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四:弁財天*白龍蛇*ドラゴン&タイチンルチルクォーツ 白龍の組紐ブレスレット

¥4,690 税込

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「弁財天」のお遣いとされる白蛇を白龍と組み合わせた作成した、その名も「白龍蛇」のブレスレットです。


弁財天やそのお遣いとされる白蛇についてそのお話の前に…。まず皆さんは龍と聞けば何色の龍を想い浮かべますか?龍について調べて見ると緑色の龍もいれば赤龍、黄龍、金龍、白龍、銀龍、黒龍…など「色々」という言葉通り存在していることがわかります。そのため龍を想像した時に想い浮かべる色は人によって様々でしょう。

龍がそれぞれ異なる色を身に纏うのには何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その黒色が明るい物を拒絶する意志を示すのか黒龍は光を苦手とし、普段は光の届かない海底に身を潜ませ、月の光さえ射すことのない新月の夜のみ海上へと姿を現すという言い伝えが残されています。対して反対色の白を纏う白龍は清らかさを感じる白が連想させるのか白龍は天帝という天に住まう至高神に仕える聖なる龍とされています。どうやら身に纏う色がもたらす色のイメージとその龍にまつわる伝承は関係しているようです。

色も色々あり性格も違うようである龍…。そんな龍達ですが、龍は神社では『龍神』として祀られている様子を見ることもあれば仏教では『龍王』として仏法を守護する守護神としても伝えられています。また風水では大地を走り家屋に流れ込んでくる良い『気』を龍としており、龍は「あらゆる運気を司る」縁起の良い瑞獣とされています。中国では時に龍は『皇帝の象徴』で、歴代の皇帝たちは皆龍に例えられていました。また龍はその一年を司る動物…干支の中でも『辰年』としても姿を見せています。

こうしてみてみると龍は様々な場面にて異なる姿をもって存在していることが分かります。そのため龍について一言で語るのは難しいようです。けれど、龍についてまとめる方法があるとすれば「水」が鍵となってくれそうです。

龍はそもそも水を司る『水神』としての性格を有しており、いにしえの時代では干ばつや日照りが続いて地上が渇きを覚えると人々は農作物や生活に必要な雨という潤いを求めて龍神に対し雨乞いを行っていたそうです。そのため龍は水との関りが深いと言われています。瀧や湖、池など水がある場所に龍神が祀られていることも。川を龍と例えることもあり、時に神話や伝説などで龍または蛇が暴れて人を襲う話が残されていることがあるのですがこれは一説に川の氾濫や洪水による被害を例えた話とも見られています。龍が龍神や皇帝、風水など様々な場所で見ることができ、かつ意味も変わってくる理由…それは水が注がれる器によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。

現代では龍に潤いを求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば何かしらの目標や叶えたい夢がある時、人は龍神が祀られている神社へ参拝したり運気の向上を目指して風水を試し、龍という気を家屋に招き入れようともしています。

時代が変わっても人が龍を見つめ、想うことは変わらないようです。かつていにしえの時代に雨が降って欲しいという胸の内に秘めた気持ちが龍神に伝えられて雨という形となってもたらされたように、心の中に想い描く夢や願望が雨のように現れて現実のものとなって欲しいと…。

【龍と暦】
そんな龍たちですが、龍は最初から龍として生まれてきているのではないようです。中国にある伝説によると、中国にある黄河という大河の中に「龍門」と呼ばれる流れの激しい場所があり、そこを登りきることができた鯉は龍になる…という話があります。5月5日の端午の節句に鯉のぼりが空高く掲げられますが、これはこの鯉の滝登り伝説が由来しています。また別の話では蛇が何百年もの年月を経ることで龍になるとも言われています。原型が蛇でもあるためか、時に蛇を龍と同一視することもあります。

龍について本当の所はわかりませんが、どの龍達も当初はみな鯉か蛇だったのかもしれません。鯉の滝登り伝説もあって龍は『出世の象徴』ともされています。龍が出世のシンボルとなりえたのは自らが鯉や蛇から龍という大きな存在へと変貌を遂げ、天を翔けるほどに出世した経験をもつからなのでしょう。


龍神、龍王、風水、皇帝…色々な場所でみる龍は『自然の一部』でもあるようです。伝承によれば龍は3月21日頃に訪れる「春分の日」になると天へと飛び立ち、9月22日頃の「秋分の日」になると地上へ降り立ち、身を淵へ隠す…という言い伝えが残されています。

なぜこの時期に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関わっているのかもしれません。作物により育てる時期はそれぞれでしょうが、3月から9月までの時期というのは農作物を育てて収穫できる時期と当てはまっているような気がします。

もう一つ考えられそうなのが鯉と同じく龍の原型ともされている「蛇」の「冬眠サイクル」です。蛇が冬眠する時その種類にもよりますがおおよその蛇たちは3月の春になると土から出て活動を始め、10月頃には再び土の中で潜って眠り始めるそうです。雨が降る梅雨時の5,6月が最も活動が活発になるとのこと。3月に飛び立つ龍のように蛇も土から現れ、9月に龍が地上へと降りてくると連れて10月頃に蛇も土という淵へ身を隠す…。蛇の活動サイクルは龍の活動する時期ともよく似ているようです。

そして一年間を通して見てみたところ、龍は春分と秋分のみならずもっとよく姿を見せていることが分かりました。

3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事はそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。

桃の節句を過ぎて春分の日に龍が飛び立つと、鯉が滝を登って龍になろうとする伝説にあやかって鯉のぼりを掲げる「端午の節句」。この険しい龍門と熱い夏を乗り越え収穫の時期である9月の秋分の日に降り立つと今度は「11月」。11月は和名では霜月と呼ばれることが多いのですが実は呼称は他にもいくつかあり、なかでも「竜潜月」という呼び名が11月にはあります。これは龍を優れた人や英雄、豪傑な人と例え、その竜が潜んでいる…「優れた人、豪傑な人など力がある者がいまだ世に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」といような意味だそうです。

3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になろうと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと11月は再び飛び立つ3月の時を待つように眠りにつく…。一年間の龍の動きを見ていたらまるで一匹の蛇が春に誕生して龍になり、冬を前にして眠るという死を経験したのちまた蛇となって蘇り現れる…という脱皮を繰り返しているように見えました。暦と農作物の成長というのは深く連動しあっており太陽の光と同じく雨もまた農作物の成長に必要であるため、農作物に強い影響力をもつ龍は『暦』、そして『農耕』とも深く関わっているようです。

【五行と龍】
自然の一部として暦の中でも生きる龍は、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。

「五行思想」とは、古代中国より誕生した「この世の森羅万象ありとあらゆる物事は『木』、『火』、『土』、『金』、『水』の五つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響し合うことで世界が循環し、変化している」という考えです。

大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生まれ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」からは黄金や鉱物などが生み出され、「金」の表面に水が生じることで水が出き、「水」が木に水分を与えることで育まれていく…。このように良いプラスの関係になる循環を「相生(そうしょう)」と呼びます。

逆に「相剋(そうこく)」と言って木は土から栄養を吸い上げて土地を痩せて疲れさせ、土は水の動きを制御し、水は火を消し、火は金属を溶かし、金は刃物となって木を伐り落としてしまう…というマイナスな関係になる循環もあります。

しかしプラスが良くてマイナスが悪いということではなく、水が火を消してくれるから木が全て燃えずに済み、土は水の動きを制限するからこそ水という器がなければ定まることのできない水の受け皿となって、水を保たせることができます。

次第に方角や色、惑星など様々なものが五元素のいずれかに当てはめられていくようになりました。そしてこの五元素の中にも龍が当てはめられており、

「木」には東と春の『青(緑)龍』、

「火」には南と夏の『赤龍』、

「土」にはあらゆる方角をまとめる中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』、

「金」には西と秋の『白龍』、

「水」には北と冬の『黒龍』

…がそれぞれ当てはめられるようになりました。


今回白蛇と組み合わせた白龍ですが、五行において白龍は日が沈む方角である「西」と、春に飛び立った龍が下りてくる「秋」をもつ『金』に当てはめられています。五行において「金」は土から生み出される金属、黄金と鉱物、同時に金属である刃物も意味しています。そして秋は春から芽吹き成長した作物の実りが現れる収穫期を表す時期。五行の「金」は「実った作物を刈り取り、豊かさを享受する時」でもあるようです。刃物を表し土から黄金という豊かさが生み出される…。これはまるで秋に実った稲や作物を刃物の鎌で刈り取って収穫し、豊かさを得ることと似ているような気がします。

【弁財天】
人気のある方なのでご存じの方も多いでしょう。仏教にて伝わる、楽器の琵琶を持ち芸能・技芸の向上、巧みな話術を意味する弁舌、智慧、財運を司り、また美しい容姿を持っており、『天部(弁財天、毘沙門天…のように名前に天がつく仏法の守護神)』の一人です。多彩な力をもつ方ですが中でも財運が注目されやすく、財運向上のご利益を求める人が多いように見られます。日本各地にお祀りされており日本人となじみ深い女神です。「弁天さん」と呼ばれて親しまれていることもあります。以降、私も弁天さんと呼んでお話することにします。

弁天さんは蛇や龍を眷属としており、中でも白い蛇は彼女の遣いともされています。そもそも白蛇と同じく白い鹿など、自然界に突然白い体をもつ動物が表れたら神のつかいとされる考えが昔からあります。白龍は天帝という至高神に仕えているとされていますが、どうやら白蛇の場合は弁天さんに仕えているようです。

龍も飛び交う暦においてかつて健康祈願の行事を行っていた巳の日ですが蛇が弁天さんの遣いであることからこの日は弁天さんとのご縁がある吉日とされ、その中でも1年のうち6回しか訪れない己巳(つちのとみ)の日はさらに縁起のよい日とされています。

巳の日や己巳の日つながりで、「一粒万倍日」という縁起の良い日もあります。「一粒(ひとつぶ)の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味で、その日蒔いたものが何倍にもなって後に戻ってくるといわれています。そのため巳の日や己巳の日、一粒万倍日にお財布を新調したりこの日に投資をしたりする人も多いようです。

【女神の系譜】
弁天さんがどんな方なのかちょっと気になったので色々と探ってみたのですが、どうやら弁天さんの歴史にはユーラシア大陸を長く続いた道「シルクロード」のように、長い道にして『女神の系譜という名の大河』が浮かび上がってくるようです。


日本に普及している仏教はご存じの方もいる通りインドから来たものですが、この弁天さんも元はインドやネパールで信仰されていたヒンドゥー教に登場する『サラスヴァティ―』という『豊穣を司る川の女神』が由来で、ヒンドゥー教や仏教が中国に伝わり交わる過程において『弁財天』として新たに生まれ変わり、中国から日本に仏教が伝来した時に彼女も日本にまで訪れたそうです。

弁天さんのモデルらしくサラスヴァティ―も「ヴィーナ」という琵琶に似た楽器をもち、彼女も芸術や智慧を司っていました。川の女神であった彼女は川の流れる様子から次第に『言葉』や『音楽』など流れていくものも意味するようになったとのこと。弁天さんの弁舌もここから由来しているのでしょう。

このサラスヴァティーもさらに遡ってみると、ペルシャ(現在のイラン)で信仰された水の女神『アナ―ヒタ―』と同じ起源をもつとされ、水が生き物を育てる面からアナ―ヒタ―は人や動物、植物の豊穣をもたらす女神とされ、また豊かさや美、愛の星とされる『金星』の神でもありました。

そしてアナ―ヒタ―はシュメールやメソポタミア(現在のイラクやシリア周辺)に存在していた金星の女神『イシュタル』と習合され、時代によってはギリシャでは金星の女神『アフロディーテ』とも習合し、そしてアフロヴィーテはローマ神話に登場する、金星の名前にもなっている女神『ヴィーナス』とも同一視されていきました。弁天さんの誕生を辿ってみれば愛と美の女神の存在があり、そしてその女神が象徴とする空に瞬く星「金星」へと辿り着くようです。

およそペルシャのアナ―ヒタ―を中心に金星の女神たちは西では同じものと見なされて溶けあう水のように融合され、東では器によって形や意味を変える龍や水のようにサラスヴァティ―から弁天さんへと変わって行きました。ローマやギリシャ、イラクやシリア、イラン、インド、中国、そして日本…。世界地図を広げこれらの国々を線で引いて繋げてみると、地中海から日本にまで続くシルクロードのように長い道のりが現れます。川を司っていたサラスヴァティ―のようにそれはまるで『女神の系譜という大河』のようです。

【女神と文明】
人類の歴史が始まって以来、世界各地に様々な文明が栄えては滅んでいきました。過去に栄えた文明として名を連ねる4つの文明があります。現在最も古い文明とされ、女神の系譜の一人であるイシュタルが存在していた『メソポタミア文明』、砂漠が広がりその建築方法にはいまだ謎が残るピラミッドを象徴とする『エジプト文明』、インドおよびパキスタン周辺で栄えた『インダス文明』、アジアで伝えられる龍発祥の地である中国の『黄河文明』…。

そしてそれらの栄えた文明のほとりには「大河」があり、大河によって文明が興り発達していったと言われています。メソポタミアには「ユーフラテス川およびティグリス川」が、エジプト文明には「ナイル河」、インダス文明には「インダス川」、中国の黄河文明には文明の名前にもなっている「黄河」があり、そしてこれらの川は現在もまだ存在しています。

大河があることで船で物資が運ばれ、川の水を引いて行う灌漑農耕が行われて発達していき、作物の成長を観るために人々は暦も創り出し、次第に建築技術、芸術や美術、信仰…ありとあらゆるものが育まれていったため、大河の存在が文明を大きく育てていったと言われています。また記録を取ったり意思疎通のために『文字』が発明されました。

優れた話術の弁舌をもつ弁天さんとサラスヴァティーが司っていた言葉にしてその「文字」。私たちは普段何気なく文字を使用していますが文明が興った中で最も大きな発明は文字であるという見方もあります。文字が最初に生み出された場所も最初の文明にして女神イシュタルが存在していたメソポタミアだったそうです。文明が豊かに発展し農耕や暦、文字が作り出されたのは、弁天さんやサラスヴァティ―のように智慧をもち、豊かさを司る美の女神から与えられてきたからなのではないでしょうか。最大の発明とされる文字を人類が作り出すことが出来たのは、言葉を司る女神からの賜物によるものなのかもしれません。

弁天さんとモデルになったサラスヴァティ―ですが、琵琶やヴィーナという楽器を持っていることから芸術家としての性格を持っていることを示しているようです。豊穣にして美の女神がなぜ芸術的な一面をもつのか、それは『芸術/藝術』という言葉の意味からヒントを得られそうです。

「芸術」という言葉の『芸』。普段は「芸」が用いられやすいですが時に『藝』とかいて「藝術」とするときもあります。実は芸と藝は意味が違うらしく、「藝」は「地面に種や草木、苗を植えている様子」と「修練して身に着けた技」という二つの意味があり、対して「芸」という字は本来は農業用語で「草を刈り取る」という意味だそうです。藝の意味には植物を植えて育てるという農耕の動きと、アーティストが練習を重ねることで得られる巧みな技が重なっています。

彼女らにアーティストとしての性格が見られる理由、それは芸術家が作品を生み出すことと植物を植えて育てていくことは似ているからなのではないでしょうか?芸術家が作品にして美術品を生み出す、それは修練されて身に着けた術(技)によって作品という美の花を咲かせるのだと…。芸術家は自らを土壌とし、そこから美の花の種を植えて育て、作品という美しい花を咲かせていくようです。

美しき女神にとって土という地上に栄えた文明もまるで花のようなのでしょう。藝という言葉の意味のように植物のように植えられ、巧みな技によって育まれて花開き、芸の意味のようにいつか刈り取られるように衰退する時期が訪れます。文明において生活基準のみならず芸術・芸能・美術などの面が発達していったのも、弁天さんやサラスヴァティ―が芸術家のように巧みな技術を用いて美という花を文明の中で育ててきたからなのでしょうか。文明のほとりには大河があると言われた、そしてその文明の発達の裏には川の女神にして豊穣や智慧、藝術を誇る美の女神たちが人々に多大な祝福を与え、また女神たちが文明という花を地上に咲かせたからなのであるようです。

ちなみに弁天さんを龍や蛇と関連付けられるのは日本独自のものらしく、中国では見られないそうです。川を龍とする見方もあることと前身のサラスヴァティ―が川の女神でもあったことを見てみれば、龍と繋げても不思議なことではないかもしれませんが、もしかするとサラスヴァティ―が中国へ渡って弁天さんへと生まれ変わり、日本に訪れる途中に彼女と出会った龍がその美貌と巧みな琵琶の音色に虜になって、弁天さんが日本に訪れる時お供するかのようについてきたのかもしれませんね。


弁天さんの遣いとされる白蛇。その白蛇と白龍を組み合わせてブレスレットにしてみました。日本の伝統工芸品『組紐』の技術を応用して作成。龍の頭の形をした金具に組紐を組み合わせてブレスレット全体で龍になるように仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。眼の色は赤とオレンジが混ざったような色味にして金星のように輝き燃えるような瞳に。額には仏様によく見られる、額にある『白毫(びゃくごう)』をイメージして金色の粒をデコレーションしました。本来天部に白毫はつかないそうですが、個人的な趣味で入れてみました。

白龍蛇には『タイチンルチルクォーツ』を咥えさせました。

【タイチンルチルクォーツ】…8ミリ
和名「金紅石入り水晶」

石言葉…「強運」「信念」「革新」

◎秘められたパワー…
・様々な運気を強化する
・情熱や活力、刺激を高める
・直感や洞察力、感性を研ぎ澄ます
・人やチャンスを呼び込む
・金運、財運を高める
・夢や目標に近づけるようサポートする

クリアな石「水晶」の中に、『ルチル』と呼ばれる金の針が含まれている様子が特徴的な石。

水晶の中で煌めくルチルですがこの針の大きさは石によって大きさや太さが違います。そのため同じものは何一つとないでしょう。ルチルの大きさによってそれぞれ異なる呼び方や例え方をされており、細く繊細なルチルは「エンジェルヘア」や「ヴィーナスヘア」などと呼ばれ、天使や美の女神の髪と呼ばれています。今回使用したタイチンルチルクォーツの「タイチン」とは中国語で『太い金』という意味らしく、ルチルが束上になっていることが特徴的です。以降、省略してルチルクォーツと呼んでいきます。

ヴィーナスと同一視された女神アフロディーテはギリシャ神話において、泡から誕生したと伝えられています。繊細なルチルを美の女神の髪と例えられますが、ルチルが束上になっているタイチンルチルクォーツの場合、それはまるでアフロディーテが泡から生まれた時に水の中で揺らめき、キューティクルで輝く金髪のようにも見えそうです。またその輝きは、実りの時に黄金色の輝きを放つ稲やイネ科の植物のススキや葦の束のようです。

針の形状がいかがであれ、ルチルクォーツという石は財運を高める石としてよく知られています。豊かさを強く印象づけるこの石はまるで天然石界における金星のような雰囲気があるでしょう。財運に注目されがちですが実はルチルクォーツは芸術的な才能を魅せる弁天さんやサラスヴァティ―のように、作品という美の花を咲かせようとする芸術家・アーティストやクリエイター、物作り、舞台というステージに立って自身の才能を披露していく、いわば『表現者』の方にも良い石と想われます。

なんらかの力を秘めているとされる天然石ですが、その力の由来はどこからきているのか紐解いてみるとその石が纏う色からもたらされる色彩心理や効果、また表面上に現れる模様、用いられてきた経緯や歴史などが見られます。そのためルチルクォーツの力を読み解く場合、土台となっている『水晶』とその中に含まれる『ルチル』に注目してみるとよさそうです。

水晶ですが見た目と名前からも見られるようにまさに「水の石」。日本でも産出可能な石で、いにしえの頃水晶の中には水の精霊が宿っていると考えられ、一時期は「水精」と書いて「水晶」と呼んでいた時期もあったそうです。龍と水は関係がある、そして水晶の中に水の精霊が宿っている…と聞けば、この水晶の中に潜み宿る者は龍だと連想することもあるのではないでしょうか。ルチルクォーツが金星のようなら、水晶は龍のような石であるように感じます。

水とイコールのような関係をもつ龍が風水においてあらゆる運気を司る者であるように、水晶は仕事運、金運、恋愛運…など、ありとあらゆる運気を向上させるという話があります。そしてルチルという輝きをもったルチルクォーツはその力をより強化しそうです。水晶の水という側面から、ひとつひとつ違う願望という小さな種に水を与えて育んでいくでしょう。

アフロディーテが存在していたギリシャではいにしえの時代、詩人や音楽家がもつ詩や音楽の才能というのは「ミューズ」という音楽の女神から与えられたものだとする考えがあったそうで、音楽を意味する言葉「ミュージック」はこの女神ミューズが由来しています。音楽の才能は音楽の女神から与えられる…そうならば、芸術家の人々も美しい金星の女神から美を生み出す才能を与えられているのかもしれません。「ルチル」という名前ですが由来はラテン語で「燃えるような」や「赤い」という言葉からきているらしく、それゆえルチルクォーツは「火の性質をもつ石」という話もあります。水晶という水の中に火の気をもつルチルクォーツは美の女神から与えられた、美や豊かさを生み出す才能や情熱を呼び覚まし、情熱に火をつけて燃える炎のように高めていくでしょう。

アーティストの作品というのは時に不思議な閃きやインスピレーションにより作り出されることがあるのですが、古代ギリシャにて詩人や音楽家がインスピレーションを受け取る時も、その不思議な霊感は女神ミューズからもたらされるものだとも考えられていたそうです。ルチルクォーツは美の女神からもたらされるインスピレーションを受け取れるよう直感力や受け取る感性、感受性を強めるでしょう。ルチルに何一つ同じものがないように、ルチルクォーツは感性とともにオリジナリティ…その人だけの個性という花を育てていきそうです。

弁天さんですが「弁才天」もしくは「弁財天」と、財または才で表記されます。これは「才」が「財」にも通じる…ということで弁才天とも、弁財天とも書かれるようになったそうです。ルチルクォーツは『「才」能によって「財」を得る』とする人や、それを望む人にも良いかもしれません。自から美という作品を生み出そうとするとき恐らくルチルの力が発揮されるでしょう。かつて弁天さんがその魅力で龍を惹き寄せたようにルチルが女神のように輝いてチャンスや人、幸運を引き寄せていきそうです。

黄金色に輝く稲も初めの頃は若々しい緑の苗であり、春から始まります。そこから稲たちは黄金色に輝く自分を想い描き、暦の中を進み続けて実りという完成を意味する秋の時、黄金色に輝きます。ルチルクォーツの石言葉の「強運」、「信念」、「革新」…。これは、美の女神の気高さや芯の強さの表れなのでしょうか。ルチルクォーツはその人が胸の内に秘めていた夢や目標までの道のりがシルクロードのように長い旅路だったとしても、黄金という輝きにして実りという達成の時へと辿り着けるよう導いてくれそうです。


五行において実りの時の秋でもあり、「西」も司る金。日本から西をみつめてみればそこには美の女神が辿ってきた女神の系譜の大河があります。日が西に沈む頃、豊かさと共に美しき女神たちを想いながら西にある女神の系譜の大河を見つめてはいかがでしょうか。一人一人のご自身の人生という文明において、豊かさという美の花が咲き誇りますように。

▷サイズ…咥えているタイチンルチルクォーツからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能

▷素材…
組紐:レーヨン(汗によって変色する可能性があります)
龍頭:白に着色後、コーティングとしてレジンを使用。(レジンには気泡が見られたり、永くご愛用頂くにつれて経年劣化したり、黄ばみが発生する場合がございます)

▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。

▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。

▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。

▷龍頭部分にレジンを使用しております。また金属アレルギー対策はおこなっておりませんので、お肌の弱い方は自己判断・自己責任でお願いいたします。

▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度にお持ちくださいませ。

▷ルチルクォーツの中の針の形状はそれぞれ石によって異なります。また形状についてはこちらで良いと判断したものを使用しておりますので、ご納得いただけない場合がご注文をお控えくださいませ。

▷返品・交換とサイズ変更不可となります。

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