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善女龍王*ドラゴン&オニキス 龍の組紐ブレスレット

¥7,850 税込

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弘法大師「空海」とご縁の深い龍神『善女龍王』をイメージした龍のブレスレットです。



皆さんは「龍」と聞くと、どのようなイメージを想い浮かべますか?縁起物、和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、ゲームや漫画といったファンタジー世界のキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。

いにしえの頃より語り継がれ現代でもその姿を見せる龍ですがよく見てみると「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在している様子が伺えます。そして龍が色を身に纏っているのには何かしらの意味があるようです。例えば黒龍の場合、光の反対である暗闇の黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は陽の光が当たらない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海から姿を現すという伝承が残されています。

対して黒の反対色である白は神聖さを想い起こすためか、この色をもつ白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。こうして見ると龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色から連想されるものが反映されているようです。

龍が身に纏うこの「色」ですが色には心身に及ぼす力があるらしく、その色を服などで着用することによって次第にその色に沿った力が体と心に影響を与えると言われています。燃える火のような赤色を着用していると緊張や興奮を司る交感神経が刺激されて体温が上昇して精神的にも活気に満ち、静寂な印象の強い青色はリラックスや休息させるはたらきのある副交感神経に影響させて肉体の緊張を解く効果があることが分かっています。

またその時に選ぶ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選ぶときは活気を欲している時でもあり、青を選んだ時は落ち着きを求めている状態でもあるそうです。色は「感情」を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。逆に気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーと表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。

龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が着る衣服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表されているのかもしれません。その色を纏うことでその色にあった性格が出ているのか、もしくは性格が色となって表れているのか…。

そんな色とりどりで異なるイメージももつ龍ですがそもそも龍とは一体何なのか、探ってみれば龍は神社では「龍神」として祀られている姿を見かけることもあれば仏教では「八大龍王」と呼ばれる仏法を守護する八人の龍王が存在しており、運気の向上を計る風水では大地を流れ家屋に流れる「気」を龍と例えています。中国では龍は「皇帝の象徴」で、歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには干支の中でも「辰年」として龍は姿を見せています。

こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割をもっているため、龍が何たる存在なのか語るのは簡単ではなさそうです。

けれど龍について調べ考えていて個人的に想ったのですが「龍とは『水』である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。雨乞いにまつわる話として、弘法大師の名で知られる僧侶の『空海』が干ばつの際に龍神に雨を求めて祈祷した所、雨がもたらされたという逸話が残されています。

うねる川や轟々と落ちる瀧を龍と表現したり、水で覆われた池や川、瀧などでそこに棲んでいるとする伝説が残されていることもあります。水のあるところに龍がいて、また龍がいるところに水があるといえそうです。

龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝のシンボル、干支における辰年など様々な場所で姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考えも人それぞれ異なるでしょう。龍の存在意味は人それぞれ異なる心という器の形によって変化する…ということです。

どうやら私の中には「龍は水」という器ができていたようです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。

現代では龍に雨を求めて雨乞いをすることは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神が祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようとすることもあります。

時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく眼の前に現れて、現実のものとなってほしいと…。

龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。

【龍と暦】
様々な場面にて姿を表す龍ですが、龍は私達の日々の暮らしを動かす暦…カレンダーの中でも息づいているようです。

伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天へ昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると『農作物の成長サイクル』が関係してくるのかもしれません。3月から9月の期間は農作物を育てて収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物であるお米もおおよそこの期間に出来上がります。

またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、蛇は種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると再び地上へ姿を現して活動を行うのだそうです。そして、雨がよく降る梅雨時に活発になるとのこと。もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の活動サイクルも反映されているのかもしれません。

そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中で息づいていることが分かりました。

3月3日、女の子の健やかな成長を願い祝う「桃の節句」。この行事ですがそもそも『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。

桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲(しょうぶ)の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るに連れて菖蒲が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。

この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますがこれは「中国の黄河という河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という伝説が由来しています。蛇から龍になることもあれば、鯉が龍になることもあるようです。

5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が降り立つと今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では一般的に霜月と呼ばれることが多いのですが実は他にも呼称がいくつかあり、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。この竜潜とは「龍のような英雄や豪傑な人がいまだ世に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味。龍は9月の秋分の日に降り立つため、冬に入る頃の11月は蛇と同じくどうやら龍も眠りにつこうとする時期のようです。

3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分には地上へ帰還すると竜潜月とも呼ばれる11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。

一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍へと進化し、秋になると淵に帰って潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。

種を蒔く時、そして農作物の成長と収穫の時は時間と季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。植物の成長に必要な太陽の光と同じく水も必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。

【善女龍王】
かつて空海が龍神に雨乞いを行ったお話ですが、この時雨乞いの対象となったのが「善女龍王」という龍神です。

善女龍王とは、八人存在するといわれる仏法の守護神…八大龍王のうちの一尊である娑伽羅(サガラ)龍王の娘で、8才の幼き童女として伝わっています。

空海が善女龍王に雨を求めるに至った経緯ですがそれは遡ること空海が生きていた平安時代の頃。干ばつが発生しこの時空海ともう一人、守敏という僧侶に雨乞いを行うよう天皇から命が下されました。空海が雨乞いを行うも雨が一滴も降らず不発に終わります。原因を探ってみたら空海が雨乞いに成功して名声を得ることを妬んだ守敏が、国中の龍神たちを瓶に詰めて妨害していたからでした。

しかしこの時、善女龍王は守敏よりも上位である菩薩の地位にいたため守敏に捕らえられることなく自由にいることが分かったため、空海は今度は彼女に対して雨乞いを試みることに。彼女はインドにあるとされた無熱池(むねっち)という池に住んでいて、京都にある神泉苑に呼び寄せて祈祷が行われました。すると空海の祈りに応え、国中に3日3晩恵みの雨をもたらしたと言われています。

空海直筆のものとされる遺言書によるとこの時善女龍王は『長さ8寸(およそ24センチ)ほどの金色の蛇』で現れたらしく、神泉苑で行われた雨乞いを伝える古事談という文献では『紫金の龍』だったという話が残されています。

インドの無熱池から日本に訪れた彼女は現在、かつて雨乞いが行われた京都の神泉苑に鎮座しています。噂によれば彼女が住まう池の水は日照りの時でも枯れることが無いのだそうです。


そんな善女龍王を、日本の伝統工芸品「組紐」の技術を用いて再現。ブレスレット状にしてみました。組紐を胴体に見立て、組紐の先端に龍の頭の形の金具を取り付けており、全体が東洋的な龍の姿になるようなデザインとなっております。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。

金色の蛇、または紫金の龍だったとも言われた善女龍王。組紐の色ですが「紫磨金(しまごん)」という紫色を帯びた純金があるので、その色を意識して紫と金色で組み合わせてみました。頭の部分には仏像の額によく見られる「白毫(びゃくごう)」をイメージして金色の粒を使用。8寸の24センチよりも少し長い、およそ40センチの善女龍王となりました。

空海の雨乞いに至るまでのエピソードにちなんで耐え忍ぶ石「オニキス」を咥えさせてみました。

【オニキス(黒瑪瑙)】…8ミリ
石言葉…「成功」「忍耐」「厄除け」

オニキスは全身が真っ黒な姿が特徴的な天然石。オニキスは数珠にも使用される石で、信仰変わってキリスト教ではロザリオの珠として用いられてきた歴史があります。

何かしら力を秘めていると囁かれる天然石ですがその力の由来を紐解いてみると、石が纏う色がもつ色彩効果が反映されていたり模様から連想するもの、用いられてきた経緯などが関わっている事が見受けられます。

数珠として使われてきた仏教では黒は修行僧の法衣の色。黒が他の何色にも染まらず動じないことから「信仰の深さ」と考えられ、また黒色と、時に黒の代用とされた紫色は仏教において「忍辱(にんにく)」といって侮辱や迫害にあってもその怒りを耐え忍ぶ色とされてきました。ロザリオの珠として用いられてきたキリスト教では、黒は美徳とされる簡素や謙虚を意味する色で、また罪を悔い改め再生する色として修道士にふさわしい色とみなされました。

数珠やロザリオなど、厳しい修行に耐える人や日々信仰心を保つ人々の手に握られてきた経緯からかオニキスには石言葉に「忍耐」があり、そして空海が妨害に耐えて雨乞いを成し遂げたように「成功」も含まれています。

オニキスの歴史が物語るように、オニキスは強い忍耐力をもつ「忍耐の石」。オニキスがもつ強い忍耐力ですがこれは相手からの攻撃に耐えることでなく、こちらから手をださない、反撃しないよう耐えるという忍耐力かもしれません。かつて空海が守敏から妨害を受けても干ばつにあえぐ人と国のために雨乞いを優先させて、反撃することなく耐えたようにオニキスは相手からの妨害を受け取るのでなく、耐えるのでなく、反撃するのでもなく「相手にしない」という意味がありそうです。

オニキスは自分が今時間を注ぐべきものに注目させ、妨害を受けても冷静でいるよう悟らせるでしょう。オニキスは「戦わずして勝つ」という事を考えさせるようです。

良くない物事を相手にしないという一面からオニキスは「自身から魔に近寄らない」という印象もあります。近寄らないようにするために、オニキスには時に「自身にとって有害となる物事や人物を見極める」こともあるかもしれません。守敏が僧侶という立場にありながら嫉妬にかられて妨害を行ったように、人は見かけによらない所もあるのでしょう。オニキスは立場や見かけで判断せず人をよく見ていそうです。一見いい人や物事であっても、接していて心の中に何か違和感が生じたら、それはオニキスからの警告かもしれません。

またオニキスは逆に、自身が妬みや嫉妬にかられて周囲を妨害しないように気をつけさせるでしょう。人をよく見ているオニキスは内側から湧き上がる感情に鋭く目を光らせるようです。

雨乞いで雨がもたらされる理由ですが一説に、雨が降るまで祈祷を続けるからだという説もあります。雨が降るまで祈祷を行うという行為は言い換えれば目標が手に入るまで進み続けるのと似ているような気がします。オニキスを求める人の中には自身が掲げている目標に到達したい、叶えたい物事があって日々努力しているなど、ひたむきな気持ちがあるのかもしれません。時に寝る間を惜しんで活動を続けるなどして、その「雨乞い」が時に体を酷使させていることもあるでしょう。人をよく見ているオニキスは持ち主が頑張りすぎて肩に力が入りすぎていたら緩めるよう語りかけそうです。

日々雨乞いを行って雨が降るその時を辛抱強く待つように、オニキスは龍も泳ぐ暦の中において力を緩めながらすべき事に集中して日々を過ごし、あとは目標へとたどり着くその時が訪れるのを忍耐強く待っていられるよう見守っていくでしょう。

神仏を信じ信仰心のある人々に持たれたオニキスですが冷静な性格から現実的な一面もあり、オニキスにはまず第一に「自分を信じる」という事を伝えてくるようです。過信、盲信、迷信という闇を祓いのけ、自分を信じ自分に祈る道具となるでしょう。



サイズ…咥えているオニキスからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能

素材…組紐:レーヨン、ポリエステル 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。

▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。

▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。

▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。

▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。

▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。

▷返品・交換とサイズ変更不可となります。

▷いかなる宗教団体にも所属しておりません。

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