動を行うのだそうです。そして梅雨時の6月頃が最も活発になるとのこと。水との深い関わりがある龍、その原型ともいえる蛇もまた雨水が多く降る時期によく活動するらしく、もしかすると龍の昇り降りは蛇の活動サイクルも反映されていそうです。ちなみに龍の原型が蛇でもあったことから、いにしえの頃は龍と蛇の区別も曖昧だったらしく蛇を龍と見ることも多かったそうです。 そして暦を一年ごと見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事はそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて3月21日頃の春分の日に龍が飛び立つと、今度は5月5日の「端午の節句」。男の子の健康と成長を願う行事でこの時期が近付くと鯉のぼりが掲げられますが、鯉を掲げるようになった理由は「中国にある黄河という長い河の中に『龍門』と呼ばれる流れが激しい場所があり、そこを登りきることが出来た鯉は龍になる」…という伝説が由来しています。蛇が龍になるという話の他に、鯉が龍になることもあるようです。 5月の険しい龍門と暑い夏の時期を超え、作物が収穫の時期を迎え龍も降り立ってくる9月22日頃の秋分の日を迎えると今度は冬目前の「11月」。11月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名が11月にはあります。これは龍を優れた人や英雄に例え、その竜が潜んでいる…「優れた人や英雄など力がある者がいまだ表舞台で出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味だそうです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月は鯉が自分も龍になりたいと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍になり、冬を前にして眠るという死を経験したのちまた蛇となった春に蘇り現れる…という脱皮を繰り返しているように見えました。種を蒔くとき、また苗を植えて育てる時を観るために暦と農作物の成長というのは深く連動しあっています。太陽の光と同じく雨もまた農作物の成長に必要であるため農作物に影響を与える龍は『暦』や『農耕』とも関係しており、そして『自然の一部』でもあるようです。 【龍と五行と陰陽思想】 暦と自然の一部でもある龍は、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。 「五行思想」とは古代中国より誕生した「この世の森羅万象ありとあらゆる物事は『木』『火』『土』『金』『水』の、5つの元素で成り立っており、それらの元素が互い影響しあうことで世界が変化・循環し成り立っている」という考えだそうです。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生まれ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」からは黄金や鉱物が生み出され、「金」は金属を意味し、金属の表面が結露することで水が生じ、「水」が木に水分を与えることで木が育まれていく…。このようにプラスの循環となる関係を「相生(そうしょう)」と言います。 逆に「相剋(そうこく)」といって、木は土から栄養を吸い上げて土地を疲れさせ、土はダムとなって水の動きを制御し、水は火を消してしまい、火は金属を溶かし、金は刃物となって木を伐り落としてしまうというマイナスな循環もあります。 しかしプラスが良くてマイナスが悪いということではなく、水が火を消すことができるから木が全て燃やされずに済み、土は水の動きを制御するけれど受け皿となってくれるから土台がないと形が保たれない不安定な水を保たせることができます。五行における五元素は良し悪しでなく、動きを説き理解しようとするものです。 次第に方角や色、季節など様々なものが五元素のいずれかに当てはめられていくようになりました。そしてこの五元素の中にも龍はいて、 「木」には東と春の『青(緑)龍』 「火」には南と夏の『赤龍』 「土」にはあらゆる方角をまとめる中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』 「金」には西と秋の『白(銀)龍』 「水」には北と冬の『黒龍』 …が、それぞれ当てはめられていきました。その中で白龍は西と秋と共に「金」に当てはめられています。 ちなみに五行思想が誕生する前には『陰陽思想』というものが先に存在していました。こちらも古代中国で古くから誕生したもので、世界は男と女、天と地、光と闇、火と水…のように陰と陽と相反する二つの性質があり、この二元が五行のように互いに影響しあうことで世界に様々な変化が起こっているとする考えだそうです。陰陽思想も五行の相生や相剋のように、陰が悪くて陽が良いのではなく、性質を説いたものだと言われています。 【白龍について】 人によって想いつく龍の色は様々であり、そしてどの色の龍が好みなのかも人ぞれぞれだと想います。中でも人目を惹く美しい白色をもつ白龍は人気が高いのではないでしょうか?その龍がどんな性格なのかは、身に纏う色やまつわる伝承と五行からヒントを得られそうです。白龍の性格や性質を知るために、身に纏っている「白色」と、伝えられている「伝承」、五行において白龍が置かれている「金」の特徴をもとに白龍について調べて見ました。ちなみに調べていて想ったのですが白龍の場合、五行に加えて陰陽思想で語られる「陰と陽」も関係しているようでした。 * 五行において「金」は土から生み出される鉱物や金属、同時に金属である刃物も意味しています。季節は龍が下りてくる秋分の日を迎える「秋」で方角は「西」を指し、太陽が沈んでいきその輝きを終える頃です。 金は「物事が局面を迎える頃や結果が出る時期」といった所でしょう。秋は収穫という結果を迎えると同時に一つのサイクルが終わりを迎える時です。金が刃物を表し、土から黄金という豊かさが生み出されという構図は例えるなら秋に実り、土から生えている黄金色に実った稲穂を鎌で刈り取る様子と似ています。 【清浄の白】 白は見て感じ取ることが出来るように「清潔」を意味する色です。色彩心理において人は白を見ると汚してはいけない…と、清らかな状態を保とうとする気持ちを起こさせる色であり、また白色を見ることによって白という穢れのない状態にしたいという気持ちも生じるのだそうです。清潔感が強いためお風呂や洗面台など体を清潔にすることが出来る場所にして清潔にしなければ不衛生となってしまう場所に白はよく使われます。清らかさを示し、また清らかにする白は洗濯やクリーニング、掃除・清掃を連想させる色でもあるでしょう。 清らかさを感じさせる白色の最大の特徴は「神聖さ」のようです。宗教的な意味合いが強い色であるため信仰の面を抜きにしては語れない色で、世界各地にて白は「神を表す色」とされてきました。 また白はその神という「聖なる存在に仕える者」を示す色でもあります。聖職者が白い衣服を着ている様子が伺え、日本においても身を清め祓い、清潔さを求める「神道」でも白は重要な色で神主や巫女も白を着ています。また白い服を着る人といえば、医師や看護師といった医療に携わる人もよく想い出されるのではないでしょうか。 神を表す色でもある白色はその神聖な存在が宿る場所にも用いられるようです。海外の話、多くの国々で白は寺院や教会の色で、古代ギリシャではパルテノン神殿を始め神を祀る建物である神殿は「白い大理石」が用いられていたそうです。 各宗教において時に特定の花がその信仰の象徴とされることがあります。例えば仏教の場合、泥の中から出て水上に美しく咲く姿から欲望に染まらない様子を連想された「蓮の花」が尊ばれ、仏教を象徴する花とされています。また蓮ははるか西にあるとされた苦しみのない「清浄の地…『極楽浄土』に咲く花」とされ、中でも白い蓮が極楽の境地に咲く花であり、また心が清らかで汚れていないことを意味しているそうです。 白は時に「生死に関わりのある色」で、あの世に旅立つ人に着せる色でもあります。現代ではお葬式の際、参列者は黒を着ますが時代によっては見送る参列者が白を着ていたこともあったそうで、時代劇など昔の時代が出てくるドラマなどにおいて葬儀のシーンがあると、参列者が白を着てる様子が見られることがあります。白衣を着る医療従事者の医師や看護師も人を看取ることも多いでしょう。 何も綴られておらずこれから色々な文字や絵、物語が描かれていく真っ白な1ページのように白色には「初め」や「新しい」といった意味もあります。五行において金に置かれている実りの秋ですが、この実りというのは裏を返せばこれ以上成長することはなく放置すれば腐り、朽ち果てていくため刈り取って収穫する必要があります。そして春になれば刈り取った場所から再び芽が育ち始める…。実りを刈り取り、そのサイクルを白紙に戻す白色は新しく生まれ変わるために「再スタートを切らせる色」でもあるような気がします。白紙に戻すという言葉のように白色は「リセットの色」。白いページに綴られた文字や絵が最後まで埋め尽くされ、白の場所が無くなった時ページをめくってまた新たな白い1ページを迎えるように。 色はそれぞれ染めるための染料があるのですが白の場合染料がなく、白にしたい物を漂白して『色を抜くことで出来る色』です。 【白龍と七夕伝説】 白龍が仕えているとされるこの「天帝」という至高神ですが、一説では天帝は七夕伝説で有名な『織姫』の父であり、彼女とは親子であるとされています。機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互いに夢中になり、仕事を疎かにしたため怒った天帝が二人の間に天の川を敷いてそれぞれ東と西に住まわせて会えないようにしたのですが、織姫があまりにも泣き悲しんだため7月7日の日のみに合うことを許されたこのロマンスは恐らく有名でしょう。 天帝に仕え側にいた白龍が七夕伝説において姿を現し、関わったという話は聞いたことはないのですがなんとなく想うことがあります。織姫と彦星を出会わせ、そして一度仲を切り、離れていくことのないよう再度結ばれることができたその裏には、もしかすると天帝に仕え側にいた白龍が関わっていたのかもしれません。織姫は機織りの腕が良く、他の神々は彼女が織った衣服を着ていたそうなのですが彼女が機織りをしなくなった事により服を替えることが出来なくなって衣服はボロボロになって行き、彦星は牛の世話をしなくなったため牛達はどんどん病気になっていたそうです。前述のように実りというのは裏を返せばこれ以上育つことはなく刈り取らなければ腐ってしまう…。二人の関係と周囲の状況も、もうこれ以上進んではならないという状況にまで陥っていたのでしょう。 川を時に龍と例えられてきましたが、夜空に現れる星々の天の川は白龍なのかもしれません。白色はリセットの色。そして五行の金は刃物を意味する…。白龍という天の川が二人の間に入って二人の間にあった運命の赤い糸を刃物のように一度断ち切りリセットさせて白紙に戻し、けれど離れていかないよう運命の赤い糸を再度結んだような気がします。 一年の内会うことが許された7月7日の日になるとカササギが表れて天の川に橋を架け、二人を合わせるそうです。伝承によれば地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいるとされている白龍…。白龍は表舞台に出る時は自身の正体をあまり明かそうとしないのでしょうか。七夕伝説の裏には実は白龍が人知れず活躍していたのかもしれません。七夕の日に現れるこのカササギの正体も、もしかすると白龍が鳥に姿を変えて現れたのかもしれませんね。 * 白色がもつ力と五行における金の特徴、そして残された伝承から読み解いてみれば、白龍には『物事を結び、切る力』があるのかもしれません。陰陽思想からみて世界には陰陽と二つに分かたれたものがありますが、白龍はその陰と陽のように性質が相反するものを磁石のように引き合わせて結ぶ力があり、また切ることもあるようです。 現代では短冊に人それぞれ異なる願い事がかかれ、笹にその願いを託される七夕ですがその歴史をさかのぼってみれば七夕は当初、機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで、機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったそうです。かつて龍に雨を求めていた雨乞いが様々な願望へと変わったように、七夕も時代の移り変わりで変わって行ったようです。もしかすると地上で七夕の日に笹に託された願いを天へ繋ぎ、成就という実りの時を迎えて刈り取ることができるようにするのも白龍の役目なのかもしれません。 ちなみに7月7日というと、時期的にはまだ梅雨にもかかっていたりします。それゆえ七夕の日に天の川が見られることを期待して夜空を見上げてみたけれど、どんよりした雨雲がかかっていて見れなかった…。そんな経験は無かったでしょうか?実はこれは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を七夕としていたため、現在の暦とズレが生じています。そのため旧暦7月7日を現在の新暦に当てはめると毎年日にちに若干の差はあるのですが2022年の場合は8月4日が七夕にあたり、旧七夕の日とされています。この時期に夜空を見上げてみれば、美しい天の川という星々の川にして白龍の姿を見ることができるかもしれません。 3月に蛇が脱皮して春分の日に龍となって天へ昇り、5月には鯉が龍門に挑み、9月には降り立つと11月に眠り始める龍。七夕伝説のある7月、旧暦で七夕にあたる8月頃はもしかすると白龍が人知れず縁を繋いでいそうです。 【『命』の守護者】 真偽のほどは白龍自身に聞いてみないとわからないことですが、白龍を見ていてこの龍は『命』と関わっていく龍なのかと想うことがあります。 五行の木、火、土、金、水の流れは一日、一年、そして人生のサイクルも表しています。夜の暗闇を抜けて東から蘇った太陽が昇り始め、沈む頃である西までたどり着くと地平線を超えて夜を迎える。途中途中で季節の変わり目を経験しながら、木の春、火の夏、金の秋、水の冬へと四季は巡り、人は東という始まりの場所から産声を上げて誕生し、成長して西にして晩年まで来ると、時が来れば白装束に身を包んで西の地平線の先にあるあの世にして極楽浄土という清浄の地へと旅立つ…。 命は産まれてから始まる人生という真っ白のページに様々な文字や絵が綴られていき、終わりが来ればページをめくるかのようにリセットされる…。白龍がその身に纏い、初めで新しく、生死にかかわる色とされた白色は『命の色』でもあるかもしれません。そしてその命の色を身に纏っている白龍は『命の守護者』でもあるような気がします。 白龍が仕える天帝という至高神、白に象徴されるものでもある神という存在…。日本の神様の場合、例えば織姫と彦星の如く夫婦である「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」や「伊弉冉命(いざなみのみこと)」のように、名前の最後の「みこと」と書かれる部分は「尊」と書かれることもあれば「命」と書かれることもあります。神聖さを意味する「尊」とかけがえのない生命を表す「命」…。どちらも共通して「尊さ」をもっています。 これを見ていて想ったのが、尊くて命の名をもつ者に仕える…ということは「生命という尊いものに仕える(守る)」という意味にも感じました。天帝という至高神に仕える聖なる白龍は『生なるもの』を守る龍であるのかもしれません。 白龍の役割を人に例えるなら医療のようであり、医療に携わる方々に例えることができそうです。医療従事のお仕事…医師や看護師、救命救急士やレスキュー隊といった、命を守るお仕事に従事している人々と似ていて、数ある龍達の中でも最も早く飛ぶと伝えられる白龍ですが、早く駆け抜けるその姿は命の危機に瀕した人の元に一刻も早く駆けつけようとする救命救急士やレスキュー隊のようです。結んでは切る力をもつ姿は患者の体にある患部をメスで切り取り、体調をリセットさせて健康な状態にする…。白龍は「命を橋渡しする龍」でもあるかもしれません。男女のご縁があって命を宿し、お母さんのお腹の中で成長して生まれてきた赤ちゃんを受け止め、へその緒を切ってお母さんの胸の中へと渡す助産師のようでもあります。 白は生死にかかわる色で医師や看護師が時に人を看取ることもあるように、白龍は最期の時を穏やかに過ごすと決めた人をケアするホスピスのように、西の地平線の先へ旅立つ人を最後まで支えて看取ることもあるのでしょう。 リセットし、場所を白という清浄にする様子は神主がその場の穢れを祓うのと同じく、その場を掃除して綺麗にする清掃員のようにも見えます。白龍は医師のように命を守り、神主や清掃員のように不衛生なものや穢れを祓って清浄という白に戻すようです。 目に不自由な方が白い杖をもって道を進んでいくように、白龍は白い杖となってその人の手を握るように手を引き、道に迷うことのないよう導いていくような優しさを感じます。白龍は人が「生きていけるように手引きしていく龍」でもあるのかもしれません。それはまるで身体に不自由があり体を動かしにくい人をサポートをする福祉活動を行っている人、慈善活動やボランティア活動をする方々のようです。 生きとしいけるもの達がもつ「命」という生命ですが、そもそも命という字は「上の者から下の者へと下される命令」という意味だったそうです。「命を受ける」という言葉もあるように命という一文字だけで命令の意味もあります。もしかすると私たちは上という天に存在する神々から命という生命を分けてもらい譲り受け、生きていくよう命を下されてきたことにより生まれてきたのでしょうか。 神道には「分け御霊(わけみたま)」というものがあります。神様の魂は例えるなら細胞分裂のようにいくつも分けることが出来るらしく、神社では神様をお祀りする時、大元となる本社から神様の魂を分けて譲り受けてもらってからお祀りしているのだそうです。その分けられた魂を分け御霊といい、そして私たち一人一人の魂も神様から魂を分けてもらったものだと言われています。 私たち一人一人は命という神様から譲り受けた分け御霊という神聖を体の中に宿している…。ならば命にして神という神聖なものが宿り住む肉体はお社のようなのかもしれません。神霊が鎮座する神社、お社、大理石の神殿の如く、私たちの体も聖なる社にして神殿である。そして命という神にして尊く聖なるものを宿しているため人は皆、本来神聖である…そう言えそうです。 聖地とされる場所はよく清潔であることを求められ、毎日朝早くから掃除をされたり、汚さないよう注意が払われます。聖地が常々穢れの無い状態を保つよう求められるのはこれも聖地が『白』という、他の色に染まり澱みやすいから常に綺麗に保つ必要があるのでしょう。私たち一人一人神聖なものを宿す肉体もお社にして聖地であり、それゆえ注意を払っていなければ澱みやすくなるため常々健康に注意を払う必要がある。人がそもそも病というものに罹ってしまう理由はやはり、人が白という清浄なものであるからなのかもしれません。 白色は数ある色の中で最も汚れやすく他の色に染まりやすい色。その色を全身に纏う純白な白龍がずっと清らかでいられる理由は何なのでしょうか。 人が色を選ぶとき心の状態が映し出されるように、龍も身に纏う体の色で自身の性格や状態を表している…。龍の体の色が龍自身の心の状態を意味するのなら、白龍の心は純粋な白色なのでしょう。蓮にまつわる言葉で「泥より出でて泥にそまらず」というものがあります。これは蓮が泥の中から出て美しく咲く事から「どんな環境の元においても染まらず清く正しくある」という意味です。泥から出て美しく咲く蓮の花のように白龍の心もまたどんな環境においても染まらない、それどころか周囲さえも白にしてしまうような清らかな白であるようです。 生きていれば身も心も痛みと苦しみを経験し、白という聖地にして肉体は澱んでしまう…。神にして命という聖なるものに仕え、極楽浄土に咲く花のような清らかさを胸に秘めた心身ともに穢れなき白をもつ白龍は、この世に命を授かって産まれてきた私たち生なる者の心身を、苦しみの無い極楽浄土の地のような『清浄にして正常』という苦しみも痛みもない健康へと導いていくでしょう。 * そんな白龍を、日本の伝統工芸品「組紐」の技術を用いて作成し、ブレスレット状にしてみました。龍の頭の形をした金具と組紐を組み合わせ、全体が龍になるよう仕上げました。白龍の尾の部分は離宮組、胴体は十二金剛組という組み方を採用しています。画像からだとちょっとわかりづらいですが瞳の色は虹色に輝くものを使用。一本の紐状になっており手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。 白龍には白い力をもつ石『マグネサイト』を咥えさせました。 【マグネサイト】…8ミリ 和名:菱苦土石(りょうくどせき) 石言葉「純粋」「無垢」「平穏」「感受性」「叡智」「心身の浄化」「純白」 ○秘められたパワー… ・肉体に溜まった老廃物や不純物を流す ・栄養状態の循環を良くする ・疲れやストレスの緩和 ・気持ちを前向きにする かつてパルテノン神殿などの神殿にも使われた大理石のような見た目をもつ白い石。実際マグネサイトと大理石はともに石灰岩が入っています。マグネサイトは「マグネシウム」を豊富に含んだ石。そのためマグネサイトと名が付いたようです。マグネサイトがたくさん含んでいるこの「マグネシウム」ですが言葉の語源はマグネシウム鉱石が取れていたギリシャにあった地『マグネシア地方』が由来しています。 マグネサイトには双子のようにとてもよく似た石『ハウライト』が存在しています。とても似ているのですが成分は異なるため別の石です。またハウライトは産出量が少ないため出会えるのは稀。ハウライトと出会うことがきたらそれはまるで織姫と彦星のように運命の出会いかもしれません。 マグネサイトとハウライトはお互い縁がある石のようで、マグネサイトは主に肉体に作用し、ハウライトは精神面に作用すると言われおり、お互いに秘められたそのパワーは陰陽のような関係で結ばれています。 天然石の力の由来ですが紐解いてみると、その石が纏う色がもたらす色彩効果や心理、模様からイメージするもの、用いられてきた経緯、また含まれている成分がヒントになることもあるようです。どうやらマグネサイトがもつ力は白龍のように『白にする力、真っ白なパワー』を秘めており、また成分のマグネシウムが力の源にもなっているようです。 マグネシウムは医学の面から見ても、体にいい成分とされています。高血圧や心疾患の予防、精神を安定させる効果があるらしく、またマグネシア地方ではここで取れるマグネシウム鉱物が様々な病に効き治す力があると信じられていたそうです。これらの要因が縁となって、マグネサイトには健康的な力があるとされてきたのでしょう。 とはいえ、さすがに鉱物をそのまま経口摂取するわけにはいきませんので、マグネサイトは日々の健康のお守り感覚としてお持ちください。先に語ったように白は汚してはいけないという気持ちを起こすため、マグネサイトを身に着けている時は健康に気を付けようとする気持ちが高められると想います。ちなみにマグネシウムが細胞を活性化させる作用があることから、慢性的な疲労を抱えている人はマグネサイトをお守りとしてもつと良いという話もあります。白は他の色に染まりやすい…、そのためマグネサイトは物事を受け取る力…感受性が強くなっていたり、元々強い人、繊細な心を持つ人にも良さそうです。 ちなみにマグネサイトの和名は菱苦土石(りょうくどせき)と言います。含まれるマグネサイトが苦いことから名前の中に「苦」が名づけられたそうなのですが、なんだかマグネサイトは良薬は口に苦しという言葉が似合うような気がします。 神道において穢れを落とす「禊(みそぎ)」ですがこの言葉は、身を洗濯する…と読めそうな『身濯(みそそぎ)』や蛇が古い皮を脱ぎ捨てる脱皮のような『身削ぎ』などを意味しているとされています。また「穢れ」という言葉も『気枯れ』という気が枯れた状態、生命力が低下した状態を意味しているとも言われています。 龍の原型である蛇ですが蛇の生命力は非常に強く、過酷な環境でも何日間か耐え抜く強さを持っています。また蛇は生涯において重要なのが「脱皮」といわれています。蛇は脱皮して古い皮を脱ぎ捨てなければ次第に弱っていき、息絶えてしまうそうです。 龍が色を身に纏うように、私たち人も赤のような怒り、憂鬱なブルーのような色を心の中に纏います。そしてその負の感情が心を蝕んでいき、やがて肉体の健康へと及んで行ってしまう…。マグネサイトは蛇が脱皮して新しく生命力を得るように、纏ってしまった負の感情を脱ぎ捨てさせ、そして強い生命力をもつ蛇のように、また白龍が人を生きていけるようにするようにマグネサイトは『生きていく』という気持ちを高め、人生を前へと進ませる気持ちが出るように導いていくでしょう。 病が良い物とは言いませんが、人は時に健康な時よりも病にかかった時や治った後の方が健康と命について考え、見つめ直すきっかけを得ることもあるようです。これは一度病に苦しみ治った経緯をもつ人なら実感する事ではないでしょうか。命に接触する何かが起きる時というのは、脱皮の如く古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる時を促されているのかもしれません。白き清浄の力をもつマグネサイトは尊い命がすまう社にして神殿、聖域という肉体を清浄に保ち、そして自身の中に眠る神聖さを取り戻すよう語り掛けてきそうです。 * 白龍を見つめていてまた想ったことがあります。農作物の成長と、雨が降ることの無い日照りは最終的に命に直結するものなのだと…。様々な祈りがある中で人の最大の願いは今も昔も変わらず健康なのではないでしょうか。白龍は、マグネサイトは、痛みや苦しみを西というあの世に流してくれそうです。日々のお守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。 ▷サイズ…咥えているマグネサイトからカニカン含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨン(汗などにより変色する場合がございます) 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用(レジンには気泡が見られたり、永くご愛用頂くにつれて経年劣化したり、黄ばみが発生する場合がございます) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。また金属アレルギー対策はおこなっておりませんので、お肌の弱い方は自己判断・自己責任でお願いいたします。 ▷龍や天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、病気の治癒を保証するものではございません。健康に問題がある場合はきちんと病院で診察を受け、ブレスレットはあくまでお守りとしてお持ちくださいませ。 ▷マグネサイトの模様は石ひとつひとつ異なります。こちらで使用してもよいと判断した物を採用しておりますので「こういった模様のマグネサイトを使ってほしい」といったリクエストには対応いたしかねます。恐れ入りますがご理解のほど、よろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 竜 ドラゴン 龍神 竜神 龍王 竜王 天然石 マグネサイト ハウライト 天然石ブレスレット パワーストーン パワーストーンブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンアクセサリー ドラゴンブレスレット ホワイトドラゴン 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 龍アクセサリーレディース 竜アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリーレディース 風水 縁起物 開運 干支 辰 恋愛運 結婚運 健康運 仕事運 巳の日 己巳 一粒万倍日 吉日 プレゼント ラッピング ギフト ヘビ 蛇 蛇神 爬虫類 蛇モチーフ 白蛇 着物 帯 和 和風 日本 七十二候 七夕 天の川 ミルキーウェイ 天帝 織姫 彦星 白鳥 カササギ 星座 こと座 ベガ はくちょう座 デネブ わし座 アルタイル アンドロメダ銀河 へびつかい座 アンドロメダ銀河 銀河 夏の大三角形 五行 金 秋 西 陰陽 陰陽五行 五節句 青龍 緑龍 赤龍 黄龍 金龍 白龍 銀龍 黒龍 シャーマン シャーマニズム 皇帝 占星術 ホロスコープ ホロスコープ6室 ホロスコープ7室 ホロスコープ8室 ホロスコープ10室 ホロスコープ11室 ホロスコープ12室 タロット恋人 タロット審判 タロット死神 天国 天界 天使 地上の天使 白衣の天使 アースエンジェル ツインレイ 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ヤマタノオロチ*ドラゴン&ブラッドストーン*龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ◎再制作・再出品にあたり、デザインを変更させていただきました。恐れ入りますがご理解の程よろしくお願いいたします。 *ー*ー* スサノオに退治されたことで知られる伝説上の怪物『ヤマタノオロチ』をイメージし、再現したブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、入れ墨や和柄のデザイン、中国っぽい、漫画やゲームといったファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対するイメージは人それぞれ異なるでしょう。 また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など色々という言葉通りカラフルに存在している様子が伺えます。 そんな、色とりどり存在する龍ですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」と言って、仏法の守護神として存在しています。運気の向上を図る風水では大地を走り家屋に流れ込む「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に姿を現しては異なる役割を持っていることがわかります。それゆえに、龍が何たる存在なのか語るのは簡単ではなさそうです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と言うことが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は雨水を求めて龍に雨乞いを行っていたそうです。うねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など様々な場所で異なる姿を見ることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の意味が異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえ「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形によって変化するかもしれない…と考えられるからです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形状をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上へ降り立ち淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と共に長年関わってきたお米も、およそこの期間内に実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動し始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動的になる時期が春分と秋分の日と近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の行動時期も反映されているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら春分と秋分の日のみならず、龍はより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある龍門と呼ばれる、流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という鯉の滝登り伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉ですが、ここでは竜を「優れた人や英雄」と例えており、その竜のような人が潜んでいる…すなわち竜潜とは、「竜のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することがなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れで行って11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、夏を通り過ぎて9月の秋分の日に降り立つと、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生し龍へと進化して天に登り、秋に地上へ帰還すると淵に潜って眠るというある種の死を迎え、春になると再び蛇となって蘇るという、死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も食物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになたのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 さらにいえば、もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」でもあるのかもしれません。時と季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すから季節の循環が絶えず行われているのでしょうか。私達は巨大な龍の中で生きているのかもしれませんね。 農耕と暦が密接に関わっているように、「龍と蛇」も関わりが深そうです。 * 世界中の龍やドラゴンを見てみると、海外…特にヨーロッパではドラゴンは悪しき者とみなされて英雄に退治される伝説がよく見られます。日本でも龍や蛇が退治される話があるのですが、最も有名なのは『ヤマタノオロチ』退治の伝説ではないでしょうか。 【ヤマタノオロチ】 ヤマタノオロチとは、日本神話にてスサノオが退治したことで知られる伝説上の大蛇の怪物。鬼灯のような真っ赤な目を持ち、一つの体に頭が8つ、尾も8つあり、胴体には杉や苔が生え、その大きさは8つの山峡を這い渡るほどの大きさであったそうです。 スサノオがヤマタノオロチを退治する経緯に至った話ですが、それは遡ることスサノオがまだ高天原にいた頃。 ある時スサノオは亡き母イザナミに会いたいがため、イザナミがいる根の国(死者の世界)に行きたいと騒ぎ始めます。スサノオが騒ぐと天地に被害が発生したため、怒った父イザナギはスサノオを追放しました。 スサノオは根の国に行く前に、太陽神である姉のアマテラスに会っておこうと彼女が治める国へ赴きますが、アマテラスは「弟が国を取りに来たのではないか」と警戒し武装します。そこでスサノオは誓約(うけい)という占いを用いて攻めに来た意思がないことを証明して結果、身の潔白が晴れたのですが、これを機にスサノオは高天原を荒らし始めます。 これに悲しんだアマテラスは岩戸(洞窟)に隠れます。すると、太陽神である彼女が隠れてしまったため世界は闇に包まれて様々な禍いが発生してしまいました。彼女が隠れた岩戸の前に神々が集結し、策を色々と練った結果、彼女を岩戸から出すことに成功し世界は再び太陽を取り戻しました。 * 騒動の原因となったスサノオは高天原を追放されて出雲に辿り着くのですが、そこで恐怖に怯え泣いている老夫婦とその娘のクシナダヒメと出会います。怯え泣いている理由を聞くと、なんでも夫婦の間には8人娘がいたのですが毎年ヤマタノオロチという大蛇の怪物が現れては娘を一人づつ食べていたそうです。 クシナダヒメが残された最後の一人で、もうすぐオロチが現れる時期であったためどうすることも出来ずにいたのでした。この話を聞いて考えたスサノオは、クシナダヒメを妻としてもらいうけることを条件にオロチ退治を申し出ます。 クシナダヒメを櫛に変えて姫の姿をくらませ、自身の髪に挿すと、スサノオは強い酒を用意します。この酒をオロチに飲ませて酔って油断した隙を狙って体を切り刻み、退治することに成功しました。ちなみにこの退治の時にオロチの尾から、後に三種の神器の一つとなる「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」という剣が出現しました。 このオロチ退治の話は「物事の比喩」であるらしく、蛇や龍を川と見ることからこの話は洪水被害を意味したものと考えられています。 暴れる龍や蛇が退治される話は物事の比喩…。ヨーロッパでもそのような一面があるようで、キリスト教の聖人がドラゴンを退治する伝説がいくつか残されているのですが、これは「キリスト教徒と、まだ国教がキリスト教でなかった国との争い」を表したものとされています。 この場合ドラゴンは非キリスト教の国の王を意味しており、キリスト教の聖人がドラゴンが退治した様子は、キリスト教側が勝利してその地域がキリスト教を信仰するようになったことを示しているそうです。 龍や蛇退治というのは自然災害以外に『戦争や争い事の比喩』とも見ることができるのかもしれませんね。 * そんなヤマタノオロチを、日本の伝統工芸の一つである「組紐」の技術を用いて再現してみました。 一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けており、ブレスレット全体がヤマタノオロチになるデザインです。 組紐は凹凸ねじり12本組という組み方を採用。ねじり具合が山や谷を連想させるのに丁度いいと想ってこの組み方で組紐を組んでみました。組紐の色合いはオロチが苔を生やしていたという話と「迷彩柄」も意識してモスグリーンや黒色で合わせています。目は鬼灯のような真っ赤…とありましたが、真っ赤にすると怖さが強くなるのであえて金色にしました。そしてオロチを退治した際に尾から現れた天叢雲剣のようなチャームを付けてみました。頭や尾は8つも無いのですが、そのうちの一頭をイメージしています。 ヤマタノオロチには天然石の「ブラッドストーン」を咥えさせてみました。 【ブラッドストーン】…8ミリ 石言葉…救済、勇気、繁栄 キーワード… ・共に重荷を背負う ブラッドストーンは苔のようなモスグリーンに、所々赤い斑点模様をもつ天然石。この赤い斑点は酸化鉄などの影響で表面に浮かび上がります。 このブラッドストーンですが、この石はそもそも「ジャスパー」という石の一種です。かつてキリストがゴルゴダの丘で十字架にかけられた時に流した血が大地に滴り落ちた時、その時地面にあったジャスパーにキリストの血が染み込んだことでブラッドストーンが誕生したという神秘的な伝説があります。 キリストの血の洗礼を受けて誕生したという伝説が由来しているのか、ブラッドストーンはキリスト教会において聖像に用いられていたそうです。またこのブラッドストーンは9月14日の誕生日石であるのですが、不思議なことに9月14日はキリストが磔刑にされた際に用いられた十字架と釘が発見された日でもあります。ブラッドストーンはキリストと深い縁をもつようです。 ブラッドストーンの生みの親であるジャスパーですが、ジャスパーは古くから日本でも使われた石。スサノオが活躍した出雲の地でもジャスパーを採ることができ、勾玉に加工されたものが各地から出土されているそうです。キリストと深い繋がりを見せるブラッドストーン。その生みの親であるジャスパーは出雲との関わりが見られます。 ブラッドストーンは昔、エジプトのヘリオポリスという場所でよく採られていたらしく、地名からとって「太陽に向かう」という意味をもつヘリオトロープとも呼ばれていました。太陽に向かう…というこの言葉はどことなく、スサノオが太陽神の姉に会いに行った話を想い出させるような気がします。古代エジプトではこの石を粉にし、はちみつにまぜたものを止血剤として用いていたそうです。 古代ギリシャにおいてはブラッドストーンの別名ヘリオトロープと同じ名前の花が存在しており、この同名の花と石のブラッドストーンを体に擦り付けると敵から姿が見えなくなると信じられていたそうです。そのため兵士たちが攻撃から身を守る守護石として戦地に赴く時に共に持っていったそうです。敵から姿が見えなくなるという話は、櫛に姿を変えてオロチから姿をくらませたクシナダヒメのようですね。 キリストと深い繋がりを見せるブラッドストーンは、犠牲になる寸前だったクシナダヒメの前に姿を現したスサノオのような石でもあるような気がします。どうすればその人が犠牲の道を選ばずに済むのか共に考え、共に戦い、共に重荷と十字架を背負っていくのでしょう。ブラッドストーンはスサノオのように戦う人や、クシナダヒメのように苦境を必死で耐え忍んでいる人に寄り添い、共に苦しみを分かちあっていくようです。 ▷サイズ…咥えているブラッドストーンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能(剣チャームの大きさは約2センチ) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷剣のチャームは無理に力を加えると折れてしまう可能性がありますので、力を加えないようご注意下さいませ。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず、無関係です。 # 龍アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリー女性 龍ブレスレット 龍モチーフ ドラゴンアクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇 蛇モチーフ 蛇ブレスレット 蛇アクセサリー 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット 和風アクセサリー ヤマタノオロチ 八岐大蛇 岐の神 イルルヤンカシュ 出雲 天岩戸 天照 須佐之男 スサノオ 牛頭天王 蘇民将来 茅の輪 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