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白龍蛇*ドラゴン&シトリン 龍の組紐ブレスレット

¥9,800 税込

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「弁財天」のお遣いとされる白蛇を白龍と組み合わせた作成した、その名も「白龍蛇」のブレスレットです。


弁財天とそのお遣いとされる白蛇について、そのお話の前に…。皆さんは「龍」と聞けば、龍に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?刺青や和柄、干支、縁起物、中国っぽい、アニメや漫画といったファンタジーのキャラクターなど想い浮かぶイメージは人それぞれ異なるでしょう。またその龍たちもよく見てみると青(緑)龍、赤龍、黄龍、金龍、白龍、銀龍、黒龍…など、色とりどり存在していることが分かります。

また龍がそれぞれ異なる色を身に纏うのには何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その黒色が明るい物を拒絶する意志を示すのか黒龍は光を苦手とし、普段は光の届かない海底に身を潜ませ、月の光さえ射すことのない新月の夜のみ海上へと姿を現すという言い伝えが残されています。対して反対色の白を纏う白龍は清らかさを感じる白が連想させるのか白龍は天帝という天に住まう至高神に仕える聖なる龍とされています。どうやら龍の性格は身に纏う色がもたらす色彩効果や心理が関係しているようです。

そんなカラフルに存在する龍ですがそもそも龍というものは一体何なのか、調べてみればその意味もまた色々あるようです。龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では龍を統べ、仏法を守護する龍の王…『龍王』としても存在しており、運気の向上を図る風水では大地を流れ、家屋に入ってくる『気』を龍としており、運気を上げる縁起のよい『瑞獣』とされています。中国では龍は『皇帝の象徴』でもあり、干支でも『辰年』として姿を見せています。様々な場面にて登場するため龍とは何なのか、と考えると一言で語るのは難しそうです。

けれど龍を語る上で鍵となってくれそうなのが「水」です。龍はそもそも『水の力を司る水神』としての性格を有しており、雨乞いの対象とされていました。いにしえの時代では干ばつが起こって大地に水が不足すると人々は生活や農作物の成長に必要な雨水を求めて龍神に対し雨乞いを行っていたそうです。時にうねる川を龍と例えたり轟々と流れる瀧に棲んでいるとも考えられていて、龍は水と深い関係があります。龍が龍神や龍王、気、皇帝…など様々な場面にて活躍する姿を見ることができるのは水が注がれるコップという器の形によって形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれません。

時代の流れと変化により現代では水の力を司る龍神に雨を求めることは無くなりましたが、よく考えてみれば何かしら叶えたい夢や目標、願望があれば龍神が祀られている神社へ参拝して龍神との接触を試みたり、風水を用いて気である龍を家屋に招き入れ運気を上げようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。かつて雨が降って欲しいという気持ちが雨という形となってこの世にもたらされたように、胸の内に秘めていた形のない願望が雨のように形となって目の前に現れて欲しいと…。願望を成就させるために龍との接触を試みることは現代的な雨乞いとも言えそうです。

【龍と暦】
水のように姿を変え、あらゆる場所に変幻自在に存在する龍はどうやら『暦』の中にも息づいているようです。

伝承によれば龍は3月21日頃に訪れる「春分の日」になると天へと飛び立ち、9月22日頃の「秋分の日」になると地上へと降り、淵に身を隠すと言われています。

なぜこの日に龍は天と地を昇り降りするのだろうかと考えてみたのですが、これはもしかすると農作物の成長サイクルが関わっているのかもしれません。3月から9月の期間は日本人のソウルフード(魂の食べ物)であるお米を育て、収穫できる時期とおよそ当てはまっています。

またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。伝説によれば龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になると言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中へ入り、3月の春頃になると再び土から出てきて活動を行うのだそうです。そして梅雨時の6月頃が最も活発になるとのこと。もしかすると龍の昇り降りは蛇の活動サイクルも反映されていそうです。ちなみに龍の原型が蛇でもあったことから、いにしえの頃は龍と蛇の区別も曖昧だったらしく蛇を龍と見ることも多かったそうです。

そして暦を一年ごと見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。

3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事はそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。

桃の節句を過ぎて3月21日頃の春分の日に龍が飛び立つと今度は5月5日の「端午の節句」。男の子の健康と成長を願う行事でこの時期が近付くと鯉のぼりが掲げられますが、鯉のぼりを掲げるようになった理由は「中国にある黄河という長い河の中に『龍門』と呼ばれる流れが激しい場所があり、そこを登りきることが出来た鯉は龍になる」…という伝説が由来しています。蛇が龍になるという話の他に、鯉が龍になることもあるようです。

5月の険しい龍門と暑い夏の時期を超え、作物が収穫の時期を迎え龍も降り立ってくる9月22日頃の秋分の日を迎えると今度は冬目前の11月。11月は和名では「霜月」と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。これは龍を優れた人や英雄に例え、その龍が潜んでいる…「優れた人や英雄など力がある者がいまだ表舞台で出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味だそうです。

3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月は鯉が自分も龍になりたいと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。

一年間の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍になり、冬を前にして眠るという死を経験したのちまた蛇となった春に蘇り現れる…という脱皮を繰り返しているように見えました。種を蒔くとき、また苗を植えて育てる時を観る必要があるため暦と農耕は深く連動しあっています。太陽の光と同じく雨もまた農作物の成長に必要であるため農作物に影響を与える龍は『暦』や『農耕』とも関係しており、そして『自然の一部』でもあるようです。

【龍と五行】
自然の一部として暦の中でも生きる龍は、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。

「五行思想」とは、古代中国より誕生した「この世の森羅万象ありとあらゆる物事は『木』、『火』、『土』、『金』、『水』の五つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響し合うことで世界が循環し、変化している」という考えです。

大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生まれ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」からは黄金や鉱物などが生み出され、「金」の表面に水が生じることで水ができて、「水」が木に水分を与えることで育まれていく…。このように良いプラスの関係になる循環を「相生(そうしょう)」と呼びます。

逆に「相剋(そうこく)」と言って木は土から栄養を吸い上げて土地を痩せて疲れさせ、土は水の動きを制御し、水は火を消し、火は金属を溶かし、金は刃物となって木を伐り落としてしまう…というマイナスな関係になる循環もあります。

しかしプラスが良くてマイナスが悪いということではなく、水が火を消してくれるから木が全て燃えずに済み、土は水の動きを制限するからこそ水という器がなければ定まることのできない水の受け皿となって、水を保たせることができます。

次第に方角や色、惑星など様々なものが五元素のいずれかに当てはめられていくようになりました。そしてこの五元素の中にも龍が当てはめられており、

「木」には東と春の『青(緑)龍』、
「火」には南と夏の『赤龍』、
「土」にはあらゆる方角をまとめる中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』、
「金」には西と秋の『白龍』、
「水」には北と冬の『黒龍』

…がそれぞれ当てはめられるようになりました。


今回白蛇と組み合わせた白龍ですが、五行において白龍は日が沈む方角である「西」と、春に飛び立った龍が下りてくる「秋」をもつ『金』に当てはめられています。五行において「金」は土から生み出される金属、黄金と鉱物、同時に金属である刃物も意味しています。そして秋は春から芽吹き成長した作物の実りが現れる収穫期を表す時期。五行の「金」は「豊かさ」を意味するようです。刃物を表し土から黄金という豊かさが生み出される…。これはまるで秋に実った稲や作物を刃物の鎌で刈り取って収穫し、豊かさを得ることと似ているような気がします。

【弁財天】
人気のある方なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。仏教にて伝わる『天部(弁財天、毘沙門天…のように名前に天がつく仏法の守護神)』の一尊です。美しい容姿を誇り、楽器の琵琶を持ち芸能・技芸の向上、巧みな話術を意味する弁舌、智慧、財運を司っておりその力は多彩です。多彩な力をもつ方ですが中でも財運が注目されやすく、財運向上のご利益を求める人が多いように見られます。この弁天さんですがどうやら龍との関係が深い方のようで、龍や蛇を眷属としており、とくに白い蛇は非常に尊ばれています。日本各地にお祀りされており日本人ともなじみ深く、「弁天さん」と呼ばれて親しまれていることもあります。以降、私も弁天さんと呼んでお話することにします。

龍も飛び交う暦においてかつて健康祈願の行事を行っていた巳の日ですが、蛇が弁天さんの遣いであることからこの日は弁天さんとのご縁がある吉日とされ、その中でも1年のうち6回しか訪れない己巳(つちのとみ)の日はさらに縁起のよい日とされています。巳の日や己巳の日つながりで、「一粒万倍日」という縁起の良い日もあります。「一粒(ひとつぶ)の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味で、その日蒔いたものが何倍にもなって後に戻ってくるといわれています。そのため巳の日や己巳の日、一粒万倍日にお財布を新調したりこの日に投資をしたりする人も多いようです。

【女神の系譜】
弁天さんがどんな方なのかちょっと気になったので色々と探ってみたのですが、どうやら弁天さんの歴史にはユーラシア大陸を長く続いた道「シルクロード」のように長い道にして『女神の系譜という名の大河』が浮かび上がってくるようです。


日本に普及している仏教はご存じの方もいる通りインドから来たものですが、この弁天さんも元はインドやネパールで信仰されていたヒンドゥー教に登場する『サラスヴァティ―』という『豊穣を司る川の女神』が由来で、ヒンドゥー教や仏教が中国に伝わり交わる過程において『弁財天』として新たに生まれ変わり、中国から日本に仏教が伝来した時に彼女も日本にまで訪れたそうです。

弁天さんのモデルらしくサラスヴァティ―も「ヴィーナ」という琵琶に似た楽器をもち、彼女も芸術や智慧を司っていました。川の女神であった彼女は川の流れる様子から次第に『言葉』や音楽など流れていくものも意味するようになったとのこと。弁天さんの弁舌もここから由来しているのでしょう。

このサラスヴァティーもさらに遡ってみるとペルシャ(現在のイラン)で信仰された水の女神『アナ―ヒタ―』と同じ起源をもつとされ、水が生き物を育てる面からアナ―ヒタ―は人や動物、植物の豊穣をもたらす女神とされ、また豊かさや美、愛の星とされる『金星』の神でもありました。

そしてアナ―ヒタ―はシュメールやメソポタミア(現在のイラクやシリア周辺)に存在していた金星の女神『イシュタル』と習合され、時代によってはギリシャでは金星の女神『アフロディーテ』とも習合し、そしてアフロヴィーテはローマ神話に登場する、金星の名前にもなっている女神『ヴィーナス』とも同一視されていきました。弁天さんの誕生を辿ってみれば愛と美の女神の存在があり、そしてその女神が象徴とする空に瞬く星「金星」へと辿り着くようです。

およそペルシャのアナ―ヒタ―を中心に金星の女神たちは西では同じものと見なされて溶けあう水のように融合され、東では器によって形や意味を変える龍や水のようにサラスヴァティ―から弁天さんへと変わって行きました。ローマやギリシャ、イラクやシリア、イラン、インドやネパール、中国、そして日本…。世界地図を広げこれらの国々を線で引いて繋げてみると、地中海から日本にまで続くシルクロードのように長い女神の系譜が現れます。ユーラシア大陸には「女神の系譜という名の大河」が存在しているようです。

【女神と文明】
人類の歴史が始まって以来、世界各地に様々な文明が栄えては滅んでいきました。過去に栄えた文明として名を連ねる4つの文明があります。現在最も古い文明とされ、女神の系譜の一人であるイシュタルが存在していた『メソポタミア文明』、砂漠が広がりその建築方法にはいまだ謎が残るピラミッドを象徴とする『エジプト文明』、インドおよびパキスタン周辺で栄えた『インダス文明』、アジアで伝えられる龍発祥の地である中国の『黄河文明』…。

そしてそれらの栄えた文明のほとりには「大河」があり、大河によって文明が興り発達していったと言われています。メソポタミア文明には「ユーフラテス川およびティグリス川」が、エジプト文明には「ナイル河」、インダス文明には「インダス川」、中国の黄河文明には文明の名前にもなっている「黄河」があり、そしてこれらの川は現在もまだ存在しています。

大河があることで船で物資が運ばれ、川の水を引いて行う灌漑農耕が発達し、作物の成長を観るために人々は暦も創り出し、次第に建築技術、芸術や美術、信仰…ありとあらゆるものが育まれていったため、大河の存在が文明を大きく育てていったと言われています。また記録を取ったり意思疎通のために『文字』が発明されました。

優れた話術の弁舌をもつ弁天さんとサラスヴァティーが司っていた言葉にしてその「文字」。私たちは普段何気なく文字を使用していますが文明が興った中で最も大きな発明は文字であるという見方もあります。文字が最初に生み出された場所も最初の文明にして女神イシュタルが存在していたメソポタミアだったそうです。文明が豊かに発展し農耕や暦、文字が作り出されたのは、弁天さんやサラスヴァティ―のように智慧をもち、豊かさを司る美の女神から与えられてきたからなのではないでしょうか。文明が栄えていったことと、最大の発明とされる文字を人類が作り出すことが出来たのは美しい女神からの祝福によるものなのかもしれません。

【シルクロード】
文字通り絹の道と呼ばれるシルクロード。かつてこのルートに沿って交易が行われ、様々な文化や美術品、金、銀、瑪瑙や真珠などの貴石、そして絹といった美しい贅沢な品が東西に伝えられていきました。この道ですがかつてラクダに商品を積んで乗り、隊列を組んで砂漠を渡り他国に赴いて交易をおこなった「キャラバン」という商人の一団によって繋がれていきました。

実はシルクロードにはインド洋を船で渡った「海の道」、モンゴルやカザフスタンなど原っぱを渡った「草原の道」、乾燥した砂漠地帯を進んだ「オアシスの道」…の、3つの道が存在していました。その中で一般的にシルクロードの主要ルートとされているのが乾燥地帯や砂漠を行く『オアシスの道』です。

キャラバンにより東西の様々な異文化を伝えたこのシルクロードですが、中でもオアシスの道の真ん中に位置していた場所に居を構えていた「ソグド人」という商売に長けた民族が主役となって大きな活躍を見せていました。ソグド人は火を神聖なものとする「ゾロアスター教」を信仰していて、ペルシャに存在していたアナ―ヒタ―はですが実は彼女はペルシャ神話やゾロアスター教に伝わる女神です。アナ―ヒタを中心に東西に女神が融合しては変化していったように、東西にて異なる異文化もオアシスの道の中心に居たソグド人及びキャラバンの活躍によって伝わったようです。

中国から伝わり、日本でもその存在が知られるようになった龍。この龍ですが今から遡ることおよそ3500年前、中国国内の歴史において最古の王朝と確認されている『殷』の時代に作られた、漢字の原点とされる「甲骨文字」の中に龍に該当する文字が見られることから、龍は殷の時代の頃には存在していたのだろうと見られています。

ソグド人とキャラバンが行っていた『商売』。この商売を表す「商」という字ですが、この字が商売を意味するようになったのは殷の時代が関係しています。殷の人々は自らのことは「商」と呼んでいて、後に殷が滅亡すると殷の人々は物を作って売ることにより生活をしていたことから、商という字が次第に商売を意味する言葉になったそうです。

また日本では商売のことを「商い(あきない)」とも呼びますが、これはかつて原始の頃、物々交換が主に収穫の秋に行われていて「秋なふ」と言っていたことから次第に「商い(あきない)」と言うようになったそうです。

ヴィーナスとアフロヴィーテが存在していた地中海周辺ではエジプト文明が栄え、メソポタミア文明にはイシュタルが存在していました。そしてインダス文明が栄えた地域にはサラスヴァティ―が重なり、黄河文明の中国には後に弁天さんが誕生しました。この四大文明も線で結んで繋げて見てみれば女神の系譜の大河とシルクロードのオアシスの道と重なり合ってきます。

文明のほとりに大河があった。そして川から水を引く灌漑農耕によって農作物が実っていくかのように、四大文明もユーラシア大陸に存在していた女神の系譜の大河から水を灌漑するかのようにして栄え、その大河の中をソグド人やキャラバンたち商人が自身を船として様々な物を東西へと運んで行ったようです。彼らが夕日を浴びながら砂漠を歩いていく姿を見て女神は微笑み、その動向を見守っていた…なんだかそんなイメージが湧いてきます。

アジアで知られている長い胴体をもつ東洋的な龍の姿とは異なってきますが、女神の系譜の中にも龍や蛇は生きていたようです。もっとも古い文明であるメソポタミア文明には「ムシュフシュ」、ギリシャでは「ラドン」というドラゴンがいました。エジプトでは「コブラ」が大きな影響力をもっていてコブラは王や神性の象徴でした。弁天さんの前身がサラスヴァティーだったように、仏教にて龍を統べる龍王も元は「ナーガ」というインドに存在していた蛇神をモデルにしたとも言われています。そして中国では今現在私たちが知る龍が存在しています。

もしかすると龍の原点もメソポタミアにあって、シルクロードが辿った道のりと同じ経路を辿って日本にまで伝わってきたのでしょうか。文化や贅沢な品が運ばれた道、シルクロードですが龍も辿ってきたかもしれないこの道は『ドラゴンロード』とも言えそうです。

ちなみに弁天さんを龍や蛇と関連付けられるのは日本独自のものらしく、中国では見られないそうです。川を龍とする見方もあることと前身のサラスヴァティ―が川の女神でもあったことを見てみれば、龍と繋げても不思議なことではないでしょう。もしかするとサラスヴァティ―が中国へ渡り弁天さんへと生まれ変わって日本に訪れる前、シルクロードの道中において彼女と出会った龍がその美貌と巧みな琵琶の音色に虜になり、日本に訪れる時にお供するかのようについてきたのかもしれませんね。


弁天さんの遣いとされる白蛇。その白蛇と白龍を組み合わせてブレスレットにしてみました。日本の伝統工芸品『組紐』の技術を応用して作成。龍の頭の形をした金具に組紐を組み合わせてブレスレット全体が龍になるように仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。白龍蛇の額には、仏様の額によく見られる『白毫(びゃくごう)』をイメージして金色の粒をデコレーションしました。本来天部に白毫はつかないそうなのですが、個人的な趣味で入れています。

白龍蛇には商売を行っている人や豊かさを求める人におすすめとされる石「シトリン」を咥えさせました。

【シトリン】…8ミリ
和名:黄水晶

石言葉…「富を呼ぶ」「繁栄」「成功」「商売繁盛」など

○秘められたパワー…
・商売繁盛
・事業運を高める、新規事業を安定させる
・財運を高める
・繁栄をもたらす

黄色のビタミンカラーを纏う姿が特徴的な石。シトリンの語源ですが柑橘類の「シトロン」が由来しています。ビタミン繋がりゆえにはつらつとした印象もあるこの石ですがシトリンは龍も眠りにつき、日光量も減って冬を意識し始める「11月」の誕生石として置かれています。太陽光を浴びて育つ柑橘類を象徴するシトリンですが、太陽を浴びていた者が今度は太陽の光を放つとみなされてきたのかシトリンは時に『太陽の石』とも呼ばれています。その見た目は空高く上がった時の太陽というよりは、砂漠をオレンジ色に染める時の西の黄昏時のような雰囲気を感じます。

天然石にまつわる力ですがその由来を紐解いてみると石が身に纏う色からもたらされる色彩効果や心理、模様から連想するものや用いられてきた経緯が反映されている場合があります。シトリンもその力の由来はその黄色と名前の由来でもある柑橘類という「果実」がカギとなりそうです。

シトリンは豊かな財をもたらす石として知られています。シトリンが豊かな財運の力をもつとされた理由は黄色や金色が財という富のイメージがあり、その色をもつことから繋がっていったのでしょう。また一粒の籾から万倍も得ようとする一粒万倍日のように、一粒の種から育った木がたくさんの実をつけて豊かになる様子も見えてきそうです。果実のようなシトリンは利益を得ようとする商売人の方や豊かさを夢みて一粒万倍日に縁起を担ぎたいという人におすすめでしょう。

収穫の秋にもたらされる作物の「実り」というのは裏を返せばそれ以上成長せず、放置すれば腐るため刈り取る必要があります。そして春になれば刈り取った場所から新しく芽吹き、秋にまた実りの時を迎える…。

シトリンからは時に「富の循環」というイメージが思い浮かびます。キャラバンがシルクロードにて物の橋渡しを行ったことにより東西の経済は発展していきました。またキャラバンは広大な大地を歩んでいく中、キャラバン同士でパートナーシップを結んで助け合っていたそうです。

シトリンは人と人を繋げることで豊かさを呼び、より大きな繁栄へと繋いでいくでしょう。万人に与えられる恵みの雨のようにシトリンは豊かになる人を選ばず、全ての人が満ち足りることを望んでいそうです。

このシトリンですがその誕生の経緯はそもそも地中で眠っていたアメジスト(紫水晶)という石にマグマなどの熱が影響して黄色く変化することで生まれます。また水晶に放射線が加わってシトリンへと進化するといった方法もあります。アメジストに熱を加えれば黄色に変化する…、そのため人の手によってシトリンへと変えることが可能で、市場に出回っているものはアメジストに熱を与えて黄色に加工し、シトリンにしたものがほとんどと言われています。それゆえシトリンは天然ものと人の手が加えられた加工のものと二つに分かれます。天然が良いか、加工でも気にしないかは人それぞれ異なるでしょう。

ただ、シトリンが誕生する過程を聞いていて想ったのが、このシトリンといういわば柑橘類の果実。例えるなら天然のものは自然に生えていたもので、加工して生まれた方はまるで果樹園で人の手によって育てられた果実…、そんな感じがしました。皇帝というトップの存在の下、人が動いていく国や文明というのはある種、国家規模の事業であり一つの農園のような気がします。シトリンは事業を始める人や、事業でなくてもその人が作りたい楽園、豊かな農園という理想郷を作っていけるよう支えていきそうです。

かつて古代ギリシャの人々は海を越えた西に果実が豊かに実る楽園があり、その楽園をドラゴンが守っている…と考えていたそうです。楽園で実る果実のようなシトリンは、ドラゴンのように持ち主の楽園を守って行きそうです。


個人的なお話ですが私は砂漠が好きです。綺麗な海もいい、自然溢れる山もいいけれど、一面が砂の海で丘が山のように盛り上がろうとする砂漠に強く惹かれます。日本から西を見つめてみればその先には女神の系譜とキャラバンが辿った道のりがあるのですが、夕日によって美しいオレンジ色に染められた西の地平線を見ていると美しい女神たちを想い出します。

皆さんも太陽が西へと進んだ時、夕日を見つめながら地平線の先に佇む美しい女神を想いうかべてみてはいかがでしょうか。西の地平線の先にいる女神と弁天さんが微笑んだ時、豊かさがもたらされるかもしれません。

▷サイズ… 咥えているシトリンからカニカンまで含めておよそ49センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ※(組紐は使用した糸の性質上、ご愛用頂くにつれて伸びていく場合がございます)

▷素材…
組紐:レーヨン(汗によって変色する可能性があります)
龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用
※レジンには気泡が見られたり、永くご愛用頂くにつれて経年劣化したり黄ばみが発生する場合がございます。また爪や鋭利なもので擦るとレジンが剥がれてしまう場合がございますので、擦らないようご注意くださいませ)

▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。

▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。

▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。

▷龍頭部分にレジンを使用しております。お肌が弱い方や金属アレルギーがある方はご遠慮頂くか、身に付ける際は自己判断でお持ちください。

▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度にお持ちくださいませ。

▷返品・交換とサイズ変更不可となります。

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