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白龍*ドラゴン&マグネサイト 白龍の組紐ブレスレット

¥9,800 税込

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天帝の命を受け、地上に舞い降りた『白龍』をイメージした龍のブレスレットです。


皆さんは「龍」と聞けば、龍に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?刺青や和柄、干支、縁起物、中国っぽい、アニメや漫画といったファンタジーのキャラクターなど、想い浮かぶイメージは人それぞれ異なるでしょう。またその龍たちもよく見てみると青(緑)龍、赤龍、黄龍、金龍、白龍、銀龍、黒龍…など、色とりどり存在していることが分かります。

それぞれ異なる色を身に纏っているのは意味があるようです。例えば白龍の場合、身に纏う白色が清らかさや神聖さを見る者に印象づけるからか、白龍は「天帝」という至高神に仕える聖なる龍とされ、天を駆け抜ける速さはどの龍たちよりも速く、地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいる…という伝承が残されています。

対して白の反対色である黒を身に纏う黒龍は暗闇のような色が示すのか黒龍は光を苦手とし、普段は海底に身を潜ませ、月の光さえ射すことの無い新月の夜のみに海上へと上がって姿を現すという伝承が残されています。どうやら龍の性格は自身が身に纏っている色がもたらす色彩効果や心理とリンクしているようです。

色は人の心に強い影響を与えていると言われています。そしてその時選ぶ色は心身の状態を表しまた逆にその色を着ることで次第にその色が及ぼす色彩効果が得られてくるそうです。例えば赤色を選んだ時はエネルギッシュな気持ちでいる状態であり、また赤色を身に着けると次第に活力も増していくという話があります。龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような感じなのかもしれません。龍の体の色が心の状態として現れているのか、もしくはその色を纏っているから次第に色に沿った効果が龍の心に及んでいるのでしょうか。



そんなカラフルに存在する龍ですがそもそも「龍というものは何なのか」、調べてみればその意味もまた色々あるようです。龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では龍を統べ、仏法を守護する龍の王…『龍王』としても存在しており、運気の向上を図る風水では大地を流れ、家屋に入ってくる『気』を龍としており、運気を上げる縁起のよい『瑞獣』とされています。中国では龍は『皇帝の象徴』でもあり、干支でも『辰年』として姿を見せています。様々な場面にて登場するため、龍とは何なのか、と考えると一言で語るのは難しそうです。

けれど龍を語る上で鍵となってくれそうなのが「水」です。龍はそもそも『水の力を司る水神』として性格を有しており、雨乞いの対象とされていました。いにしえの時代では干ばつが起こって大地に水が不足すると人々は生活や農作物の成長に必要な雨水を求めて龍神に対し雨乞いを行っていたそうです。時にうねる川を龍と表現し例えたり、轟々と流れる瀧に棲んでいるとも考えられていて、龍は水と深い関係があります。

龍が龍神や龍王、気、皇帝…など様々な場面にて活躍する姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えて留まることと似ているのかもしれません。そして水ゆえに、「龍とはこんな存在だ」、と想うのも人それぞれ異なるのではないでしょうか。水を受け止める器によって水が形状を変えるように水という龍も人それぞれ異なる心という器によって龍に対する見方が異なっていきそうです。

もしかすると「龍とは何か」というより『龍をどうみるか』ということなのかもしれませんね。私の中ではどうやら龍は水…という器が出来ているようです。龍=水と見ていいのなら皆さんの心の中で龍という水はどのような形状を保っているでしょうか。

時代の流れと変化により現代では水の力を司る龍神に雨を求めることは無くなりましたが、よく考えてみれば何かしら叶えたい夢や目標、願望があれば龍神が祀られている神社へ参拝して龍神との接触を試みたり、風水を用いて気である龍を家屋に招き入れ運気を上げようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないのかもしれません。そして願望を成就させるために龍との接触を試みることは現代的な雨乞いとも言えそうです。かつて雨が降って欲しいという気持ちが雨という形となってこの世にもたらされたように、胸の内に秘めていた形のない願望が、雨のように結果という形となって目の前に現れて欲しいと…。

【龍と暦】
水のように姿を変え、あらゆる場所に変幻自在に存在する龍はどうやら『暦』の中にも息づいているようです。

伝承によれば龍は3月21日頃に訪れる「春分の日」になると天へと飛び立ち、9月22日頃の「秋分の日」になると地上へと降り立ち、淵に身を隠すと言われています。

なぜこの日に龍達は天と地を昇り降りするのだろうかと考えてみたのですが、これはもしかすると農作物の成長サイクルが関わっているのかもしれません。3月から9月の期間は日本人のソウルフード(魂の食べ物)であるお米を育て、収穫できる時期とおよそ当てはまっています。

またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。伝説によれば龍は蛇が何百年もの歳月を経ることで龍になるともいわれています。そのため龍の原型ともいえそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中へ入り、3月の春頃になると再び土から出てきて活動を行うのだそうです。そして梅雨時の6月頃が最も活発になるとのこと。水との深い関わりがある龍、その原型ともいえる蛇もまた雨水が多く降る時期によく活動するらしく、もしかすると龍の昇り降りは蛇の活動サイクルも反映されていそうです。ちなみに龍の原型が蛇でもあったことから、いにしえの頃は龍と蛇の区別も曖昧だったらしく蛇を龍と見ることも多かったそうです。

そして暦を一年ごと見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。

3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事はそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。

桃の節句を過ぎて3月21日頃の春分の日に龍が飛び立つと、今度は5月5日の「端午の節句」。男の子の健康と成長を願う行事でこの時期が近付くと鯉のぼりが掲げられますが、鯉を掲げるようになった理由は「中国にある黄河という長い河の中に『龍門』と呼ばれる流れが激しい場所があり、そこを登りきることが出来た鯉は龍になる」…という伝説が由来しています。蛇が龍になるという話の他に、鯉が龍になることもあるようです。

5月の険しい龍門と暑い夏の時期を超え、作物が収穫の時期を迎え龍も降り立ってくる9月22日頃の秋分の日を迎えると今度は冬目前の「11月」。11月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名が11月にはあります。これは龍を優れた人や英雄に例え、その竜が潜んでいる…「優れた人や英雄など力がある者がいまだ表舞台で出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味だそうです。

3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月は鯉が自分も龍になりたいと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。

一年間の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍になり、冬を前にして眠るという死を経験したのちまた蛇となった春に蘇り現れる…という脱皮を繰り返しているように見えました。種を蒔くとき、また苗を植えて育てる時を観るために暦と農作物の成長というのは深く連動しあっています。太陽の光と同じく雨もまた農作物の成長に必要であるため農作物に影響を与える龍は『暦』や『農耕』とも関係しており、そして『自然の一部』でもあるようです。

【龍と五行と陰陽思想】
暦と自然の一部でもある龍は、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。

「五行思想」とは古代中国より誕生した「この世の森羅万象ありとあらゆる物事は『木』『火』『土』『金』『水』の、5つの元素で成り立っており、それらの元素が互い影響しあうことで世界が変化・循環し成り立っている」という考えだそうです。

大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生まれ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」からは黄金や鉱物が生み出され、「金」は金属を意味し、金属の表面が結露することで水が生じ、「水」が木に水分を与えることで木が育まれていく…。このようにプラスの循環となる関係を「相生(そうしょう)」と言います。

逆に「相剋(そうこく)」といって、木は土から栄養を吸い上げて土地を疲れさせ、土はダムとなって水の動きを制御し、水は火を消してしまい、火は金属を溶かし、金は刃物となって木を伐り落としてしまうというマイナスな循環もあります。

しかしプラスが良くてマイナスが悪いということではなく、水が火を消すことができるから木が全て燃やされずに済み、土は水の動きを制御するけれど受け皿となってくれるから土台がないと形が保たれない不安定な水を保たせることができます。五行における五元素は良し悪しでなく、動きを説き理解しようとするものです。

次第に方角や色、季節など様々なものが五元素のいずれかに当てはめられていくようになりました。そしてこの五元素の中にも龍はいて、

「木」には東と春の『青(緑)龍』
「火」には南と夏の『赤龍』
「土」にはあらゆる方角をまとめる中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』
「金」には西と秋の『白(銀)龍』
「水」には北と冬の『黒龍』

…が、それぞれ当てはめられていきました。その中で白龍は西と秋と共に「金」に当てはめられています。

ちなみに五行思想が誕生する前には『陰陽思想』というものが先に存在していました。こちらも古代中国で古くから誕生したもので、世界は男と女、天と地、光と闇、火と水…のように陰と陽と相反する二つの性質があり、この二元が五行のように互いに影響しあうことで世界に様々な変化が起こっているとする考えだそうです。陰陽思想も五行の相生や相剋のように、陰が悪くて陽が良いのではなく、性質を説いたものだと言われています。

【白龍について】
人によって想いつく龍の色は様々であり、そしてどの色の龍が好みなのかも人ぞれぞれだと想います。中でも人目を惹く美しい白色をもつ白龍は人気が高いのではないでしょうか?その龍がどんな性格なのかは、身に纏う色やまつわる伝承と五行からヒントを得られそうです。白龍の性格や性質を知るために、身に纏っている「白色」と、伝えられている「伝承」、五行において白龍が置かれている「金」の特徴をもとに白龍について調べて見ました。ちなみに調べていて想ったのですが白龍の場合、五行に加えて陰陽思想で語られる「陰と陽」も関係しているようでした。


五行において「金」は土から生み出される鉱物や金属、同時に金属である刃物も意味しています。季節は龍が下りてくる秋分の日を迎える「秋」で方角は「西」を指し、太陽が沈んでいきその輝きを終える頃です。

金は「物事が局面を迎える頃や結果が出る時期」といった所でしょう。秋は収穫という結果を迎えると同時に一つのサイクルが終わりを迎える時です。金が刃物を表し、土から黄金という豊かさが生み出されという構図は例えるなら秋に実り、土から生えている黄金色に実った稲穂を鎌で刈り取る様子と似ています。

【清浄の白】
白は見て感じ取ることが出来るように「清潔」を意味する色です。色彩心理において人は白を見ると汚してはいけない…と、清らかな状態を保とうとする気持ちを起こさせる色であり、また白色を見ることによって白という穢れのない状態にしたいという気持ちも生じるのだそうです。清潔感が強いためお風呂や洗面台など体を清潔にすることが出来る場所にして清潔にしなければ不衛生となってしまう場所に白はよく使われます。清らかさを示し、また清らかにする白は洗濯やクリーニング、掃除・清掃を連想させる色でもあるでしょう。

清らかさを感じさせる白色の最大の特徴は「神聖さ」のようです。宗教的な意味合いが強い色であるため信仰の面を抜きにしては語れない色で、世界各地にて白は「神を表す色」とされてきました。

また白はその神という「聖なる存在に仕える者」を示す色でもあります。聖職者が白い衣服を着ている様子が伺え、日本においても身を清め祓い、清潔さを求める「神道」でも白は重要な色で神主や巫女も白を着ています。また白い服を着る人といえば、医師や看護師といった医療に携わる人もよく想い出されるのではないでしょうか。

神を表す色でもある白色はその神聖な存在が宿る場所にも用いられるようです。海外の話、多くの国々で白は寺院や教会の色で、古代ギリシャではパルテノン神殿を始め神を祀る建物である神殿は「白い大理石」が用いられていたそうです。

各宗教において時に特定の花がその信仰の象徴とされることがあります。例えば仏教の場合、泥の中から出て水上に美しく咲く姿から欲望に染まらない様子を連想された「蓮の花」が尊ばれ、仏教を象徴する花とされています。また蓮ははるか西にあるとされた苦しみのない「清浄の地…『極楽浄土』に咲く花」とされ、中でも白い蓮が極楽の境地に咲く花であり、また心が清らかで汚れていないことを意味しているそうです。

白は時に「生死に関わりのある色」で、あの世に旅立つ人に着せる色でもあります。現代ではお葬式の際、参列者は黒を着ますが時代によっては見送る参列者が白を着ていたこともあったそうで、時代劇など昔の時代が出てくるドラマなどにおいて葬儀のシーンがあると、参列者が白を着てる様子が見られることがあります。白衣を着る医療従事者の医師や看護師も人を看取ることも多いでしょう。

何も綴られておらずこれから色々な文字や絵、物語が描かれていく真っ白な1ページのように白色には「初め」や「新しい」といった意味もあります。五行において金に置かれている実りの秋ですが、この実りというのは裏を返せばこれ以上成長することはなく放置すれば腐り、朽ち果てていくため刈り取って収穫する必要があります。そして春になれば刈り取った場所から再び芽が育ち始める…。実りを刈り取り、そのサイクルを白紙に戻す白色は新しく生まれ変わるために「再スタートを切らせる色」でもあるような気がします。白紙に戻すという言葉のように白色は「リセットの色」。白いページに綴られた文字や絵が最後まで埋め尽くされ、白の場所が無くなった時ページをめくってまた新たな白い1ページを迎えるように。

色はそれぞれ染めるための染料があるのですが白の場合染料がなく、白にしたい物を漂白して『色を抜くことで出来る色』です。

【白龍と七夕伝説】
白龍が仕えているとされるこの「天帝」という至高神ですが、一説では天帝は七夕伝説で有名な『織姫』の父であり、彼女とは親子であるとされています。機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互いに夢中になり、仕事を疎かにしたため怒った天帝が二人の間に天の川を敷いてそれぞれ東と西に住まわせて会えないようにしたのですが、織姫があまりにも泣き悲しんだため7月7日の日のみに合うことを許されたこのロマンスは恐らく有名でしょう。

天帝に仕え側にいた白龍が七夕伝説において姿を現し、関わったという話は聞いたことはないのですがなんとなく想うことがあります。織姫と彦星を出会わせ、そして一度仲を切り、離れていくことのないよう再度結ばれることができたその裏には、もしかすると天帝に仕え側にいた白龍が関わっていたのかもしれません。織姫は機織りの腕が良く、他の神々は彼女が織った衣服を着ていたそうなのですが彼女が機織りをしなくなった事により服を替えることが出来なくなって衣服はボロボロになって行き、彦星は牛の世話をしなくなったため牛達はどんどん病気になっていたそうです。前述のように実りというのは裏を返せばこれ以上育つことはなく刈り取らなければ腐ってしまう…。二人の関係と周囲の状況も、もうこれ以上進んではならないという状況にまで陥っていたのでしょう。

川を時に龍と例えられてきましたが、夜空に現れる星々の天の川は白龍なのかもしれません。白色はリセットの色。そして五行の金は刃物を意味する…。白龍という天の川が二人の間に入って二人の間にあった運命の赤い糸を刃物のように一度断ち切りリセットさせて白紙に戻し、けれど離れていかないよう運命の赤い糸を再度結んだような気がします。

一年の内会うことが許された7月7日の日になるとカササギが表れて天の川に橋を架け、二人を合わせるそうです。伝承によれば地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいるとされている白龍…。白龍は表舞台に出る時は自身の正体をあまり明かそうとしないのでしょうか。七夕伝説の裏には実は白龍が人知れず活躍していたのかもしれません。七夕の日に現れるこのカササギの正体も、もしかすると白龍が鳥に姿を変えて現れたのかもしれませんね。


白色がもつ力と五行における金の特徴、そして残された伝承から読み解いてみれば、白龍には『物事を結び、切る力』があるのかもしれません。陰陽思想からみて世界には陰陽と二つに分かたれたものがありますが、白龍はその陰と陽のように性質が相反するものを磁石のように引き合わせて結ぶ力があり、また切ることもあるようです。

現代では短冊に人それぞれ異なる願い事がかかれ、笹にその願いを託される七夕ですがその歴史をさかのぼってみれば七夕は当初、機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで、機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったそうです。かつて龍に雨を求めていた雨乞いが様々な願望へと変わったように、七夕も時代の移り変わりで変わって行ったようです。もしかすると地上で七夕の日に笹に託された願いを天へ繋ぎ、成就という実りの時を迎えて刈り取ることができるようにするのも白龍の役目なのかもしれません。

ちなみに7月7日というと、時期的にはまだ梅雨にもかかっていたりします。それゆえ七夕の日に天の川が見られることを期待して夜空を見上げてみたけれど、どんよりした雨雲がかかっていて見れなかった…。そんな経験は無かったでしょうか?実はこれは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を七夕としていたため、現在の暦とズレが生じています。そのため旧暦7月7日を現在の新暦に当てはめると毎年日にちに若干の差はあるのですが2022年の場合は8月4日が七夕にあたり、旧七夕の日とされています。この時期に夜空を見上げてみれば、美しい天の川という星々の川にして白龍の姿を見ることができるかもしれません。

3月に蛇が脱皮して春分の日に龍となって天へ昇り、5月には鯉が龍門に挑み、9月には降り立つと11月に眠り始める龍。七夕伝説のある7月、旧暦で七夕にあたる8月頃はもしかすると白龍が人知れず縁を繋いでいそうです。

【『命』の守護者】
真偽のほどは白龍自身に聞いてみないとわからないことですが、白龍を見ていてこの龍は『命』と関わっていく龍なのかと想うことがあります。

五行の木、火、土、金、水の流れは一日、一年、そして人生のサイクルも表しています。夜の暗闇を抜けて東から蘇った太陽が昇り始め、沈む頃である西までたどり着くと地平線を超えて夜を迎える。途中途中で季節の変わり目を経験しながら、木の春、火の夏、金の秋、水の冬へと四季は巡り、人は東という始まりの場所から産声を上げて誕生し、成長して西にして晩年まで来ると、時が来れば白装束に身を包んで西の地平線の先にあるあの世にして極楽浄土という清浄の地へと旅立つ…。

命は産まれてから始まる人生という真っ白のページに様々な文字や絵が綴られていき、終わりが来ればページをめくるかのようにリセットされる…。白龍がその身に纏い、初めで新しく、生死にかかわる色とされた白色は『命の色』でもあるかもしれません。そしてその命の色を身に纏っている白龍は『命の守護者』でもあるような気がします。

白龍が仕える天帝という至高神、白に象徴されるものでもある神という存在…。日本の神様の場合、例えば織姫と彦星の如く夫婦である「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」や「伊弉冉命(いざなみのみこと)」のように、名前の最後の「みこと」と書かれる部分は「尊」と書かれることもあれば「命」と書かれることもあります。神聖さを意味する「尊」とかけがえのない生命を表す「命」…。どちらも共通して「尊さ」をもっています。

これを見ていて想ったのが、尊くて命の名をもつ者に仕える…ということは「生命という尊いものに仕える(守る)」という意味にも感じました。天帝という至高神に仕える聖なる白龍は『生なるもの』を守る龍であるのかもしれません。

白龍の役割を人に例えるなら医療のようであり、医療に携わる方々に例えることができそうです。医療従事のお仕事…医師や看護師、救命救急士やレスキュー隊といった、命を守るお仕事に従事している人々と似ていて、数ある龍達の中でも最も早く飛ぶと伝えられる白龍ですが、早く駆け抜けるその姿は命の危機に瀕した人の元に一刻も早く駆けつけようとする救命救急士やレスキュー隊のようです。結んでは切る力をもつ姿は患者の体にある患部をメスで切り取り、体調をリセットさせて健康な状態にする…。白龍は「命を橋渡しする龍」でもあるかもしれません。男女のご縁があって命を宿し、お母さんのお腹の中で成長して生まれてきた赤ちゃんを受け止め、へその緒を切ってお母さんの胸の中へと渡す助産師のようでもあります。

白は生死にかかわる色で医師や看護師が時に人を看取ることもあるように、白龍は最期の時を穏やかに過ごすと決めた人をケアするホスピスのように、西の地平線の先へ旅立つ人を最後まで支えて看取ることもあるのでしょう。

リセットし、場所を白という清浄にする様子は神主がその場の穢れを祓うのと同じく、その場を掃除して綺麗にする清掃員のようにも見えます。白龍は医師のように命を守り、神主や清掃員のように不衛生なものや穢れを祓って清浄という白に戻すようです。

目に不自由な方が白い杖をもって道を進んでいくように、白龍は白い杖となってその人の手を握るように手を引き、道に迷うことのないよう導いていくような優しさを感じます。白龍は人が「生きていけるように手引きしていく龍」でもあるのかもしれません。それはまるで身体に不自由があり体を動かしにくい人をサポートをする福祉活動を行っている人、慈善活動やボランティア活動をする方々のようです。

生きとしいけるもの達がもつ「命」という生命ですが、そもそも命という字は「上の者から下の者へと下される命令」という意味だったそうです。「命を受ける」という言葉もあるように命という一文字だけで命令の意味もあります。もしかすると私たちは上という天に存在する神々から命という生命を分けてもらい譲り受け、生きていくよう命を下されてきたことにより生まれてきたのでしょうか。

神道には「分け御霊(わけみたま)」というものがあります。神様の魂は例えるなら細胞分裂のようにいくつも分けることが出来るらしく、神社では神様をお祀りする時、大元となる本社から神様の魂を分けて譲り受けてもらってからお祀りしているのだそうです。その分けられた魂を分け御霊といい、そして私たち一人一人の魂も神様から魂を分けてもらったものだと言われています。

私たち一人一人は命という神様から譲り受けた分け御霊という神聖を体の中に宿している…。ならば命にして神という神聖なものが宿り住む肉体はお社のようなのかもしれません。神霊が鎮座する神社、お社、大理石の神殿の如く、私たちの体も聖なる社にして神殿である。そして命という神にして尊く聖なるものを宿しているため人は皆、本来神聖である…そう言えそうです。

聖地とされる場所はよく清潔であることを求められ、毎日朝早くから掃除をされたり、汚さないよう注意が払われます。聖地が常々穢れの無い状態を保つよう求められるのはこれも聖地が『白』という、他の色に染まり澱みやすいから常に綺麗に保つ必要があるのでしょう。私たち一人一人神聖なものを宿す肉体もお社にして聖地であり、それゆえ注意を払っていなければ澱みやすくなるため常々健康に注意を払う必要がある。人がそもそも病というものに罹ってしまう理由はやはり、人が白という清浄なものであるからなのかもしれません。

白色は数ある色の中で最も汚れやすく他の色に染まりやすい色。その色を全身に纏う純白な白龍がずっと清らかでいられる理由は何なのでしょうか。

人が色を選ぶとき心の状態が映し出されるように、龍も身に纏う体の色で自身の性格や状態を表している…。龍の体の色が龍自身の心の状態を意味するのなら、白龍の心は純粋な白色なのでしょう。蓮にまつわる言葉で「泥より出でて泥にそまらず」というものがあります。これは蓮が泥の中から出て美しく咲く事から「どんな環境の元においても染まらず清く正しくある」という意味です。泥から出て美しく咲く蓮の花のように白龍の心もまたどんな環境においても染まらない、それどころか周囲さえも白にしてしまうような清らかな白であるようです。

生きていれば身も心も痛みと苦しみを経験し、白という聖地にして肉体は澱んでしまう…。神にして命という聖なるものに仕え、極楽浄土に咲く花のような清らかさを胸に秘めた心身ともに穢れなき白をもつ白龍は、この世に命を授かって産まれてきた私たち生なる者の心身を、苦しみの無い極楽浄土の地のような『清浄にして正常』という苦しみも痛みもない健康へと導いていくでしょう。


そんな白龍を、日本の伝統工芸品「組紐」の技術を用いて作成し、ブレスレット状にしてみました。龍の頭の形をした金具と組紐を組み合わせ、全体が龍になるよう仕上げました。白龍の尾の部分は離宮組、胴体は十二金剛組という組み方を採用しています。画像からだとちょっとわかりづらいですが瞳の色は虹色に輝くものを使用。一本の紐状になっており手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。

白龍には白い力をもつ石『マグネサイト』を咥えさせました。

【マグネサイト】…8ミリ
和名:菱苦土石(りょうくどせき)

石言葉「純粋」「無垢」「平穏」「感受性」「叡智」「心身の浄化」「純白」

○秘められたパワー…
・肉体に溜まった老廃物や不純物を流す
・栄養状態の循環を良くする
・疲れやストレスの緩和
・気持ちを前向きにする

かつてパルテノン神殿などの神殿にも使われた大理石のような見た目をもつ白い石。実際マグネサイトと大理石はともに石灰岩が入っています。マグネサイトは「マグネシウム」を豊富に含んだ石。そのためマグネサイトと名が付いたようです。マグネサイトがたくさん含んでいるこの「マグネシウム」ですが言葉の語源はマグネシウム鉱石が取れていたギリシャにあった地『マグネシア地方』が由来しています。

マグネサイトには双子のようにとてもよく似た石『ハウライト』が存在しています。とても似ているのですが成分は異なるため別の石です。またハウライトは産出量が少ないため出会えるのは稀。ハウライトと出会うことがきたらそれはまるで織姫と彦星のように運命の出会いかもしれません。

マグネサイトとハウライトはお互い縁がある石のようで、マグネサイトは主に肉体に作用し、ハウライトは精神面に作用すると言われおり、お互いに秘められたそのパワーは陰陽のような関係で結ばれています。

天然石の力の由来ですが紐解いてみると、その石が纏う色がもたらす色彩効果や心理、模様からイメージするもの、用いられてきた経緯、また含まれている成分がヒントになることもあるようです。どうやらマグネサイトがもつ力は白龍のように『白にする力、真っ白なパワー』を秘めており、また成分のマグネシウムが力の源にもなっているようです。

マグネシウムは医学の面から見ても、体にいい成分とされています。高血圧や心疾患の予防、精神を安定させる効果があるらしく、またマグネシア地方ではここで取れるマグネシウム鉱物が様々な病に効き治す力があると信じられていたそうです。これらの要因が縁となって、マグネサイトには健康的な力があるとされてきたのでしょう。

とはいえ、さすがに鉱物をそのまま経口摂取するわけにはいきませんので、マグネサイトは日々の健康のお守り感覚としてお持ちください。先に語ったように白は汚してはいけないという気持ちを起こすため、マグネサイトを身に着けている時は健康に気を付けようとする気持ちが高められると想います。ちなみにマグネシウムが細胞を活性化させる作用があることから、慢性的な疲労を抱えている人はマグネサイトをお守りとしてもつと良いという話もあります。白は他の色に染まりやすい…、そのためマグネサイトは物事を受け取る力…感受性が強くなっていたり、元々強い人、繊細な心を持つ人にも良さそうです。

ちなみにマグネサイトの和名は菱苦土石(りょうくどせき)と言います。含まれるマグネサイトが苦いことから名前の中に「苦」が名づけられたそうなのですが、なんだかマグネサイトは良薬は口に苦しという言葉が似合うような気がします。

神道において穢れを落とす「禊(みそぎ)」ですがこの言葉は、身を洗濯する…と読めそうな『身濯(みそそぎ)』や蛇が古い皮を脱ぎ捨てる脱皮のような『身削ぎ』などを意味しているとされています。また「穢れ」という言葉も『気枯れ』という気が枯れた状態、生命力が低下した状態を意味しているとも言われています。

龍の原型である蛇ですが蛇の生命力は非常に強く、過酷な環境でも何日間か耐え抜く強さを持っています。また蛇は生涯において重要なのが「脱皮」といわれています。蛇は脱皮して古い皮を脱ぎ捨てなければ次第に弱っていき、息絶えてしまうそうです。

龍が色を身に纏うように、私たち人も赤のような怒り、憂鬱なブルーのような色を心の中に纏います。そしてその負の感情が心を蝕んでいき、やがて肉体の健康へと及んで行ってしまう…。マグネサイトは蛇が脱皮して新しく生命力を得るように、纏ってしまった負の感情を脱ぎ捨てさせ、そして強い生命力をもつ蛇のように、また白龍が人を生きていけるようにするようにマグネサイトは『生きていく』という気持ちを高め、人生を前へと進ませる気持ちが出るように導いていくでしょう。

病が良い物とは言いませんが、人は時に健康な時よりも病にかかった時や治った後の方が健康と命について考え、見つめ直すきっかけを得ることもあるようです。これは一度病に苦しみ治った経緯をもつ人なら実感する事ではないでしょうか。命に接触する何かが起きる時というのは、脱皮の如く古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる時を促されているのかもしれません。白き清浄の力をもつマグネサイトは尊い命がすまう社にして神殿、聖域という肉体を清浄に保ち、そして自身の中に眠る神聖さを取り戻すよう語り掛けてきそうです。


白龍を見つめていてまた想ったことがあります。農作物の成長と、雨が降ることの無い日照りは最終的に命に直結するものなのだと…。様々な祈りがある中で人の最大の願いは今も昔も変わらず健康なのではないでしょうか。白龍は、マグネサイトは、痛みや苦しみを西というあの世に流してくれそうです。日々のお守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。

▷サイズ…咥えているマグネサイトからカニカン含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能

▷素材…組紐:レーヨン(汗などにより変色する場合がございます) 
龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用(レジンには気泡が見られたり、永くご愛用頂くにつれて経年劣化したり、黄ばみが発生する場合がございます)

▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。

▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。

▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。

▷龍頭部分にレジンを使用しております。また金属アレルギー対策はおこなっておりませんので、お肌の弱い方は自己判断・自己責任でお願いいたします。

▷龍や天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、病気の治癒を保証するものではございません。健康に問題がある場合はきちんと病院で診察を受け、ブレスレットはあくまでお守りとしてお持ちくださいませ。

▷マグネサイトの模様は石ひとつひとつ異なります。こちらで使用してもよいと判断した物を採用しておりますので「こういった模様のマグネサイトを使ってほしい」といったリクエストには対応いたしかねます。恐れ入りますがご理解のほど、よろしくお願いいたします。

▷返品・交換とサイズ変更不可となります。

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