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取引ガイド/ご注文の前に必ずご確認くださいませ
¥8,383
SOLD OUT
★年末年始の発送につきまして… 郵便局の窓口がお休みとなる12月31日から2025年1月5日までの間は発送をお休みさせて頂きます。 ご注文のタイミングや梱包作業の時間の都合により、12月30日にご注文頂いた場合は1月6日からの発送となる可能性がございます。 恐れ入りますがご理解のほど、よろしくお願いいたします。 ー ー ー ー 2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響により、被害に遭われた地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 ー ー ー ・スムーズなお取引のために、ご注文前に必ずこちらのページのご確認をよろしくお願いいたします。こちらのページは随時更新する場合がありますので、お手数ですがご注文の度に確認をよろしくお願いいたします。 (それぞれ作品の説明欄にも注意点を記載しておりますので、そちらも含めご確認くださいませ) ・制作を始め、梱包と発送、お問合せ対応など全て一人でおこなっているため、ご希望に添えないことが多くございます。恐れ入りますが何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ※こちらのページを読まれていなかったり、きちんとお取引ができない、悪質な行為が見られる、その他不適切と判断した場合ご利用をお断りさせて頂くことがございます。 (過去にお取引を頂いた方でもきちんとお取引ができなくなったと判断した場合、お取引をお断りさせて頂く場合がございます。) ・別ハンドメイドマーケットサイトにてショップを展開していた頃、同じ方からご注文後に入金がなく、入金期限切れによる無言キャンセルを繰り返されたことがございます。別ハンドメイドマーケット展開中に当ギャラリーにて無言キャンセルをされた方のご利用はお断りさせて頂きます。 【ご注文の流れ】… ・ご注文後、こちらからの連絡は発送完了通知を押した際に送信される発送完了のメールのみとなっております。発送前に何か連絡をする必要がある場合はご注文時に入力されたメールアドレス宛にメールを送る場合がございますので、必ずメールが受信されるよう設定をよろしくお願いいたします。 ※ご注文時に備考欄にメッセージを記入された場合、発送完了のメールにお返事を記載している場合がございますので、発送完了のメールは最後までご確認下さいませ。 ※BASEではアドレスの誤入力や受信拒否設定、迷惑メールフォルダに振り分けられるなどでメールが届かない事がよく発生しているようです。ご注文やお問い合わせをした際に送られる受付完了の自動メールや発送完了通知のメールが来ていない場合、アドレスの誤入力や拒否設定・迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性があります。 こちらでメール受信設定や確認をよろしくお願いいたします↓ ★受信設定についてBASEヘルプ… https://help.thebase.in/hc/ja/articles/360000116061-BASEからのメールが届かないときはどうしたらいいですか- ・なお、お電話でのご注文と連絡、お問合せ対応は行っておりません。 ・お問い合わせについてですが、内容をまとめたページがございます。何かお問い合わせをされる際はお手数ですが、ショップ内に設けております『お問い合わせ前にご確認下さい』というページをご一読くださいませ。 ・購入する前に何かお問い合わせをする必要ががある場合は必ずご注文前に一度お問い合せくださいませ。(ご注文と同時に、またご注文後に『〇〇をしてほしい』とご要望されましても対応いたしかねる場合がございます。) 【発送・梱包について】 ・ご注文品は日本郵便のゆうパケットにて発送します。複数購入によりゆうパケットの梱包規定サイズを越えた場合、レターパックライトに切り替えて発送する場合がございます。 ・ゆうパケット、レターパックライトとも追跡番号はありますが補償はありません。またゆうパケットとレターパックライトどちらともポストに投函されますので配達予定日と時間の指定は不可となります。 ・ご注文別に追跡番号が発生しますので、追加注文された場合は別々に梱包して発送となります。ご了承ください。 ・ご注文品が持ち戻りによりこちらに戻ってきた場合、再送する際は再送料を頂く場合がございますのでご住所にお間違いないようお気を付けくださいませ。 ・海外発送は行っておりません。発送は日本国内のみ可能です。そのため海外からご注文される場合は、日本国内でお荷物が受け取れる場所をお届け先にご指定下さいませ。 ・ご注文品は4日以内に発送いたします。(発送目安日に土日、祝日は含まれません)土日、祝日の発送は不可となります。 ・4日を超えてしまう場合はご連絡いたします。できるかぎり早めの発送を心がけておりますので「早く送ってほしい」といったご要望はお控えくださいませ。 ・金曜日にご注文を頂きました場合、土日祝日明けの発送となる場合がございます。 ・現在ラッピングは休止しております。恐れ入りますがラッピングをご希望されましても対応致しかねます。またメッセージカード等もご用意しておりません。 ・領収書の発行はおこなっておりません。 ・納品書は普段同封しておりません。ご必要な場合はご注文時に備考欄に「納品書希望」とご記入くださいませ。 ・輸送中の配送業者による紛失・破損には対応いたしかねます。 ・ご注文後、購入者さま都合によるキャンセル、返品・交換は受け付けておりません。 【作品につきまして】 ・作品の性質上、サイズの変更が不可能となっております。また、購入後の修理は承っておりません。修理不可のため万全を期して作成しており、梱包前にも必ず検品してから発送しています。ですが繊細なハンドメイド作品です。無理に力を加えて引っ張ったり、鋭利なもので引っ掻いたりしてしまうと傷や破損の原因となってしまいますのでお取り扱いにはご注意ください。 ・写真の撮り方に気を付けていますがお使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ・永くご愛用頂くにつれて作品の状態、とくに金具やレジンを使用した部分は変色・劣化する場合がございます。 ・細心の注意を払って制作していますが、レジンを使用した部分は気泡が見られる場合がございます。 ・きちんと検品しておりますが天然石には少々傷やへこみが見られる場合がございます。こちらが使用しても良いと判断したものを使用しています。恐れ要りますがご了承下さいませ。 ・当ショップの作品はあくまでもアクセサリーです。天然石や龍にまつわるお話をご紹介しておりますが、楽しむ程度でお持ちくださいませ。効果やご利益を保証するものではございません。 ・組紐作品は使用した糸の本数や組む際の力の入れ具合で太さが異なります。 ・作品のサイズは表記されているサイズと±1㎝ほどの誤差が生じる場合がございます。 ・当ショップの作家は猫を飼っております。作業部屋には入れないようにしておりますが、猫アレルギーの方はご注意下さいませ。 * 最後までご確認頂きまして誠にありがとうございました。ご希望に添えないことばかりで大変心苦しいのですが、ご理解頂けますと幸いです。
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お問い合わせ前にご確認下さい 2024/1/16更新
¥3,838
SOLD OUT
*2024/1/16更新 (内容は随時更新いたします) 当ギャラリーにお越しくださり誠にありがとうございます。 制作、出品や梱包・発送、お問い合せ対応を全て一人で行っておりますので、お一人お一人にその都度お問い合わせへの返信を行うのが苦しい状態です。 そのためこちらからお伝えする内容をまとめました。お問い合わせ前にこちらでご確認頂下さいませ。こちらのページに内容をまとめていますので、記載しております内容のお問い合せを頂きましても返信は行っておりません。恐れ入りますが何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ※お問い合わせ後にこちらのページを読まれる場合もあると思われます。こちらのページをもってお返事とさせて頂きます。 また、こちらのページを確認した上でお問い合わせをされる方もいらっしゃいますが、お問い合わせを頂きましてもお答えはする内容はこちらで記載している事と同じです。ご了承下さいませ。 取引ガイドにもいくつか記載しておりますので、ここに書かれてない場合は取引ガイドもご確認下さいませ。 ※ご注文時に備考欄にメッセージを記入された場合、発送完了のメールにお返事を記載している場合がございますので、発送完了のメールは最後までご確認下さいませ。 【欲しいデザインのリクエストについて】… デザインのリクエストはお受けしておりません。出品されているものの中からお選び頂けますようお願いいたします。 【売り切れ作品の再販リクエスト】… 売り切れ作品の再出品は未定です。そのため 「再販する予定はあるのか」「いつ再入荷するのか教えてほしい」「売り切れ作品を再制作してほしい」といったご要望にはお応えできません。 作品によっては販売期間を設けている場合もございます。販売期間終了後にまた再販するのかも未定です。 BASEアプリで作品をお気に入り登録をすると再出品時に通知がきますので、気になる作品がございましたらお気に入り登録をお願いいたします。(登録すれば必ず作る、というものではございません。) なお、再入荷時にお値段やデザイン、説明文を変更したり、場合によっては売り切れ作品を削除する場合がございます。 【在庫数の相談】… 作成に時間を要するハンドメイドですので一度にたくさん作ることができません。在庫が1個に対して2個欲しい、など在庫数を越える分のご用意はいたしかねます。恐れ入りますが在庫がある分のみでよろしくお願いいたします。 【お値段につきまして】 素人で大変恐縮ではございますが、作品にはお値段をつけさせて頂いております。作成にとても時間がかかっており、作成にかかった時間と材料代などを含めたお値段にさせて頂いております。恐れ要りますがご理解頂けますと幸いでございます。 また、試行錯誤の末に生み出した作品です。作品の作り方や材料等を聞かれましてもお答えいたしかねます。 【SNSへのアップにつきまして】 当ショップの作品をInstagramやX(旧ツイッター)などで画像をアップするのは大丈夫ですが、TikTokやYouTubeなど動画サイトにて、動画で作品と当ショップをご紹介する投稿はお控え頂けますと幸いでございます。 【メール拒否とブロックリストにつきまして】 お問い合わせをされる方の中にはお断りした内容を何度もお問い合わせしたり、1日に何度もお問い合わせのメールを送る、また連日にわたってメールを送られる方も時におられます。 このような状態が発生した場合は、お問い合わせへの返信は控えさせていただきます。また、このような方はご注文をいただいても安全なお取引は不可能と判断いたしますので、メール拒否並びにブロックリストに登録させて頂きます。 1日に何度もメールを送られたり度々質問を繰り返す、また連日に渡って何度もメールを送られてきますと大変ストレスですし、制作時間に支障をきたします。双方の安全のためにこのような措置をとらせて頂くことにしました。恐れ入りますがご了承下さいませ。 恐れ要りますが御理解のほどよろしくお願いいたします。 【その他】… ★予約や取り置き、専用ページの設置は行っておりません。 ★上記以外の内容のお問合せでも、お問合せの際にお名前がない・偽っていた場合、返信を行わない場合がございます。 ※BASEではアドレスの誤入力・受信拒否設定や迷惑メールフォルダに振り分けられるなどでメールが届かない事が発生しているようです。 ご注文やお問合せを行った際に受付完了の自動メールが送信されますが、自動メールが届かない場合はアドレスの誤入力か受信拒否設定や迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性がありますので お手数ですが確認のほどよろしくお願い致します。 ・受信設定についてBASEヘルプ… https://help.thebase.in/hc/ja/articles/360000116061-BASEからのメールが届かないときはどうしたらいいですか- ★お電話での連絡やお問合せ対応は行っておりません。メールのみでの対応となっております。 ★購入の意思がないのにお問い合わせをしたり、ご注文とは全く関係のないお問い合わせはご遠慮くださいませ。 ★当ショップの作品は単なるアクセサリーです。どの天然石に力があるのか、またどの石が相性が良いか、どの龍が良いかなどのご相談にはお答え致しかねます。 ー 最後までご確認頂きまして誠にありがとうございました。ご希望に添えないことばかりで大変心苦しいのですが、ご理解頂けますと幸いでございます。
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闇龍*ドラゴン&黒水晶(モリオン) 龍の組紐ブレスレット モデル:メキシカンブラックキングスネーク
¥10,000
SOLD OUT
・安全なお取り引きのために必ずご注文の前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ) *~*~* 龍神の「闇淤加美神(くらおかみのかみ)」をイメージして作成しました。その名も『闇龍(えんりゅう)』のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どんな印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、ゲームや漫画の世界に登場するファンタジーなキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが伺えます。 龍がそれぞれ色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の特徴を表しているようで、それも色がもつイメージや意味が関係しているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法の守護神として存在しています。中国では龍はかつて「皇帝の象徴」とされ、歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 また龍は力強い霊力をもつとされ、『風水』では重要な存在となっています。風水では大地に流れる生命エネルギーである「気」を龍と呼んでおり、気である龍が走っている道を「龍脈」と言います。そしてその龍脈が集ってパワーが湧き出る場所を「龍穴」と言い、気(龍)が集まるので龍穴は「龍の棲む処」とも言われています。 にしてもこうして見てみると龍は様々な場所に姿を現しては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは『水』である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからか、うねる川や大きな音をたてて水が流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、皇帝の象徴、辰年、気など異なる姿を見せることが出来るのは、水が器の形に沿って形状を変えて留まる様子と似ているからなのかもしれません。神道や仏教、風水という異なる器(場所)に沿って、龍は水のように形をかえてその場に留まっているようです。ゆえに至る所で龍の姿を見ることができるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるかと想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍が形状を変えてその人の心に留まるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して気という龍を家屋の中に招き入れようともしています。また龍穴というパワースポットにしてドラゴンスポットへ訪れて龍(気)に触れてみることもあるでしょう。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて今だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかの如く形となって目の前にあらわれて現実のものとなって欲しいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せている龍は私たちの生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立って淵に身を隠す」と伝えられています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると農作物…とくに「お米」の栽培時期が関係しているのかもしれません。日本人の主食であり重要な食物であるお米ですが、3月から9月の間はお米の栽培と収穫に適している期間です。 またもう一つ、龍が昇り降りする理由に考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると「蛇は何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春になると地上に姿を現して活動を再開するのだそうです。蛇が冬眠したり活動を再開する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも含まれているのかもしれません。 3月の春分の日に龍が天に飛翔する頃に蛇も活動を開始し、9月の秋分の日に龍が地上に帰還して淵に潜ると蛇も冬眠するために土の中に入る。そして春になると龍も蛇も再び地上に姿を現して活動を再開する…。 暦の中における龍の動きを見ていたらそれはまるで1体の龍が春に生まれて天に旅立ち、秋になると地上に戻り淵に潜り眠ることで死を擬似体験し、春になると再び蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であることからか、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれません。 もしかするとこの世界は巨大な龍の中に存在しているのでしょうか。その龍が脱皮を繰り返すから季節が巡っていくのかもしれませんね。 【闇淤加美神(くらおかみのかみ)】 闇淤加美神(くらおかみのかみ)とは、日本神話にてその存在が伝えられる龍神です。 神々が座する高天ヶ原という場所に、イザナギという男神とイザナミという女神がいました。二柱は夫婦となって様々な神を産んでいったのですが、妻イザナミはカグツチという火の神を産む際に大火傷を負ってしまったことが原因で亡くなってしまいます。妻が亡くなったことに深く悲しみ、カグツチに怒った夫イザナギは持っていた剣でカグツチの首を斬り落としました。 神話が記述されている古事記によればカグツチの首を斬り落とした時、剣の柄に溜まった血から闇淤加美神が誕生したと伝えられており、後に編纂された日本書紀では斬り落とされた時に「高龗神(たかおかみのかみ)」という神が誕生したと伝えられています。 高龗神の名にある「龗」という漢字は「おかみ」と読み、この字は龍を意味する古語です。闇淤加美神も闇龗神と表記されることがあります。「たかおかみ」「くらおかみ」と名前が似ていて異なりますがこの二柱は同一神と見なされています。 高龗神は山の頂きに座し山頂に降る雨を司る白い龍神で、闇淤加美神の闇(くら)は暗い谷を意味し、闇淤加美神は谷底の暗闇に住み谷間に流れる水を司る黒い龍神と伝えられています。両神は総称して龗神、または淤加美神と呼ばれています。 淤加美神は全国にお祀りされていますが中でも京都の貴船神社が有名です。その貴船神社の「貴船」は一説に「気が生まれる根源」を意味する気生根という言葉から貴船と呼ばれるようになったとも言われています。 貴船神社には龍穴とされる穴が存在しており、この穴の上に淤加美神をお祀りするお宮が建てられています。神聖なものは人目から避けられるべきという考えから、貴船神社にある龍穴は誰も見てはならないと言われているそうです。 ちなみにこれは個人的に想ったことですが、闇淤加美神の「闇(クラ)」は『蔵(クラ)』にも通じるような気がします。漆喰の白で覆われつつ、その中は暗闇…。物を集めて溜め込み、時には隠す、そんな「蔵」に。 風水という言葉の詳しい語源は不明とされているのですが、一説に「蔵風得水」という言葉が風水の語源となったと考えられています。これは「良い気を蔵えて(蓄えて)水を得る」という意味です。 もしかすると闇淤加美神は闇(くら)という蔵(くら)に龍という気を蓄えているのでしょうか。貴船神社の龍穴を始め、闇淤加美神が座す場所は龍穴が存在する可能性が高いのかもしれませんね。 * その闇淤加美神をイメージした龍を作成。ブレスレットにしてみました。 日本の伝統工芸の一つである「組紐」を用いて作成しました。組んだ組紐の先端に龍の頭の形をした金具を組み合わせており、全体が1体の龍になるように仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けて着用する2連タイプのブレスレットとなっております。 組紐には様々な組み方があります。この龍は金剛組という組み方で組みました。 黒い龍神ということで黒龍に、また闇にちなんで体、頭、目も黒にして全身真っ黒にしました。またメキシカンブラックキングスネークという実在する蛇もモデルにしています。全身真っ黒なこの黒龍には「闇龍(えんりゅう)」と名付けてみました。 そして闇龍には天然石の「黒水晶」を組み合わせてみました。 【黒水晶(モリオン)】…8ミリ 石言葉…魔除け、邪気祓い キーワード…「クラ(闇・蔵)の番人」「暗闇の化身」「龍が生まれる根源」 黒水晶は闇のような漆黒で覆われている姿が目を引く天然石です。 黒水晶は元は透明の水晶です。水晶は成長の途中に放射性鉱物などから影響を受けると褐色から黒色に変化するという特徴があるのですが、その色合いの変化の中で褐色のものは煙水晶(スモーキークォーツ)と呼び、若干光を通すものは茶水晶(ケアンゴーム)、そして光をほとんど通さないものを黒水晶(モリオン)と呼びます。今回確認する限り光をほとんど通していないと判断した黒水晶を使用しました。 天然石は時に不思議な力をもつと信じられ、様々な力が語られてきました。風水発祥の地・中国では黒水晶は外から忍びよる魔を退け、邪気を祓って気を整える強力な力があるとされています。 部屋の四隅といった気の流れが滞りやすい場所に黒水晶を置くと気が流れやすくなる…自身の力ではどうすることもできない家族間の不和を改善する力がある…などと信じられています。天然石は数多存在しますが、その中において黒水晶がもつ浄化力と魔を消し去る力は別格とされているそうです。 にしても黒水晶はなぜそのように信じられてきたのか。それは龍の特徴が纏う色から来ているように、黒水晶も自身が纏っている黒色に理由があるのかもしれません。 黒水晶が纏うその黒色についてですが、白が光を意味するのに対して黒は「闇の象徴」。黒という言葉の語源も「暗し」から来ているとされています。 他に「涅色(くりいろ)」という川底の黒い土で染めた色があるのですが、この色が黒の語源になったとする説もあります。黒の音読みのコクは「暮(ボク)」から来ており、暗闇の意味をもつとされています。 黒というと一番身近なものは、もしかすると「夜」でしょうか。その昔、電気が存在しなかった太古の時代における夜の暗闇は夜行性の動物に突然襲撃を受けたり、暗いゆえに足を踏み外して崖から転落して命を落とすなどの危険がありました。その恐怖がDNAに刻まれたのか、その夜の色である黒は「恐怖」「死」「不吉」といったイメージがついて現代人にまで受け継がれていきました。 しかし恐ろしい暗闇も、昼のような明るい時間帯では別の意味になります。黒は敵に追われたり、身を隠す際に逃げ込む物陰や洞穴の中に広がる暗闇の色でもあることから黒は「保護」の色でもあります。 また生き物は黒に象徴される闇夜の中で睡眠をとって体を休めて体力を取り戻します。ゆえに黒は「休息」の色でもあるでしょう。古代エジプトでは黒は「生命や再生の色」であり、冥界の神は顔を黒で塗られました。 黒と同じ言葉である「玄」という字は「奥が深い、暗くて分からない」という意味をもちます。暗くて分からない様子から黒色は「秘密」という意味もあるでしょう。 漆黒を纏う黒水晶もまた闇(クラ)という蔵(クラ)のようです。黒水晶は自身のクラ(闇・蔵)をシェルターのようにして、人々が魔や不吉な存在から見つかることのないよう隠そうとするのでしょうか。そんな黒水晶はまるで「クラ(闇・蔵)の番人」です。 秘密を意味する色でもある黒をもち、クラで守ろうとする黒水晶は秘密を固く保護する者。見てはならないとされているかの龍穴のように、黒水晶は自らのクラの中に保護している者を秘密として外部から守るようです。 各家庭を包み込む家という建物もある意味蔵と似ています。ゆえにクラの番人である黒水晶は家庭内が乱れることのないよう、不調和の原因となる邪な気を祓って不穏な空気を調整しようとするのでしょう。 人が夜の暗闇で眠りについて体力を取り戻すように、龍も淵という深淵で眠ることで気力を取り戻しているのでしょう。そのクラをもつ黒水晶は保護している者に休息の時を与えては生きる力を取り戻させそうです。 クラの番人として人も龍も闇というで蔵で包みこむ黒水晶は同時に、谷底の暗闇に座す黒き龍神の化身のようです。 ◯サイズ…咥えている黒水晶からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスター約4センチ延長可能 ▷組紐の素材…レーヨン 龍頭の部分は黒に着色後、コーティングとしてレジンを使用 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。また、撮影時はライトを当てて撮影しているため、ライトの影響により写真に写った作品は実物よりも色味が薄く写ります。そのため実物との差をできるだけ少なくするために、画像は色味を少し濃くする加工を行っております。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷龍頭と組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷糸には時に一部だけ白く変色している箇所がある場合がございます。これは材料の糸が販売時に束ねられていたことにより出来た束ね跡であり、汚れではございません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ▷作品は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷金具はご用意ができる限りサージカルステンレスのものを使用しておりますが、一部の金具は非サージカルのものを使用しております。また龍頭の部分にはレジンを使用しております。お肌の弱い方や金属アレルギーをお持ちの方はご遠慮いただくか、身につける場合はご自身の判断と責任でよろしくお願いいたします。 ▷目やレジンの部分は爪や鋭利なもので擦ったり、経年劣化すると剥がれてしまう場合がございますのでご注意ください。 ▷牙の形や大きさが不揃いであるため、石との噛み合わせがズレて石がガタガタと揺れる場合がございます。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 # 龍 龍神 竜 龍神 龍アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーブランド ドラゴンアクセサリー ドラゴンアクセサリーブランド ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 和風アクセサリー 龗 龗神 靇 カラスヘビ 黒蛇 メキシカンブラックキングスネーク ドラゴンスネーク 三大龍穴 黒龍神 闇龗神 闇淤加美神 高龗神 淤加美神 黒龍大明神 さそり座 冥王星 サンタムエルテ ベンタブラック 藏 蔵 蔵元 蔵人 モノトーン ゴシック ゴシックアクセサリー
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組紐ブレスレット【瀞龍&ファントム水晶】10
¥5,098
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?和柄、縁起物、中国っぽい、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在しています。 龍がそれぞれ色を纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような色が示すのか、黒龍は光が苦手で太陽光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すのだそうです。 対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の特徴を表しているようで、それも色がもつ意味やイメージが関係していることが伺えます。 龍が纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃える火の色である赤色の服を着ると体温が上昇し、クールな印象の強い青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることも。赤を選んだ時は活気で溢れていて、青を選んだ時は落ち着いている状態でもあるそうです。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の性格や特徴も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝達は龍と呼ばれていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは『水』である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからうねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。この「瀧」という字もよく見てみれば龍が入っていることがわかります。この字は水を表す氵(さんずい)と龍が組み合わされた字です。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、干支など異なる姿を見せることが出来るのは、水が器の形に沿って形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)に沿って、龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍がその人の心に留まるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があると龍神さんが祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形無き願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せている龍ですが、龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」のだそうです。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物を育てて収穫するのに最適な時期です。日本人の食を支えてきたお米もおよそこの期間内に育ち、秋分の日あたりから収穫されていきます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「蛇は何百年も年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月あたりになると冬眠するために土の中に潜り、春の3月頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれませんね。 3月の春分の日に龍が天に飛翔する頃に蛇も活動を開始し、9月の秋分の日に龍が地上に帰還して淵に潜ると蛇も冬眠するために土の中に潜る。そして春になると龍も蛇も再び地上に姿を現して活動を開始する…。暦の中における龍の動きを見ていたらそれはまるで、蛇の脱皮のごとく龍が死と再生を繰り返しているように見えました。農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのでしょうか。 どうやら龍は「この世界そのもの」でもあるようです。この世界は巨大な龍の中に存在しており、その龍が死と再生を繰り返すから季節が巡っているのかもしれませんね。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川など「流れるもの、流れる姿をもつもの」を龍と表現してきました。そうなれば、龍や川のようにうねり流れる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍は流』です。龍とは一体何なのか、その最大の本質は『流れ』ということなのかもしれません。顔や爪がなくても、そこに流れる姿や流れていくものがあれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからではないでしょうか。逆に言えば、流れをもつ龍によって時が流れるようになったとも考えられそうです。龍が水の力をもつのも、水もまた流れるものだからなのでしょう。 伝統ものという師から弟子へと継承されていくものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず、また有形か無形であるのかも限らず、ありとあらゆる伝統ものや受け継がれていく物事に龍の存在を見出すことが出来るのではないでしょうか。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、龍という存在を見つめながら組紐を組んで行く中、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統文化に触れて親しむことは龍と交流すること】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット【瀞龍&ファントム水晶】10 日本の伝統工芸の一つである「組紐」。その組紐をブレスレットにしてみました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は鎖つなぎ組という組み方で、Uの字の部分は小さいため分かりにくいですが角八つ組という組み方で組んでいます。グレーカラー、もとい灰色の組紐を作ってみました。 銀色に似ていて、その銀色が輝きを失ったような灰色についてですが、灰色は重たい岩の色でもあることからどっしりとした印象を持ちます。雨は農作物にとって恵みとなるのですが、強すぎると嵐となってあらゆるものを巻き込みます。大雨や嵐の直前に空が灰色の曇天色で覆われることから、灰色は「不安や陰気さ」を感じさせる色です。 灰色は黒白と同じく無彩色。他の色が鮮やかさをもつのに対して灰色は目立たず、明るさももたないため無個性な印象が強いです。色は時に感情表現にも使われ、赤が怒り、青が冷静、黄色が元気でピンクは幸せを表現する時に使われます。灰色は無彩色ゆえか「無感情」を意味します。感情の欠如ゆえに「悲しさ」を表現する時に使われることも。 黒とも白ともとれない様子から灰色にはどっちつかずの「曖昧、中立」という意味も存在します。英語でグレーというと、はっきりしない状況を指す言葉で、疑わしさをもたせる色です。 しかし現代では色彩公害と言われるほど様々な色に溢れかえっています。溢れる色を目にすることに疲れを感じているのか、灰色は無個性や無感情を意味しますが主張せず慎ましいため、この色をかえって好む人が増えているのだそうです。また好まれる理由に、この先の未来が見えない…分からないという不安感が、灰色がもつ不安感と繋がっているからだろうとも見られています。不安な印象の強い灰色ですが、主張も緊張もさせない優しさが逆に安心感を与えているそうです。 日本の歴史を見てみると室町時代に灰色の美しさが見出されています。墨の濃淡で表現する水墨画の影響で灰色に「幽玄」な美しさが感じられていくようになりました。また水を使わず岩や砂で山水を表現し、灰色の世界をもつ「枯山水」が発展しました。灰色は慎ましく質素の中で奥深さを感じようとする「侘び寂び」の色でしょう。幽玄や侘び寂びといった独特な感性を色で表すなら、それは灰色にしか出来ないことだと想います。 ちなみに黒でも白でもないことからハッキリしない曖昧さを意味する灰色について考えていて個人的に想ったのですが、黒か白かと議論するため、灰色は「審議する色」でもあるかもしれません。グレーの曇天を見て雨が降るのか、降らないのかと審議し疑うように。 灰色の龍について考えている時はなぜか枯山水をよく想い出していました。枯山水もまた灰色のように曖昧です。水が有るようだけど無い、けれど無いようで有るような…。もしかすると枯山水の中には灰色の龍がいるかもしれないし、いないかもしれませんね。 そんな灰色の組紐には「静か」の旧字体である「靜」に、水を意味するさんずいがつけられている『瀞』という字から取って瀞龍(じょうりゅう)と名付けてみました。 そして、音を立てずに佇む瀞龍には天然石の「ファントム水晶」を組み合わせてみました。 【ファントム水晶】…8ミリ 石言葉…魂の記憶、学習能力の向上 キーワード…「軌跡を辿る」 今回使用したものは8ミリサイズと小さいので沢山は見られませんが、ファントム水晶とは中に白い層が複数見られる水晶のことです。大きいファントム水晶であればたくさんの層が入っている様子を見ることができます。ご興味がございましたらそちらをご覧くださいませ。 水晶は数万年から数億年という長い年月を経て成長するのですが、その途中で地殻変動などの影響により成長が一時的に止まることがあります。そして再び成長を再開し、再び止まってはまた成長する…という過程を繰り返した結果、水晶の内部に山のような形の層や白いラインが幾重に入ります。このような層が入ったものをファントム水晶と呼びます。 ファントム水晶の層の様子は、幾重にも波紋を広げる枯山水のような見た目をしています。そんな枯山水のように幽玄なファントム水晶の名前のファントムとは英語で「幻影、幻想、幽霊、化身、心象」という意味で、この石には幻影を意味して名付けられているそうです。 天然石には時に不思議な力が語り継がれています。そしてその力の由来は龍の特徴が色から見れるように天然石も色がもつ効果や意味が反映されていたり、また見た目から連想するものや用いられた要素、歴史が絡んでることがあります。ファントム水晶の力の由来も自身の成長過程から来ているようです。ファントム水晶はその成長過程から、人生において障害にぶつかった時に乗り越える力を与え、進歩、成長させて物事を隆興し盛んにさせると伝えられています。 このような力をもつファントム水晶を見つめていて想ったのですが、もしかするとファントム水晶が気になる時というのは、人生において暗いトンネルの中を歩いているような状況下におかれている時なのかもしれません。今まで興味があったものに情熱を注いでいたのに急に情熱の火が消えてしまったようで、まるで灰のようになってしまった。赤のような怒り、青のような冷静さ、元気な黄色や幸せなピンク色といったカラフルな色を失って、無感情で悲しい気分の灰色が心に残っている。憂鬱な感情が層のように重なって心身にどっしりと岩のように乗っかっているような…。 前向きに進めていた物事が停滞していて進まなくなり、灰色の曇天を見てこれからどうなるのかと心配するように先の見えない不安に苛まれている。このまま進むべきか、立ち止まるべきかと心の中で審議している…。そのような状態でしょうか。ファントム水晶が乗り越える力を与える理由、それは自身も同じ経験をしているからでしょう。成長しては停滞し、また進む…その繰り返しでファントム水晶は完成します。ファントム水晶の層は立ち止まった数にして、それを乗り越えて成長してきた軌跡の証です。 進めていた物事にノーを出して留まるべきか、イエスを出して進んでいくべきか。そんな状況に対してファントム水晶が導き出す答えはノーでもあり、イエスでもあり、中立です。 ファントム水晶が長い時を経て出来るように、龍も何百年もの月日を経て蛇から龍になります。そして龍は春分から秋分までの間は動けますが、秋分を過ぎると次の春分の時まで深い眠りについて活動しない時期となります。龍が秋を過ぎると動けない時期があるように、人も同じで動きたくても動けない、自分の力ではどうすることも出来ない時期というものに遭遇することもあるのではないでしょうか。 時が訪れると再び動き出せるようになる。なのでどうにも動けず進まない時はもがかずにじっと止まって心身を休めるようにと、ファントム水晶は教えてくれるでしょう。止まるべき時を教え、進むべき時を伝える。だからファントム水晶は中立的な答えを出すのかもしれません。枯山水のようなファントム水晶はまるで山々を越えた先に住む、深い智慧を携えた仙人のようです。人生において暗闇のような時期にいる時、仙人のようなファントム水晶から助言が与えられるでしょう。 ▷サイズ…ファントム水晶からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで4.5センチ延長可能 ・ファントム水晶…8ミリ ・組紐の太さ…細め ・組紐の素材…レーヨン ※レーヨンの糸は性質上、伸びやすくなっています。ご使用頂くにつれて組紐が伸びていくことがあるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますが、ご理解いただけますと幸いでございます。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。また、撮影時はライトを当てて撮影しているため、ライトの影響により写真に写った作品は実物よりも色味が薄く写ります。そのため実物との差をできるだけ少なくするために、画像は色味を少し濃くする加工を行っております。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷金具や組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。 ▷金具はご用意ができる限りサージカルステンレスのものを使用しておりますが、一部の金具は非サージカルのものを使用しております。お肌の弱い方や金属アレルギーをお持ちの方はご遠慮いただくか、身につける場合はご自身の判断と責任でよろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 龍 竜 龍アクセサリー 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリー ドラゴンアクセサリーレディース 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット 和風アクセサリー 蛇 爬虫類 幽玄 枯山水 侘び寂び 清庭 審神者 タロット隠者 陰陽道 八卦 艮 魂の暗夜 魂の闇夜 白隠 白幽子
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嵐気龍*ドラゴン&テンペストストーン 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ) *〜*〜* 嵐と海原の神「スサノオノミコト」をイメージして作成しました。乱気流ならぬ「嵐気龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くとどのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが分かります。 そんな様々な印象と色をもつ龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法の守護神として存在しています。 中国ではかつて「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 また龍は力強い霊力をもつ瑞獣とされ、運気の向上を計る風水では重要な存在となっています。大地に流れるエネルギーである「気」を龍と呼んでおり、気である龍が走っているところは「龍脈」と言います。風水において「すべてのものは大地の気から生まれている」と考えられており、そのため大地の気である龍は「すべての生命の産みの親」とされています。 にしても、こうして見てみると龍は様々な場所に姿を現れては異なる姿を見せていることが分かります。それゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは『水』である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 風水にて龍があらゆる生物の源とされるのも、水が生き物を生み出して育む特徴があるからなのでしょうか。 龍が龍神、龍王、皇帝の象徴、辰年、気など異なる姿を見せることが出来るのは、水が器の形に沿って形状を変えて留まる様子と似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)に沿って、龍は水のように形を変えてその場に留まっているようです。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍が形状を変えてその人の心に留まるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と地球】 様々な場所で姿を見せている龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と伝えられています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると農作物…とくに「お米の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。日本人の主食であり重要な食物であるお米は3月あたりから栽培が始まり、9月あたりから収穫の時を迎えます。 またもう一つ、龍が昇り降りする理由に考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると「蛇は何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも含まれているのかもしれません。 3月の春分の日に龍が天に飛翔する頃に蛇も活動を開始し、9月の秋分に龍が地上に帰還して淵に潜ると蛇も冬眠するために土の中に潜る。そして春になると龍も蛇も再び地上に姿を現して活動を再開する…。 暦の中における龍の動きを見ていたらそれはまるで1体の龍が春に目覚めると天に昇り、秋になって帰還すると淵に潜り眠ることで死を疑似体験し、春になると再び蘇る…という、死と再生を蛇の脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であることから水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。 龍は雨を中心として、他の天気や自然現象とも関係しているようです。地上に大きく渦を巻いて周囲を巻き込んでいく「竜巻」は読んで字の如く。雨上がりに見かけることが出来る「虹」は天に架かる龍とされていました。虹という漢字になぜ虫の字が入っているのかと疑問に想ったことはないでしょうか?実はこの虫の字は昆虫でなく蛇や龍を意味しています。同じく虫の字が入っている漢字の「風」と「嵐」も龍を意味しており、風は龍神が吹かせているのだと考えられていたそうです。 天気という言葉は文字通り「天の気」。数々の気象現象は龍よって動かされているようです。暦の中にも姿を見せ、雨を中心として様々な天候や自然現象とも繋がりを見せる龍。もしかするとこの世界は巨大な龍の中に存在しているのでしょうか。その龍が脱皮を繰り返すから季節が巡っているのかもしれませんね。 * 暦に息づく龍によって動かされあらゆる生命が棲むこの「地球」についてですが、地球は今からおよそ46億年前に誕生したと言われています。小さな惑星が頻繁に衝突を繰り返しぶつかることでくっついて大きくなり、その結果地球が誕生したそうです。ちなみに衝突の際に発生した破片が月になったとも言われています。 地球は最初から今のような青と緑の星ではありませんでした。誕生した当初は凄まじい衝突の影響により表面はマグマの海で覆われ、地上の温度は400℃もありました。この灼熱状態が5億年も続き、その後地球の温度が下がり始め、マグマが冷えた事によって発生した水蒸気が雲を形成し、雨となって地上に何年も降り注がれた結果海が形成されました。地球を広く覆う海は長年の大雨によって生み出されたものでした。 海が誕生してから2億年後になると最古の生命となる細菌が誕生します。誕生した場所の詳しいことは分かっていませんが、深海で生まれた可能性が高いと考えられています。24億年前になると地球は氷河期に突入し3億年にもわたって氷の世界となり多くの生物が絶滅しました。氷河期が終わってから11億年後にはバクテリアが出現します。 私達が歩く大陸も最初から6大陸ではありませんでした。生物が誕生して進化を続けている頃、19億年前に超大陸が誕生します。この頃の大陸はもとは一つだったのですが、その後何億年もの歳月をかけて衝突と融合を繰り返し、そして分裂して今のような形になったと考えられています。 その後再び氷河期に入り、終わって氷が溶けると陸上植物が出現して岩石だけだった大陸に緑が覆い茂るようになります。それまで生物の住処は海の中だったのですが、いよいよ地上に進出したのでした。 3億年前には巨大な昆虫や爬虫類も出現したのですが、2億5000万年前に大量絶滅が発生して生物の95%が絶滅してしまいました。その後、爬虫類が進化を遂げて恐竜となり出現。恐竜の誕生から2500万年後には最古の哺乳類が誕生します。 恐竜の時代は1億6000万年続きました。しかし6550万年前に巨大隕石が衝突して大量絶滅が発生し恐竜は姿を消します。恐竜が姿を消したのち今から700万年前、ついにアフリカで最古の人類が誕生。こうして人類の歴史が始まっていきました。 * 宇宙の中で唯一水と生命と植物が確認されて溢れているこの地球は海の割合が多く、海が7割、大陸が3割と多くが海で占められています。その豊富な水の量ゆえに地球は「水の惑星」とも言われます。 地球は過去に5回ほど大量絶滅を経験しているそうです。星の激しいぶつかり合いから始まった地球はマグマの海となり、大雨が何年も降り続いて海が作り出され、大陸は衝突と融合・分裂を繰り返し、氷河期という気候変動に生物の絶滅など、作っては固め壊しては直すような激動を経て環境が整えられ、最後に人類が暮らすようになりました。 風水にてすべてのものは龍から生まれたとされていますが、もしかすると地球も龍によって誕生したのでしょうか。この地球は龍による、星を改造して人類が住める環境にする計画…いわゆるテラフォーミングによって生み出されたのかもしれません。 龍はあらゆる生物の産みの親となり、暦の中では時を動かして天気を支配し、龍脈として大地を駆け巡っては神話や伝承にてその姿を見せている…。この広い宇宙のどこかに龍によって作られ、龍が存在する龍の星があるとすれば、それは地球なのかもしれませんね。 【スサノオノミコト】 スサノオノミコトとは、日本神話に登場する嵐と海原の神です。彼にまつわる神話を語ってみたいと想います。 * この世界が始まった頃、天上にある高天原に様々な神が誕生していきました。神々が誕生する中、男神の中では最後にイザナギという神が、女神の中ではイザナミという神が最後に生まれました。 この時地上の方、日本の国土はまだ未完成で水に浮く油のように漂っていました。イザナギとイザナミは未だ形を成していない国土を固めよと神々から命じられて大地の固定を行うようになりました。漂っていた国土を固めると二神は結婚し、夫婦となって淡路島や四国、九州など島々を生み出し、また新たに神を生んでいきました。 ところが妻イザナミは火の神を生む際に大火傷を負ってしまったことが原因で亡くなってしまいます。深い悲しみにくれた夫イザナギは妻を取り戻そうと、黄泉の国と呼ばれるあの世へ向かいました。 黄泉の国の入口までたどり着いたイザナギは妻に、共に現世へ還ろうと声をかけました。けれどイザナミはもうすでに黄泉の国の食べ物を口にしていたため現世に帰ることができなくなっていました。そのためイザナミは最初は現世へ帰ることを断っていたのですが、次第に帰りたいと想うようになったためイザナミは夫に対して「決して中を覗かないように」と忠告して黄泉の国の神と話し合うことにしました。 しかし話し合いが長引き、しびれを切らしたイザナギは見ては行けないという約束を破って入口から中を覗いてしまいます。するとそこには、体が腐敗して蛆にたかられ恐ろしい姿をなった妻がいました。その姿を見て驚いたイザナギは逃げ、見られたことに怒ったイザナミは夫を追いかけます。 イザナギは黄泉の国と現世の境目にある黄泉平坂という場所まで逃げ切ると、千引岩と呼ばれる千人分の力でやっと動かせる大きな岩で道を塞ぎました。こうして千引岩を挟んで二神は袂を分かつこととなりました。 * イザナギは地上に戻ると黄泉の穢れを落とすために禊を行いました。するとこの時、左目から太陽の神アマテラスオオミカミが、右目からは月の神ツクヨミノミコトが、そして鼻をすすいだ時にアマテラスの弟にして海原の神スサノオノミコトが誕生しました。 父イザナギはアマテラスには高天原を、ツクヨミには夜を、スサノオには海原を治めるよう命じます。しかしスサノオは命を拒み、母イザナミがいる根の国に行きたいと泣き叫びました。すると泣き叫んだことにより高天原が荒れて大きな被害が発生してしまい、このことに怒った父イザナギはスサノオを追放します。 追放されたスサノオは根の国へ向かう前に姉のアマテラスに別れの挨拶をしておこうと高天原を登っていったのですが、アマテラスは弟が高天原を奪いに来たのではないかと疑い、武装して待ち受けました。スサノオは高天原を奪いに来たのではないことを証明するために誓約(うけい)という占いを行います。結果、身の潔白が証明されました。 しかし疑惑が晴れたことを機に、スサノオは高天原で田畑を荒らしたり壊しては溝を埋めるなど大暴れしてしまいます。これに悲しんだアマテラスは洞窟に籠もって入口を塞いで隠れました。すると太陽神が隠れてしまったため世界は暗闇で覆われてしまい、様々な禍が発生してしまいます。 八百万の神々は彼女が隠れている岩戸の前に集結し、どうすれば彼女を岩戸から出すことが出来るのか話し合いました。そこで神々は宴のような大きく笑ってみせます。すると隠れていたアマテラスは少し岩の扉を開けて「私が岩戸の中に籠もって世界が暗闇になっているのに、なぜ神々は楽しそうなのでしょうか」と問いかけてきました。 すると扉のすぐ側で待ち構えていた神が「あなたより尊い神が現れたので祝っているところなのです」と答え、鏡をアマテラスに見せました。鏡に写った神が新たに生まれた神なのだろう、けれど暗くてよく見えないと想ったアマテラスはもっとよく見てみようと岩戸から少し出てきました。 岩戸から出てきた所を待ち構えていた神がすかさずその手をとって引きずり出し、彼女を岩戸から出すことに成功しました。こうして世界に再び太陽の光が戻りました。 このアマテラスオオミカミが隠れた一連のお話は「天岩戸開き」や「天岩戸伝説」などと呼ばれています。騒動の原因となったスサノオは高天原から追放され、地上へと下って行きました。 高天原で暴れたため荒くれ者のイメージがついてしまったスサノオノミコトですが、追放されて下った先の地上では一点して英雄のような活躍を見せています。 * 天岩戸隠れの件により高天原を追放されたスサノオは現在の島根県、出雲の地に降り立ちました。するとこの地で怯えているクシナダヒメという少女と泣き悲しんでいる老夫婦と出会います。 なぜ悲しんでいるのかスサノオが問いかけると、なんでも老夫婦の間には8人も娘が存在していたのですが、年に一度ヤマタノオロチという8つも頭がある大蛇の怪物が訪れては毎年一人づつ娘を食べていたそうです。恐ろしい怪物を前に何もすることが出来ず、ヤマタノオロチが訪れる時期が近づいて、最後の一人となっていたクシナダヒメも食べられようとしていたため泣いていたのでした。 この話を聞いたスサノオはクシナダヒメを妻として迎え入れることを条件にオロチ退治を申し出ます。スサノオはオロチの頭の数ある8つ分の強い酒を桶に入れて外に置きました。すると現れたヤマタノオロチはそれぞれの頭を酒桶に突っ込んで酒を飲み、酔って寝てしまいます。その隙を狙ってスサノオは剣でオロチを切り刻み、退治することに成功しました。こうしてスサノオとクシナダヒメは結ばれました。 * 神話の内容は物事を比喩してると言われることがあります。スサノオが高天原で暴れて被害が出たお話は「暴風雨による被害を表したもの」と考えられています。 嵐や台風などで雨風が吹き荒れる時、自然は破壊され太陽は雨雲によって隠されてしまいます。スサノオが暴れたことにより高天原で被害が発生した内容は嵐による自然破壊を、アマテラスが岩戸に隠れた場面は暴風雨時の雨雲によって隠れた太陽の様子を物語ったのかもしれませんね。 またアマテラスオオミカミは稲作を地上にもたらした神でもあるため、太陽神であると同時に農耕神ともされています。アマテラスによってもたらされたその稲ですが、稲の収穫時期は台風がよく襲来する時期とも重なりやすいです。スサノオが暴れたお話は遠い海から訪れては実った稲をさらうように吹き荒ぶ台風も意味しているのかもしれませんね。 その後一転して地上では英雄的な活躍を見せる事となったヤマタノオロチ退治のお話ですが、これも物事を比喩であり、このお話は「出雲の地で発生していた暴れ川の氾濫被害を食い止めた話」と考えられています。 冒頭にてうねる川を龍に例えると語りましたが蛇も同じく川を表すことがあり、そのため龍や蛇が暴れるのは川が氾濫する様子を表しているとされています。 クシナダヒメは漢字で櫛稲田姫とも書くのですが、名前の中に稲田とあるので彼女も農耕の神とする説があります。その稲田を意味する姫をオロチが食べようとするお話は氾濫した川が田畑を侵食する場面を再現していると見られ、スサノオがそのオロチを退治したことはその氾濫被害を食い止めたことを物語っていると考えられています。 にしても高天原で嵐となって農耕に被害をもたらした者が、地上では農耕を破壊していた者を制したというのは不思議なお話です。スサノオが吹くその風はアマテラスオオミカミには暴風であったけれど、クシナダヒメにとっては神風であったのでしょう。 かつて風は龍神が吹かせると考えられていたと冒頭で語りましたが、もしかするとスサノオノミコトには龍神のような一面があるのかもしれませんね。 * そんな、スサノオノミコトをイメージした龍を日本の伝統工芸の一つである「組紐」を用いて再現。ブレスレットにしてみました。龍のうねる胴体を組紐で表し、先端に龍の頭の形をした金具を付けて全体が龍になるよう仕上げました。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 組紐には様々な組み方が存在します。台風や嵐、竜巻のような渦を巻くイメージにしたかったのでこちらの龍は「ねじり三角組」という組み方で組んでみました。色は濃い紺色です。全身に荒ぶる気を纏うこの龍には乱気流ならぬ「嵐気龍」と名付けてみました。 そして嵐気龍には嵐の名をもつ天然石「テンペストストーン」を組み合わせてみました。 【テンペストストーン】…8ミリ キーワード…「地球創世記」「龍の星」「テラフォーミング」「修理固成」「岩戸開き」「太陽を呼ぶ男」「風雲急を告げる」「神風」 テンペストストーンは紺色の表面にマーブル模様が見られることが特徴的な天然石です。この模様が嵐を連想させることから、名前に英語で嵐や暴風を意味する「テンペスト」が付けられました。 光の当たり具合でギラギラと光る様子が見られます。その姿は大嵐によって作り固められていく地球のようで、暴風でしける海を想い出させるでしょう。表面には茶色の内容物が見られるのですが、この茶色の内容物はまるで形成されていく途中の大陸を想わせます。 この石が誕生する経緯についてですが、鷹目石と呼ばれるホークスアイという青い石があり、これが酸化すると虎の模様で知られるタイガーアイになります。この2つの石が地殻変動により砕け、石英によって再結晶することでテンペストストーンが誕生します。 ちなみにタイガーアイがさらに酸化して赤褐色に染まっているものはブルズアイ、ホークスアイが酸化する過程で青緑色になったものはウルフアイと呼ばれています。グレーカラーのものも存在しており、グレーの場合はイーグルアイと呼ばれています。 鷹や虎、雄牛、狼、鷲など力強い動物の名をそれぞれ冠していますが、ホークスアイはブルータイガーアイ、ブルズアイはレッドタイガーアイ、イーグルアイはグレータイガーアイとも言い、色違いでそれぞれ虎を基盤として名前が付けられています。その虎の一族の中で唯一天候に由来した名をもつのがテンペストストーンです。テンペストストーンは1962年、動物の地アフリカに存在する国ナミビアで発見されました。 天然石には時に不思議な力があると伝えられることがあります。テンペストストーンは『天上の国の鍵をもつ石』と言われており、『抑圧された精神を開放し凝り固まった価値観から抜け出せずにもがく魂を救済する』…という、救世主のような性格が語られています。 テンペストストーンが秘める力と天上の国の鍵をもつという云われはまるで天岩戸伝説を想い出されるのではないでしょうか。 テンペストストーンは岩戸に籠もって身動きできないアマテラスのように、抑圧されて身動きできなくなった魂を救わんとするのでしょうか。嵐のような見た目と名をもつため一見混乱をもたらしそうな印象があるかもしれませんが、混乱をもたらすのではなく、混沌としている状況を吹き飛ばすための嵐の力を持っているようです。太陽を覆い隠してしまう嵐の力をもって、太陽を隠している重い岩戸を吹き飛ばし開放しようとするのでしょう。 テンペストストーンは岩戸の扉も、さらにはイザナギとイザナミを隔てるように置かれた千引岩をも吹き飛ばす嵐を呼ぶのかもしれません。 ▷サイズ…咥えているテンペストストーンからカニカンまで含めておよそ42センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷組紐の素材… レーヨン、ポリエステル 龍頭…着色後にコーティングとしてレジンを使用しています。 (歯の部分は時間が立つにつれて黄ばみが見られる場合がございます。またこちらで長期保存された作品は発送される時点で黄ばみが発生している場合もございます。恐れいりますがご理解頂けますと幸いです。) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。また、撮影時はライトを当てて撮影しているため、ライトの影響により写真に写った作品は実物よりも色味が薄く写ります。そのため実物との差をできるだけ少なくするために、画像は色味を少し濃くする加工を行っております。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷龍頭と組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷作品は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷金具はご用意ができる限りサージカルステンレスのものを使用しておりますが、一部の金具は非サージカルのものを使用しております。また龍頭の部分にはレジンを使用しております。お肌の弱い方や金属アレルギーをお持ちの方はご遠慮いただくか、身につける場合はご自身の判断と責任でよろしくお願いいたします。 ▷目やレジンの部分は爪や鋭利なもので擦ったり、経年劣化すると剥がれてしまう場合がございますのでご注意ください。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 ▷当作家はいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 # 龍 龍神 竜 龍神 龍アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーブランド ドラゴンアクセサリー ドラゴンアクセサリーブランド ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 海乱鬼 ブルーピーターサイト ブルーピーターサイトブレスレット テンペストストーンブレスレット スサノオブレスレット ブルーマーブル タロット世界 天照大神 牛頭天王 女ならでは夜が明けぬ 晴れ男 晴れ女
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組紐ブレスレット09【紫金龍&ガーデンアメジスト】
¥4,799
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の特徴を表しているようで、それも色がもつ意味やイメージと関係していることが伺えます。 龍が身に纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃え上がる火の色である赤色の服を着ると体温が上昇し、静寂な印象の強い青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることも。赤を選んだ時は活気で溢れていて、青色を選んだ時は気持ちが落ち着いている状態でもあるそうです。龍にとって身に纏っている色というのは、人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が色で表されるように龍の心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝」の象徴で、歴代の皇帝たちは龍と呼ばれていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、『龍とは「水」である』と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。うねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せること出来るのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)によって、水にして龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍が形状を変えてその人の心に留まると考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して、龍という水を受け止めているでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていていまだ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく形となって目の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも姿を見せているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」のだそうです。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長年付き合ってきたお米もおよそこの期間内に育って収穫できます。 またもう一つ、龍が昇り降りする理由に考えられるのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「蛇は何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、春の3月あたりになると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であり、旧暦で3月の最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は「菖蒲の花を用いた健康祈願の行事」でした。時代が下るにつれて菖蒲が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉とつながって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期になると鯉のぼりが掲げられますが、これは「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を昇り切ることが出来た鯉は龍になる」という中国の故事から由来しています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。龍という大きな存在へと変貌を遂げたことから、龍は出世や開運のシンボルともされています。 にしても蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にも存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名があります。この竜潜という言葉は「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月の秋分の日に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑む。夏を通り過ぎて9月の秋分の日に地上に戻ってくると、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年における龍の動きを見ていたら、それはまるで一匹の蛇が龍に進化して天に昇り、時を経て地上に帰還すると眠ることで死を疑似体験し、春になると蛇となって再び蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」であるようです。 もしくは、大自然の一部どころか龍は「大自然そのもの」でもあるのかもしれません。この世界がそもそも龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すから季節が巡っているのかもしれませんね。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川など「流れるもの、流れる姿をもつもの」を龍と表現してきました。そうなれば、龍や川のようにうねり流れる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍は流』です。龍とは一体何なのか、その最大の本質は『流れ』ということなのかもしれません。顔や爪がなくても、そこに流れる姿や流れていくものがあれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからではないでしょうか。逆に言えば、流れをもつ龍によって暦が流れているとも考えられそうです。龍が水の力をもつのも、水もまた流れるものだからなのでしょう。 伝統ものという師から弟子へと継承されていくものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず、また有形か無形であるのかも限らず、ありとあらゆる伝統ものや受け継がれていく物事に龍の存在を見出すことが出来るのではないでしょうか。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、龍という存在を見つめながら組紐を組んで行く中、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統文化に触れて親しむことは龍と交流すること】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット09【紫金龍&ガーデンアメジスト】 日本の伝統工芸の一つである「組紐」。その組紐をブレスレットにしてみました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は鎖つなぎ組という組み方で組んでいます。紫に金色の組み合わせなので紫金龍と名付けました。 今回の組紐の色である「紫色」についてですが、紫色はその昔、染料となる紫草の育成が難しく染色にも手間がかかるなどの貴重性から「高貴な色」とされてきました。紫色は雅な文化が花開いた平安時代に最も愛されたそうで、濃さによって多くの名前が生まれました。藤色や桔梗色、菖蒲色など紫色の花から由来して名付けられています。染料となる紫草は色が他に移る(伝わる)、またはその根が地中で絡むなどの説から人との関わりや恋愛を結び付けられ、その艶かしさが好まれていきました。 そんな紫色を纏う紫金龍には「ガーデンアメジスト」という天然石を組み合わせてみました。 【ガーデンアメジスト】…8ミリ ガーデンアメジストとは、中に内容物を含んだアメジストのことです。内容物が含まれるその姿を庭園と表現され、庭園を意味するガーデンの名が付けられてガーデンアメジストと呼ばれています。ときにアメジストガーデンとも呼ばれており、日本語では庭園紫水晶と言われています。 天然石には様々な力が言い伝えられているのですが、その出所は龍と同じく天然石も自身が身にまとっている色がもたらす色彩心理や効果、また模様から連想されるものなどがあるようです。アメジストはバレンタインのある2月の誕生守護石なのですが、アメジストの石言葉は「恋愛成就」「高貴」。アメジストも紫色がもつ意味を含んでいるようです。 雅な文化が花開いた平安時代に愛されて高貴を意味する色をまとい、庭園と称されるガーデンアメジストはいうなれば、平安貴族が宴を行う菖蒲の花が美しい苑といったイメージです。 アメジストが守護する2月のバレンタインの日にチョコを渡して気持ちを伝えるように、平安貴族は恋愛において意中の人に和歌を送って気持ちを伝えあったそうです。アメジストが纏うその紫色は赤と青が混ざりあった色。ガーデンアメジストは男女という赤と青のような存在の、愛の行く末を見守ろうとするのでしょう。 ▷サイズ…カニカンからガーデンアメジストまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4,5センチ延長可能 ・ガーデンアメジスト…約8ミリ ・組紐の太さ…細め ・組紐の素材…レーヨン、ポリエステル ※レーヨンの糸は性質上、伸びやすくなっています。ご使用頂くにつれて組紐が伸びていくことがあるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますが、ご理解いただけますと幸いでございます。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ※とくに紫色のものは実物と比べて青く見える傾向があります。そのため紫色に見えるよう画像に補正加工を行っております。極力画像と実物の色味に差が出ないよう配慮しておりますが、お使いの機種や端末によっては色味に大きく差が生じる場合がございます。作品が青色に見える場合があるかもしれませんが、こちらの作品は紫色です。恐れ入りますがご理解いただけますと幸いでございます。 ▷ハンドメイド作品です。強く引っ張ったり衝撃を与えると破損の原因となりますのでご注意くださいませ。組紐は鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり、永くご愛用いただくにつれて伸びや変色、経年劣化する場合がございます。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。またサージカルステンレスであってもご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお考えくださいませ。 ▷ガーデンアメジストは内容物がそれぞれ石によって異なっており、また見た目の良し悪しもそれぞれ違いがございます。こちらが使用しても良いと判断したものを採用しています。恐れ入りますがご了承くださいませ。(このような石が良い、希望したいと言われましても対応いたしかねます) ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 龍 竜 龍神 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリーメンズ 龍アクセサリー女性 龍アクセサリー男性 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 和風アクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇アクセサリー パワーストーンブレスレット 天然石ブレスレット アメジストガーデンクォーツ アメジストガーデン水晶 庭園紫水晶 紫式部 源氏物語 光源氏 神泉苑 善女龍王 軍荼利明王 襲の色目 静御前 源義経
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金龍*ドラゴン&出雲黒松 龍の組紐ブレスレット
¥5,500
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ※デザインの一部変更につきまして…糸の太さの都合により、糸の本数を変更して組んでいます。また糸の本数を変更したため一部のみデザインを変更しております。恐れ入りますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 ー ー 黄金色に輝く姿が眩しい『金龍』のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している様子が伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して白色は神聖さを想い起こすことからか、この色の纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地を走り家屋に流れ込む良い「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係からうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。また龍神が祀られている場所のすぐ側に川や池、湖など何かしら水があることも多いようです。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など異なる姿を見ることができるのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して気という龍を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく形となって眼の前にあらわれて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日ごろの秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に実って収穫することができます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「蛇が何百年もの年を経ると龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの険しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。 鯉から龍へと進化した経緯から龍は「出世のシンボル」ともされています。この鯉から龍になる話は鯉の滝登り伝説とも、「登竜門」とも呼ばれます。この伝説から転じて登竜門という言葉は「立身出世や成功のための関門、人生の岐路となるような試験」を示すようになりました。現代においてはコンクールやオーディションも登竜門と例えることができるでしょう。また登竜門の意味は時代の変化により少し変わっているようで、「大物を輩出しやすい場所」といった意味でも使われることがあります。 にしても蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉ですが、ここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することなく潜むかのように日々過ごしている」という意味です。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に天に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑む。夏を通り過ぎて9月の秋分の日に地上に降り立つと、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上へ帰還すると淵に潜り眠ることで死を疑似体験し、春になると蛇となって再び蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は大自然の一部であり、水のように流れて移ろいゆく暦にして「時」も司っていそうです。 【龍と五行】 自然の一部となって暦を動かす龍は、その自然の動きを説く「五行思想」にも姿を現しています。 五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環して成り立ち、また変化している」という考えです。この考えは古代中国にて誕生しました。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生じ、「火」が物を燃やすことで灰となって土に還り、「土」は金属や鉱物を土の中で育んで生み出し、「金」の表面に水が凝結されることで水が生み出され、そして「水」は木に水分を与えて成長させる…。次第に方角や四季など様々なものが五元素にそれぞれ割り当てられていきました。この五元素の中に龍も当てはめられるようになり、 「木」には東と春の「青龍」 「火」には南と夏の「赤龍」 「土」には中心と、季節の変わり目である土用の「黄(金)龍」 「金」には西と秋の「白龍」 「水」には北と冬の「黒龍」 …が、それぞれ当てはめられるようになりました。この中で金龍は黄龍と共に「土」に当てはめられています。 東西南北を囲む中心に位置する土は植物を地中で育んで地上に生み出していくことから、土には「育む」という特徴があります。 もし龍にそれぞれ特徴があるのなら金龍はどんな龍なのでしょうか。龍の特徴は色から読み取ることが出来るようなので金色と、金色と似た色である黄色にも注目しつつ、また前述した五行において金龍が置かれている土の性質も視野に入れながら金龍について紐解いてみました。 【金龍】 金色とよく似た色である「黄色」。日本では「太陽の色」というと赤のイメージが強いのですが、諸外国では黄色が太陽の色とされています。そして黄色がその太陽から放たれる光の色でもあることから、黄色には「喜び、希望、光、元気、賑やか、躍動」の意味があります。 その黄色が光を放ったかのような色である金色は、収穫間近である黄金の稲穂からも連想できるように「豊かさや実り」を意味する色です。実り…ということで金色には「結果」という意味もあるでしょう。 そして金色は金・銀・銅のランクにおいてトップを示す色。ゆえに金色は「頂点」を表す色で、ステータスの高さから権力、財力、地位の色にして「特別」を意味する色でもあります。 また金色は太陽のように自身から輝きを放つ様子から「自身がもつ力を発揮する」という見方もできそうです。 これらの意味をもつ金色を纏う金龍は人に例えるなら金メダルを獲得したオリンピック選手のようです。努力の末に金メダルという頂点を掴み取り、ピラミッド型の権力構造の頂点に座す皇帝のように金銀銅とそびえ立つピラミッドのような表彰台の頂点でオリーブの栄光を飾る人に例えられるような気がします。金龍のような人は栄光を手に入れて注目を浴び輝いている人であり、何かしらの分野や組織において頂(いただき)に君臨しているのでしょう。 述異記という文献があるのですが、この文献によると、何年も年はかかるのですが「青い龍も次第に黄色になる」とされています。(青と書いてありますが、青龍の青はブルーのことでなく緑色のことを指します。)話からすると青龍はまだ龍になったばかりの新人の龍なのでしょうか。 青龍は五行では植物である木に該当しています。金龍がその植物を育むことから、金龍は現役時代に活躍して後に現役を引退し、将来金メダルを目指す青龍のような若きアスリートを成長させてサポートするコーチや監督のような経験者にも見えました。 金龍と青龍は師弟関係にあるのかもしれません。金龍も最初は初々しい緑色の龍で、自身も金龍のようなベテランから指導を仰ぎ、成長して舞台に立ち金メダルを目指す。そして現役を引退すると今度は自分が青龍という新しい芽を育てる側になるのでしょう。 そんな金龍は登竜門のような存在で、険しい龍門そのものであるのかもしれません。金龍は「蛇や鯉を龍へと変化させる龍」で、人を龍という優秀な人物へと成長させて世の中に輩出させやすいような気がします。五行において金龍は季節の変わり目に配置されているのですが、金龍は鯉から龍になるような、人生における節目という変わり目の時を告げていくでしょう。 土は土台という、いわば「舞台・ステージ」です。大会関係者が選手のために活躍できる舞台を用意するように金龍は「力を発揮できる時と舞台を与える」でしょう。金龍は「ステージに立つことができるよう成長させる龍」であり、またコンクールやオーディションで才能ある人が選ばれて世に頭角を現すように、金龍は「表舞台に立つ人を選ぶ」という一面もありそうです。龍のような優秀な人物へと成長させて表舞台へと送り出したり、龍のような優れた才能をもつ人を見抜きスポットライトを当てて選出するのでしょう。 選手が活躍できるよう成長させる指導者や尽力する大会関係者のように、金龍は縁の下の力持ちなのかもしれませんね。 龍は雨をもたらすとされていますが、太陽のような明るい光を放つ金龍は逆にその太陽のような輝きで雨雲を退けて空を照らし、雲一つ無い清々しい秋の頃の青空を見せるような気がします。もしかすると金龍は『晴れ(ハレ)をもたらす龍』なのかもしれません。雲一つ存在しない晴れと、希望や喜びと賑やかな雰囲気に満ちたハレの日という特別な日を。 金龍は晴れ渡る空のような晴れと祝い事というハレの日、そして希望に満ちた晴れ舞台を同時にもたらしていきそうです。 * そんな金龍を、日本の伝統工芸品の一つである「組紐」を用いて作成、ブレスレットにしてみました。 組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けており、全体が金龍になるデザインとなっております。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。組紐は金剛組という組み方で組んでいます。 そして金龍には『出雲黒松』を咥えさせてみました。 【出雲黒松】…8ミリ 出雲黒松とは、出雲で育った「黒松」という植物のことです。職人さんの手によってビーズ状に加工されました。 黒松は海岸に多く自生する木です。この「松」という名前についてですが、一説に樹齢が長く保たれることから「保つ」が次第に松という言葉に変化したという説があります。また冬でも緑色を保ったまま過ごすことから変わらず「待つ」とも、かつて松の木は神様が降りる依代になると考えられていたことから「神様が訪れるのを『待つ』」からきているとも考えられています。 この黒松が育った出雲は神話の舞台でも有名です。時期で言えば、出雲に注目が集まる時はおそらく『神在月』が有名ではないでしょうか?10月は和名では「神無月」と呼ばれます。これは10月になると日本中の神様が出雲に集まって「神議り(かみはかり)」と呼ばれる会議を行うため、各地で神様が不在となるため神無月と呼ばれるようになった…と伝えられています。逆に神様が集う出雲では神在月と呼ばれています。 この神議りですが旧暦で10月10日に出雲に神様が集まると、10月11から17日までの間に神々による話し合いが行われます。旧暦に合わせて行われるため、現在の暦で換算すると2024年の場合は11月11日から17日の間に神議りが行われます。神無月とも神在月とも呼ばれる10月に行われる神議りですが、現在の新暦に当てはめると竜潜月である11月に行われることが多いようです。 この神議りの内容は男女の縁を誰と結ぶか、一年のお米の収穫量をどれくらいにするかなど人生の様々なことを話あって決めていると考えられているのですが、会議の内容は我々日本人には完全非公開となっていてその内容は秘密で隠されています。 秘密のベールで包まれた神議り。その内容は定かではないのですが個人的に感じたのは、何百年の時を耐え忍んで龍に変化した蛇のように長年の努力により龍のような優秀な人物へと成長を遂げた人、厳しい龍門を超えて鯉から龍になった人、そして未だ世に出ることなく眠る龍のような人をどうやって表舞台に送り出すのか。表舞台に送り出すために必要となる縁を誰と結ぶのか。そんな話し合いも行われているのかな、と想いました。 出雲を中心として日本の東西南北から神々が集結するこの時、この会議という場を神々に与え、会議の中心人物にしてまとめ役となるのは黄金色に輝く龍神さんなのかもしれませんね。金龍の采配はうねる川のように、時代のうねりという大きな変わり目もたらしていきそうです。 出雲で育った黒松はこの地に集う神々をおもてなしして会議の行く末を見守り、下される決議を待っていました。この黒松がいつかあなたの運命を照らし、その行く末を示してくるのかもしれません。 ▷サイズ…咥えている出雲黒松からカニカンまで含めておよそ39.5センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ※組紐に使用した糸は性質上、伸びやすくなっています。ご使用頂くにつれて組紐が伸びていくことがあるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますが、ご理解いただけますと幸いでございます。 ▷組紐の素材…レーヨンとポリエステルの混合糸を使用 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。また、撮影時はライトを当てて撮影しているため、ライトの影響により写真に写った作品は実物よりも色味が薄く写ります。そのため実物との差をできるだけ少なくするために、画像は色味を少し濃くする加工を行っております。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。長くご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございますのでご了承くださいませ。また、金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷出雲黒松は鉱物でなく植物であるため性質上キズが付きやすくなっております。出雲黒松を回すと龍の牙の部分によって表面が削れる場合がございますのでご注意下さい。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当作家はいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 # 龍 龍神 龍アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーブランド ドラゴンアクセサリーブランド ドラゴンアクセサリー ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 出雲黒松 出雲黒松ブレスレット 天然石 天然石ブレスレット パワーストーン パワーストーンブレスレット 登竜門 李膺 鯉のぼり 神無月 神在月 竜潜月 スポーツの日 体育の日 晴れの特異日 ハレの日 日本晴れ 晴れ男 晴れ女 文化の日 成人式 成人の日 五行 国之常立 草分尊 土星占星術 土星 クロノス 時間の神 農耕神 辰年
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組紐ブレスレット【白龍&シトリン】05
¥4,899
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ★デザインを一部変更しました。 *ー*ー* 龍のようにうねり流れる『組紐』のブレスレットです。「白龍」をイメージしてみました。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、伝承によるとその暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。対して白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を身に纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。 龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では仏法を守護する「龍王」としても存在しています。風水では大地を走り流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて龍は「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには龍は干支でも「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか、謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、水を湛えてうねる姿をもつ川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍神さんが祀られている場所の側に池や湖など何かしら水があることも多いようです。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくるのではないかと想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことはほとんどありませんが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しい…という心の中にあった形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかの如く目の前に現われて現実のものとなってほしいと。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月21日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す…と言われています。なぜ龍はこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に育ち、実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで次第に龍になる」とされています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月頃の春になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。そして雨がよく降る梅雨時の6月が最も活発的になるとのこと。 蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由に蛇の活動サイクルも関係していそうです。そして6月に梅雨が訪れてたくさん雨がもたらされるのは、水の力を司る龍が活発的になっているからなのかもしれませんね。 そして暦を一年と全体的に見てみたところ、龍は春分と秋分のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事であったらしく、旧暦で3月の最初の巳の日(み、へび)に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる尚武(しょうぶ)という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは黄河の中にある龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる…という中国の故事が由来となっています。この言い伝えにちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になるというお話がありましたが、時には鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎて9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると、今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では一般的に霜月と呼ばれますが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉は「竜のような英雄や優れた人が世の中に現われて活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。ここでは龍を英雄や優れた人に例えています。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と呼ばれるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍へと変貌を遂げると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと想い果敢に龍門へ挑む。そして秋分の日に龍が地上に帰還すると11月は深い淵に潜って眠るという死を経験し、3月には再び蛇となって蘇ると龍に進化して天に飛び立つ…。 一年における龍の動きを見ていたら、それはまるで一匹の蛇が死と再生を脱皮の如く繰り返して何度も生まれ変わっているように見えました。農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【龍と五行】 大自然の一部となって世界を動かしている龍は、その自然の動きを説く「五行思想」にも姿を現しています。 五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環しまた変化している」という考えです。この思想は古代中国にて誕生しました。 大地に立つ木が燃えることで火が生じ、火が木を燃やすことで灰となって土に還り、土は地中から金属や鉱物を生み出す。金の表面に水が凝結されることで水が生まれ、水は木に水分を与えて育む。 逆に木は土の栄養を吸い取って土地を痩せさせ、火は金属を溶かしてしまい、土は水を汚して動きをせき止める。金は刃物となって木を傷つけて切り倒し、水は火を消す…。このような循環が行われて世界が成り立っていると考えられていました。 次第に方角や四季など様々な物事が5元素にそれぞれ割り当てられていきました。この5元素の中に龍も当てはめられるようになり、 木には東と春の「青龍」 火には南と夏の「赤龍」 土には中心と、季節の変わり目である土用の「金龍」 金には西と秋の「白龍」 水には北と冬の「黒龍」 …が、当てはめられるようになりました。その5元素において白龍は「西」と「秋」がある金に該当しています。西は太陽が沈む方角で夕日が見られる方角であり、秋は植物が実りを迎える時です。風景で例えるなら、実った稲穂が夕日に照らされてあたり一面が黄金色に輝く黄昏時といったところでしょう。五つの龍たち…すなわち五龍が動かすこの世界において農作物が秋の頃に実り、収穫できるようになるのは白龍の力によるものなのかもしれませんね。 * 龍にそれぞれ特徴があるとするならば、白龍はどんな龍なのでしょうか。白龍にまつわる伝承や五行も視野にいれつつ白龍について調べてみました。 【白龍と七夕】 冒頭でもお話したように天帝に仕えているとされる白龍。ところでこの「天帝」という存在。あまり聞き慣れない名前ですが、聞けば天帝はあの「七夕伝説」で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子なのだそうです。 機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互い夢中になってしまい、織姫は機織りを、彦星は牛の世話をしなくなりました。この事に怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えなくしたのですが、織姫があまりにも悲しむため7月7日の七夕の日のみ会うことを許したというロマンスは有名ですね。 この七夕伝説において天帝の側にいて仕えていた白龍が姿を現して関与した…というお話は聞いたことはないのですが、想ったことがあります。織姫と彦星が一度離ればなれになってしまうも再び会う事が出来るようになったその裏には、白龍が人知れず働きかけていたからなのかもしれません。川を龍と表現することもあると語りましたが、もしかするとこの時二人の間に入った天の川の正体は実は白龍だったのでしょうか。白龍が両者の関係を一度断ち切るも離れていくことがないよう運命の赤い糸を結び直したのかなと想いました。 五行において白龍がおかれている金には実りの秋がありますが、実りというのは裏を返せばそれ以降成長することはなく放置すると朽ち果ててしまいます。そのため朽ち果てる前に刈り取る必要があります。また白龍が纏うその白色は何も綴られていない真っ白な紙の1ページのように「始め、新しい」といった意味があります。白紙に戻す…という言葉もあるように「リセット」の色でもあり、そしてリセットされてまた白という始めに戻ることから「再スタートする」という意味もあるでしょう。 織姫が織る衣服は他の神々も着ていたのですが、彼女が機織りをしなくなったので替えることが出来ず服はボロボロになっていました。彦星は牛の世話をしなくなったので牛たちはどんどん病気にかかっていました。物事が良くない状態に進んでいて、もうこれ以上事態が悪化してはならないという状況にまで陥っていたのではないでしょうか。 そのためもうこれ以上物事が悪くならないよう白龍が状況を刈り取り、リセットさせて二人を再スタートさせたのかもしれませんね。どうやら白龍は物事が局面を迎えた時に力を発揮するようです。白龍は悪しき状況との縁は切って良縁を結びつける力があるようです。白龍は「縁を結ぶ龍」であり、「パートナーシップを結ぶ龍」なのかもしれません。 ちなみに7月7日は時期的にはまだ梅雨に入っています。そのため七夕の日に天の川を期待して夜空を見上げてみたけれど見れなかった…という経験は無かったでしょうか?七夕の日に天の川が見れない原因ですが、これは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を現在の暦である新暦にそのまま当てはめて7月7日を七夕としているため、このようなズレが生じています。 そのため新暦で正確に七夕になる日はいつなのか換算すると、年ごとに日にちに差はあるのですが2024年の場合は8月10日が旧七夕の日にあたります。この日に夜空を見上げれば、白龍にして天の川の姿を見られるかもしれません。 また七夕は夏のイメージが強いのですが、旧暦では立秋以降に七夕が来るようになっています。そのため七夕は白龍の季節である秋に該当します。やはり白龍は七夕と関係が深そうですね。白龍が秋に活躍していなかったらもしかすると二人は再会できずにいたかもしれません。龍が飛び交う暦の中、新暦と旧暦の両方から見て7月と8月は白龍が活躍していそうです。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など『流れるもの、流れる姿をもつもの』を龍と表現してきました。そうなれば、川のようにうねり流れる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍とは一体何なのか、その本質は『水にして流れ』ということなのかもしれません。顔や爪がなくてもそこに流れや流れる姿があれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからという理由もあるのではないでしょうか。そして龍が水の力をもつのも、水もまた流れるものだからなのでしょう。 伝統ものという師から弟子へと継承されるものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流派という流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず伝統ものや受け継がれていく物事、そして流れていく物事すべてに龍の存在を見出すことができるのだと想います。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、龍という存在を見つめながら組紐を組んでいく中、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統文化に触れて親しむことは龍と交流すること】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット『白龍』… 日本の伝統工芸の一つであるその組紐の技術を用いてブレスレットを作成してみました。 1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は「鎖つなぎ組」という組み方で組んでおり、Uの字の部分は分かりにくいですが「角八つ組」という組み方で組んでいます。 白一色のシンプルなデザインで、洋服にも合わせることが出来るのではないかと想います。 糸というものが結びつける特徴があることから、その糸を用いて作られる組紐には「縁を結ぶ」という縁起があります。白龍のような白い組紐は何か縁を結び、組んでいくのかもしれませんね。組紐には天然石の「シトリン」を組み合わせてみました。 【シトリン】…8ミリ 石言葉…商売繁盛、富、幸福、成功、社交性 キーワード…『喜びを噛みしめる』 シトリンはビタミンカラーの黄色を纏った天然石で、竜潜月である11月の誕生石です。このシトリンという名前は柑橘類の果実を示すシトロンから来ています。シトリンのその色合いは日が沈む前の黄昏時のような雰囲気があります。 天然石にはよく不思議な力があると語られます。天然石にまつわる力ですがその由来を探ってみると、龍の特徴が自身が身に纏う色から来ているように、天然石も纏っている色の意味が反映されていることがあります。よってこのシトリンにまつわる力も黄色に注目してみるとよさそうです。 日本では太陽の色というと赤色のイメージが強いのですが、諸外国では黄色が太陽の色とされています。そして黄色はその太陽から放たれる暖かく明るい光の色でもあることから黄色には「喜びや希望、幸福、賑やか」という意味をもちます。黄色は黄金と色が似ていることと、穀物を育んで実りをもたらす土の色でもあることから「実りや豊かさ」を意味する色でもあります。シトリンは富や繁栄をもたらす石として知られており、そのため豊かさを求めて手にする人が多いようです。この石が豊かさをもたらすと信じられた理由はこの黄色にあるのでしょう。 シトリンの石言葉と黄色の特徴を見てみたら意味が繋がっているのが分かります。シトリンには「商売繁盛、富、幸福、成功、社交性」という石言葉が存在していますが、これは黄色がもつ「豊かさ、喜びや希望、幸福、賑やか」という意味とよく似ていますね。 シトリンと縁のある11月は世界的に見てみると、収穫への感謝と故人を想う行事が同じタイミングで行われるようです。11月に入る直前の10月31日には「ハロウィン」が行われますが、この行事はケルト人が行っていたサウィン祭という収穫を祝う行事が起源と考えられています。ケルトでは10月31日が大晦日にあたり、11月1日を新年としていたそうです。10月31日にはあの世とこの世を隔てる扉が開かれて故人の霊が地上に訪れると考えら、この時同時に収穫を祝うサウィン祭が行われていました。日本でも11月は収穫を感謝する「新嘗祭」が行われます。 メキシコでは11月に「死者の日」という故人を偲ぶ行事が行われます。死者の日…と一見恐ろしさを感じさせる名前ですが、この行事は亡くなった人と共に笑顔になって喜びを分かち合おうとする陽気なお祭りです。この時オレンジや黄色の花のマリーゴールドが飾られて街中が黄金色に染められるそうです。 収穫を祝う行事と故人を想う行事が同じ頃に行われるのは、実りという生命が地上から姿を消す様子が生から死への移行と似ているからなのでしょうか。それを人々は感じ取り、それゆえにあの世とこの世の扉が開かれるのだと考えたのかもしれませんね。メキシコにて死者の日のお話を聞いて想ったのですが、あの世という見えない世界との交流が地上に実りという豊かさを生み出す…ということなのかなと想いました。 男女という正反対の者を結んだ白龍のように、シトリンも「見えない世界(未知の世界)」という、自分がまだ関わったことのない異業種の人々と縁を結んでいくでしょう。果実の名に由来し喜びと幸福の色をもつシトリンは、異業種間交流のようにパートナーシップを結んで豊かさの縁を結んでは喜びに満ちた実りという豊さを共に味わい、共に噛み締められるような一時をもたらしていきそうです。 ▷サイズ…カニカンからシトリンまでおよそ39センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 組紐の太さ…細め 組紐の素材…レーヨン ※組紐は糸の性質上、使用していくにつれて伸びていく場合があるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますがご理解頂けますと幸いです。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はご用意できる限りサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスのものを使用しています。そのためお肌が弱い方はご使用をお控え頂くか、自己責任でよろしくお願いいたします。またサージカルステンレスは必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、身につけて楽しむ程度でお持ち下さい。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 菊理姫 菊理媛 重陽の節句 シャーマン シャーマニズム
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雷龍*ドラゴン&ブラックトルマリン 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 ※(確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ) *〜*〜* 雷と剣の神「タケミカヅチ」をイメージして作成しました。雷の龍こと『雷龍』のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くとどのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが伺えます。 龍がそれぞれ色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は日の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を身に纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の性格や特徴を表しているようで、それも色がもつ印象や意味と関係しているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とはいったい何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では「皇帝の象徴」で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、『龍とは水である』と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。うねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せるのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)に沿って、龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。そのためあらゆる場所で龍の姿を見ることが出来るのかもしれません。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、龍が水のように形状を変えてその人の心に留まると考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して気という龍を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく形となって眼の前にあらわれて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場面で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 ある伝承によると、「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と伝えられています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると農作物…とくに「お米の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。日本人にとって重要な食物であるお米は3月あたりから種まきが始まって9月あたりから収穫されていきます。 またもう一つ、龍が昇り降りする理由に考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると「蛇は何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 3月の春分の日に龍が天に飛翔する頃に蛇も活動を開始し、9月の秋分の日に龍が地上に帰還して淵に潜ると蛇も冬眠するために土の中に潜る。そして春になると龍も蛇も再び地上に姿を現して活動を開始する…。暦の中における龍の動きを見ていたらそれはまるで1体の龍が秋になると眠ることで死を疑似体験し、春になると蘇る…という、死と再生を蛇の脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わりあっています。太陽の光と同じく雨水も植物の成長に必要不可欠であるため水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など様々な場面で活躍する龍は「大自然」の中でも姿を見せているようです。 【武甕雷神(タケミカヅチノカミ)】 タケミカヅチとは日本神話に登場する雷と剣の神にして軍神です。また地震の神とも言われており、地震を起こすと考えられていた大ナマズや龍を制するとされています。各地の神社でお祀りされていますが特に茨城県の鹿嶋市にある鹿島神宮や奈良県にある春日大社が有名です。鹿島神宮にちなんで鹿島明神とも呼ばれ動物の鹿を使いとしています。 ちなみに江戸時代の僧侶が記した伝記によるとタケミカヅチは人の顔に蛇の体をもつ人面蛇身の姿であり、鹿島の海の底に眠っているそうです。神功皇后による三韓征伐の際には船の舵取りを行うべく訪れており、その時は鹿でなく亀に乗って訪れたそうです。 雷、剣、軍神とあるだけに勇猛で、神話にて「国譲り」と「神武東征」の時に活躍したことが語られています。 『国譲り』… ある時天上にある高天原に座すアマテラスオオミカミは下の世界に存在している葦原の中つ国(地上)は自身の子のアメノオシホミミノミコトが治めるべきと考え、彼に地上へ降りるよう命じました。しかし降りる前にアメノオシホミミが天上から葦原の中つ国を覗いてみたのですが、下の世界はとても騒がしい状態でした。そのためアマテラスに私には手に負えないと報告し、アメノオシホミミが下ることは取りやめとなります。 では誰を葦原の中つ国に送るべきか神々が相談しあった結果、アマテラスの子の中から次はアメノホヒノミコトを派遣することが決まり、当時葦原の中つ国を統治していたオオクニヌシノミコトの元へ向かいました。しかし彼はオオクニヌシノミコトの家来となってしまい3年もの間帰ってこないという結果に。 さらには次はアメノワカヒコを遣わせますが今度はオオクニヌシの娘と結婚して8年間戻ってきませんでした。その後アメノワカヒコは亡くなってしまいます。 遅々として状況はなかなか進みません。再び誰を派遣するべきか、アマテラスが神々に相談すると雷神にして剣の神であるタケミカヅチを遣わせるべきとの答えが出て、今度はタケミカヅチが葦原の中つ国に派遣されます。 高天原から降りてオオクニヌシが住む出雲にある稲佐の浜たどり着くと、タケミカヅチは剣を逆さまに立ててその切っ先に座って見せるという神業を見せてオオクニヌシを驚かせました。そしてオオクニヌシに「アマテラスオオミカミが自身の子に葦原の中つ国を治めさせたいと考えておられるが、それについてどう思うか」と問いかけたのですが、オオクニヌシはまず先に2人の息子に意見を聞くよう求めました。聞いた結果、1人の息子は国を譲ることに承諾したのですがもう一人の息子のタケミナカタノカミは抵抗して他所へと逃げ出します。 タケミカヅチは逃げるタケミナカタを追いかけ続け、出雲から遠く離れた諏訪の地まで追い詰めるとタケミナカタは降伏して従うことになりました。そして父のオオクニヌシも息子2人が従うのなら自身も同じく従うと決めました。 こうしてタケミカヅチの活躍によって国譲りは成功し、平定を終えたタケミカヅチは高天原に戻ります。そしてアマテラスオオミカミの孫にあたるニニギノミコトが葦原の中つ国を治める主として降り立つことが決まりました。地上に降臨するニニギノミコトに対してアマテラスは地上の人々が飢えることの無いようにと、稲穂を贈りました。ニニギノミコトはアマテラスより賜った稲穂を携えて、宮崎県と鹿児島県の境に存在する山の高千穂に降臨されたのでした。 『神武東征』… ニニギノミコトが葦原の中つ国の主となってから世代が進み、ひ孫にあたり後に神武天皇となるカムヤマトイワレビコノミコトのお話です。 カムヤマトイワレビコノミコトはこの国を良く治めるためにはどこへ行くのが最適か、兄のイツセノミコトに相談します。すると東に向かうのが良いだろうという事になり、カムヤマトイワレビコノミコトは日向の国を出て東の方向へ旅立ちました。旅の道中は平坦なものでなく、途中で敵と悪戦苦闘したり嵐に遭遇するなど困難を経験します。兄のイツセノミコトも戦いによって受けた傷が悪化して命を落としました。 そして熊野までたどり着くと今度は巨大な熊に遭遇します。この熊は熊野にいた賊たちが差し向けたもので、この大熊は毒気を放つことが出来てその毒気でカムヤマトイワレビコノミコトの兵たちは気絶してしまいます。状況は困難を極めていました。するとそこに高倉下という人物がカムヤマトイワレビコの前に現れ、とある剣を渡しました。カムヤマトイワレビコがその剣を振りかざしてみると気を失っていた兵達は目覚め、大熊を差し向けていた熊野の賊たちも倒すことが出来ました。 にしても大熊の毒気を払い、兵士達を目覚めさせて状況を一変させたあの不思議な剣はどこで手に入れたのか、カムヤマトイワレビコノミコトが高倉下に聞くとその剣は夢の中でのお告げによって入手したそうです。 眠っていた高倉下の夢の中にアマテラスオオミカミが現れ、タケミカヅチを呼び寄せては「私の子孫が困っています。以前あなたは葦原の中つ国を平定した経験があるため、再び降りて加勢して下さい」と命じている様子を見たのですが、タケミカヅチは「私が行かずとも、私が持っている剣のフツノミタマを降ろせば解決します」と答えました。 そしてタケミカヅチは高倉下に「倉の中に剣を降ろしておくのでそれを御子の元へ運ぶように」と伝えました。目覚めた高倉下が夢の内容の通りに自分の倉に行ってみると実際に剣がおいてあったため、カムヤマトイワレビコの元まで運んだのでした。 タケミカヅチがもたらした剣のフツノミタマにある「フツ」とは、物を断ち切るときのフツっという音を示しているのだそうです。困難な状況をまるで断ち切るようにその剣は解決へと導いたのでした。 その後の道のりも険しいものでしたがカムヤマトイワレビコは東征を果たし、初代天皇として即位し、以降は神武天皇と呼ばれるようになり日本を建国しました。 * 2度にわたってアマテラスとその子孫の行く手を阻む状況から救ったタケミカヅチ。頼もしい雷神です。 にしても逆さまに置いた剣の先に雷神が座る姿というのは、まるで避雷針に落ちてくる雷のようです。剣先に座るタケミカヅチの姿を見たオオクニヌシは大変驚きました。轟音を伴って落ちてくる雷は周囲を騒然とさせますが、オオクニヌシにとって突然目の前に現れたタケミカヅチはまるで目の前に雷が落ちてきたような衝撃であったことでしょう。 「雷が多い年は豊作になる」という言い伝えが古くから存在しています。これは科学的根拠があって事実なのだそうです。雷が放電されると空気中に漂っている気体に化学反応が起こり、植物の成長を促進する気体に変化します。そしてその気体が雨に混ざって地上に降り注がれ、土の中に溶けて肥料となるため稲や植物がよく育つのだそうです。雷が一番多い時期は7、8月なのですが、稲が最も成長する時期も7月と8月と言われています。 神話の時代にタケミカヅチはアマテラスとその子孫を手助けしましたが、今度はアマテラスからニニギノミコトに渡された稲穂がよく育つよう手助けをしているのでしょうか。子孫のため、人々のために稲穂の成長を手助けせよとタケミカヅチがアマテラスオオミカミより命を受けているから、7月と8月は雷が派遣されているのかもしれませんね。 中国で書かれた古い書物によると雷の原因は龍にあるとされています。人の頭に龍の体をもつ龍神がお腹を太鼓のように叩くことで雷が発生すると考えられていたそうです。雨に雷はつきものですから、雨をもたらす龍が雷も放つと考えられたのでしょう。 雨をもたらして植物を育てる龍のように、タケミカヅチも雷をもたらして農作物を育てているのかもしれませんね。 * そのタケミカヅチをイメージした雷の龍こと雷龍を、日本の伝統工芸の一つである「組紐」を用いて作成してみました。 組紐をうねる胴体に見立て、そこに龍の頭の形をした金具をつけて全体が龍になるように仕上げております。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方が存在します。こちらの組紐は金剛組という組み方で組んでいます。グレーの糸で雷が走った跡をイメージしており、所々金色に光らせて火花が出ているようなデザインにしてみました。 雷は電気の一種です。雲の中で氷の粒が摩擦によって静電気が生じることで雷が発生します。そのため雷は巨大な静電気とも呼ばれます。そんな雷を宿す雷龍には電気の石「ブラックトルマリン」を組み合わせました。 【ブラックトルマリン】…8ミリ 石言葉…成功へ導く、吸引力 キーワード…「助太刀」「吹っ切れる」「天の意を知る」 全身が真っ黒な姿をもつ天然石の「ブラックトルマリン」。トルマリンは熱や摩擦、圧力を受けると静電気を帯びる性質があり、そのため日本語では「電気石」とも呼ばれています。トルマリンは黒以外にも色の三原色のように青や赤、黄色、ピンクやグリーンなども存在しています。 そんな中、黒い姿で静かに電気を帯びている様は、未だ放たれずいつ落ちるのかヒヤヒヤさせる黒い雷雲のような雰囲気を醸し出しているようです。黒いトルマリンはショールとも、鉄電気石とも呼ばれています。他の天然石のオパールと共にトルマリンは10月の誕生石です。 天然石には時に不思議な力があることが語られます。トルマリンはカムヤマトイワレビコノミコトが大熊により苦戦していたところ天の雷神により剣が与えられた時のように、「天からの助けを授ける石」とされています。ネイティブアメリカンの人々はトルマリンを「ひらめきを与える聖なる道具」としたそうです。 トルマリンは色によって力も異なってくるらしく、トルマリンの中でも黒色は行く手を阻むネガティブな力を正常にすべくひらめきや天からの啓示を与えるとされています。何か行き詰まっていて強いストレスの中にいるときにブラックトルマリンを選ぶ時があるとのこと。カムヤマトイワレビコノミコトが大熊による毒気で行き詰まり苦しくストレスの中にあった時雷神の啓示による助太刀で正常に戻ったように、ブラックトルマリンは剣のフツノミタマのようにフツっと切って解決に至らせようとするのでしょう。 トルマリンを誕生石とする10月は神無月と呼ばれます。これは神々が誰の縁を結ぶか、次の年のお米の収穫量をどれくらいにするのか、その話を10月に出雲に集まって会議を行うため日本各地に神々が不在となるから神無月と呼ばれるようになったと伝えられています。 その10月ですが呼び名は神無月以外にも存在しており、中でも10月には「雷無月」という呼び名もあります。これは10月は雷が鳴らなくなるから雷無月と呼ばれるようになったそうです。タケミカヅチが出雲の会議に出席するから10月は雷が発生しなくなるのでしょうか。 稲が最も成長する時期の7、8月に雷をたくさん落として稲の成長を手助けすると、龍が降り立つ9月から収穫の時を迎える。収穫されると10月は次の年の収穫量を話し合うべく出雲の会議に参加しに外出している…という風に想いました。日本中の神々が集い行われる会議ですが、中でもタケミカヅチは会議において重要なメンバーの内の一柱なのかもしれませんね。 タケミカヅチは地上に降り、アマテラスオオミカミが自身の子に国を治めさせたいという意思があることをオオクニヌシに伝えました。まるで雷神に似たブラックトルマリンも、出雲の会議で話し合って決められた天の神々の意思をひらめきという形で持ち主に伝えてくるのでしょう。そのひらめきは雷のように衝撃的な内容であるかもしれません。 ▷サイズ…咥えているブラックトルマリンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 (組紐に使用した糸の性質上、ご愛用いただくにつれて組紐の部分が伸びていったり柔らかくなっていく場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ) ▷素材…組紐:レーヨン、ポリエステル 龍頭:着色後にコーティングとしてレジンを使用 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。また、撮影時はライトを当てて撮影しているため、ライトの影響により写真に写った作品は実物よりも色味が薄く写ります。そのため実物との差をできるだけ少なくするために、画像は色味を少し濃くする加工を行っております。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷龍頭と組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷金具や組紐とレジンを使用した部分は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。 ▷金具はご用意ができる限りサージカルステンレスのものを使用しておりますが、一部の金具は非サージカルのものを使用しております。また龍頭の部分にはレジンを使用しております。お肌の弱い方や金属アレルギーをお持ちの方はご遠慮いただくか、身につける場合はご自身の判断と責任でよろしくお願いいたします。 ▷目やレジンの部分は爪や鋭利なもので擦ったり、経年劣化すると剥がれてしまう場合がございますのでご注意ください。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 龍 竜 龍アクセサリー 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリー ドラゴンアクセサリーレディース 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット 和風アクセサリー 蛇 爬虫類 龍アクセサリーブランド シャーマン シャーマニズム 覡 雷法 さそり座 火星 カバラ リヒテンベルク図形 鹿島大明神 鹿の角きり サンダーバード ワキンヤン タロット塔
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組紐ブレスレット【宮龍&ローズクォーツ】各3色
¥4,899
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は日の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体はその龍の特徴を表しているようで、それも色が持つ意味やイメージと関係しているようです。 龍が身に纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃え上がる火の色である赤色の服を着ると体温が上昇し、静寂な印象の強い青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることも。赤を選んだときは活気で溢れていて、青色を選んだ時は気持ちが落ち着いている状態でもあるそうです。龍にとって身に纏っている色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が色で表されるように龍の心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝」の象徴で、歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れてはそれぞれ異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、『龍とは水である』と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。うねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)によって、水にして龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍が形状を変えてその人の心に留まると考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して、龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく形となって目の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも姿を見せているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」のだそうです。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長年付き合ってきたお米もおよそこの期間内に育って収穫できます。 またもう一つ、龍が昇り降りする理由に考えられるのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「蛇は何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、春の3月あたりになると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であり、旧暦で3月の最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は「菖蒲の花を用いた健康祈願の行事」でした。時代が下るにつれて菖蒲が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉とつながって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期になると鯉のぼりが掲げられますが、これは「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を昇り切ることが出来た鯉は龍になる」という中国の故事から由来しています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。龍という大きな存在へと変貌を遂げたことから、龍は出世や開運のシンボルともされています。 にしても蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にも存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名があります。この竜潜という言葉は「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月の秋分の日に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月を言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑む。夏を通り過ぎて9月の秋分の日に地上に戻ってくると、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年における龍の動きを見ていたら、それはまるで一匹の蛇が龍に進化して天に昇り、時を経て地上に帰還すると眠りというある種の死を経験し、春になると蛇となって再び蘇る…。という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」であるようです。 もしくは、大自然の一部どころか龍は「大自然そのもの」でもあるのかもしれません。この世界がそもそも龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すから季節が巡っているのかもしれませんね。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川など「流れるもの、流れる姿をもつもの」を龍と表現してきました。そうなれば、龍や川のようにうねり流れる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍は流』です。龍とは一体何なのか、その最大の本質は『流れ』ということなのかもしれません。顔や爪がなくても、そこに流れる姿や流れていくものがあれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからではないでしょうか。逆に言えば、流れをもつ龍によって暦が流れているとも考えられそうです。龍が水の力をもつのも、水もまた流れるものだからなのでしょう。 伝統ものという師から弟子へと継承されていくものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず、また有形か無形であるのかも限らず、ありとあらゆる伝統ものや受け継がれていく物事に龍の存在を見出すことが出来るのではないかと想います。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、龍という存在を見つめながら組紐を組んで行く中、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統文化に触れて親しむことは龍と交流すること】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット【宮龍&ローズクォーツ】各3色… 日本の伝統工芸の一つである「組紐」。その組紐をブレスレットにしてみました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。 組紐には様々な組み方があります。この組紐は鎖つなぎ組という組み方で組んでいます。小さいため分かりづらいですがUの字の部分は組み方を変えていて、角八つ組という組み方で組んでいます。淡いパステルカラーの紫色で3色ご用意しました。3色それぞれの画像を載せております。お好きなお色をお選びくださいませ。 今回の組紐の色である「紫色」についてですが、紫色はその昔、染料となる紫草の育成が難しく染色にも手間がかかるなどの貴重性から「高貴な色」とされてきました。紫色は雅な文化が花開いた平安時代に最も愛されたそうで、濃さによって多くの名前が生まれました。藤色や桔梗色、菖蒲色など、紫色の花から由来して名付けられています。 雅という言葉ですが、この言葉の由来は「宮」からきているそうです。なのでこの組紐ブレスレットには宮龍と名付けてみました。宮龍それぞれにはピンク色の可愛らしい天然石のローズクォーツを組み合わせています。雅な龍を、日常のおともによろしければどうぞ。 ・ブレスレットのサイズ…カニカンからローズクォーツまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ・ローズクォーツの大きさ…8ミリ ・組紐の太さ…細め ・組紐の素材…レーヨン ※レーヨンの糸は性質上、伸びやすくなっています。ご使用頂くにつれて組紐が伸びていくことがあるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますが、ご理解いただけますと幸いでございます。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ※ライトを当てて撮影すると作品の色味が実物よりも薄くなって写るため、画像には色味を濃くする加工をしています。極力画像と実物の色味に差が出ないよう配慮しておりますが、お使いの機種や端末によっては色味に大きく差が生じる場合がございます。恐れ入りますがご理解いただけますと幸いでございます。 ▷ハンドメイド作品です。強く引っ張ったり衝撃を与えると破損の原因となりますのでご注意くださいませ。組紐は鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり、永くご愛用いただくにつれて伸びや変色、経年劣化する場合がございます。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。またサージカルステンレスであってもご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお考えくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 龍 竜 龍神 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリーメンズ 龍アクセサリー女性 龍アクセサリー男性 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 和風アクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇アクセサリー 襲の色目 天然石ブレスレット ローズクォーツブレスレット ファッション パステルカラーブレスレット パステルカラーアクセサリー
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瀞龍*ドラゴン&ファントム水晶 龍の組紐ブレスレット
¥8,997
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 水を打ったように静寂な、龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?和柄、縁起物、中国っぽい、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在しています。 龍がそれぞれ色を纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような色が示すのか、黒龍は光が苦手で太陽光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すのだそうです。 対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の特徴を表しているようで、それも色がもつ意味やイメージが関係していることが伺えます。 龍が纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃える火の色である赤色の服を着ると体温が上昇し、クールな印象の強い青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることも。赤を選んだ時は活気で溢れていて、青を選んだ時は落ち着いている状態でもあるそうです。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の性格や特徴も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法の守護神として存在しています。 運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝達は龍と呼ばれていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは『水』である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。 水との繋がりからうねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。この「瀧」という字もよく見てみれば龍が入っていることがわかります。この字は水を表す氵(さんずい)と龍が組み合わされた字です。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、干支など異なる姿を見せることが出来るのは、水が器の形に沿って形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)に沿って、水にして龍は形状を変えてその場に留まっているからあらゆる場所で龍の姿を見ることが出来るのではないでしょうか。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍がその人の心に留まるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があると龍神さんが祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形無き願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せている龍ですが、龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」のだそうです。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。 3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物を育てて収穫するのに最適な時期です。日本人の食を支えてきたお米もおよそこの期間内に育ち、秋分の日あたりから収穫されていきます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「蛇は何百年も年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月あたりになると冬眠するために土の中に潜り、春の3月頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。 蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 3月の春分の日に龍が天に飛翔する頃に蛇も活動を開始し、9月の秋分の日に龍が地上に帰還して淵に潜ると蛇も冬眠するために土の中に潜る。そして春になると龍も蛇も再び地上に姿を現して活動を開始する…。 暦の中における龍の動きを見ていたらそれはまるで、蛇の脱皮のごとく龍が死と再生を繰り返しているように見えました。 農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのでしょうか。 どうやら龍は「この世界そのもの」でもあるようです。この世界は巨大な龍の中に存在しており、その龍が死と再生を繰り返すから季節が巡っているのかもしれませんね。 * そんな龍を、日本の伝統工芸品の一つである「組紐」を用いて再現。ブレスレットにしてみました。 組紐をうねる胴体に見立ててそこに龍の頭の形をした金具をつけ、全体が龍になるように仕上げております。一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 色々な龍が存在しますがグレーカラー、もとい灰色の龍は珍しいのではないでしょうか?そのため灰色の龍を作成してみました。 銀色に似ていて、その銀色が輝きを失ったような灰色は重たい岩の色でもあることからどっしりとした印象を持ちます。 雨は農作物にとって恵みとなるのですが、強すぎると嵐となってあらゆるものを巻き込みます。大雨や嵐の直前に空が灰色の曇天色で覆われることから、灰色は「不安や陰気さ」を感じさせる色です。 灰色は黒白と同じく無彩色。他の色が鮮やかさをもつのに対して灰色は目立たず、明るさももたないため無個性な印象が強いです。 色は時に感情表現にも使われ、赤が怒り、青が冷静、黄色が元気でピンクは幸せを表現する時に使われます。灰色は無彩色ゆえか「無感情」を意味します。感情の欠如ゆえに「悲しさ」を表現する時に使われることも。 黒とも白ともとれない様子から灰色にはどっちつかずの「曖昧、中立」という意味も存在します。英語でグレーというと、はっきりしない状況を指す言葉で、疑わしさをもたせる色です。 しかし現代では色彩公害と言われるほど様々な色に溢れかえっています。溢れる色を目にすることに疲れを感じているのか、灰色は無個性や無感情を意味しますが主張せず慎ましいため、この色をかえって好む人が増えているのだそうです。 この先の未来が見えない、分からないという不安感が、灰色がもつ不安感と繋がっているのだろうと見られています。不安な印象の強い灰色ですが、主張も緊張もさせない優しさが逆に安心感を与えているそうです。 日本の歴史を見てみると室町時代に灰色の美しさが見出されています。墨の濃淡で表現する水墨画の影響で灰色に「幽玄」な美しさが感じられていくようになりました。また水を使わず岩や砂で山水を表現し、灰色の世界をもつ「枯山水」が発展しました。 灰色は慎ましく質素の中で奥深さを感じようとする「侘び寂び」の色でしょう。幽玄や侘び寂びといった独特な感性を色で表すなら、それは灰色にしか出来ないことだと想います。 ちなみに黒でも白でもないことからハッキリしない曖昧さを意味する灰色について考えていて個人的に想ったのですが、黒か白かと議論するため、灰色は「審議する色」でもあるかもしれません。グレーの曇天を見て雨が降るのか、降らないのかと審議し疑うように。 灰色の龍について考えている時はなぜか枯山水をよく想い出していました。枯山水もまた灰色のように曖昧です。水があるようだけど無い、けれど水が無いけどあるような…。もしかすると枯山水の中には灰色の龍がいるかもしれないし、いないかもしれませんね。 そんな灰色のこの龍には「静か」の旧字体である「靜」に、水を意味するさんずいがつけられている『瀞』という字から取って瀞龍(じょうりゅう)と名付けてみました。 そして、音を立てずに佇む瀞龍には天然石の「ファントム水晶」を咥えさせてみました。 【ファントム水晶】…8ミリ 石言葉…魂の記憶、学習能力の向上 キーワード…「軌跡を辿る」 今回使用したものは8ミリサイズと小さいので沢山は見られませんが、ファントム水晶とは中に白い層が複数見られる水晶のことです。大きいファントム水晶であればたくさんの層が入っている様子を見ることができます。ご興味がございましたらそちらをご覧くださいませ。 水晶は数万年から数億年という長い年月を経て成長するのですが、その途中で地殻変動などの影響により成長が一時的に止まることがあります。 そして再び成長を再開し、再び止まってはまた成長する…という過程を繰り返した結果、水晶の内部に山のような形の層や白いラインが幾重に入ります。このような層が入ったものをファントム水晶と呼びます。 ファントム水晶の層の様子は、幾重にも波紋を広げる枯山水のような見た目をしています。そんな枯山水のように幽玄なファントム水晶の名前のファントムとは英語で「幻影、幻想、幽霊、化身、心象」という意味で、この石には幻影を意味して名付けられているそうです。 天然石には時に不思議な力が語り継がれています。そしてその力の由来は龍の特徴が色から見れるように天然石も色がもつ効果や意味が反映されていたり、また見た目から連想するものや用いられた要素、歴史が絡んでることがあります。 ファントム水晶の力の由来も自身の成長過程から来ているようです。ファントム水晶はその成長過程から、人生において障害にぶつかった時に乗り越える力を与え、進歩、成長させて物事を隆興し盛んにさせると伝えられています。 このような力をもつファントム水晶を見つめていて想ったのですが、もしかするとファントム水晶が気になる時というのは、人生において暗いトンネルの中を歩いているような状況下におかれている時なのかもしれません。 今まで興味があったものに情熱を注いでいたのに急に情熱の火が消えてしまったようで、まるで灰のようになってしまった。赤のような怒り、青のような冷静さ、元気な黄色や幸せなピンク色といったカラフルな色を失って、無感情で悲しい気分の灰色が心に残っている。憂鬱な感情が層のように重なって心身にどっしりと岩のように乗っかっているような…。 前向きに進めていた物事が停滞していて進まなくなり、灰色の曇天を見てこれからどうなるのかと心配するように先の見えない不安に苛まれている。このまま進むべきか、立ち止まるべきかと心の中で審議している…。そのような状態でしょうか。 ファントム水晶が乗り越える力を与える理由、それは自身も同じ経験をしているからでしょう。成長しては停滞し、また進む…その繰り返しでファントム水晶は完成します。ファントム水晶の層は立ち止まった数にして、それを乗り越えて成長してきた軌跡の証です。 進めていた物事にノーを出して留まるべきか、イエスを出して進んでいくべきか。そんな状況に対してファントム水晶が導き出す答えはノーでもあり、イエスでもあり、中立です。 ファントム水晶が長い時を経て出来るように、龍も何百年もの月日を経て蛇から龍になります。そして龍は春分から秋分までの間は動けますが、秋分を過ぎると次の春分の時まで深い眠りについて活動しない時期となります。 龍が秋を過ぎると動けない時期があるように、人も同じで動きたくても動けない、自分の力ではどうすることも出来ない時期というものに遭遇することもあるのではないでしょうか。 時が訪れると再び動き出せるようになる。なのでどうにも動けず進まない時はもがかずにじっと止まって心身を休めるようにと、ファントム水晶は教えてくれるでしょう。止まるべき時を教え、進むべき時を伝える。だからファントム水晶は中立的な答えを出すのかもしれません。 枯山水のようなファントム水晶はまるで山々を越えた先に住む、深い智慧を携えた仙人のようです。人生において暗闇のような時期にいる時、仙人のようなファントム水晶から助言が与えられるでしょう。 ▷サイズ…咥えているファントム水晶からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4.5センチ延長可能(組紐に使用した糸の性質上、ご使用いただくにつれて組紐が少々伸びていく場合がございます) ▷素材…組紐:レーヨン 龍頭:着色後にコーティングとしてレジンを塗装しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。また、撮影時はライトを当てて撮影しているため、ライトの影響により写真に写った作品は実物よりも色味が薄く写ります。そのため実物との差をできるだけ少なくするために、画像は色味を少し濃くする加工を行っております。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷龍頭と組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷金具や組紐とレジンを使用した部分は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。 ▷金具はご用意ができる限りサージカルステンレスのものを使用しておりますが、一部の金具は非サージカルのものを使用しております。また龍頭の部分にはレジンを使用しております。お肌の弱い方や金属アレルギーをお持ちの方はご遠慮いただくか、身につける場合はご自身の判断と責任でよろしくお願いいたします。 ▷目やレジンの部分は爪や鋭利なもので擦ったり、経年劣化すると剥がれてしまう場合がございますのでご注意ください。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 龍 竜 龍アクセサリー 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリー ドラゴンアクセサリーレディース 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット 和風アクセサリー 蛇 爬虫類 幽玄 枯山水 侘び寂び 清庭 審神者 タロット隠者 陰陽道 八卦 艮 魂の暗夜 魂の闇夜 白隠 白幽子
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組紐ブレスレット【水龍&アクアマリン】04
¥4,900
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ★デザインを一部変更しました。 *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くとどのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している事が分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を表すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 龍が身に纏うこの「色」ですが色には心身に及ぼす力があると言われており、その色を服などで着用することによって次第にその色に沿った力が体と心に影響を与えるとされています。赤色の服を着用すると体温が上昇して精神的にも活気に満ち、青色の服を着ると肉体の緊張が解かれて心身ともにリラックスする効果があることが分かっています。 またその時に選ぶ色によって現在の心理状態が分かることもあります。赤を選んだ時は活気を欲している状態であり、青を選んだ時は落ち着きたくて冷静さを求めている状態でもあるそうです。色は感情を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーな気分と表現するように青色は「憂鬱」を意味する一面があります。龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表されているのかもしれません。 そんな、色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地を走り家屋に流れ込む良い「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見ることができるのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形によって龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土に入り、春の3月になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、ひな人形を飾って女の子の健やかな成長と将来しあわせな結婚をおくることを願う「桃の節句」。この行事はそもそも『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。古代中国ではこの日になると川で身を清める風習があり、これが日本にまで伝わります。そして平安時代の頃の日本では厄や災いを人形に移して川や海に流す風習と、貴族が暮らす宮中では女児が「ひいな遊び」という人形遊びを行っていました。身を清める風習と川に人形を流す風習、そしてひいな遊びが融合した結果ひな祭りが誕生したと考えられています。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になることがあれば、鯉が龍になるともあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この呼び名ですがここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、竜潜とは「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することがなく潜むかのように過ごしている」という意味です。龍が9月の秋分の日に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、9月の秋分の日に降り立つと、11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上に帰還すると淵に潜り眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇るという死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も農作物の成長に必要不可欠であるため水の力を司る龍は暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれません。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など『流れるもの』を龍と表現してきました。そうなれば川のように流れてうねる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』ということなのかもしれません。顔や爪が無くてもそこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからという理由もあるのではないでしょうか。 伝統ものという師から弟子へと継承されるものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流派という川のような流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず伝統ものや受け継がれていく物事すべてに龍の存在を見出すことができるのかもしれません。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、組紐を組んでいく中において、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。【伝統文化に触れて親しむことは、龍と交流すること】でもあるかもしれませんね。 *組紐ブレスレット『水龍』… 日本の伝統工芸の一つである組紐の技術を用いてブレスレットを作成してみました。一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。 組紐には様々な組み方があります。この組紐は鎖つなぎ組という組み方で組んでいます。そして小さいので分かりにくいのですが、Uの字の部分は「八つ瀬組」という組み方で組んでいます。パステルカラーの水色でシンプルなデザインにしました。洋服にも合わせることが出来るかと想います。 そして組紐には天然石の「アクアマリン」を組み合わせてみました。 【アクアマリン】…8ミリ 石言葉…しあわせな結婚、和合、勇敢、幸福、聡明、富、沈着 キーワード…しあわせを掴み取る 淡い水色が特徴的な天然石。アクアマリンは龍が大空に飛び立つ春分の日と、女の子のしあわせと健やかな成長を願う桃の節句がある3月の誕生石です。アクアマリンの名前はラテン語で「水」と「海」を意味しており、悲恋で有名な人魚が流した涙がこの石になったとする伝説が残されています。 このアクアマリンですがこの石はそもそも『ベリル』という鉱物の一種です。このベリルが緑色になったものが「エメラルド」と呼ばれ、ピンク色だと「モルガナイト」という石に。透明のものは「ゴシェナイト」と呼ばれ、黄色のものは「ヘリオドール」、そして水色になったものをアクアマリンと呼びます。 透明度の高いベリルは宝石としても使われることがあり、高貴なベリル一族です。そんなベリル一族の一人であるアクアマリンは中世ヨーロッパにおいて貴族を魅了しました。夜会の時に身に着けていると蝋燭の火に照らされた時キラキラと輝いたことからアクアマリンは「夜の女王」とも呼ばれ、かの有名なプリンセスのマリーアントワネットもアクアマリンを愛用していたと言われています。 天然石にはそれぞれ何かしらの力を秘めているとされています。天然石がもつ力ですがその力の由来は龍と似ていて、天然石も自身が身にまとう色がもたらす色彩効果が反映されているようです。他にも模様から連想されるもの、用いられてきた経緯や歴史が関わっていることも見られます。 また時に天然石はベリルからエメラルドやアクアマリンが誕生しているように、元となる石があってそこから派生して出来ているものもあります。そういう時は源となった石の力を受け継ぎつつ今度は自身特有の力を発揮していくようです。 アクアマリンの源にして生みの親であるベリルは高貴ゆえかその力も気高く、カリスマ性を生み出し指導者やリーダーという地位まで導き富と名誉を与え、前進する勇気を強化させると言われています。そんなベリルの石言葉は「耐える愛、永遠の若さ、幸福、美」などで高潔さを感じさせます。 アクアマリンもこのベリルの特徴を受け継いでおり、アクアマリンの石言葉は「しあわせな結婚、和合、勇敢、幸福、聡明、富、沈着」。3月の守護石ともあり、その石言葉はどこかひな祭りにおいて我が娘に願われた想いと重なりそうです。カリスマ性を帯びたベリルの血を受け継いだアクアマリンは例えるなら、オーシャンブルーのドレスを着こなした社交界のプリンセスでしょう。 水色についてですが、現在私達は多くの色を認識し見ることができていますが実は生き物は最初から様々な色を見ることが出来ていたわけではないそうです。生き物は水や空によって青色を認識するようになったと考えられています。 その昔、青色に染めるために使う染料の数には限りがありまた技術が発達していなかった頃の欧米では、濃い青色をもつ天然石のラピスラズリを砕いて青の顔料を作成していました。ラピスラズリは入手が難しいものであったためこの石から作ることができる青色は貴重かつ高価な色でした。貴重な青色は絵画にて聖母マリアの衣服やマントの色として使われるようなり、のちにこの希少で高価な青色に対する憧れが「しあわせ」へと繋がって『サムシングブルー』という「結婚式の際に花嫁が何か青いものを取り入れるとしあわせになる」という言い伝えが生まれました。 ところで周囲を見渡してみればご自身も含め、青色を好まれる方が多いと感じることはないでしょうか?実は青色は国問わず好まれており、世界中にて好きな色ベスト3に入っています。青色が人々に好まれる理由は前述した青色が肉体の緊張感を解いてリラックスさせる効果があることが関係していると見られています。 青色に気持ちを落ち着かせる効果がある理由ですが、この理由は太古の時代まで遡ります。かつて小動物が地上で肉食獣に追われると木の上に避難したり肉食獣の危害の及ばない木の上を住処としていたのですが、この安全な木の上から青空を見上げていたことから青色に対する安心感が生まれたと考えられています。生き延びようとする本能から、命に危険のない状態を示す青色を自然と好むのだと言われています。アクアマリンを愛したマリーアントワネットも水色を好んでいたらしく、水色のドレスをよく来ていたそうです。 青と言っても濃さは様々。その中で水色は「リフレッシュ、解放感、自由、清潔感、繊細、洗練」といった意味を持っており、見る者に爽やかさを感じさせます。 かつて貴族の女児がひいな遊びを行っていた平安時代。貴族の女性や宮中で仕え努めていた女性は「十二単」を着ていましたが、色が何層もあるこの十二単の配色は『襲の色目(かさねのいろめ)』と呼ばれます。美しく雅な十二単ですが衣を何層にも重ねてきているので、その重さは20kg近くもあり時に動きづらかったこともあったそうです。 龍の衣とかいて「襲う」の意味でもある「襲」。この襲の色目ですが読みは同じで『重の色目』とも呼ばれることもあります。色が襲うかのように重なる…。私達は日々慌ただしく生活している中、怒りのような赤や憂鬱な青といった感情を着るかのように獲てしまっているような気がします。そしてその負の感情は十二単のように幾重にも重なると次第に心身を蝕まれていく身動きがしづらくなる…。 人が、水色に染まる青空を見上げてあの空を掴みたいと想う時はどんな気持ちなのでしょうか。籠の中で捕らわれている鳥が自由な青空を望むように、また土の中で眠る蛇が龍になって自由な空を飛ぶように…人も解放感を望んでいるのでしょうか。 かつては蛇の脱皮にちなんで巳の日に行われ、健康祈願に由来した桃の節句。人はみな最初は一糸まとわぬ裸という素の状態で生まれてきますが、後に色々な衣服と同じく感情の色を衣服のように着て生きていきます。水色を身に纏うアクアマリンは健康でいられるよう、日常において心身を襲うかのように幾重にも重なってしまった感情を脱皮のごとく脱がせ、軽く清らかな気持ちを取り戻させるでしょう。 衣服を洗濯すると綺麗になるように、衣服のように感情を重ね着してしまった心も洗われれば、まるで十二単を纏ったような美しさと魅力を放ち、繊細ながらも芯の強い女性へと生まれ変われそうです。アクアマリンは一人一人の女性の健やかな健康と美しさと、身を縛るかのように囚えてくるしがらみから解放されて苦しみから解き放たれること、そしてしあわせを願っているのかもしれません。 ▷サイズ…アクアマリンからカニカンまで含めておよそ38センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 組紐の太さ…細め 組紐の素材…レーヨン ※組紐は糸の性質上、使用していくにつれて伸びていく場合があるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますがご理解頂けますと幸いです。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷組紐に使用した糸は組む前に束ねてあったため、束ねた跡が残っている場合がございます。(束ねた跡の所は白っぽくなっています) また、製造の過程において出来た変色も一部見られる場合がございます。束ねた跡や変色している部分の使用は極力避けていますが、ごく稀に混ざっている場合がございます。ご了承下さいませ。 ▷金具はご用意できる限りサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスのものを使用しています。そのためお肌が弱い方はご使用をお控え頂くか、自己責任でよろしくお願いいたします。またサージカルステンレスは必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、身につけて楽しむ程度でお持ち下さい。 # 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 3月誕生石 風水 運気 開運 結婚運 恋愛運 仕事運 対人運 対人関係 端午の節句 桃の節句 美容 ファッション ひな祭り 旧ひな祭り シンデレラ シンデレラカラー シンデレラストーリー マーメイド 人魚姫 サムシングブルー サムシングフォー サムシングオールド サムシングニュー サムシングボロー 雅 襲の色目 重の色目 かぐや姫 竹取物語 十二単 ジュノー 聖母マリア うお座 瀬織津姫 グレートマザー 水色界隈 天使界隈
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緑龍*ドラゴン&ジェダイト(翡翠) 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
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・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 5月5日、端午の節句の日に誕生した「緑龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、漫画やゲームのキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、黄龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが伺えます。 龍がそれぞれ色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は日の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を身に纏う白龍は天帝という至高神に仕えている聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の性格や特徴を表しているようで、それも色が持つ意味やイメージと関係しているようです。 龍が身に纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃え上がる火の色でもある赤色の服を着ると体温が上昇し、静寂な印象の強い青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることもあり、赤を選んだときは活気で溢れていたり、青色を選んだ時は気持ちが落ち着いている状態でもあるそうです。龍にとって身に纏っている色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が色で表されるように龍の心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝」の象徴で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。こうして見てみると龍は様々な場所に現れてはそれぞれ異なる姿を見せていることが分かります。それゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、『龍とは水である』と言うことが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。うねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せるのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)によって、水にして龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍が形状を変えてその人の心に留まると考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して、龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があると龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく形となって眼の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも姿を見せているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」そうです。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物や植物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長年付き合ってきたお米もおよそこの期間内に育って収穫できます。植物は冬に咲く花もありますが、基本的に植物は春から秋の間が盛んに咲き、冬は植物が地上から姿を消す不毛の時期というイメージが強いでしょう。 またもう一つ、龍が昇り降りする理由に考えられるのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「蛇は何百年もの年を経ると龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であり、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。次第に女の子の行事へと変化していきました。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は「菖蒲の花を用いた健康祈願の行事」でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる尚武(しょうぶ)という言葉へとつながって次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの険しい場所を昇り切ることが出来た鯉は龍になる」という中国の故事から由来しています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。男の子の名前を載せて掲げられるのぼり旗をよく見てみると龍や、鯉から龍になる様子が描かれていることが見られます。 ご存知の通り、端午の節句は多くの人がお出かけするゴールデンウィーク期間の中にあります。移動中の車や電車の中で空を泳ぐ鯉のぼりや、空高く掲げられたのぼり旗をよく見かけたのではないでしょうか。鯉から龍という大きな存在へと進化した経緯から龍は「出世のシンボル」ともされています。 鯉から龍になるこの話は鯉の滝登り伝説とも、登竜門とも呼ばれます。この伝説から転じて登竜門という言葉は「立身出世や成功のための関門、人生の岐路となるような重要な試験」を示すようになりました。現代においてはコンクールやオーディション、コンテストを登竜門と例えられているようです。また登竜門の意味は時代の変化により少し変わっているようで、「大物を輩出しやすい場所」といった意味でも使われることがあります。 にしても、蛇が龍になる話があれば鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にも存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名があります。この竜潜という言葉は「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍が大きな存在であることからか、ここでは龍を英雄や優れた人に例えてあります。龍は9月の秋分の日に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に挑む。夏を通り過ぎて9月の秋分の日に地上に戻ってくると、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年における龍の動きを見ていたら、それはまるで一匹の蛇が龍に進化して天に昇り、時を経て地上に帰還すると眠りというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。農作物や植物が成長する時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕及び自然は暦と密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」であるようです。 もしくは、大自然の一部どころか龍は「暦や大自然そのもの」でもあるのかもしれません。この世界が四季を繰り返していくのは龍が脱皮を繰り返しているからなのでしょうか。私達は龍の中で生きているのかもしれませんね。 * 自然の一部となって暦を動かす龍は、その自然の動きを説く「五行思想」の中でも姿を現しています。 五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環して成り立ち、また変化している」という考えです。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生じ、「火」が物を燃やすことで灰となって土に還り、「土」は金属や鉱物を土の中で育んで生み出し、「金」の表面に水が凝結されることで水が生み出され、そして「水」は木に水分を与えて成長させる…とされています。 次第に方角や四季など様々なものが5元素にそれぞれ割り当てられていきました。この5元素の中に龍も当てはめられるようになり、 「木」には東の「青龍」、 「火」は南の「赤龍」が、 「土」には中心の「黄龍」、 「金」には西の「白龍」、 「水」には北の「黒龍」… …が、それぞれ当てはめられるようになりました。ここで木に該当している「青龍」についてですが、青龍の青とはブルーのことでなくグリーンのことを指しています。そのため本来は緑色の龍のことを青龍と呼ぶのが正しいのですが、ここでは緑色の龍のことは「緑龍」と呼んでいくことにします。 * その青龍こと緑龍が当てはめられている五行の「木」は文字通り植物の木のことで、植物である木が成長して次第に大きくなることから五行の木には「発展・拡大」という意味があります。 ご覧の通り、緑龍が纏うその緑色も木と同じく植物を表す「植物や自然」の色。育っていく植物の色であることから緑色は「成長」を意味する色です。英語で緑色を示すgreen(グリーン)も、育つという意味のgrow(グロー)からきています。 植物は栄えては朽ち果てても再び大地から芽を出すことから、緑色は「生命力」を象徴する色とされてきました。普段使わない言葉ですが日本語では幼い子を「みどりご(緑児)」と呼ぶことがあり、生命力にあふれるものを緑と呼んで表現することがあります。緑色はまだ実を成していない状態の色でもあるので「未熟・初心者」を意味するときにも使われます。 生命力を宿す緑色はエジプトでは病を治し体を癒やす力があると信じられ、「再生に必要な色」とされてきました。再生や復活の力を司る神々の顔はみどり色で塗らていたそうです。植物にして自然が起こす脅威的な力は支配することができないことから、中世ヨーロッパでは緑色は「運命の色」だと感じていたそうです。 生命力に溢れる緑色の植物において、冬でも緑色を保つ西洋のヤドリギのように常緑樹には「神聖な力が宿る」と考えられてきました。日本でも神道において用いられる榊は緑色を保つ植物で、「神霊が降臨する場所」として神事にて扱われてきました。想ったのですが、神霊がその植物を選んで宿るため、見方を変えれば緑色は「選ばれた者」を意味することもありそうです。 そんな色をもつ緑龍ですが、中国の述異記という古い文献によれば「青い龍(緑色の龍)も次第に黄色になる」そうです。植物でも葉っぱは季節の移行を経て緑色から黄色へと変化しますが、どうやら緑龍もその植物たちと同じように成長していくようです。 緑龍が成長する黄色の龍…すなわち黄龍ですが、黄色は五行において中心の色であったことから「皇帝の色」であり、その色を纏う黄龍もまた皇帝を示す龍でした。昔、ロンパオと言って皇帝のみが着用することが許される黄色の衣服があったのですが、その衣服にも黄龍の刺繍が施されています。 初々しい緑色をもち、次第に皇帝を表す黃龍へと進化する緑龍は「龍になったばかりの龍にして、龍という皇帝を目指している龍」なのでしょう。最初は鯉や蛇として生まれてきて長い月日や険しい龍門を乗り越えて龍になると、今度は皇帝を意味する黄龍を目指す…。緑龍は「龍(皇帝)になる」という運命を宿して生まれてきたようです。 緑龍を人に例えるならオーディションやコンテスト、コンクールという登竜門に挑む人のようです。そしてまたこの龍門をくぐり抜ける事が出来て龍となり、これから飛翔していく人のようでもあります。龍門に挑み、無事通り抜けることが出来た人がその後もその道を進んで輝かしい黄金色の栄光を目指すように、緑龍も黄金色に輝く自分を目指して龍の道を歩み続けていくのでしょう。 * そんな緑龍を、日本の伝統工芸の一つである「組紐」を用いて再現。ブレスレットにしてみました。 組んだ組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けて、全体が龍になるように仕上げました。手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットとなっております。組紐には様々な組み方が存在します。この緑龍の組紐は金剛組という組み方で組みました。 実はこの緑龍、組紐を組んだり龍頭の着色など作業をしていたらタイミング良く5月5日に完成しました。端午の節句の日に誕生した、みどり児の緑龍です。 そんな5月生まれの緑龍には5月の誕生石である「翡翠」を咥えさせてみました。 【翡翠】…8ミリ 白緑色の淡い色合いが美しい天然石の「翡翠」。この石はエメラルドと同じく「みどりの日」と「端午の節句」がある5月の誕生石です。 翡翠は世界各地で重宝されてきた歴史があります。不老不死や再生・復活の力を持ち、不思議な霊力を秘めていると信じられ、治療や呪術に用いられていたそうです。マヤ文明やアステカ文明などが栄えたメソアメリカ地域では金よりも価値が高い石でした。中国では翡翠は五徳の仁・義・礼・智・信を高めると伝えられています。 にしてもなぜ翡翠にはこのような力があると語り継がれているのでしょうか。それは龍が体の色と特徴が似ているように天然石も色に鍵があるようです。先に語ったように緑色は生命力を象徴し、再生に必要な色とされてきました。ゆえに翡翠には再生と復活の力があると想われたのでしょうか。 翡翠が霊力をもつと考えられたのも、緑色の常緑樹が神霊を宿らせる色であることから、同じ色を纏う翡翠も不思議な霊力を宿していると考えられたのかもしれませんね。翡翠もまた龍神という神霊に選ばれ、自らを依り代として龍神の霊力を宿していそうです。 翡翠が守護する5月に存在するこどもの日ですが、その前日には自然の恩恵を感謝するとともに豊かな心を育むことを目的とする「みどりの日」もあります。そんなみどりの日のように翡翠も人々の心を豊かにさせようとするのでしょう。翡翠は持ち主を龍という、優れた人や皇帝のようにその界隈のトップへと成長させるようです。そのために王者としてのあるべき心構えの五徳を高めようとするのかもしれませんね。 不思議なことに、翡翠は持ち主を選ぶ…という噂があります。翡翠が本当に持ち主を選ぶ事があるのかその真偽の程は定かではありませんが、選ばれし者を示す緑色をもつ翡翠にはもしかするとそのような一面もあるのかもしれません。翡翠を手にした時はこちらが選んだようでいて実は、翡翠が人を選んでいて手に取るようにしているのでしょうか。 オーディションやコンクールという登竜門に挑んだ人が選ばれる時を望むように、翡翠は自らを手にする人を選び、その人から選ばれる時が訪れるのを待っているようです。そしてそのみどり児が大成するよう見守っていくのでしょう。 ▷サイズ…咥えている翡翠からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ※使用した糸の性質上、永くご愛用頂くにつれて組紐が少々伸びる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷素材…組紐:レーヨン 龍頭:緑色に着色後、コーティングとして表面にレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ※とくに被写体が緑色の場合、色味の差が他の色と比べて強く出る傾向があります。また撮影時にライトを当てて撮影しているのですが、撮影すると画像の作品の色味が実物よりも薄く写ってしまうため画像はあえて色味を濃くする加工を施しております。実物と画像で色味に極力差が出ないよう気をつけておりますが、ご理解いただけますと幸いです。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷気をつけて作成していますが、レジンを使用した部分には気泡がみられる場合がございます。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。また金具部分はご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお考えくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 竜 龍神 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリーメンズ 龍アクセサリー女性 龍アクセサリー男性 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 和風アクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇アクセサリー シャーマン シャーマニズム アニミズム 端午の節句 みどりの日 こどもの日 旧暦 爬虫類 翡翠ブレスレット 翡翠アクセサリー 緑色アクセサリー 緑色ブレスレット
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組紐ブレスレット【白金龍&シトリン】03
¥4,699
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ・再制作にあたり、お値段を変更させて頂きました。 *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光さえ届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すのだそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では仏法を守護する「龍王」として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と言うことが出来るのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』であり、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に対して雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など様々な姿を見せることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれませんね。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。龍に対する見解が水のようになって、人それぞれ異なる心という器の形に沿って形状を変化させると考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」とされています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間に実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係していそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句が過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になることがあれば、鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この呼び名ですが、ここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、竜潜とは「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することがなく潜むかのように過ごしている」という意味です。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、9月の秋分の日に降り立つと、11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上へ帰還すると淵に潜り眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇るという死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされているため、農耕と暦は密接に関わりあっています。太陽の光と同じく水も農作物の成長に必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれません。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【白龍と七夕】 前述したように天帝に仕えているとされる白龍ですが、白龍が仕えているこの「天帝」という存在。名前を聞いてもあまりピンときませんが、聞けば天帝はあの「七夕伝説」で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子であるとされています。機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互いに夢中になって仕事を疎かにしてしまったため怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えなくしたのですが、織姫があまりにも悲しむため7月7日のみ会うことを許したロマンスは有名でしょう。 天帝の側にいて仕えていた白龍が七夕伝説において姿を現して関与した…というお話は聞いたことがないのですが、白龍について考えていて想ったことがあります。織姫と彦星が出会い、そして一度仲が切れてしまうものの再度縁が結ばれたその裏には、白龍が関わっていたのかもしれません。 龍の性格や特徴は色から見ることができると語ったように、白龍もその白色の力をもつのでしょう。白龍が纏うこの白色は、これから色々な絵や物語が刻まれていく真っ白な1ページのように「初め」や「新しい」といった意味もあります。そして「白紙に戻す」という言葉もあるように白色は「リセットの色」にして「再スタートを切らせる色」でもあります。 かつて川を龍と表現していたことを考えれば、二人の間に入った天の川は白龍だったのでしょうか。二人を出会わせ、運命の赤い糸を一旦切るも離れていくことが無いよう再び縁を結んだのは白龍によるものなのかもしれませんね。白龍は『パートナーシップを結ぶ龍』であるような気がします。 ちなみに7月7日は時期的にまだ梅雨にかかっていたりもします。そのため七夕の日に天の川を見ようと想って夜空を見上げてみたけれど、雨雲がかかっていて見れなかった…という経験はなかったでしょうか?7月7日に天の川が見れない原因ですがこれは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を七夕としていたため、現在の暦である新暦とズレが生じています。 そのため旧暦の7月7日を新暦に当てはめた場合、年ごとに日にちに差があるのですが2024年の場合は8月10日が旧七夕の日にあたります。この日に夜空を見上げれば、たくさんの星を纏う白龍にして天の川が見られるかもしれません。 また白龍が活躍しているのかもしれない七夕は「お盆」も近いです。男女という相反するものを結ぶのかもしれない白龍は、あの世とこの世という相反する世界も結んでいきそうです。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など、『流れるもの』を龍と表現してきました。そうなれば川のように流れてうねる組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』ということなのかもしれません。ツノやヒゲが生えた顔がなくても、鋭い爪がなくても、そこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を現すのも、暦にして時というものが流れていくものだからではないでしょうか。 伝統ものという師から弟子へと継承されるものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流派という川のような流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず伝統もの、受け継がれていくものすべてに龍の存在を見出すことが出来そうな気がします。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、組紐を組んでいく中で、龍のような流れを起こしている伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。『伝統に触れて親しむことは、龍と交流すること』でもあるのかもしれません。 *組紐ブレスレット『白金龍』… 日本の伝統工芸の一つである組紐の技術を用いてブレスレットを作成してみました。一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は「鎖つなぎ組」という組み方で組んでいます。 そして組紐には天然石の「シトリン」を組み合わせてみました。 11月の誕生石【シトリン】…8ミリ 石言葉…商売繁盛、富、幸福、成功、社交性 シトリンは竜潜月である11月の誕生石であり、ビタミンカラーの黄色を纏った天然石です。このシトリンという名前はシトロンという柑橘類の果実から来ています。シトリンのその色合いは稲穂が実りを迎えて黄金色に輝く秋の頃の風景であり、また日が沈む頃の黄昏時のような雰囲気があります。 天然石にはよく不思議な力があると語られます。その天然石にまつわる力ですがその由来を探ってみると龍の特徴が色から来ているように、天然石も自身が身に纏う色がもたらす色彩効果や心理が反映されていることがあります。よってこのシトリンにまつわる力も黄色に注目してみるとよさそうです。 日本では太陽の色…というと赤色のイメージが強いのですが、諸外国では黄色が太陽の色とされています。そして黄色はその太陽から放たれる光の色でもあることから「喜びや希望、幸福、賑やか」という意味をもちます。そして黄色は黄金と色が似ていることと、穀物を育んで実りをもたらす土の色でもあることから「実りや豊かさ」を意味する色です。シトリンは富や繁栄をもたらす石として有名で、豊かさを求めて手にする人が多い石です。この石が豊かさをもたらすと信じられている理由はこの黄色にあるのでしょう。 シトリンと縁のある11月は世界的にみてみると、収穫への感謝と故人を想う行事が同じタイミングで行われるようです。11月に入る前の10月31日には「ハロウィン」が行われますが、この行事はケルト人の文化であったサウィン祭という行事が起源と考えられています。ケルトでは10月31日が大晦日にあたり、11月1日を新年としていたそうです。10月31日はあの世とこの世を隔てる扉が開かれて故人の霊が地上に訪れると考えられ、また同時に収穫を感謝する祭りが行われていました。日本でも11月は収穫を感謝する「新嘗祭」が行われます。 メキシコでは11月に「死者の日」という故人を偲ぶ行事が行われます。死者の日…と一見恐ろしさを感じさせる名前ですが、その恐ろしさとは真逆でこの行事は亡くなった人と共に笑顔になって喜びを分かちあおうとするお祭りです。 収穫を祝う行事と故人を想う行事が同じ頃に行われるのは、実りという生命が刈り取られ地上から姿を消す様子が生から死への移行のように人々は感じ取ったのでしょうか。そしてそれゆえに、あの世とこの世の扉が開かれるのだと考えたのかもしれません。収穫を感謝する行事と故人を偲ぶ時期が重なっているのは、見えない世界との交流が地上に豊かさを生み出す…ということなのだからかもしれませんね。 相反するものを結ぶ白龍のように、シトリンも「見えない世界(未知の世界)」という自分がまだ関わったことのない異業種の人々とのご縁を結び繋げていきそうです。そのため、シトリンは商売繁盛、富、繁栄、幸福、成功、社交性という石言葉をもつのでしょう。シトリンは異業種間交流のようにパートナーシップを結んで豊かさの縁を結び、共に喜びを分かち合い笑顔でいられるような賑やかな時をもたらしていきそうです。 ▷サイズ…シトリンからカニカンまで含めておよそ38センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 組紐の太さ…細め 組紐の素材…レーヨンとポリエステルの糸を使用 ※組紐は糸の性質上、使用していくにつれて伸びていく場合があるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますがご理解頂けますと幸いです。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はご用意できる限りサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスのものを使用しています。そのためお肌が弱い方はご使用をお控え頂くか、自己責任でよろしくお願いいたします。またサージカルステンレスは必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、身につけて楽しむ程度でお持ち下さい。 # 龍 龍神 竜 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 組紐お守り 天然石ブレスレット 天然石アクセサリー シトリンブレスレット シトリンアクセサリー 和風アクセサリー 白蛇 白龍 弁財天 蛇 爬虫類 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット ファッション 菊理媛 菊理姫 白い世界の橋渡し
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サイバードラゴン*黒龍&ブルーフローライト 龍の組紐ブレスレット モデル:ピッカリングガータースネーク
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* サイバー風に仕上げた、黒龍のブレスレットです。 暗い地下牢のような実験室で行われた極秘プロジェクトによって誕生した、黒龍の『サイバードラゴン』。深海を探索していると突如目の前に姿を現すという、変幻自在にして神出鬼没の人工知能…ならぬ人工龍です。 * 皆さんは「龍」と聞くとどのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、中国っぽい、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在しています。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で太陽の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の特徴を表しているようで、それも色がもつ意味やイメージが関係していることが伺えます。 龍が身に纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃える火の色である赤色の服を着ると体温が上昇し、静寂な印象の強い青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることも。赤を選んだ時は活気で溢れていて、青を選んだ時は落ち着いている状態でもあるそうです。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」とされ歴代の皇帝は龍と呼ばれていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現われては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは『水』である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからうねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せることが出来るのは、器の形に沿って水が形状を変えることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)によって水にして龍は形状を変えてその場に留まっているのでしょう。そのためあらゆる場所で龍の姿を見ることが出来るのではないでしょうか。水が形を変えやすいため、その水の力を司る龍も変幻自在であるようです。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍がその人の心の中に留まるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があると龍神さんが祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形無き願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく形となって目の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せている龍ですが、龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」のだそうです。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物を育てて収穫するのに最適な時期であり、日本人と長年付き合ってきたお米もおよそこの期間内に育って収穫できます。 またもう一つ、考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「蛇は何百年も年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月あたりになると冬眠するために土の中に潜り、春の3月頃には地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。 3月の春分の日に龍が天に飛翔する頃に蛇も活動的になり、9月の秋分の日に龍が地上に帰還して淵に潜ると蛇も10月頃には冬眠するために土の中に入る。そして春になると再び地上に姿を現して活動を再開する…。暦の中における龍の動きを見ていたらそれはまるで、蛇の脱皮のごとく龍が死と再生を繰り返しているように見えました。 農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのでしょうか。どうやら龍は「大自然の一部」にして「世界そのもの」であるようです。この世界はそもそも巨大な龍の中に存在しており、その龍が死と再生の脱皮を繰り返すから季節が巡っているのかもしれませんね。 農耕と暦が関連するように、歴史もまた暦と深く関わります。龍がいつ頃から存在しているのか調べてみたのですが、どうやら龍は6000年も生きているようです。現在日本に伝わる龍は中国より伝わってきたのですが、その中国ではいつ頃から龍が存在しているのかというと、今からおよそ6000年も前の紅山文化と呼ばれた時代の遺跡から龍をかたどった翡翠が発見されています。そのため6000年も前には龍は存在していたそうです。またその後時代が進み、現在中国国内において存在が確実されている王朝で殷と呼ばれた時代。この時代では漢字の源点である「甲骨文字」が発明されたのですが、この文字の中に龍に該当する文字が発見されています。 また龍の姿も最初から今のような姿ではなかったようで、当初は足がなく角が生えた蛇という姿であったそうです。甲骨文字が発明された殷の時代から足も認められ、殷王朝の後の戦国時代後期あたりぐらいでおよそ今のような姿になりました。暦の中を生き何千年という時を過ごしてきた龍は進化して姿を変化させ、同時に龍に対する雨乞いの意味も変化させてきたようです。これから先何百年、何千年後、龍はどような存在になっているのでしょうか。もはや想像がつきませんね。 * 夜の闇のように黒色で体を包み込む黒い龍の「黒龍」。その黒龍が息を潜めている海底(深海)はその特殊な環境により宇宙よりも辿り着くことが困難な場所と言われていて、それゆえほとんど解明されていない未知の領域なのだそうです。 そんな海底こと深海は温かい太陽の光が届かないため暗闇で冷たく、さらにはとてつもな水圧というプレッシャーがのしかかる世界です。そんな過酷な環境ですが黒龍以外にも深海に身を置く者が存在します。それは「深海魚」です。暗闇という特殊な環境下にいるためか、深海魚の8割はイルミネーションのように体を発光させるそうです。光る深海魚の姿をテレビやネットなどで見たことがあるのではないでしょうか?実に不思議な光り方をしています。 にしてもなぜ深海魚が光を放つようになったのか。その理由は捕食の対象となるものを探し当てるライトとして使うためであったり、深海が真っ暗闇であるゆえに大きな光を放つと気絶してしまう者もいるらしく、そのため敵から逃げるためや、暗闇の中で仲間を見つけるためのコミュニケーションとしてなどがあるそうです。また深海でも1000メートルまではわずかに太陽光が差し込みます。その中で泳いでいるとより深い場所にいる敵に自分の影で居場所が分かってしまうため、影を消すために光るという姿消しの意味もあるのだとか。深海のように暗闇の世界では光が大きな武器になることが分かります。闇の中にいるからこそ光を持ち、放つようになったようですね。 青い海のその先は深海という闇。青い空のその先も宇宙という暗闇の世界が広がっています。青い空が次第に暗くなって暗闇となる夜という時間は、なんだか深海の世界と似ています。深海は外部から遮断されており、外からは見ることが出来ない閉ざされた環境です。夜のような暗闇と閉ざされた空間である深海で動く黒龍は人に例えるなら、多くの人々が寝静まった夜に自室という閉ざされた空間に篭もって研究や制作に没頭する科学者やクリエイターに似ているような気がします。科学者が未解明の未知なるものをもっと知りたいと、深海という未知の世界に深く潜っていく。クリエイターは素晴らしい作品を生み出したいと、暗闇の世界の中で深く潜るように没頭していく…。未知なる世界を探検する時、そして何か生み出そうとする時人は黒龍のようになっているようです。 また閉ざされた空間である深海は簡単に行くことが出来ないゆえに危険な場所でもあります。地上で言えばウランやプルトニウムといった、周囲にさらしてしまえば危ういものを保管し簡単に出入りすることが出来ない放射能関係の施設のような場所が深海と似ているのかもしれません。そして深海のような場所で保管される放射能と同じく黒龍も深海に潜んでいることから、放射能と黒龍には共通するところがありそうです。科学や放射能も扱い方次第で創造的にもなれば人の命を奪う破壊的な一面をもちます。黒龍は善にも悪にもなる、創造でも破壊にもなりうる、0にも100にもなる…。そんな、取り扱いに注意がいるほどの莫大なエネルギーも意味するかもしれません。 ちなみに、体を発光させることが出来る生物の8割以上が海に生息しており、また発光できるのはバクテリアと魚類と昆虫のみなのだそうです。はたして深海魚たちと同じく深海に潜む黒龍も光るのでしょうか?暗闇の中にいるからこそ光を放てるようになるのであれば、もしかすると黒龍は青龍、赤龍、金龍、白龍といろいろ存在する龍の中で、唯一光を放つことが出来る龍なのかもしれませんね。 黒龍のように活動する科学者の大発明やクリエイターが生み出した作品は時に世の中に衝撃を与えて世界を大きく変えることがあります。黒龍が光を放てるのなら、科学者やクリエイターが生み出したものもまた光なのでしょう。科学者の発明やクリエイターが生み出した作品は世界を大きくトランスフォームさせる光のようです。 * そんな深海魚のように光る黒龍をイメージし、日本の伝統工芸の一つである「組紐」の技術を用いて作成。ブレスレットにしてみました。組紐に龍の頭の形をした金具を付けており、全体が龍になるように仕上げております。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 こちらの黒龍ですが、デザインは発光する深海魚に加えて実在する「ピッカリングガータースネーク」という蛇もモデルにしています。黒い体にターコイズカラーのネオンが走っているように組紐を組み、顔の部分もターコイズカラーで模様を描いています。黒龍+深海魚+ピッカリングガータースネークという計算により誕生した、サイバー風のドラゴンことサイバードラゴンです。 暗く閉ざされ、危険でもある深海は解明されていない未知なる場所であるゆえに、様々な「秘密」を保持する世界でもあります。深海という謎の世界に住んでいる深海魚と黒龍のみがその世界の秘密を知ることが出来る状態にいるため、深海は「その場所に属している極一部の者のみが知ることができる秘密」も意味するのではないでしょうか。前述した放射能関係の施設のお話ですが、このような場所もごく一部の人のみが入ることが許される場所です。 もしかすると黒龍は私達が知らない秘密や謎を知っているのでしょうか。その黒龍にしてこのサイバードラゴンはそれ以上深く潜っていいのか分からない、危険に満ちているけど好奇心を駆り立てられる秘密で溢れた深海のような、未だ経験したことのない未知なる世界へとあなたを誘うかもしれません。 そんなサイバードラゴンには天然石の「ブルーフローライト」を咥えさせました。 【ブルーフローライト(天然)】…8ミリ 石言葉…集中力、感性、洞察力、創造性 キーワード…『セレンディピティ』 照明が落とされた中、僅かなスポットライトを浴びて泳ぐクラゲが幻想的なアクアリウムのような色合いをもつ天然石の「ブルーフローライト」。 この石は中に含まれる希土類元素とも呼ばれる「レアアース」によって色合いが変化します。水色の他にも黄色、ピンク、紫、緑色などがあり、カラフルに存在するフローライトのそのバリエーションは蛍が飛び交う梅雨時に咲く紫陽花のようです。フローライトは火の中に入れると蛍光の光を放ちながら飛ぶという特徴があります。その様子が暗闇の中で光る蛍と似ていることからフローライトは和名では「蛍石」と呼ばれています。蛍の名を持ち幻想的なアクアリウムのようなブルーフローライトですが、ファンタジーなゲームの世界観で例えると、地下ダンジョンの奥深い暗闇の中で青白く光る魔法石のような印象もあります。 フローライトは水に溶けやすい性質をもち、また他の鉱物を溶かす性質も持ち合わせます。そのため錬金術のように金属を錬成するような作業において、他の鉱物を溶かすための融剤として使われていたそうです。溶かすと液体となって流れるため、ラテン語で「流れ」を意味するフローという言葉が石の名前に付けられました 天然石には魔法の石のように、何らかの力をもつと噂されています。フローライトの場合は「知性の石」「天才の石」と呼ばれていて、集中力や想像力を高めると言われています。にしてもなぜこのように言われているのか、それはフローライトが科学の分野で大きく活躍していることが関係しているようです。 純度の高いフローライトは非常に優れた光学性能をもつことから望遠鏡やカメラのレンズに使用されています。古くは望遠鏡の小さなレンズに使われていました。科学が発展するにつれて望遠鏡やカメラなど大きなレンズが登場したのですが、天然で産出されるフローライトでは大きなレンズとサイズが合わないという問題がありました。そのため大きなレンズにも使えるよう人工のフローライトを作ろうとする試みが行われました。けれどフローライトを作ることは大変困難で、フローライトを作るよりもまず先にフローライトを作ることが出来る機械の開発から始まりました。努力の末に機械が開発され、これにより人工フローライトが誕生しました。 人工フローライトのその詳しい製造方法は機械が出来てからずっと極秘にされているそうです。深海のように、そこに携わる者のみが知ることが出来る秘密となっています。 またフローライトの色を決める希土類元素のレアアースもテレビのモニターやパソコンのハードディスク、デジタルカメラ、医療用画像機器などに使用されており、化学製品に欠かせない存在となっています。今こうして使っているスマホやタブレットにもレアアースが入っています。これらの経緯をもつためフローライトは知性や天才の石と言われ、クリエイティブな能力を高めようとするのかもしれませんね。 * 皆さんは人生において一度は「偶然」を経験したことがあるでしょう。この偶然というものは非科学的なイメージがあるかもしれませんが、その科学の世界において「セレンディピティ」という偶然が時々発生しているようです。セレンディピティとは、「探しものをしている時、探していたものとは別の予定外のものを偶然発見すること」というものです。世の中を変える大発明や大発見をした科学者はこのセレンディピティを経験していることも少なくないようです。むしろ科学者自らがセレンディピティを経験したことを話すこともあります。 話をだいぶ遡りますが、龍の字が発見されていると語った「甲骨文字」。この文字は1899年に中国の学者の王懿栄(おういえい)氏という人物が見つけたとされています。彼はマラリアの持病があり、度々苦しんでいました。ある時マラリアの治療目的で「龍骨」という漢方を買い求めたのですが、この時龍骨に文字らしきものが刻まれていることに気が付きます。その文字をより深く調べてみたところ漢字の源点である甲骨文字であることが判明しました。マラリアの治療目的で漢方を購入したら偶然にも甲骨文字を見つけるという結果に。この偶然はセレンディピティと呼べるでしょう。 別のお話では、健康状態を確認するために欠かせないものなっている「X線撮影(レントゲン撮影)」。微量の放射線によって人体の中を確認することができますが、これも偶然発見されたものです。名前の由来にもなっている物理学者のヴィルヘルム・レントゲン氏という人物はある時、ガラス管に厚紙を覆い、そこに電圧をかけて放電させるという実験を行いました。するとこの時ガラス管を厚い紙で覆っていたにもかかわらず、ガラス線の中にあった線が厚い紙を超えて机の上に置いていた蛍光紙に映し出される現象が発生しました。何らかの目に見えない光が出ていることに気づき、当時はこの見えない光の正体が不明であったことから「未知」を意味するXが付けられました。のちに、この未知とされた光が今日に至るレントゲン撮影として医療現場で活躍することとなります。 またもう一つ別のお話。医療で使われ、感染症から命を守る「抗生物質」。細菌学者のアレクサンダー・フレミング博士はシャーレにてブドウ球菌を培養する実験を行っていたのですが、誤って青カビを発生させてしまいます。しかしこの時青カビの周りにはブドウ球菌が発生していないことに気づきました。これをもとに研究を重ねたところ後に人々の命を救う抗生物質が発見され、この時見つかった抗生物質は「ペニシリン」と名付けられました。 目的のものを買い求めたら別のものを見つけた王氏、実験を行ったら偶然にもX線を見つけたレントゲン氏、そして一見失敗したかのように見えたがそこから価値あるものを見出したフレミング博士。3人の経験は、幸運をもたらす偶然はどこからともなく流れてくるもので気づかなければそのまま流れて行ってしまうということを教えているようです。流れをもつフローライトはふと流れてきた偶然を深く観察し気づくよう促すでしょう。またフローライトの石言葉に洞察力があります。X線で人体という見えない部分を見るかのように深く物事を洞察させそうです。 深海魚たちは暗闇の世界でわずかに灯る光を捉えるために、目が大きかったり光を感知する能力が高いのだそうです。フローライトは大発明・大発見という臨界点を突破する光がどこかで灯った時に見つけることができるよう、アンテナを高めさせるのでしょう。 ▷サイズ…咥えているブルーフローライトからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材… 組紐:レーヨン※ターコイズカラーの部分は染料の性質上、汗や水で次第に白に変色します。恐れ入りますがご了承くださいませ。 龍頭:着色後にコーティングとしてレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷龍頭と組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷金具や組紐とレジンを使用した部分は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。 ▷金属アレルギー非対応です。また一部にレジンを使用しております。お肌が弱い方は自己判断でよろしくお願いいたします。 ▷目やレジンの部分は爪や鋭利なもので擦ったり、経年劣化すると剥がれてしまう場合がございますのでご注意ください。 ▷龍頭の模様の部分は手描きです。そのため多少の歪みがございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 龍 竜 龍神 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリーメンズ 龍アクセサリー女性 龍アクセサリー男性 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 和風アクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇アクセサリー ピッカリングガータースネーク アオスジガータースネーク スロートチャクラ バタフライエフェクト セレンディピティ シンクロニシティ 黒潮 黒潮大蛇行 トワイライトゾーン トワイライトゾーン現象 バミューダトライアングル ドラゴントライアングル グノーシス 錬金術 占星術 秘密結社 地下組織 ホロスコープ12ハウス 水星 水星逆行 天王星 海王星 冥王星 トランスサタニアン プルトニウム デーモンコア チェレンコフ光 ゲーミングカラー サイバーパンク ネオンカラー ウミホタル ホタルイカ ルシフェリン ルシフェラーゼ 集合的無意識 驪竜 マッドサイエンティスト
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組紐ブレスレット【黒金龍&ルチルクォーツ】02
¥5,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが分かります。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光さえ届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すのだそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では仏法を守護する「龍王」として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』であり、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に対して雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など様々な姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれませんね。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。龍に対する見解が水のようになって、人それぞれ異なる心という器の形に沿って形状を変化させると考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」とされています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間に実って収穫することができます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係していそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句が過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になることがあれば、鯉が龍になることもあるようですね。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この呼び名ですが、ここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、龍潜とは「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することなく潜むかのように過ごしている」という意味を持っています。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に天に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、9月の秋分の日に降り立つと、11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上へ帰還すると淵に潜り眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇るという、死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も農作物の成長に必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれません。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 さらにいえば、もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」であるのかもしれません。時と季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返しているから季節の循環が行われているのでしょうか。私達は巨大な龍の中で生きているのかもしれませんね。 * 龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など、水のように『流れるもの、流れ行くもの』を龍と表現してきました。そうなれば水や川のように流れてうねる組紐も龍と呼んで表現することができるのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』ということかもしれません。ツノやヒゲが生えた顔がなくても、鋭い爪がなくても、そこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を現すのも、暦にして時というものが流れていくものだからではないでしょうか。 伝統ものという、師から弟子へと継承されるものというのは『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へ技術が伝授され、受け継がれていくことによって流派という流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず伝統もの全てに龍の存在を見出すことが出来そうな気がします。 かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、組紐を組んでいく中、龍のような流れを起こしている伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。【伝統に触れて親しむことは、龍と交流すること】でもあるかもしれませんね。 *組紐ブレスレット【黒金龍】… 日本の伝統工芸の一つである組紐の技術を用いてブレスレットを作成してみました。一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は「鎖つなぎ組」という組み方で組んでいます。黒と金色の配色でゴージャス感を出してみました。黒色がお好きな方におすすめです。 また組紐には天然石の「ルチルクォーツ」を組み合わせてみました。 【ルチルクォーツ】…8ミリ 石言葉…強運、革新、信念 キーワード…豊かさを夢見る 水のような石の水晶の中に、ルチルと呼ばれる金の針が入っている様子が特徴的な石。水晶に包まれるこの金色の内容物は、ローマ神話に登場する愛と美と豊穣を司る女神ヴィーナスの髪と呼ばれています。 ヴィーナスと同一視されたギリシャ神話のアフロディーテは水の中に落ちた泡から誕生したと伝えられています。ルチルがヴィーナス(アフロディーテ)の髪と聞いて想ったのですが、水の中で揺蕩うアフロディーテの髪を連想させるルチルクォーツは、アフロディーテが水の中で誕生する瞬間を捉えたような石であるような感じがしました。またこの輝くルチルを見ていると黄金色に輝く稲穂を想い出します。 ルチルクォーツという石は豊かさをもたらすと信じられています。それゆえ、豊かさを夢見てルチルクォーツを手にする人は多いようです。このルチルクォーツはまるで水の中で眠り、豊かさを夢見るアフロディーテです。植えられた稲の苗も黄金色に輝く自分の姿を夢見て育っていきます。成長したその先に黄金色に美しく輝く自分があると信じて成長しているのでしょう。 水の中で夢見るアフロディーテのように、このルチルと共に暦という龍(水)の中で日々豊かさに想いを張り巡らせてみてはいかがでしょうか。 ▷サイズ…カニカンからルチルクォーツまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ・組紐の太さ…細め ・組紐の素材…レーヨン、ポリエステル ※組紐は糸の性質上、使用していくにつれて伸びていく場合があるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますがご理解頂けますと幸いです。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はご用意できる限りサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスのものを使用しています。そのためお肌が弱い方はご使用をお控え頂くか、自己責任でよろしくお願いいたします。またサージカルステンレスは必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。ご了承くださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、身につけて楽しむ程度でお持ち下さい。 ▷ルチルクォーツは石によってそれぞれ内容物の量や質が異なります。ルチルの向きが一定でない、または散在しているようなものもございますが、こちらの判断で使用してもよいと想ったものを扱っています。恐れ入りますがご理解のほど、よろしくお願いいたします。 #龍 龍神 竜 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 組紐お守り 和風アクセサリー 金星 イシュタル イナンナ 弁財天 宵の明星 蛇 爬虫類 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 黒龍 黒龍ブレスレット 黒金カラー ファッション ゴージャス 一粒万倍日 巳の日 己巳
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白龍*ドラゴン&アクアマリン 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 全身が真っ白な鱗に覆われた姿が眩しい、「白龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、タトゥー、中国っぽい、漫画やゲームといったファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在していることが伺えます。 龍がそれぞれ色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その真っ暗闇な黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で陽の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すこのとない新月の夜になると海上に姿を現すと言われています。 対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の性格や性質を表しているようで、それも色がもたらすイメージと関係しているようです。 龍が身に纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇し、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることもあります。赤を選んだ時は活気で溢れている時でもあれば活力を欲している状態でもあり、青を選んだ時は気持ちが冷静な状態であり落ち着きを求めている時でもあるそうです。 龍にとって自身が纏っている色というのは、人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が選んだ服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では「龍王」といって仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝」の象徴で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れてはそれぞれ異なる姿を持っていることがわかります。それゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、『龍とは水である』と言うことが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。うねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現されることもあります。 龍が龍神、仏法の守護者の龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支では辰年など様々な場所で異なる姿を見せるのは、水が注がれるコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器によって、水という龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍が形状を変えてその人の心に留まる…と考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状をなして、龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい願望や目標があれば龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく形となって眼の前に現れて、現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長年付き合ってきたお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると「蛇は何百年もの年月を経ると龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、蛇は種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠と活動するタイミングが春分と秋分の日と近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに、もしかすると蛇の活動時期も関わっているのかもしれません。 農作物の種を蒔く時や成長と収穫の時は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。食物の成長に必要な太陽の光と同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を見せるようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【白龍】 ところで、白龍が仕えているとされるこの「天帝」という存在。聞き慣れない名前ですが、聞けば天帝は7月7日の七夕伝説で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子であるとされています。 天帝の娘の織姫は機織りの腕が良く、身なりを気にすることなく毎日機織りの仕事に励んでいました。ただひたすら毎日機織りに励む娘を不憫に想い、気にかけた天帝は彼女の結婚相手を探すと彦星という青年を見つけ、二人は結婚することになりました。しかし二人は結婚を機にお互いに夢中になって仕事をおろそかにしてしまったため、怒った天帝が二人の間に天の川を挟んで会えなくさせたのですが、織姫があまりにも悲しむため7月7日のみに会うことを許した…という、天上のロマンスは恐らく有名でしょう。 この七夕の伝説において、天帝に仕え側にいた白龍が姿を現して関与した…というお話は聞いたことはないのですが、この伝説を聞いていて想ったことがあります。この物語の裏にはもしかすると白龍が関わっているのかもしれません。 龍の性格や特徴を色から見ることが出来ると語りましたが、白龍が纏う白色はこれから色々な絵や物語が綴られていく真っ白な1ページのように「始め」や「新しい」といった意味があります。そして白紙に戻すという言葉もあるように白は「リセット」の色でもあり、リセットされて再び白い1ページから始まることから「再スタートを切る」色でもあります。 川を龍と表現されることがあると前述しましたが、織姫と彦星の間に入った天の川の正体は白龍だったのでしょうか。我が娘を想う天帝の親心に応えて二人をめぐり合わせたのも、複雑に絡んでしまった運命の赤い糸を一旦切るも離れていくことがないよう再び縁を結んだのも、白龍の活躍によるものではないかと想いました。白龍は天帝と織姫と彦星という三人家族の仲を取り持ったようです。 現代では人それぞれ異なる願い事が笹の葉に託される七夕ですが、歴史をたどってみると七夕は当初は機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで、元々は機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったようです。かつて龍に雨を求めて行われた雨乞いが次第に様々な願望が成就されることを乞われることへ変わったように、七夕も時代の移り変わりで変わっていきました。 織姫に会いたい…彦星に会いたい…と願う二人の願いの糸を結んで毎年七夕の日に出会えるようにするのも、笹の葉に託された願いの糸を天へと結んで成就へと橋渡しするのも白龍の役目なのかもしれませんね。 ちなみに動物の場合、全身に白い体毛をもつものが現れると神の使いとされてきました。白い鱗に覆われ、天帝という神に仕える白龍は別の存在でいうと「天使」に似ていそうです。 * そんな白龍を、日本の伝統工芸の一つである「組紐」を用いて再現。ブレスレットにしてみました。 龍の頭の形をした金具に組紐を付け、全身が1体の龍になるよう仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 組紐には様々な組み方が存在します。こちらの白龍の胴体となった組紐は金剛組という組み方で組みました。胴体を組紐にしたことで龍の特徴であるうねる胴体を再現でき、また組み目で鱗を再現することが出来たのではないかと想います。 そして白龍には天然石の「アクアマリン」を咥えさせました。 3月の誕生石【アクアマリン】…8ミリ 石言葉…しあわせな結婚、和合 アクアマリンは優しさを感じさせる淡い水色が特徴的な天然石。この石は「桃の節句」がある3月の誕生石です。女の子の健やかな成長と将来しあわせな結婚を送ることを願い祝う桃の節句ですが、この行事は元は「古い皮を脱ぎ捨てて新たに生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、3月の最初の巳の日に行われていました。 この石の名前はラテン語で水を意味するアクアと海を意味するマリンの組み合わせです。海との繋がりから船乗りや水夫が航海のお守りとして身につけていたそうです。 このアクアマリンですが、この石はそもそも「ベリル」という鉱物の一種です。このベリルが緑色になったものがエメラルドになり、ピンク色だとモルガナイトという石に。透明のものはゴシェナイトと呼ばれ、黄色のものはヘリオドール。そして水色になったものをアクアマリンと呼びます。ベリルに属する石で透明度が高いものは宝石としても使われることがあり、高貴なベリル一族です。そんなベリル一族の一人であるアクアマリンは中世ヨーロッパにおいて貴族を魅了してきました。あの有名なプリンセスのマリー・アントワネットもアクアマリンを愛用していたと言われています。アクアマリンはプリンセスから愛された石にしてまたアクアマリン自身もベリルという高貴な一族の姫君であるようです。 アクアマリンは欧米では「健康と美の石」「天使の石」、また「結婚の守護石」とも言われています。なぜアクアマリンが結婚の守護石とされているのか、それは自身が身に纏っている水色に隠されているのでしょう。 その昔、ヨーロッパでは青色の染料は数に限りがあったため貴重なものでした。そのためこの貴重な青色は絵画にて聖母マリアのマントの色に使われるようになったのですが、そこから「サムシングブルー」といって「結婚式の際に花嫁が何か青いものを取り入れると幸せになる」という言い伝えが生まれました。アクアマリンが結婚の守護石とされるのはこのサムシングブルーから来ているのかもしれませんね。もしくは天使の石と言われているだけに、愛のキューピッドとなっているのかもしれません。 健康と美、結婚をキーワードにもつアクアマリンは、女の子のしあわせな婚姻とかつて健康祈願の行事とされていた桃の節句がある3月の誕生石にふさわしいと言えます。女性との繋がりの強いアクアマリンは女性の幸せと美と健康を願い祝うのでしょう。女性的な石ですが、かつては船乗りや水夫も海の上で身につけていました。アクアマリンは結婚という二人の新たな船出を祝福し、見守っていきそうです。 ▷サイズ…咥えているアクアマリンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4.5センチ延長可能 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:白色に着色後、コーティングとしてレジンを使用しています ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷龍頭と組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。 ▷金具や組紐とレジンは永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。 ▷金属アレルギー非対応です。また一部にレジンを使用しております。お肌が弱い方は自己判断でよろしくお願いいたします。 ▷目やレジンの部分は爪や鋭利なもので擦ったり、経年劣化すると剥がれてしまう場合がございます。恐れ入りますがご理解の程よろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。 # 龍 竜 龍神 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリーメンズ 龍アクセサリー女性 龍アクセサリー男性 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 和風アクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇アクセサリー 天使界隈 水色界隈 エンジェル シンデレラ シンデレラストーリー 灰かぶり姫 高龗神 菊理姫 瀬織津姫 七夕 ひな祭り 海の星の聖母 結び目を解くマリア
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組紐ブレスレット【白金龍】01
¥4,200
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ・固く組んでいるため、前回と比べて細めに仕上がっております。また制作費の見直しによりお値段を変更させて頂きました。 *ーー*ーー* 龍のようにうねる「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか? 縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画のキャラクターなど想い浮かべるイメージは人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると龍は「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など色々という言葉通りカラフルに存在している様子が伺えます。 そんな色とりどりな龍たちですがそもそも「龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では仏法を守護する「龍王」が存在しています。運気の向上を図る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」としても姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』であり、いにしえの時代では干ばつが発生すると水のちからをもつ龍に対して雨乞いを行っていたそうです。水との繋がりから、うねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など様々な姿を見せるには、水が注がれるコップという器の形にそって形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれませんね。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。龍に対する見解も水のようになって、人それぞれ異なる心という器の形に沿って形を変化させるからです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 * 組紐と龍に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など、水のように『流れるもの、流れ行くもの』を龍と表現してきました。そうなれば水や川のように流れ、うねる組紐も龍と呼んで表現することができるのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』。顔がなくても、爪がなくても、そこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。 伝統ものという、師から弟子へと継承されるものは『流派』が存在しています。水を注ぐよう師から弟子へ技術が継承され、受け継がれていくことによって流派という流れる川が形成されていく…。龍と伝統ものというのは、何かしら繋がりがあるのかもしれません。組紐だけでなく伝統もの全てに龍の存在を見出すことが出来そうな気がします。 かくいう私は門を叩いたわけではない素人なのですが、組紐を組んでいく中、龍のような流れを起こしている伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統に触れて親しむことは、龍と交流するということ】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット『白金龍』01… 日本の伝統工芸品の一つである「組紐」の技術を用いて作成しました。組み方は「鎖つなぎ組」という組み方を採用しています。 白と金色のカラーで仕上げました。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。 ・組紐の太さ…細め ・素材…組紐はレーヨンとポリエステルの糸を使用。金具部分は全てサージカルステンレスを使用しています。 ・サイズ…組紐の端からカニカンまで含めておよそ39センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ※組紐は糸の性質上、使用していくにつれて伸びていくため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますがご理解頂けますと幸いです。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はすべてサージカルステンレスのものを使用していますが、必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。恐れ入りますがご了承下さいませ。お肌が弱い方が着用する場合は自己判断でよろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 組紐お守り 和風アクセサリー 蛇 爬虫類 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 白龍 白蛇 白龍 ククリヒメ 菊理媛 菊理姫 弁財天 弁才天 高淤加美 タカオカミ 白金カラー
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白龍*ドラゴン&サンストーン 龍の組紐ブレスレット
¥11,100
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 2024年、辰年を記念して作成しました。『白龍』のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、伝承によるとその暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を身に纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。ちなみに白龍は空を駆け抜けるスピードはどの龍たちよりも速いそうです。 龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では仏法を守護する「龍王」としても存在しています。風水では大地を走り流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて龍は「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには龍は干支でも「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか、謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、水を湛えてうねる姿をもつ川を龍と表現することもあります。また龍神さんが祀られている場所の側に池や湖など何かしら水があることも多いようです。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、辰年など異なる姿を見せることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくるのはでないかと想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いを行うことはほとんどありませんが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神さんが祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しい…という心の中にあった形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかの如く目の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月21日頃の秋分になると地上に降り立ち、淵に身を隠す…と言われています。なぜ龍はこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで次第に龍になる」とされています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月頃の春になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。そして雨がよく降る梅雨時の6月が最も活発的になるとのこと。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由に蛇の活動サイクルも関係していそうです。そして6月に梅雨が訪れてたくさん雨がもたらされる理由は、水の力を司る龍が蛇と同じく活発的になるからなのかもしれませんね。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事であったらしく、旧暦で巳の日(み、へび)に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる尚武(しょうぶ)という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは黄河の中にある龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる…という中国の故事が由来となっています。この言い伝えにちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。蛇が龍になるというお話がありましたが、時には鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎて9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると、今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では一般的に霜月と呼ばれますが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉は「竜のような英雄や優れた人が世の中に現れて活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。ここでは龍を英雄や優れた人と例えています。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と呼ばれるのは納得がいくのではないでしょうか。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍へと変貌を遂げると春分の日に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと想い果敢に龍門へ挑む。そして秋分の日に龍が地上に帰還すると11月は深い淵に入って眠るという死を経験し、3月には再び蛇となって蘇り、龍に進化して天に飛び立つ…。 一年における龍の動きを見ていたら、それはまるで一匹の蛇が死と再生を脱皮のごとく繰り返して何度も生まれ変わっているように見えました。農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わりあっています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 それか、もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」でもあるのかもしれません。季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すことで季節の循環が絶えず行われているのでしょうか。私達は巨大な龍の中で生きているようです。 【龍と五行】 大自然の一部となって世界を動かしている龍は、その自然の動きを説く「五行思想」にも姿を現しています。 五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環し、また変化している」という考えです。この思想は古代中国にて誕生しました 大地に立つ木が燃えることで火が生じ、火が物を燃やすことで灰となって土に還り、土は金属や鉱物を生み出す。金の表面に水が凝結されることで水が生じ、水は木に水分を与えて育む。 逆に木は土の栄養を吸い取って土地を痩せさせ、火は金属を溶かしてしまい、土は水を汚して動きをせき止める。金は刃物となって木を切り倒し、水は火を消す…。このような循環、変化が行われていると考えられていました。 次第に方角や四季など様々な物事が5元素にそれぞれ割り当てられていきました。この5元素の中に龍も当てはめられるようになり、 木には東と春の「青龍」 火には南と夏の「赤龍」 土には中心と、季節の変わり目である土用の「金龍」 金には西と秋の「白龍」 水には北と冬の「黒龍」 …が、当てはめられるようになりました。その5元素において白龍は「西」と「秋」がある金に該当しています。西は太陽が沈む方角であり、秋は植物が実りを迎える時です。五つの龍たち…すなわち五龍が動かすこの世界にて農作物が一日ずつ成長し、実りが結ばれて秋に収穫できるようになるのは白龍の力によるものなのかもしれませんね。 * 龍にそれぞれ特徴があるとするならば白龍はどんな龍なのでしょうか。龍の特徴は自身が身に纏う色から読み取ることが出来るようなので、白龍が纏っている白色の意味と白龍にまつわる伝承、それと五行も視野にいれながら白龍について調べてみました。 【白】 白色についてですが、白の特徴に「神聖」があります。白は「神を表す色」とされて各地の信仰において重要な色とされてきました。 また白はその神という「聖なる存在に仕える者」を示す色でもあり、聖職者の法衣が白であることが見受けられます。巫女や神主の服の色に用いられる色でもあり、白を纏う白龍も冒頭で述べたように天帝という神に仕えています。白い服を着る人と言えば「医師や看護師」など医療に従事する人もよく想い出されるでしょう。 そして白は清らかさを感じさせるゆえに「清浄」の色 。清らかさを保つ事が求められる場所で白はよく用いられる色です。心身を祓い清めて清浄であることを求められる神道において白は重要な色となっています。 何も綴られていない真っ白な紙の1ページのように白色には「初め」や「新しい」といった意味もあります。また「白紙に戻す」という言葉もあるように白は「リセットの色」でもあるでしょう。そして白いページに綴られた物語が最後まで埋め尽くされて書ける部分がなくなった時、ページをめくってまた新たな1ページを迎えるように「再スタートする」という意味もあるでしょう。 【白龍と七夕】 ところで、白龍が仕えているこの「天帝」という存在。聞き慣れない名前ですが、聞けば天帝はあの「七夕伝説」で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子であるそうです。 機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互い夢中になって仕事を疎かにしたため、怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えなくしたのですが、織姫があまりにも悲しむため7月7日のみ会うことを許したロマンスは有名ですね。 この七夕伝説において天帝の側にいて仕えていた白龍が姿を現して関与した…というお話は聞いたことは無いのですが、想ったことがあります。織姫と彦星が一度離ればなれになってしまうも再び会う事が出来るようになったのその裏には白龍が人知れず働きかけていたからなのかもしれません。 川を龍と表現することもあると語りましたが、もしかするとこの時二人の間に入った天の川の正体は実は白龍なのでしょうか。白龍が両者の関係を一度断ち切るも離れていくことがないよう運命の赤い糸を結び直したのかなと想いました。 五行において白龍がおかれている実りの秋ですが、実りというのは裏を返せばそれ以降成長することはなく放置すると朽ち果ててしまいます。そのため朽ち果てる前に刈り取る必要があります。 織姫が織る衣服は他の神々も着ていたのですが、彼女が機織りをしなくなったので替えることが出来ず服はボロボロになっていました。彦星は牛の世話をしなくなったので牛たちはどんどん病気にかかっていました。物事が良くない状態に進んでいて、もうこれ以上事態が悪化してはならない…という状況にまで陥っていたのではないでしょうか。 そのため白龍が状況をリセットさせて二人を再スタートさせたのかもしれませんね。どうやら白龍は物事が局面を迎えた時に現れて力を発揮するようです。白龍は悪しき状況との縁は切って、良縁を結びつける力があるようです。「パートナーシップを結ぶ龍」なのでしょう。 ちなみに7月7日は時期的にはまだ梅雨に入っていたりします。そのため七夕の日に天の川を期待して夜空を見上げてみたけれど見れなかった…という経験は無かったでしょうか?七夕の日に天の川が見れない原因ですが、これは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を現在の暦である新暦にそのまま当てはめて7月7日を七夕としているため、このようなズレが生じています。 そのため新暦で正確に七夕になる日はいつなのか換算すると、年ごとに日にちに差はあるのですが2024年の場合は8月10日が七夕の日にあたります。この日に夜空を見上げれば、白龍にして天の川の姿が見られるかもしれません。また七夕は夏のイメージが強いのですが、旧暦では立秋以降に七夕が来るようになっています。そのため七夕は白龍の季節である秋に該当します。やはり白龍は七夕と関係があるのかもしれませんね。龍が飛び交う暦の中、新暦と旧暦の両方から見て7月と8月は白龍が活躍していそうです。 【命の先導者】 真っ白な1ページに物語が綴られていき、最後まで埋め尽くされるとページをめくってリセットの時を迎える…。これは命を宿す人の一生とも似ているような気がします。白龍を見つめているとその「命」について考えさせられるようです。 日本の神様の場合、例えば織姫と彦星のように夫婦である「伊弉冉尊(いざなぎのみこと)」と「伊邪那美命(いざなみのみこと)」のように、名前の最後の漢字をよく見てみると「みこと」の部分は「尊」と書かれる時もあれば「命」と表記されることもあります。神聖であったり高貴であることを示す「尊」と生命を表す「命」の字ですが、この2つは共通して「尊さ」を持っています。 この2つの字を見ていて想ったのですが、尊くて命の名をもつ神に仕える…ということは、『生命という尊いものに仕える(生命を守る)』という意味にもなるのではないかと想いました。天帝という聖なる存在に仕える白龍は『命を宿した生なる者に仕え、守っていく龍』なのかもしれません。 白龍の役割を人に例えるなら医師や看護師のように命を守るお仕事に従事している人々と似ているようです。冒頭にて白龍は空を駆け抜けるスピードがどの龍たちよりも早いと語りましたが、白龍が早く駆け抜ける姿は命の危機に瀕した人の元に一刻も早く駆けつける救命救急士のようです。旧暦から見て七夕が訪れる8月は日本人にとって平和と命の大切さをよく考え見つめる月でもあります。白龍が纏うその白色は『命の色』でもあるようです。白龍に縁を結ぶ力がある理由も、男女の間に新しく命が誕生するからなのでしょう。白龍は「命をつむぎ、橋渡しをする龍」。植物を結んで実りへとつなげ、男女の間には新しい命をもたらすようです。 命を見つめる白龍は、命が失われることのない平和を望む平和の使者。白龍は状況がこれ以上悪くなってはいけないという時に力を発揮するというのであれば、今この混沌とした世界がもうこれ以上度が過ぎてはいけないという極限の状態に迫った時、白龍が姿を現して調和へと導くのでしょうか。白き龍の清浄の力で世界は生まれ変わる…。そんな時がいつか訪れるのかもしれません。白龍は織姫と彦星の間で複雑に絡み合う糸を潔く切って結び直し、神々をも巻き込む混沌とした状態を調和へと繋げました。神々をも導くこの白き龍は世界中の命を胸に抱きしめ、パートナーシップを結んで争いの無い清らかな世界へと地上を導いていくでしょう。 * その白龍を、日本の伝統工芸の一つである『組紐』用いて再現。ブレスレットにしてみました。 組紐の先端に龍の頭の形をした金具を取り付けており、全体で1体の龍になるよう仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットとなっております。組紐の組み方ですが「金剛組」という組み方で作成しました。龍の胴体となる部分に組紐を用いたことで、龍の特徴であるうねる胴体を再現でき、また組目が鱗のようになりました。 そして白龍に天然石の「サンストーン」を組み合わせて、めでたい紅白カラーに仕上げました。 【サンストーン】…8ミリ 和名:日長石 石言葉…あらゆる勝利をもたらす キーワード…『日の目を見る』 * 名前に太陽の石とあるように、サンストーンは天を照らす太陽を象徴する石。この石は太陽のようにギラギラと輝く姿が特徴的です。ときにギリシャ語で太陽石という意味をもつヘリオライトと呼ばれることもあります。 サンストーンは6月22日の誕生日です。なぜこの石が6月22日の守護石としておかれているのか、それは「夏至」が関係しているのかもしれません。6月22日頃は一年の中で最も日が長くなる夏至にあたります。太陽の石ゆえに、日が最も長くなる夏至の日に当てられているのかもしれませんね。 想えば龍が昇り降りする春分と秋分は日の長さがおよそ等しくなるタイミングです。もしかしたら龍の活動は太陽によって左右されているのでしょうか。日の長さがおよそ等しくなる春分の日に龍は飛び立ち、梅雨時である夏至の頃は活発的になって雨をもたらし、秋分に再び日の長さが等しくなると地上に降り、冬至の頃は深い眠りについているようです。 日の長さが注目される春分、夏至、秋分、冬至…。この中で大きなイベントとなるのは「冬至」なのかもしれません。夏至の反対である冬至は一年の中で最も日が短く夜が長い一日なのですが、この冬至を境に日が徐々に長くなるため「太陽が復活する日」とみなされていました。そのため各信仰や文化、地域によっては冬至の日を新年とする見方もあります。現代の暦において冬至のあとにクリスマスが訪れますが、このクリスマスも元は冬至に行われていた、太陽が復活する事を祝うお祭りを起源としていると考えられています。クリスマスが12月25日であるのも、古代では25日を冬至としていたからなのだそうです。 冬至という太陽が復活する日から少し立つと世界は「新年」を迎えます。想えば新年は初日の出を見ようと、一年においてもっとも太陽が人々から見つめられる瞬間ではないでしょうか。初日の出というのは冬至の日に蘇った太陽が自身の姿をお披露目するかのようです。 その太陽を象徴する石サンストーンには「あらゆる勝利をもたらす」という石言葉が存在しています。サンストーンが勝利という言葉をもつ理由は、暗闇から蘇る太陽の姿が、一度敗北したものが蘇る様子を連想させるからなのでしょうか。ながらく不遇の時を過ごし埋もれていたものが注目を浴びることを「日の目を見る」と言いますが、サンストーンがもたらす勝利はまるで初日の出にて夜の暗闇に埋もれていてた太陽が東の地平線から姿を現して、観衆から注目を浴びる様子と似ているようです。 龍が太陽の動きによって動いているとするなら、太陽を象徴するサンストーンは11月の竜潜月のように眠っていて未だ目覚めぬ龍のような人を呼び起こすのかもしれません。太陽は日出る国・日本のシンボルです。サンストーンは私達日本人の中に眠る龍のような力を呼び起こすことになりそうです。 * 想えば、すべての人に等しくお正月が来るとは限りませんね…。身内の方の不幸によりお正月がこないお家もあります。それを考えていてまた想ったのですが、新年というのは不幸がなく新しい年を無事に迎えられたことを祝い、そして新しく再スタートした一年という1ページを再び無事に過ごせるよう祈る時でもあるのかもしれません。 サンストーンは私達日本人にこう望むのでしょう。あなた達の世が平和で千代に八千代に続き、生まれたばかりの小さいさざれ石のような命が、大きな巌のようになるまで無事成長できますように…と。その願いは、苔のむすまで。 ▷サイズ…咥えているサンストーンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨン 龍頭:コーティングとして表面にレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。また金具部分はご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございます。恐れ入りますがご了承くださいませ。 ▷天然石や龍にまつわる話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお考えくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 辰年 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石アクセサリー 天然石ブレスレット 和風アクセサリー 和風ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パワーストーン 龍パワーストーン シャーマン シャーマニズム 日本 白い世界の橋渡し 赤い空歩く人 辰年 正月 天赦日 天恩日 天照 卑弥呼 巫女 天岩戸 初日の出 君が代 菊理姫 重陽の節句 救急の日
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組紐ブレスレット【黒金龍】00
¥4,200
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ーー*ーー* 龍のようにうねる「組紐」のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか? 縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、漫画のキャラクターなど想い浮かべるイメージは人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると龍は「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など色々という言葉通りカラフルに存在している様子が伺えます。 そんな色とりどりな龍たちですがそもそも「龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では仏法を守護する「龍王」が存在しています。運気の向上を図る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。さらには干支でも龍は「辰年」としても姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』であり、いにしえの時代では干ばつが発生すると水のちからをもつ龍に対して雨乞いを行っていたそうです。水との繋がりから、うねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など様々な姿を見せるには、水が注がれるコップという器の形にそって形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれませんね。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。龍に対する見解も水のようになって、人それぞれ異なる心という器の形に沿って形を変化させるからです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 * 組紐と龍に触れていく中で想ったことがあります。 人は川や瀧など、水のように『流れるもの、流れ行くもの』を龍と表現してきました。そうなれば水や川のように流れ、うねる組紐も龍と呼んで表現することができるのではないでしょうか?まさに『龍』は『流』です。龍の本質は『水にして流れ』。顔がなくても、爪がなくても、そこに『流れや流れる姿』があれば龍と呼べるような気がします。 伝統ものという、師から弟子へと継承されるものは『流派』が存在しています。水を注ぐよう師から弟子へ技術が継承され、受け継がれていくことによって流派という流れる川が形成されていく…。龍と伝統ものというのは、何かしら繋がりがあるのかもしれません。組紐だけでなく伝統もの全てに龍の存在を見出すことが出来そうな気がします。 かくいう私は門を叩いたわけではない素人なのですが、組紐を組んでいく中、龍のような流れを起こしている伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。 【伝統に触れて親しむことは、龍と交流するということ】でもあるのかもしれませんね。 *組紐ブレスレット『黒金龍』00… 日本の伝統工芸品の一つである「組紐」の技術を用いて作成しました。組み方は「鎖つなぎ組」という組み方を採用しています。 黒と金色のカラーで仕上げました。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。 ・組紐の太さ…細め ・素材…組紐はレーヨンとポリエステルの糸を使用。金具部分は全てサージカルステンレスを使用しています。 ・サイズ…組紐の端からカニカンまで含めておよそ38センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ※組紐は糸の性質上、使用していくにつれて伸びていく場合があるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますがご理解頂けますと幸いです。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また使用した糸の性質上、組紐が少々伸びる場合がございます。 ▷組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり色落ちが見られる場合がございます。 ▷金具はすべてサージカルステンレスのものを使用していますが、必ずしも変色や錆びが発生しないわけではございません。永年ご愛用するにつれて変色や錆びが発生する場合がございます。恐れ入りますがご了承下さいませ。お肌が弱い方が着用する場合は自己判断でよろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 ドラゴン 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 組紐 組紐ブレスレット 組紐アクセサリー 組紐お守り 和風アクセサリー 蛇 爬虫類 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 黒龍 黒龍ブレスレット 闇淤加美 クラオカミ 黒金カラー
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宮龍*【藤紫】ドラゴン&ローズクォーツ 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 日本の伝統色『藤紫』色を纏った龍のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると体の「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で陽の光の届かない海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜のみ海上に姿を現すと言われています。 対して反対色である白は神聖さを想い起こすためか、白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることがわかっています。龍にとって身に纏う色というのは、人間に置き換えれば衣服のようなものなのでしょうか。龍の体の色はその龍の性格や心の状態を表しているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では『龍王』といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる『気』を龍と呼んでおり、中国では龍は『皇帝の象徴』で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は『辰年』として姿を見せています。 こうして見てみると、龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、『龍とは「水」である』と言うことができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。うねる川や瀧を龍と表現したり、龍にまつわる伝説がある場所はほとんど川や池など水があるところが多いようです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支において辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに、「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も変化する…ということです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているでしょうか。 現在では龍に対して雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神へ祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠のサイクルと春分と秋分の日が近いため、もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の行動時期も反映されていることもありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を現していることがわかりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い、将来幸せな結婚を送ることを想って雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武」という言葉に繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近くなると鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。この竜潜という言葉は龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような優れた人が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄が未だ世の中に姿を現すこと無く、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって天に飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと変貌を遂げ、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し龍へと進化して天に昇り、秋になって地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。龍が春分と秋分に昇り降りする理由に蛇や農作物のサイクルが関わっているのか、その真相は謎ですが、食物の成長に必要な太陽の光を同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍が暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれませんね。…というよりも、龍が暦の中で息づき活躍しているから地上に雨を豊作がもたらされているような気もします。どうやら龍は『大自然の一部』でもあるようです。 * その龍を、日本の伝統工芸の一つ「組紐」を用いて作成。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けていて全体が龍になるデザインです。一本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。龍はそのいかつい見た目ゆえ、アクセサリーだと身につけづらいこともあるのではないでしょうか?龍の体の色を「藤紫」色というパステルカラーの紫色にして、女性でも身に着けやすいようにしました。 龍が纏っている紫色ですがその昔、染めるための染料となる植物の育成が難しく手間もかかったことから次第に紫は「高貴」を意味する色となりました。紫色は日本文化の中によく見られる色で「雅」を象徴する色です。この雅(みやび)という言葉ですがこの言葉の語源は「宮」から来ています。なので龍の名前を宮龍と名付けてみました。胴体部分となっている組紐ですが胴の部分は金剛組という組み方で尾は離宮組という、名に宮がついた組み方を採用しています。 宮龍には天然石の「ローズクォーツ」を咥えさせてみました。 【ローズクォーツ】…8ミリ 石言葉…「女性の美と健康」「慈愛」 〈秘められたパワー〉 美容と恋愛運の向上 PMS(月経前症候群)の緩和 失恋の痛みを和らげ、恋愛に前向きになる 女性らしさに対する嫌悪感や抵抗感を取り除く * パステルカラーの淡いピンク色が可愛らしい天然石。女性らしさ漂う石であり、また女性に人気の石でもあります。この石は愛と美を司る金星の女神「アフロディーテ」に捧げられ、彼女を象徴する花の薔薇に由来してローズクォーツと名付けられたそうです。 天然石には何かしら力があると伝えられていますが、その力の由来を紐解いてみると龍の性格が自身の体の色から来ているように天然石も纏う色がもたらす色彩効果や連想するものが関係している様子が伺えます。そのためローズクォーツの力の源泉もこのピンク色にあるようです。 ローズクォーツは美容や恋愛にまつわる力がよく噂されますが、これはピンク色がもつ女性ホルモンへの影響が関係しているのでしょう。ピンク色は女性らしい体つきや妊娠しやすい体にしたり、髪や肌ツヤを良くする女性ホルモンの分泌を促進させると言われています。 女性の生理現象の「月経」には「月」の字が入っているのですが、月経周期と月の満ち欠けのサイクルはほとんど同じという不思議な繋がりがあり、女性と月は密接な関わりがあります。女性ホルモンと関係するローズクォーツは月の引力で満ち引きする潮のように変動する、月経時や月経前症候群(PMS)の時に起こりやすい感情の満ち引きを穏やかにさせるかもしれません。上弦の月のように満ちていき、満月のように満ち足りては、下弦の月のように欠けていくというサイクルを繰り返す女性の心身を労るようです。 蛇が脱皮するかのごとく新陳代謝を促すローズクォーツは美容の面のみならず、過去の恋愛で経験した心の痛みや失恋の痛みなど、老廃物のように溜まった気持ちを代謝させるでしょう。蛇が脱皮して龍になるように、古い皮という過去の自分を脱ぎ捨てさせるローズクォーツの神秘的な力によって新しい女性、美しい女性へと変貌を遂げられそうです。優しいピンク色をもち、いかつさと厳しさを感じさせないローズクォーツはそのピンク色で持ち主を優しく包み、慈しんでいくでしょう。 ▷サイズ…咥えているローズクォーツからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用 (気を付けてレジンを塗装していますが、顔の表面に気泡が見られる場合がございます) ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石 天然石ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パステルカラー ファッション 和 和風 和風アクセサリー 襲の色目 ロマンス 恋 愛 恋愛 カリス 三美神 宗像三女神 三相女神 運命の女神 モイラ トリプルムーン たおやか たおやめ 雅 大和撫子 神鴉 鴉 姫 女人禁制 ミソジニー 巫女 斎女 魔女 ウィッカ 有角神 ペイガン 月経 月桂樹 月 七五三 筥迫 さくら紙
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倶利伽羅龍王*ドラゴン&ヘマタイト 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております【取引ガイド】の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー*ー* 「倶利伽羅龍王」をイメージし、再現した龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している様子が伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。 そんな、色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 ときに神社やお寺に装飾として迫力のある龍の彫り物が施されている事があるのですが、これは装飾的な意味以外に、龍が水の力をもつことから「火災除け」の意味もあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など異なる姿を見ることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形にそって形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。 【不動明王と倶利伽羅龍王】 不動明王とは、空海が日本にもたらした密教にて伝わる明王の内の一尊。元は「揺るぎない守護者」という意味のアチャラナータという名前で、ここから不動と訳されるようになりました。不動明王は青黒い肌に迫力のある怒りの表情、背中には不浄を焼き払う火炎を背負い、右手には煩悩を断ち切る剣を、左手には羂索と言って断ち切った煩悩を縛り上げる縄を持った姿をしています。 密教の主尊である大日如来が優しさだけでは人を説得することは出来ないと想い、自らの化身として不動明王を生み出したと言われています。そのため不動明王は仏教に敵対するものを罰して懲らしめたり、煩悩まみれの人を力づくでも救済する方であり畏怖の存在です。しかし同時に、修行者が修行を完遂することが出来るよう加護する慈悲の存在でもあり、左目は下を、右目は上を見上げて天と地を見張っています。お不動さんと呼ばれて親しまれています。以降、私もお不動さんと呼ぶことにします。 お不動さんが右手にもつ剣にはときに、火炎に包まれた龍が巻き付いている様子で描かれることがあるのですが、剣に巻き付いているこの龍は「倶利伽羅(くりから)龍王」と言われています。 倶利伽羅のクリカとは「黒龍」という意味です。この龍王はお不動さんの化身とされていて、このような伝承が残されています。ある時お不動さんは智達外道という人物と神通力を比べて競い合いました。そこでお不動さんは火の大剣に、智達外道も剣へと姿を変えます。するとお不動さんは倶利伽羅龍王に変化して智達外道を呑み込もうとしました。この時の龍の長さは数十万キロにも及び、口からは悪気を吐き、その音は万億もの雷が一斉に轟くような凄まじい轟音で、これにはついに智達外道も降伏した…というお話です。 このお話を聞いてなんとなく想ったのですが、お不動さんが倶利伽羅龍王となって智達外道を呑み込もうとした時の大きさ、口から放たれた悪気と雷のような轟音という迫力は、長い黒煙を放って空を黒く埋め尽くし、火口から吹き出されるガス、そして噴火時に発生する雷のような「火山の大噴火」のようであったかもしれませんね。 お不動さんがもつ剣に倶利伽羅龍王が巻き付いているので、この剣は「倶利伽羅剣」とも呼ばれています。お不動さんへの信仰が広まると武士に好まれ、剣に巻き付く倶利伽羅龍王にちなんで刀に龍が彫られるようになりました。日本に密教を伝えた空海も雨乞いの修法を行う際、自作の倶利伽羅剣を手にして雨乞いを行ったことがあるそうです。 * お不動さんが背中に背負い、倶利伽羅龍王も体に纏っている「火」。「災い」という言葉にしてその漢字がありますが、よく見てみると「火」の文字が含まれていることが分かります。火がなければ料理をすることが出来ず、暖かいお風呂に浸かることもできなくなってしまうため火は重要なものであるのですが、扱い方を間違えれば物や家、生命も燃やし尽くして奪ってしまうこともあるため危険なものであることは誰もが知ることです。そう考えると、龍が水であるというのに対して「災いとは火である」と言うことになるのでしょうか。しかしお不動さんが背負う炎は何かを奪う火ではなく、不浄を焼き払う聖なる火です。 あるお寺で火事が発生した時、お不動さんがいた本堂だけは焼失を免れたという不思議なお話があります。魔のように忍び寄る火に対してお不動さんが睨みを効かせた結果、火が近寄れなかったのかもしれませんね。 その昔、「め組」で有名な火消しの人々は背中に倶利伽羅龍王の姿を彫っていたそうです。火消しの人々が倶利伽羅龍王を背中に刻んだ理由は龍が火を消すことが出来る水の力をもつことと、火事場という非常に危険な場所に赴くためお守りとしての一面があったようです。 かつて人々は干ばつが発生した時、火照る大地に潤いがもたらされるよう龍に恵みの雨を求めていました。干ばつという火のような災いに対して、龍の水による消火活動が行われていたようです。水の力をもつ龍である倶利伽羅龍王がもたらす雨水は「め組の雨」。災いという火を消すめ組(恵み)の水をもたらしていきそうです。青黒い姿をもち、悪と対峙して見張り、人々を守ろうとするお不動さんは人に例えるならまるで警察官。そして火消しの人々の背中に刻まれた、水の力を司る龍である倶利伽羅龍王は消防士のようです。 龍は厳つい見た目をしていますが、お不動さんと同じくその厳つさゆえに、火のような災いにして魔も近寄らなくなるかもしれませんね。 * そんな、お不動さんの化身である倶利伽羅龍王を再現。ブレスレットにしてみました。 日本の伝統工芸の一つである「組紐」の技術を用いて作成。ブレスレット全体が龍になるデザインとなっております。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。ブレスレットにしたことで、剣に巻き付いていた倶利伽羅龍王が腕に巻き付くようになりました。 組紐は様々な組み方があります。倶利伽羅龍王を再現するにあたって「ねじり三角組」という組み方を採用しています。剣に倶利伽羅龍王が巻き付いているようで、また剣を呑み込んで一体化したようなデザインにしました。 龍の顔ですが、額には仏像によく見られる「白毫」をイメージして銀色の粒をつけています。本来明王に白毫は付かないそうなのですが仏教の世界観を出してみたかったのであえて付けてみました。また、お不動さんがもつ倶利伽羅剣にちなんで剣のチャームを使用。この剣のチャームのところに「錫杖」もイメージして、丸い輪っかを数個付けています。 そして倶利伽羅龍王には『ヘマタイト』を咥えさせてみました。 【ヘマタイト】…8ミリ 石言葉…勝利、身体能力 ヘマタイトのキーワード… ・『火』の用心 ・『火』の取り扱いに注意 * ヘマタイトはガンメタル色の光沢をもつ姿が特徴的な天然石。力強い光沢を放つことから黒いダイヤと呼ばれたこともあるそうです。剣でなく、この倶利伽羅龍王が呑み込もうとしているヘマタイトは鉄分を含んでおり、切断したり研磨すると赤い粉を出すことからギリシャ語で血を意味する言葉が由来となって、ヘマタイトという名前になりました。血は鉄分を含みますが、想えば剣も鉄分を含んでいます。ヘマタイトは倶利伽羅龍王と組み合わせるのにピッタリかもしれませんね。 血の名前をもつヘマタイトは文字通り血の石で、血液との関連が見られる石です。古代ローマではヘマタイトに止血や治癒の力があり、生命力や身体能力を高めると信じられていました。またローマ神話の軍神マルスの加護が得られ、勝利をもたらす力があると考えられていたらしく、兵士が戦場に赴く際に共に持っていかれたそうです。ちなみにこの軍神マルスは赤い星「火星」の名前であるマーズの由来となった神なのですが、この火星でも土からヘマタイトが発見されています。 またヘマタイトは光沢が強い面が活かされて鏡に加工され、魔除けや呪術などの儀式において天と地を結びつける道具として用いられていました。 天然石には時に何かしらの力を持っていると噂されますが、その力の所以を紐解いてみるどうやらそれは龍の性格が自身が身に纏う色から反映されているように、天然石も自身が身に纏う色がもたらす色彩効果や色の意味、また用いられてきた経緯が関係している様子が見られることがあります。 黒龍の倶利伽羅龍王も纏うその「黒」という色は言わずともわかるように夜に広がる「闇」の象徴で、恐怖を意味する色で恐れられる傾向が強い色です。ですが敵に追われた時に逃げ込む物陰や洞窟の色であるため、「黒はその懐に飛び込んだ者を庇護する色」でもあります。黒に身を預けて一体化するなら強大な力を与えてくれると人々から信じられていました。黒は力を得ようとする人にとって崇拝に値する色と言われています。 古代エジプトでは生命や再生の色で、黒の強さは「魔除けの色」とされました。キリスト教では黒色は美徳や謙虚の色で、また罪を悔い改めて再生する色とされていたので修道士の服の色でした。仏教では「黒は何にも染まらない不動の色」とされていて信仰の深さを意味していました。仏教においても黒は修行僧の法衣の色です。 こうして、ヘマタイトがもつと考えられる力は自身が用いられてきた経緯に加えて、纏っている黒色の意味も含まれていそうです。黒は魔が潜む闇を意味する色であるけれど、またその魔を寄せ付けることのない色とも見られていました。ヘマタイトが災いを退けると考えられていたのも、黒という色が持ち主を闇に包みこんで敵から身を隠させるからなのでしょうか。そしてヘマタイトが加工された鏡も跳ね返すという性質があるので、鏡には魔除けの意味もありました。 儀式において天と地を結びつける鏡となったヘマタイトは天と地を見張るお不動さんのように周囲を見張り、時にその光沢が鏡となって攻撃を跳ね返しそうです。かつて倶利伽羅剣を用いて雨乞いを行った空海のようにヘマタイトは、干ばつのように襲いかかる災いの火を消すことが出来る雨水が持ち主にもたらされるよう、天と地を繋ごうとするのかもしれません。 魔や災いというのは一見害のなさそうな外見をともなって現れることもあるでしょう。周囲を見張るヘマタイトは相手に敏感に反応を示しそうです。一見害がなさそうな物事や人物であっても、周囲から評判が良くても、なぜか拭いきれない違和感があるなら気をつけるよう促すかもしれません。災いという火に気をつけるよう、火の用心を促すでしょう。 火は「怒り」や攻撃性も意味します。怒れるお不動さんの力の源もまた怒りという炎なのでしょう。人は怒りの感情が噴火すると我を忘れて暴走することがあります。しかしその怒りをもつお不動さんは怒りを力の源としつつも冷静で正義の存在です。お不動さんが悪と対峙する正義の存在でいられる理由は何なのでしょうか。 私的な見解ですが、お不動さんが怒りをパワーとしながらも冷静を保ち、正義の存在としてあり続けられる理由は、消して揺らぐことのない慈悲の心が軸としてお不動さんの中にあるからなのかもしれません。お不動さんは「火=怒り」の取り扱いに長けているようです。ヘマタイトは怒りという火を攻撃に使うのでなく、物事を前進するための火力に変えよ…と、火の取り扱いに気をつけさせるかもしれません。 *サイズ…咥えているヘマタイトからカニカンまで含めておよそ41センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨンとコットン素材の糸を使用 龍頭…着色後にコーティングとしてレジンを使用しています。(レジンは経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますので擦らないようご注意下さい。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。) ▷ヘマタイトは鉄分ゆえ水や汗に濡れると錆が発生しますのでご注意ください。ご使用後は布などで汗や水分を拭き取ることをおすすめいたします。また、長くご愛用頂くにつれて錆が発生することがあります。ご了承くださいませ。 ▷ヘマタイトは重みがあるため、着用時に重く感じることがございます。恐れ入りますがご理解の程、よろしくお願いいたします。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷剣のチャームは無理に力を加えると折れてしまう可能性がありますので、力を加えないようご注意下さいませ。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず、無関係です。 龍 竜 龍神 竜神 龍王 竜王 龍アクセサリー ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ミサンガ 和風アクセサリー 天然石 パワーストーン 辰年 不動明王 倶利伽羅龍王 警察 消防 め組 密教 占星術火星 シャーマン シャーマニズム 武甕槌 タケミカヅチ
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宮龍*【楝】ドラゴン&ローズクォーツ 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 日本の伝統色『楝(おうち)』色を纏った龍のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると体の「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で陽の光の届かない海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜のみ海上に姿を現すと言われています。 対して反対色である白は神聖さを想い起こすためか、白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることがわかっています。龍にとって身に纏う色というのは、人間に置き換えれば衣服のようなものなのでしょうか。龍の体の色はその龍の性格や心の状態を表しているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では『龍王』といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる『気』を龍と呼んでおり、中国では龍は『皇帝の象徴』で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は『辰年』として姿を見せています。 こうして見てみると、龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、『龍とは「水」である』と言うことができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。うねる川や瀧を龍と表現したり、龍にまつわる伝説がある場所はほとんど川や池など水があるところが多いようです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支において辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに、「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も変化する…ということです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているでしょうか。 現在では龍に対して雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神へ祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠のサイクルと春分と秋分の日が近いため、もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の行動時期も反映されていることもありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を現していることがわかりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い、将来幸せな結婚を送ることを想って雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武」という言葉に繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近くなると鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。この竜潜という言葉は龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような優れた人が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄が未だ世の中に姿を現すこと無く、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって天に飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと変貌を遂げ、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し龍へと進化して天に昇り、秋になって地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。龍が春分と秋分に昇り降りする理由に蛇や農作物のサイクルが関わっているのか、その真相は謎ですが、食物の成長に必要な太陽の光を同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍が暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれませんね。…というよりも、龍が暦の中で息づき活躍しているから地上に雨を豊作がもたらされているような気もします。どうやら龍は『大自然の一部』でもあるようです。 * その龍を、日本の伝統工芸の一つ「組紐」を用いて作成。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けていて全体が龍になるデザインです。一本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。龍はそのいかつい見た目ゆえ、アクセサリーだと身につけづらいこともあるのではないでしょうか?龍の体の色を「楝(おうち)」色というパステルカラーの紫色にして、女性でも身に着けやすいようにしました。 龍が纏っている紫色ですがその昔、染めるための染料となる植物の育成が難しく手間もかかったことから次第に紫は「高貴」を意味する色となりました。紫色は日本文化の中によく見られる色で「雅」を象徴する色です。この雅(みやび)という言葉ですがこの言葉の語源は「宮」から来ています。なので龍の名前を宮龍と名付けてみました。胴体部分となっている組紐ですが胴の部分は金剛組という組み方で尾は離宮組という、名に宮がついた組み方を採用しています。 宮龍には天然石の「ローズクォーツ」を咥えさせてみました。 【ローズクォーツ】…8ミリ 石言葉…「女性の美と健康」「慈愛」 〈秘められたパワー〉 美容と恋愛運の向上 PMS(月経前症候群)の緩和 失恋の痛みを和らげ、恋愛に前向きになる 女性らしさに対する嫌悪感や抵抗感を取り除く * パステルカラーの淡いピンク色が可愛らしい天然石。女性らしさ漂う石であり、また女性に人気の石でもあります。この石は愛と美を司る金星の女神「アフロディーテ」に捧げられ、彼女を象徴する花の薔薇に由来してローズクォーツと名付けられたそうです。 天然石には何かしら力があると伝えられていますが、その力の由来を紐解いてみると龍の性格が自身の体の色から来ているように天然石も纏う色がもたらす色彩効果や連想するものが関係している様子が伺えます。そのためローズクォーツの力の源泉もこのピンク色にあるようです。 ローズクォーツは美容や恋愛にまつわる力がよく噂されますが、これはピンク色がもつ女性ホルモンへの影響が関係しているのでしょう。ピンク色は女性らしい体つきや妊娠しやすい体にしたり、髪や肌ツヤを良くする女性ホルモンの分泌を促進させると言われています。 女性の生理現象の「月経」には「月」の字が入っているのですが、月経周期と月の満ち欠けのサイクルはほとんど同じという不思議な繋がりがあり、女性と月は密接な関わりがあります。女性ホルモンと関係するローズクォーツは月の引力で満ち引きする潮のように変動する、月経時や月経前症候群(PMS)の時に起こりやすい感情の満ち引きを穏やかにさせるかもしれません。上弦の月のように満ちていき、満月のように満ち足りては、下弦の月のように欠けていくというサイクルを繰り返す女性の心身を労るようです。 蛇が脱皮するかのごとく新陳代謝を促すローズクォーツは美容の面のみならず、過去の恋愛で経験した心の痛みや失恋の痛みなど、老廃物のように溜まった気持ちを代謝させるでしょう。蛇が脱皮して龍になるように、古い皮という過去の自分を脱ぎ捨てさせるローズクォーツの神秘的な力によって新しい女性、美しい女性へと変貌を遂げられそうです。優しいピンク色をもち、いかつさと厳しさを感じさせないローズクォーツはそのピンク色で持ち主を優しく包み、慈しんでいくでしょう。 ▷サイズ…咥えているローズクォーツからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用(気を付けてレジンを塗装していますが、顔の表面に気泡が見られる場合がございます) ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石 天然石ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パステルカラー ファッション 和 和風 和風アクセサリー 襲の色目 ロマンス 恋 愛 恋愛 カリス 三美神 宗像三女神 三相女神 運命の女神 モイラ トリプルムーン たおやか たおやめ 雅 大和撫子 神鴉 鴉 姫 女人禁制 ミソジニー 巫女 斎女 魔女 ウィッカ 有角神 ペイガン 月経 月桂樹 月 七五三 筥迫 さくら紙
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白龍*ドラゴン&セラフィナイト 白龍の組紐ブレスレット
¥9,800
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ★カニカンの部分をサージカルステンレスに変更 しました。(画像10枚目を参照)画像の作品のカニカンは変更前のものが使用されていますが、実物はサージカルステンレスに変更しております。ご了承くださいませ。 ー ー ー 天帝の命を受け、地上に舞い降りた「白龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物や和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やゲームといった創作世界でも登場するキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると「体の色」も様々で青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など「色々」という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その黒色が見るものに闇を連想させるからか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が指すことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上へ姿を現す…と言い伝えられています。 対して反対色である白色は神聖さを想い起こすためか、この色を身に纏う白龍は天上界に住まう「天帝」という至高神に仕える聖なる龍と言われています。天を駆け抜けるスピードはどの龍たちよりも速く、地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいるのだそうです。 龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍には性格や特徴があるようで、その特徴は自身が身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 この「色」についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。 またその時選んだ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選んだ時は活気が溢れている状態でもあれば同時にその活力を求めている時でもあり、青を選んだときは気持ちが冷静な状態であり、また落ちつきたい時でもあるようです。 色は感情を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。そして気分が暗い状態のことを「ブルーな気分」と表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって身に纏う色は人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が服の色で表されるように、龍の性格や心の状態も体の色で表現されているのかもしれませんね。自分の心の状態が体の色に映し出されているのか、もしくはその色を纏うことでその色に沿った効果が龍の心に影響を与えているのか…。 選ぶ色で気持ちが表れていることを考えれば、その時選んだり気になった龍にはなにかしらの意味があり、まだ自分でも気づいていない気持ちが隠されているのかもしれません。 * そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国では龍は「皇帝」の象徴で、歴代の皇帝は龍と例えられていました。他に干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、龍とは一体どんな存在なのかと問われると「龍は水である」と答えることが出来るかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。水との繋がりから、うねる川やごうごうと流れ落ちる瀧を龍と表現されることもあります。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支における辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるのでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も心の形状に沿って変化するからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に対して雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神が祀られている神社に参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜ龍は春分と秋分の日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる期間であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、龍は「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の活動サイクルと春分と秋分の日が近いことを見てみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の行動時期も反映されている事もありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を見せていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。竜潜という言葉の意味ですが、ここでは龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような人物が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄、豪傑な人が世の中に出て活躍することなく潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、月日の流れで行って11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると眠りから覚めた蛇が古い皮を捨てて龍へと生まれ変わり、大空へと飛び立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し、龍へと進化して天に昇り、秋に地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を、脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を見せるようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 * 冒頭でも語ったように龍にそれぞれ性格がある…。白龍がどのような龍なのか、纏っている白色の意味とまつわる伝承をヒントにして、白龍について調べてみました。 【白】 白は見てもわかるように「清潔」さを表す色。色彩心理において人は白色を見ると汚してはいけないと想い、清らかな状態を保とうとする気持ちを起こすのだそうです。また白色を見ることによって穢れのない状態にしたいという気持ちも生じさせます。清潔感が強い白色はお風呂や洗面台など身を清潔にできる場所にして清潔にしなければ不衛生となってしまう場所にもよく使われるでしょう。清らかさを示し、また清らかにする白色は洗濯といったクリーニング、掃除や清掃を連想させる色でもあります。 そんな、清らかな白色の最大の特徴は「神聖さ」でしょう。神聖さから「神を表す色」とされ、各地の信仰面において重要な色でもあります。また白はその神という「聖なる存在に仕える者」を示す色でもあり、聖職者の法衣が白であることが見受けられます。日本でも身を祓い清めて心身ともに清潔さを求める「神道」においても巫女や神主の服の色に用いられる色です。白蛇や白い鹿など動物でも白い体を持つものが誕生して人々の前に姿を現すと「神の使い」とみなされることが多いようです。 白い服を着る人と言えば、医師や看護師など医療に従事する人もよく想い出されるでしょう。汚してはいけないと想い想わせ、聖職者や医療現場などを象徴する白は「不正やミスが許されない緊迫した色」でもあるでしょう。 白は時に「生死に関わりのある色」でもあり、あの世に旅立つ人に着せる白装束の色でもあります。現代では見送る時、参列者は黒を着用しますが時代によっては参列者が白色を着ていた時があったそうで、時代劇などでも葬儀のシーンがあると参列者が白を来ているシーンが見られます。白衣に象徴される医師や看護師も人を看取ることも多いでしょう。 何も綴られておらず、これから色々な絵や物語が刻まれていく真っ白な1ページのように、白色には「初め」や「新しい」といった意味もあります。「白紙に戻す」という言葉もあるように白色は「リセットの色」にして「再スタートを切らせる色」。白いページに綴られた物語が最後まで埋め尽くされ、書ける部分である白の場所がなくなった時、ページをめくってまた新たな1ページを迎えるように…。 【白龍と七夕】 前述したように天帝に仕え、どの龍たちよりも素早く天を駆け抜け、地上では魚の姿で泳いでいるとされる白龍。 ところで白龍が仕えているこの「天帝」という至高神。名前を聞いてもどんな存在なのかあまりピンときませんが、一説では天帝はあの「七夕伝説」で有名な織姫の父であるらしく、彼女とは親子であるとされています。 機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互い夢中になってしまい、仕事を疎かにしたため怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えなくなるようにしたのですが、織姫があまりにも悲しんだため7月7日の日のみ合うことを許されたこのロマンスは有名でしょう。 天帝の側にいて仕えていた白龍が七夕伝説において姿を現して関与したというお話は聞いたことがないのですが、なんとなく想うことがあります。織姫と彦星を出会わせ、そして一度仲を切るも離れていくことがないよう再度結ばれることができたその裏には、織姫の父である天帝に仕えていた白龍が関わっていたからなのかもしれません。かつて龍を川と見て表現したことを考えれば、二人の間に入ったあの天の川は実は白龍だったのでしょうか。二人の運命の赤い糸を一旦切って白紙に戻すも、離れていくことがないよう縁を結んだのは白龍の力によるものなのかもしれませんね。 一年の内で唯一会うことが許された七夕の日になるとカササギが現れて、天の川に橋を架けて二人を出会わせるそうです。白龍は地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいるとされる伝承から考えてみれば、白龍は表舞台に現れるときはあまり自身の姿を見せようとしないのか、このカササギの正体ももしかしたら白龍が鳥に姿を変えた姿なのかもしれません。 現代では短冊に人それぞれ異なる願い事が書かれ、笹にその願いを託される七夕ですが、その歴史を遡ってみれば当初は機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで、機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったそうです。かつて龍に雨を求めていた雨乞いが様々な願望へと変わっていったように七夕も時代の移り変わりで変わっていったようです。彦星に会いたい、織姫に会いたいという織姫と彦星の両者の願いの糸を結んで七夕の日に会えるようにしたのも、七夕の日に笹に託された願いの糸を天へと繋いで成就へと結び橋渡しをするのも白龍の役目なのかもしれませんね。 ちなみに7月7日は時期的にはまだ梅雨にかかっていたりもします。それゆえ七夕の日に天の川を見ようと想ったけれど、どんよりとした雨雲がかかっていたので見れなかった…という経験は無かったでしょうか?7月7日に天の川が見れないことが多い原因ですがこれは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を七夕としていたため、現在の暦である新暦とズレが生じています。そのため旧暦における7月7日を新暦に当てはめた場合、毎年日にちに差はあるのですが2024年の場合は8月10日が旧七夕の日にあたります。この日に夜空を見上げれば、たくさんの星を纏う白龍にして天の川が見られるかもしれません。 龍が飛び交う暦の中、新暦と旧暦の両面から見て7月と8月は白龍が人知れず活躍していそうです。 【命の保護者】 真っ白なページに物語が描かれ、最後の時が訪れればめくってリセットされる…。これは人の一生とも似ているような気がします。生まれてからまだ何も描かれていない人生という1ページに人ぞれぞれ異なる物語が描かれていき、いずれ物語の終焉という最期を迎える…。 神を表すと同時にその神に仕える者を意味する事と、生死や弔いを意味する色でもある白をまとう白龍を見つめていると「命」についてよく考えさせられるようです。 日本の神様の場合、例えば織姫と彦星のように夫婦である「伊弉冉尊(いざなぎのみこと)」や「伊弉冉命(いざなみのみこと)」のように、名前をよく見てみると最後の「みこと」の部分は「尊」と書かれることもあれば「命」と書かれることもあります。神聖さを意味する「尊」と生命を表す「命」…。どちらも共通して「尊さ」をもっています。 これらを見ていて想ったのですが、尊くて命の名をもつ神に仕えるということは「生命という尊いものに仕える(守る)」という意味と似ているような気がしました。天帝に仕える聖なる龍である白龍は「生なるもの」に仕え、守っていく龍でもあるのかもしれません。 白龍の役割は白衣に象徴される医師や看護師など、健康と命を守る医療に従事している人々と似ているようです。白龍は龍の中で最も速く天を駆け抜けると言われていますが、白龍が速く駆け抜ける姿は命の危機に瀕した人の元へ一刻も速く駆けつけようとする救命救急士やレスキュー隊のようです。七夕で橋渡しをした白龍は命も橋渡しするようで、お母さんのお腹の中で成長して産まれてきた赤ちゃんを迎え入れて受け止め、お母さんの胸の中へと渡す助産師のようでもあります。 白がもつ清浄にする力やリセットさせる様子から白龍は清掃員のようにも見えます。神主がその場の穢れを祓い清めて白という清浄な状態に戻すように、白龍も汚れてしまった空間を掃除してきれいにする清掃員として活躍する時もあるのかもしれません。 目の不自由な方が白い杖をもって道を進んでいくように、白龍は白い杖となってその人の手を握り、道に迷うことのないよう導いていくような優しさを感じます。白龍は生きていけるよう手引していく龍でもありそうです。それは体が動かしにくい人をサポートする福祉活動を行っている人のようで、白龍は慈善活動やボランティア活動を行う人々のように見返りを求めない無償の愛を持っていそうです。 * 生きとし生けるもの達がもつ生命の「命」という言葉ですが「命令」や「命を受ける」という言葉があるように、命という一文字だけで「上の者から下の者へと下される命令」という意味を含んでいます。もしかすると私達命ある者は上という天に住まう神々から命という寿命を与えられ、生きていくようにと命じられて生まれてきているのでしょうか。 命令という言葉のように命がつく言葉に「天命」と「使命」もあります。天命という言葉は「天帝から与えられた命令」そして「寿命」という意味をもっています。そして使命という言葉は、「命令を下された使者が行わなければならない役目」という意味です。 自分の天命や使命は何なのか。まず天命や使命という考え方も人それぞれです。ただ、命という崇高なものを守る白龍を見つめていて個人的に想ったことがあります。 人は時に、自分にとって大切なものを『これは私の命だ』と、命と例えることがあります。「天命」は天から与えられた命令や生命という意味はもちろんのこと、天命とは「自分にとって大切な者や物事、目的」という意味もあるような気がします。そして使命は「その大切なものを守ったり目的を遂行するために生きる」ということも意味するのかもしれません。 天命や使命というと大きくて特別な者だけにあるような印象を受けますが、「人は皆生きていくように、という天命にして生命を与えられて産まれてきた。そして生きるという使命が皆にある」。そして、「天命という何か大切なものや目標がある。その大切なものや目標を守ったり行っていくために生きていくという使命がある」…ということもあるのかな、と想いました。 もしかすると白龍にとって天命にして大切なものは「天帝という神と生命をもつ者たち」なのでしょうか。白龍は「天帝という神、生命、人を守り仕えるために生きている龍にして産まれてきた龍」なのかもしれません。天命、使命…どのようなものでも、いずれも「命」に関わることであるような気がします。 時がが訪れればリセットされ、尊いという面から白色は命の色でもあるのでしょう。その色を纏う白龍は命の保護者であり、自身の天命を知り、使命に生きているようです。 白色は色の中でも最も汚れやすく、他の色に染まりやすい色です。けれどその色をもつ白龍がずっと清らかでいられる理由は、天帝や地上の生命という自分にとって大切なものを忘れることなく生きているからなのでしょう。天帝と生命を想う愛を灯火として、迷い踏み外すことの無いよう自分の歩む道を照らしているからなのかもしれません。決して離れることのない織姫と彦星のように、天帝と白龍の間にも赤い糸が存在しているようです。 …にしても、天帝や人を見守る白龍は別の存在で言えば人と神を仲介する『天使』に似ているのかもしれませんね。白龍や天使のような聖なる者は、命というその人の聖なる部分を見つめるようです。 * そんな白龍を、日本伝統工芸の一つである組紐の技術を用いて作成。ブレスレット状にしてみました。龍の頭の形をした金具を付けており、全体が龍になるデザインとなっております。一本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。組紐はコットン素材の糸を使用して組んでおり、コットンのふわふわ感で白龍に似た天使の羽をイメージしております。組み方は固く丈夫な作りになることからダイヤモンドを意味する金剛の名がついた「金剛組」という組み方を採用しました。 そして白龍には「熾天使セラフィム」の名を持つ天然石『セラフィナイト』を咥えさせました。 【セラフィナイト】…8ミリ 和名…緑泥石 石言葉…「平穏」「平和」「順応」 セラフィナイトのキーワード… ・平穏を好み、平和の道を選択する ・相手の気持ちを汲み取る ・発言に気をつける ・大切なものに気づき、天命を悟る ・初心の頃を忘れない ・自分を見失わない セラフィナイトは深いモスグリーン色の中に羽毛のような白い模様が見える様子が特徴的な天然石。 セラフィナイトという名前の語源は天使の『セラフィム』から来ています。天使には9つほど階級がありその階級の中で最も高位に位置する天使がセラフィムと呼ばれ、神と直接関わることが出来る天使とされています。日本語では熾天使(してんし)と訳され、「熾」は「火が盛んに勢いよく燃える」という意味で、熾天使たちは神に対する愛と情熱で体が燃えているという説から熾という字が使われているそうです。 どこか天使に似ていて、天帝の側近である白龍はもしかしたら熾天使のような立ち位置にいるのかもしれません。余談ですがセラフィムは別の神話に登場するセラピムという、翼をもち蛇の姿で火のように空を飛ぶ稲妻の精霊を起源にもつとも考えられています。 セラフィナイトという石が誕生する経緯ですがそもそもクローライトという石があり、その中で天使の羽のような白い模様をもって生まれたのがセラフィナイトと呼ばれます。セラフィナイトがもつこの白い模様はフェザーインクルージョンと言い、天使の羽と例えられているのですが白龍の鱗と見てみるのも面白そうです。セラフィナイトは別名クリノクロアという名前でもあります。 熾天使セラフィムの名をもつため天使の石として知られています。天然石の世界を見てみれば天使の石と呼ばれるものは他にもあり、恐らく代表的なものは淡い水色をもった「エンジェライト」という石でしょう。この石はエンジェルと、天使の名をそのままもっています。 熾天使の名をもつセラフィナイトの性格は白龍の性格と似ていそうです。命の保護者としての性格がもたらすのか、セラフィナイトは命と命が争うことを望まず、平穏を好み平和の道を選ばせるのでしょう。セラフィナイトの穏やかな性格に触れていれば、わざわざ平和を乱すような行動は起こさないよう気をつけられるかもしれません。 争いを起こす人の裏には苦しみが隠されていることもあります。例えば体調が悪かったりすると健康に対する不安やストレスで心も穏やかではなくなり、周囲に当たり散らすこともあるでしょう。そうなれば、攻撃をしてくるというのは逆に言えばSOSのサインでもあるのかもしれません。相手がなぜそんなことをするのか、セラフィナイトは相手の気持を汲み取らせるような一面がありそうです。平穏を好み、相手を想うので発言にも気をつけるよう心がけさせてくれそうです。 セラフィナイトは白龍のように、天命という自分にとって大切なものや目的を悟る力があるのかもしれません。これが天命である、と100%の答えが出るというよりは「これが私の命なんだ」と悟るほどに、大切なものが何なのか気づくことができるということでしょう。自分にとって大切なものが何なのかは経験を通していくことで分かるような気がします。となれば、天命にして大切なものが何なのか気づくことができるのは本人だけなのかもしれません。大切なものに気づいて天命を悟った時、愛と情熱が火のように熾され、大切なもののために生きていくと想うようになりそうです。 まだ初々しい初心の頃に誓ったことも、歩んでいくうちに忘れかけたり外れそうになったりすることもあるでしょう。道を踏み外していたり目的を忘れかけていたらセラフィナイトはまだ始まる時だった真っ白な1ページの頃に誓った時のことを想い出させ、我に返るかのように気づかせるでしょう。 セラフィナイトは和名で「緑泥石」と呼ばれます。泥の中にいても白い羽根が他の色に染まらない強さを見せるセラフィナイトは金銭欲、権力や名誉欲で物事を判断しないようです。天命という大切で崇高なものをみつけてもおごり高ぶらず、謙虚さを保つ印象も見られます。白いものは汚れやすく、羽のある者は堕ちやすい…。自分を見失うことの無いようセラフィナイトは見守っていきそうです。セラフィナイトにとって持ち主が「命」となるのかもしれません。 * 個人的な感想ですが、白龍が活躍しているのかもしれない7月と8月になると天国を想い浮かべます。白龍も天使もいるのであろう、あの世にして「天国」。天国がどのような場所でどのような風景が広がっているのかは分かりませんが、夏の地上のキラキラした眩しさやモクモクと肥える入道雲と青い空をみていると、天国も夏のような風景が広がっているのかな…なんて想ったりします。 8月はご先祖が地上に帰ってくるお盆がある月でもあります。そんな時期にあの世の天国を想うのは、白龍の影響もあるのかもしれません。織姫と彦星という陰と陽のように相反するものを繋げ橋渡しした白龍は、あの世とこの世という相反する世界をも繋げて橋渡ししていそうです。 毎年七夕の日だけ会うことが出来る織姫と彦星。夜空に織姫を表すベガと、彦星を意味するアルタイル、そして二人を仲介するかのように位置するはくちょう座の夏の大三角形が夜空に浮かび上がり輝くことが、二人が再び巡り合うことが出来たことを証明しているようです。 何万年と続いてきた、消えることのない愛の炎が天上にある。白龍も天上で、天帝と地上の生命への愛で心に火を熾し、愛と情熱で燃えていそうです。 ▷サイズ…咥えているセラフィナイトからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷素材… 組紐:コットン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化や変色したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当作家はいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。 #龍 龍アクセサリー 龍アクセサリー 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリー ドラゴンアクセサリーレディース ドラゴンモチーフ 龍ブレスレット ドラゴンブレスレット 天然石ブレスレット 組紐ブレスレット 白龍ブレスレット セラフィナイト セラフィナイトブレスレット 白龍 ホワイトドラゴン 七夕 パートナーシップ 天使 熾天使 セラフィム エンジェル 天国 サマーランド シャーマン シャーマニズム 菊理姫 龍神 龍神ブレスレット マグネティズム ナイチンゲールの灯火 ホスピタリティ 白い世界の橋渡し 運命の赤い糸 双子の炎 ツインフレイム 魂の伴侶 ツインソウル 天命 使命 召命