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金龍*ドラゴン&出雲黒松 龍の組紐ブレスレット

¥5,500 税込

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◎再制作にあたり、デザインを変更させていただきました(組紐の組み方を変更しております)。恐れ入りますがご理解の程よろしくお願いいたします。

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黄金色に輝く姿が眩しい『金龍』のブレスレットです。


皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、漫画やゲームといったファンタジー世界に登場するキャラクターなど、想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。

また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など、カラフルに存在している様子が伺えます。

龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その暗闇のような黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届くことのない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すそうです。

対して反対色である白色は神聖さを想い起こすことからか、この色の纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を聞いてみるとどうやら龍にはそれぞれ性格や特徴があるようで、それも自身が身に纏う色がもつイメージが反映されているようです。

そんな、色とりどりな龍たちですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば、仏教では龍は仏法を守護する「龍王」としても存在しており、風水では大地を走り家屋に流れ込む良い「気」を龍と呼んでいます。中国では龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝は龍と例えられていました。

こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることがわかります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。

けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と答えることができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。龍と水との関係から、龍のようにうねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。また龍神が祀られている場所のすぐ側に川や池、湖など何かしら水があることも多いようです。

龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など異なる姿を見ることができるのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の姿も異なってくるのでしょう。

そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なってくると想います。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形に沿って変化するかもしれないと考えられるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して、龍という水を受け止めているのでしょうか。

【龍と暦】
様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。

伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日ごろの秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と長年関わってきたお米もおよそこの期間内に実って収穫することができます。

またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれません。

そして暦を一年と全体的に見てみたら龍は春分と秋分の日のみならず、より深く暦の中に息づいていることが分かりました。

3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。

桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。

この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国の故事…「黄河の中にある、龍門と呼ばれる流れの険しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という言い伝えが由来となっています。この故事にちなんで鯉のぼりが掲げられるようになりました。

鯉から龍へと進化した経緯から龍は「出世のシンボル」ともされています。この鯉から龍になる話は鯉の滝登り伝説とも、「登竜門」とも呼ばれます。この伝説から転じて登竜門という言葉は「立身出世や成功のための関門、人生の岐路となるような試験」を示すようになりました。現代においてはコンクールやオーディションも登竜門と例えることができるでしょう。また登竜門の意味は時代の変化により少し変わっているようで、「大物を輩出しやすい場所」といった意味でも使われることがあります。

にしても、蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようですね。

5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると、今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。

この竜潜という言葉ですが、ここでは龍を「優れた人や英雄」と例えており、「龍のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することなく潜むかのように日々過ごしている」という意味です。龍が9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくのではないでしょうか。

3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に天に飛び立ち、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、夏を通り過ぎて9月の秋分の日に地上に降り立つと、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。

一年間における龍の動きを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生すると龍に進化して天に昇り、秋に地上へ帰還すると淵に潜り眠るというある種の死を迎え、春になると蛇となって再び蘇るという死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。

農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」であり、水のように流れて移ろいゆく暦にして「時」も司っていそうです。

【龍と五行】
自然の一部となって暦を動かす龍は、その自然の動きを説く「五行思想」にも姿を現しています。

五行思想とは、「この世の森羅万象は木、火、土、金、水の5つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環して成り立ち、また変化している」という考えです。この考えは古代中国にて誕生しました。

大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生じ、「火」が物を燃やすことで灰となって土に還り、「土」は金属や鉱物を土の中で育んで生み出し、「金」の表面に水が凝結されることで水が生み出され、そして「水」は木に水分を与えて成長させる…。次第に方角や四季など様々なものが五元素にそれぞれ割り当てられていきました。この五元素の中に龍も当てはめられるようになり、

「木」には東と春の「青龍」
「火」には南と夏の「赤龍」
「土」には中心と、季節の変わり目である土用の「黄(金)龍」
「金」には西と秋の「白龍」
「水」には北と冬の「黒龍」

…が、それぞれ当てはめられるようになりました。この中で金龍は黄龍と共に「土」に当てはめられています。

東西南北を囲む中心に位置する土は植物を地中で育んで地上に生み出していくことから、土には「育む」という特徴があります。

もし龍にそれぞれ特徴があるのなら金龍はどんな龍なのでしょうか。龍の特徴は色から読み取ることが出来るようなので金色と、金色と似た色である黄色にも注目しつつ、また前述した五行において金龍が置かれている土の性質も視野に入れながら金龍について紐解いてみました。

【金龍】
金色とよく似た色である「黄色」。日本では「太陽の色」というと赤のイメージが強いのですが、諸外国では黄色が太陽の色とされています。そして黄色がその太陽から放たれる光の色でもあることから、黄色には「喜び、希望、光、元気、賑やか、躍動」の意味があります。

その黄色が光を放ったかのような色である金色は、収穫間近である黄金の稲穂からも連想できるように「豊かさや実り」を意味する色。実り…ということで金色には「結果」という意味もあるでしょう。

そして金色は金・銀・銅のランクにおいてトップを示す色。ゆえに金色は「頂点」を表す色で、ステータスの高さから権力、財力、地位の色にして「特別」を意味する色でもあります。

また金色は、太陽のように自身から輝きを放つ様子から「自身がもつ力を発揮する」という見方もできそうです。

これらの意味をもつ金色を纏う金龍は、例えるなら金メダルを獲得したオリンピック選手のようです。努力の末に金メダルという頂点を掴み取り、ピラミッド型の権力構造の頂点に座す皇帝のように、金銀銅とそびえ立つピラミッドのような表彰台の頂点でオリーブの栄光を飾る人に例えられるような気がします。金龍のような人は栄光を手に入れて注目を浴び輝いている人であり、何かしらの分野や組織において頂(いただき)に君臨しているのでしょう。

述異記という文献があるのですが、この文献によると、何年も年はかかるのですが「青い龍も次第に黄色になる」とされています。(青と書いてありますが、青龍の青はブルーのことでなく緑色のことを指します。)話からすると青龍はまだ龍になったばかりの新人の龍なのでしょうか。

青龍は五行では植物である木に該当しています。金龍がその植物を育むことから、金龍は現役時代に活躍して後に現役を引退し、将来金メダルを目指す青龍のような若きアスリートを成長させてサポートするコーチや監督のような経験者にも見えました。

金龍と青龍は師弟関係にあるのかもしれません。金龍も最初は初々しい緑色の龍で、自身も金龍のようなベテランから指導を仰ぎ、成長して舞台に立ち金メダルを目指す。そして現役を引退すると今度は自分が青龍という新しい芽を育てる側になるのでしょう。

そんな金龍は登竜門のような存在で、険しい龍門そのものであるのかもしれません。金龍は「蛇や鯉を龍へと変化させる龍」で、人を龍という優秀な人物へと成長させて世の中に輩出させやすいような気がします。五行において金龍は季節の変わり目に配置されているのですが、金龍は鯉から龍になるような、人生における節目という変わり目の時を告げていくでしょう。

土は土台という、いわば「舞台・ステージ」です。大会関係者が選手のために活躍できる舞台を用意するように金龍は「力を発揮できる時と舞台を与える」でしょう。金龍は「ステージに立つことができるよう成長させる龍」であり、またコンクールやオーディションで才能ある人が選ばれて世に頭角を現すように、金龍は「表舞台に立つ人を選ぶ」という一面もありそうです。龍のような優秀な人物へと成長させて表舞台へと送り出したり、龍のような優れた才能をもつ人を見抜きスポットライトを当てて選出するのでしょう。

選手が活躍できるよう成長させる指導者や尽力する大会関係者のように、金龍は縁の下の力持ちなのかもしれませんね。

龍は雨をもたらすとされていますが太陽のような明るい光を放つ金龍は逆に、その太陽のような輝きで雨雲を退けて空を照らし、雲一つ無い清々しい秋の頃の青空を見せるような気がします。もしかすると金龍は『晴れ(ハレ)をもたらす龍』なのかもしれません。雲一つ存在しない晴れと、希望や喜びと賑やかな雰囲気に満ちたハレの日という特別な日を。

金龍は晴れ渡る空のような晴れと祝い事というハレの日、そして希望に満ちた晴れ舞台を同時にもたらしていきそうです。


そんな金龍を、日本の伝統工芸品の一つである「組紐」を用いて作成、ブレスレットにしてみました。

組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けており、全体が金龍になるデザインとなっております。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。組紐は金剛組という組み方で組んでいます。

そして金龍には『出雲黒松』を咥えさせてみました。

【出雲黒松】…サイズ:8ミリ

出雲黒松とは、出雲で育った「黒松」という植物のことです。職人さんの手によってビーズ状に加工されました。

黒松は海岸に多く自生する木です。この「松」という名前についてですが、一説に樹齢が長く保たれることから「保つ」が次第に松という言葉に変化したという説があります。また冬でも緑色を保ったまま過ごすことから変わらず「待つ」とも、かつて松の木は神様が降りる依代になると考えられていたことから「神様が訪れるのを『待つ』」からきているとも考えられています。

この黒松が育った出雲は神話の舞台でも有名です。時期で言えば、出雲に注目が集まる時はおそらく『神在月』が有名ではないでしょうか?10月は和名では「神無月」と呼ばれます。これは10月になると日本中の神様が出雲に集まって「神議り(かみはかり)」と呼ばれる会議を行うため、各地で神様が不在となるため神無月と呼ばれるようになった…と伝えられています。逆に神様が集う出雲では神在月と呼ばれています。

この神議りですが、旧暦で10月10日から旧10月17日まで行われます。現在の暦である新暦とズレが生じるため、現在の暦で換算すると毎年日にちが異なるのですが、2023年の場合は11月22日から11月29日の間に神様が出雲で会議を行います。神無月とも神在月とも呼ばれる10月に行われていた神議りですが、現在の新暦では竜潜月である11月に行われることが多いようです。

この神議りの内容は男女の縁を誰と結ぶか、一年のお米の収穫量をどれくらいにするかなど人生の様々なことを話あって決めていると考えられているのですが、会議の内容は我々日本人には完全非公開となっていてその内容は秘密で隠されています。

秘密のベールで包まれた神議り。その内容は定かではないのですが個人的に感じたのは、何百年の時を耐え忍んで龍に変化した蛇のように、長年の努力により龍のような優秀な人物へと成長を遂げた人、厳しい龍門を超えて鯉から龍になった人、そして未だ世に出ることなく眠る龍のような人をどうやって表舞台に送り出すのか。表舞台に送り出すために必要となる縁を誰と結ぶのか。そんな話し合いも行われているのかな、と想いました。

出雲を中心として日本の東西南北から神々が集結するこの時、この会議という場を神々に与え、会議の中心人物にしてまとめ役となるのは黄金色に輝く龍神さんなのかもしれませんね。金龍の采配はうねる川のように、時代のうねりという大きな変わり目もたらしていきそうです。

出雲で育った黒松はこの地に集う神々をおもてなしして会議の行く末を見守り、下される決議を待っていました。この黒松がいつかあなたの運命を照らし、その行く末を示してくるのかもしれません。

▷サイズ…咥えている出雲黒松からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能

▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。

▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。

▷組紐の素材…レーヨンとポリエステルの混合糸を使用

▷金具はできる限り、変色しにくいサージカルステンレスのものを使用していますが、一部の金具は非サージカルステンレスとなっております。長くご使用いただくにつれて変色が見られる場合がございますのでご了承くださいませ。また、金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。

▷龍や天然石にまつわる力をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。

▷返品・交換とサイズ変更不可となります。

▷当作家はいかなる宗教団体にも所属しておらず無関係です。

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