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組紐ブレスレット【瀞龍&ファントム水晶】10

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龍のようにうねる、「組紐」のブレスレットです。


皆さんは「龍」と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?和柄、縁起物、中国っぽい、漫画やゲームのキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍などカラフルに存在しています。

龍がそれぞれ色を纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その暗闇のような色が示すのか、黒龍は光が苦手で太陽光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海上に姿を現すのだそうです。

対して白色は神聖なイメージが強いためか、この色を纏う白龍は天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。どうやら龍の体の色はその龍の特徴を表しているようで、それも色がもつ意味やイメージが関係していることが伺えます。

龍が纏っている色についてですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃える火の色である赤色の服を着ると体温が上昇し、クールな印象の強い青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることが分かっています。またその時選んだ色によって現在の心理状態が分かることも。赤を選んだ時は活気で溢れていて、青を選んだ時は落ち着いている状態でもあるそうです。

龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面があるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の性格や特徴も体の色で表現されているのかもしれませんね。


そんな色とりどりな龍たちですが、「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」といって、仏法の守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて「皇帝の象徴」とされて歴代の皇帝達は龍と呼ばれていました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。

こうして見てみると龍は様々な場所に現れては異なる姿を見せていることが分かります。ですがそれゆえに龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。

けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは『水』である」と答えることが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると龍に雨乞いを行って雨水を求めていたそうです。水との繋がりからうねる川や轟々と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。この「瀧」という字もよく見てみれば龍が入っていることがわかります。この字は水を表す氵(さんずい)と龍が組み合わされた字です。

龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴、干支など異なる姿を見せることが出来るのは、水が器の形に沿って形状を変えて留まることと似ているからなのかもしれません。神社や仏教、風水という異なる器(場所)に沿って、龍も形状を変えてその場に留まっているのではないでしょうか。

そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なると想います。人それぞれ異なる心という器の形に沿って、水にして龍がその人の心に留まるからです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形状を成して龍という水を受け止めているのでしょうか。

現代では龍に雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があると龍神さんが祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようともしています。

時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降ってほしいという形無き願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなってほしいと…。

龍に望みを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれませんね。

【龍と暦】
様々な場所で姿を見せている龍ですが、龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。

伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」のだそうです。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物を育てて収穫するのに最適な時期です。日本人の食を支えてきたお米もおよそこの期間内に育ち、秋分の日あたりから収穫されていきます。

またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば「蛇は何百年も年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月あたりになると冬眠するために土の中に潜り、春の3月頃になると地上に姿を現して活動を始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動を開始する時期が春分と秋分の日に近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の活動サイクルも関係しているのかもしれませんね。

3月の春分の日に龍が天に飛翔する頃に蛇も活動を開始し、9月の秋分の日に龍が地上に帰還して淵に潜ると蛇も冬眠するために土の中に潜る。そして春になると龍も蛇も再び地上に姿を現して活動を開始する…。暦の中における龍の動きを見ていたらそれはまるで、蛇の脱皮のごとく龍が死と再生を繰り返しているように見えました。農作物の成長は移ろいゆく季節と時によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も植物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになったのでしょうか。

どうやら龍は「この世界そのもの」でもあるようです。この世界は巨大な龍の中に存在しており、その龍が死と再生を繰り返すから季節が巡っているのかもしれませんね。


龍と、日本の伝統工芸の一つである『組紐』に触れていく中で想ったことがあります。

人は川など「流れるもの、流れる姿をもつもの」を龍と表現してきました。そうなれば、龍や川のようにうねり流れる姿をもつ組紐も龍と呼んで表現することが出来るのではないでしょうか?まさに『龍は流』です。龍とは一体何なのか、その最大の本質は『流れ』ということなのかもしれません。顔や爪がなくても、そこに流れる姿や流れていくものがあれば龍と呼べるような気がします。龍が暦の中に姿を見せるのも、暦にして時が流れていくものだからではないでしょうか。逆に言えば、流れをもつ龍によって時が流れるようになったとも考えられそうです。龍が水の力をもつのも、水もまた流れるものだからなのでしょう。

伝統ものという師から弟子へと継承されていくものには『流派』が存在しています。水を注ぐように師から弟子へと技術が伝授され、受け継がれていくことによって流れが形成されていく…。龍と伝統ものは何かしら繋がりがありそうです。組紐に限らず、また有形か無形であるのかも限らず、ありとあらゆる伝統ものや受け継がれていく物事に龍の存在を見出すことが出来るのではないでしょうか。

かくいう私は門を叩いたことがない素人なのですが、龍という存在を見つめながら組紐を組んで行く中、龍のような流れを興している伝統という名の大河を遠目で見ていてそう想いました。

【伝統文化に触れて親しむことは龍と交流すること】でもあるのかもしれませんね。

*組紐ブレスレット【瀞龍&ファントム水晶】10

日本の伝統工芸の一つである「組紐」。その組紐をブレスレットにしてみました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。組紐には様々な組み方があります。この組紐は鎖つなぎ組という組み方で、Uの字の部分は小さいため分かりにくいですが角八つ組という組み方で組んでいます。グレーカラー、もとい灰色の組紐を作ってみました。

銀色に似ていて、その銀色が輝きを失ったような灰色についてですが、灰色は重たい岩の色でもあることからどっしりとした印象を持ちます。雨は農作物にとって恵みとなるのですが、強すぎると嵐となってあらゆるものを巻き込みます。大雨や嵐の直前に空が灰色の曇天色で覆われることから、灰色は「不安や陰気さ」を感じさせる色です。

灰色は黒白と同じく無彩色。他の色が鮮やかさをもつのに対して灰色は目立たず、明るさももたないため無個性な印象が強いです。色は時に感情表現にも使われ、赤が怒り、青が冷静、黄色が元気でピンクは幸せを表現する時に使われます。灰色は無彩色ゆえか「無感情」を意味します。感情の欠如ゆえに「悲しさ」を表現する時に使われることも。

黒とも白ともとれない様子から灰色にはどっちつかずの「曖昧、中立」という意味も存在します。英語でグレーというと、はっきりしない状況を指す言葉で、疑わしさをもたせる色です。

しかし現代では色彩公害と言われるほど様々な色に溢れかえっています。溢れる色を目にすることに疲れを感じているのか、灰色は無個性や無感情を意味しますが主張せず慎ましいため、この色をかえって好む人が増えているのだそうです。また好まれる理由に、この先の未来が見えない…分からないという不安感が、灰色がもつ不安感と繋がっているからだろうとも見られています。不安な印象の強い灰色ですが、主張も緊張もさせない優しさが逆に安心感を与えているそうです。

日本の歴史を見てみると室町時代に灰色の美しさが見出されています。墨の濃淡で表現する水墨画の影響で灰色に「幽玄」な美しさが感じられていくようになりました。また水を使わず岩や砂で山水を表現し、灰色の世界をもつ「枯山水」が発展しました。灰色は慎ましく質素の中で奥深さを感じようとする「侘び寂び」の色でしょう。幽玄や侘び寂びといった独特な感性を色で表すなら、それは灰色にしか出来ないことだと想います。

ちなみに黒でも白でもないことからハッキリしない曖昧さを意味する灰色について考えていて個人的に想ったのですが、黒か白かと議論するため、灰色は「審議する色」でもあるかもしれません。グレーの曇天を見て雨が降るのか、降らないのかと審議し疑うように。

灰色の龍について考えている時はなぜか枯山水をよく想い出していました。枯山水もまた灰色のように曖昧です。水が有るようだけど無い、けれど無いようで有るような…。もしかすると枯山水の中には灰色の龍がいるかもしれないし、いないかもしれませんね。

そんな灰色の組紐には「静か」の旧字体である「靜」に、水を意味するさんずいがつけられている『瀞』という字から取って瀞龍(じょうりゅう)と名付けてみました。

そして、音を立てずに佇む瀞龍には天然石の「ファントム水晶」を組み合わせてみました。

【ファントム水晶】…8ミリ
石言葉…魂の記憶、学習能力の向上

キーワード…「軌跡を辿る」

今回使用したものは8ミリサイズと小さいので沢山は見られませんが、ファントム水晶とは中に白い層が複数見られる水晶のことです。大きいファントム水晶であればたくさんの層が入っている様子を見ることができます。ご興味がございましたらそちらをご覧くださいませ。

水晶は数万年から数億年という長い年月を経て成長するのですが、その途中で地殻変動などの影響により成長が一時的に止まることがあります。そして再び成長を再開し、再び止まってはまた成長する…という過程を繰り返した結果、水晶の内部に山のような形の層や白いラインが幾重に入ります。このような層が入ったものをファントム水晶と呼びます。

ファントム水晶の層の様子は、幾重にも波紋を広げる枯山水のような見た目をしています。そんな枯山水のように幽玄なファントム水晶の名前のファントムとは英語で「幻影、幻想、幽霊、化身、心象」という意味で、この石には幻影を意味して名付けられているそうです。

天然石には時に不思議な力が語り継がれています。そしてその力の由来は龍の特徴が色から見れるように天然石も色がもつ効果や意味が反映されていたり、また見た目から連想するものや用いられた要素、歴史が絡んでることがあります。ファントム水晶の力の由来も自身の成長過程から来ているようです。ファントム水晶はその成長過程から、人生において障害にぶつかった時に乗り越える力を与え、進歩、成長させて物事を隆興し盛んにさせると伝えられています。

このような力をもつファントム水晶を見つめていて想ったのですが、もしかするとファントム水晶が気になる時というのは、人生において暗いトンネルの中を歩いているような状況下におかれている時なのかもしれません。今まで興味があったものに情熱を注いでいたのに急に情熱の火が消えてしまったようで、まるで灰のようになってしまった。赤のような怒り、青のような冷静さ、元気な黄色や幸せなピンク色といったカラフルな色を失って、無感情で悲しい気分の灰色が心に残っている。憂鬱な感情が層のように重なって心身にどっしりと岩のように乗っかっているような…。

前向きに進めていた物事が停滞していて進まなくなり、灰色の曇天を見てこれからどうなるのかと心配するように先の見えない不安に苛まれている。このまま進むべきか、立ち止まるべきかと心の中で審議している…。そのような状態でしょうか。ファントム水晶が乗り越える力を与える理由、それは自身も同じ経験をしているからでしょう。成長しては停滞し、また進む…その繰り返しでファントム水晶は完成します。ファントム水晶の層は立ち止まった数にして、それを乗り越えて成長してきた軌跡の証です。

進めていた物事にノーを出して留まるべきか、イエスを出して進んでいくべきか。そんな状況に対してファントム水晶が導き出す答えはノーでもあり、イエスでもあり、中立です。

ファントム水晶が長い時を経て出来るように、龍も何百年もの月日を経て蛇から龍になります。そして龍は春分から秋分までの間は動けますが、秋分を過ぎると次の春分の時まで深い眠りについて活動しない時期となります。龍が秋を過ぎると動けない時期があるように、人も同じで動きたくても動けない、自分の力ではどうすることも出来ない時期というものに遭遇することもあるのではないでしょうか。

時が訪れると再び動き出せるようになる。なのでどうにも動けず進まない時はもがかずにじっと止まって心身を休めるようにと、ファントム水晶は教えてくれるでしょう。止まるべき時を教え、進むべき時を伝える。だからファントム水晶は中立的な答えを出すのかもしれません。枯山水のようなファントム水晶はまるで山々を越えた先に住む、深い智慧を携えた仙人のようです。人生において暗闇のような時期にいる時、仙人のようなファントム水晶から助言が与えられるでしょう。

▷サイズ…ファントム水晶からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで4.5センチ延長可能
・ファントム水晶…8ミリ
・組紐の太さ…細め
・組紐の素材…レーヨン
※レーヨンの糸は性質上、伸びやすくなっています。ご使用頂くにつれて組紐が伸びていくことがあるため、出来るだけ伸びるのを防ぐために固く組んでいます。固く組んでいるため着用しにくい場合がございますが、ご理解いただけますと幸いでございます。

▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。

▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。また、撮影時はライトを当てて撮影しているため、ライトの影響により写真に写った作品は実物よりも色味が薄く写ります。そのため実物との差をできるだけ少なくするために、画像は色味を少し濃くする加工を行っております。恐れ入りますがご了承くださいませ。

▷組紐はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ると取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐は使用した糸の性質上、ご使用頂くにつれて少々伸びていく場合がございます。

▷金具や組紐は永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、変色が見られる場合がございます。

▷金具はご用意ができる限りサージカルステンレスのものを使用しておりますが、一部の金具は非サージカルのものを使用しております。お肌の弱い方や金属アレルギーをお持ちの方はご遠慮いただくか、身につける場合はご自身の判断と責任でよろしくお願いいたします。

▷返品・交換とサイズ変更不可となります。

▷龍や天然石にまつわるお話をご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度で捉えて頂ますようお願いいたします。

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