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白龍*ドラゴン&マグネサイト 白龍の組紐ブレスレット
¥9,800
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ・再制作、再出品にあたり写真を撮り直しております。(なお、デザインは変更していません) *―――*―――* 天帝の命を受け、地上に舞い降りた『白龍』をイメージした龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞けば、龍に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?刺青や和柄、干支、縁起物、中国っぽい、アニメや漫画といったファンタジーのキャラクターなど、想い浮かぶイメージは人それぞれ異なるでしょう。またその龍たちもよく見てみると青(緑)龍、赤龍、黄龍、金龍、白龍、銀龍、黒龍…など、色とりどり存在していることが分かります。 それぞれ異なる色を身に纏っているのは意味があるようです。例えば白龍の場合、身に纏う白色が清らかさや神聖さを見る者に印象づけるからか、白龍は「天帝」という至高神に仕える聖なる龍とされ、天を駆け抜ける速さはどの龍たちよりも速く、地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいる…という伝承が残されています。 対して白の反対色である黒を身に纏う黒龍は暗闇のような色が示すのか黒龍は光を苦手とし、普段は海底に身を潜ませ、月の光さえ射すことの無い新月の夜のみに海上へと上がって姿を現すという伝承が残されています。どうやら龍の性格は自身が身に纏っている色がもたらす色彩効果や心理とリンクしているようです。 色は人の心に強い影響を与えていると言われています。そしてその時選ぶ色は心身の状態を表しまた逆にその色を着ることで次第にその色が及ぼす色彩効果が得られてくるそうです。例えば赤色を選んだ時はエネルギッシュな気持ちでいる状態であり、また赤色を身に着けると次第に活力も増していくという話があります。龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような感じなのかもしれません。龍の体の色が心の状態として現れているのか、もしくはその色を纏っているから次第に色に沿った効果が龍の心に及んでいるのでしょうか。 * そんなカラフルに存在する龍ですがそもそも「龍というものは何なのか」、調べてみればその意味もまた色々あるようです。龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では龍を統べ、仏法を守護する龍の王…『龍王』としても存在しており、運気の向上を図る風水では大地を流れ、家屋に入ってくる『気』を龍としており、運気を上げる縁起のよい『瑞獣』とされています。中国では龍は『皇帝の象徴』でもあり、干支でも『辰年』として姿を見せています。様々な場面にて登場するため、龍とは何なのか、と考えると一言で語るのは難しそうです。 けれど龍を語る上で鍵となってくれそうなのが「水」です。龍はそもそも『水の力を司る水神』として性格を有しており、雨乞いの対象とされていました。いにしえの時代では干ばつが起こって大地に水が不足すると人々は生活や農作物の成長に必要な雨水を求めて龍神に対し雨乞いを行っていたそうです。時にうねる川を龍と表現し例えたり、轟々と流れる瀧に棲んでいるとも考えられていて、龍は水と深い関係があります。 龍が龍神や龍王、気、皇帝…など様々な場面にて活躍する姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えて留まることと似ているのかもしれません。そして水ゆえに、「龍とはこんな存在だ」、と想うのも人それぞれ異なるのではないでしょうか。水を受け止める器によって水が形状を変えるように水という龍も人それぞれ異なる心という器によって龍に対する見方が異なっていきそうです。 もしかすると「龍とは何か」というより『龍をどうみるか』ということなのかもしれませんね。私の中ではどうやら龍は水…という器が出来ているようです。龍=水と見ていいのなら皆さんの心の中で龍という水はどのような形状を保っているでしょうか。 時代の流れと変化により現代では水の力を司る龍神に雨を求めることは無くなりましたが、よく考えてみれば何かしら叶えたい夢や目標、願望があれば龍神が祀られている神社へ参拝して龍神との接触を試みたり、風水を用いて気である龍を家屋に招き入れ運気を上げようともしています。時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないのかもしれません。そして願望を成就させるために龍との接触を試みることは現代的な雨乞いとも言えそうです。かつて雨が降って欲しいという気持ちが雨という形となってこの世にもたらされたように、胸の内に秘めていた形のない願望が、雨のように結果という形となって目の前に現れて欲しいと…。 【龍と暦】 水のように姿を変え、あらゆる場所に変幻自在に存在する龍はどうやら『暦』の中にも息づいているようです。 伝承によれば龍は3月21日頃に訪れる「春分の日」になると天へと飛び立ち、9月22日頃の「秋分の日」になると地上へと降り立ち、淵に身を隠すと言われています。 なぜこの日に龍達は天と地を昇り降りするのだろうかと考えてみたのですが、これはもしかすると農作物の成長サイクルが関わっているのかもしれません。3月から9月の期間は日本人のソウルフード(魂の食べ物)であるお米を育て、収穫できる時期とおよそ当てはまっています。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。伝説によれば龍は蛇が何百年もの歳月を経ることで龍になるともいわれています。そのため龍の原型ともいえそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中へ入り、3月の春頃になると再び土から出てきて活動を行うのだそうです。そして梅雨時の6月頃が最も活発になるとのこと。水との深い関わりがある龍、その原型ともいえる蛇もまた雨水が多く降る時期によく活動するらしく、もしかすると龍の昇り降りは蛇の活動サイクルも反映されていそうです。ちなみに龍の原型が蛇でもあったことから、いにしえの頃は龍と蛇の区別も曖昧だったらしく蛇を龍と見ることも多かったそうです。 そして暦を一年ごと見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事はそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて3月21日頃の春分の日に龍が飛び立つと、今度は5月5日の「端午の節句」。男の子の健康と成長を願う行事でこの時期が近付くと鯉のぼりが掲げられますが、鯉を掲げるようになった理由は「中国にある黄河という長い河の中に『龍門』と呼ばれる流れが激しい場所があり、そこを登りきることが出来た鯉は龍になる」…という伝説が由来しています。蛇が龍になるという話の他に、鯉が龍になることもあるようです。 5月の険しい龍門と暑い夏の時期を超え、作物が収穫の時期を迎え龍も降り立ってくる9月22日頃の秋分の日を迎えると今度は冬目前の「11月」。11月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが実は呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名が11月にはあります。これは龍を優れた人や英雄に例え、その竜が潜んでいる…「優れた人や英雄など力がある者がいまだ表舞台で出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味だそうです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月は鯉が自分も龍になりたいと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年間の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍になり、冬を前にして眠るという死を経験したのちまた蛇となった春に蘇り現れる…という脱皮を繰り返しているように見えました。種を蒔くとき、また苗を植えて育てる時を観るために暦と農作物の成長というのは深く連動しあっています。太陽の光と同じく雨もまた農作物の成長に必要であるため農作物に影響を与える龍は『暦』や『農耕』とも関係しており、そして『自然の一部』でもあるようです。 【龍と五行と陰陽思想】 暦と自然の一部でもある龍は、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。 「五行思想」とは古代中国より誕生した「この世の森羅万象ありとあらゆる物事は『木』『火』『土』『金』『水』の、5つの元素で成り立っており、それらの元素が互い影響しあうことで世界が変化・循環し成り立っている」という考えだそうです。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生まれ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」からは黄金や鉱物が生み出され、「金」は金属を意味し、金属の表面が結露することで水が生じ、「水」が木に水分を与えることで木が育まれていく…。このようにプラスの循環となる関係を「相生(そうしょう)」と言います。 逆に「相剋(そうこく)」といって、木は土から栄養を吸い上げて土地を疲れさせ、土はダムとなって水の動きを制御し、水は火を消してしまい、火は金属を溶かし、金は刃物となって木を伐り落としてしまうというマイナスな循環もあります。 しかしプラスが良くてマイナスが悪いということではなく、水が火を消すことができるから木が全て燃やされずに済み、土は水の動きを制御するけれど受け皿となってくれるから土台がないと形が保たれない不安定な水を保たせることができます。五行における五元素は良し悪しでなく、動きを説き理解しようとするものです。 次第に方角や色、季節など様々なものが五元素のいずれかに当てはめられていくようになりました。そしてこの五元素の中にも龍はいて、 「木」には東と春の『青(緑)龍』 「火」には南と夏の『赤龍』 「土」にはあらゆる方角をまとめる中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』 「金」には西と秋の『白(銀)龍』 「水」には北と冬の『黒龍』 …が、それぞれ当てはめられていきました。その中で白龍は西と秋と共に「金」に当てはめられています。 ちなみに五行思想が誕生する前には『陰陽思想』というものが先に存在していました。こちらも古代中国で古くから誕生したもので、世界は男と女、天と地、光と闇、火と水…のように陰と陽と相反する二つの性質があり、この二元が五行のように互いに影響しあうことで世界に様々な変化が起こっているとする考えだそうです。陰陽思想も五行の相生や相剋のように、陰が悪くて陽が良いのではなく、性質を説いたものだと言われています。 【白龍について】 人によって想いつく龍の色は様々であり、そしてどの色の龍が好みなのかも人ぞれぞれだと想います。中でも人目を惹く美しい白色をもつ白龍は人気が高いのではないでしょうか?その龍がどんな性格なのかは、身に纏う色やまつわる伝承と五行からヒントを得られそうです。白龍の性格や性質を知るために、身に纏っている「白色」と、伝えられている「伝承」、五行において白龍が置かれている「金」の特徴をもとに白龍について調べて見ました。ちなみに調べていて想ったのですが白龍の場合、五行に加えて陰陽思想で語られる「陰と陽」も関係しているようでした。 * 五行において「金」は土から生み出される鉱物や金属、同時に金属である刃物も意味しています。季節は龍が下りてくる秋分の日を迎える「秋」で方角は「西」を指し、太陽が沈んでいきその輝きを終える頃です。 金は「物事が局面を迎える頃や結果が出る時期」といった所でしょう。秋は収穫という結果を迎えると同時に一つのサイクルが終わりを迎える時です。金が刃物を表し、土から黄金という豊かさが生み出されという構図は例えるなら秋に実り、土から生えている黄金色に実った稲穂を鎌で刈り取る様子と似ています。 【清浄の白】 白は見て感じ取ることが出来るように「清潔」を意味する色です。色彩心理において人は白を見ると汚してはいけない…と、清らかな状態を保とうとする気持ちを起こさせる色であり、また白色を見ることによって白という穢れのない状態にしたいという気持ちも生じるのだそうです。清潔感が強いためお風呂や洗面台など体を清潔にすることが出来る場所にして清潔にしなければ不衛生となってしまう場所に白はよく使われます。清らかさを示し、また清らかにする白は洗濯やクリーニング、掃除・清掃を連想させる色でもあるでしょう。 清らかさを感じさせる白色の最大の特徴は「神聖さ」のようです。宗教的な意味合いが強い色であるため信仰の面を抜きにしては語れない色で、世界各地にて白は「神を表す色」とされてきました。 また白はその神という「聖なる存在に仕える者」を示す色でもあります。聖職者が白い衣服を着ている様子が伺え、日本においても身を清め祓い、清潔さを求める「神道」でも白は重要な色で神主や巫女も白を着ています。また白い服を着る人といえば、医師や看護師といった医療に携わる人もよく想い出されるのではないでしょうか。 神を表す色でもある白色はその神聖な存在が宿る場所にも用いられるようです。海外の話、多くの国々で白は寺院や教会の色で、古代ギリシャではパルテノン神殿を始め神を祀る建物である神殿は「白い大理石」が用いられていたそうです。 各宗教において時に特定の花がその信仰の象徴とされることがあります。例えば仏教の場合、泥の中から出て水上に美しく咲く姿から欲望に染まらない様子を連想された「蓮の花」が尊ばれ、仏教を象徴する花とされています。また蓮ははるか西にあるとされた苦しみのない「清浄の地…『極楽浄土』に咲く花」とされ、中でも白い蓮が極楽の境地に咲く花であり、また心が清らかで汚れていないことを意味しているそうです。 白は時に「生死に関わりのある色」で、あの世に旅立つ人に着せる色でもあります。現代ではお葬式の際、参列者は黒を着ますが時代によっては見送る参列者が白を着ていたこともあったそうで、時代劇など昔の時代が出てくるドラマなどにおいて葬儀のシーンがあると、参列者が白を着てる様子が見られることがあります。白衣を着る医療従事者の医師や看護師も人を看取ることも多いでしょう。 何も綴られておらずこれから色々な文字や絵、物語が描かれていく真っ白な1ページのように白色には「初め」や「新しい」といった意味もあります。五行において金に置かれている実りの秋ですが、この実りというのは裏を返せばこれ以上成長することはなく放置すれば腐り、朽ち果てていくため刈り取って収穫する必要があります。そして春になれば刈り取った場所から再び芽が育ち始める…。実りを刈り取り、そのサイクルを白紙に戻す白色は新しく生まれ変わるために「再スタートを切らせる色」でもあるような気がします。白紙に戻すという言葉のように白色は「リセットの色」。白いページに綴られた文字や絵が最後まで埋め尽くされ、白の場所が無くなった時ページをめくってまた新たな白い1ページを迎えるように。 色はそれぞれ染めるための染料があるのですが白の場合染料がなく、白にしたい物を漂白して『色を抜くことで出来る色』です。 【白龍と七夕伝説】 白龍が仕えているとされるこの「天帝」という至高神ですが、一説では天帝は七夕伝説で有名な『織姫』の父であり、彼女とは親子であるとされています。機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互いに夢中になり、仕事を疎かにしたため怒った天帝が二人の間に天の川を敷いてそれぞれ東と西に住まわせて会えないようにしたのですが、織姫があまりにも泣き悲しんだため7月7日の日のみに合うことを許されたこのロマンスは恐らく有名でしょう。 天帝に仕え側にいた白龍が七夕伝説において姿を現し、関わったという話は聞いたことはないのですがなんとなく想うことがあります。織姫と彦星を出会わせ、そして一度仲を切り、離れていくことのないよう再度結ばれることができたその裏には、もしかすると天帝に仕え側にいた白龍が関わっていたのかもしれません。織姫は機織りの腕が良く、他の神々は彼女が織った衣服を着ていたそうなのですが彼女が機織りをしなくなった事により服を替えることが出来なくなって衣服はボロボロになって行き、彦星は牛の世話をしなくなったため牛達はどんどん病気になっていたそうです。前述のように実りというのは裏を返せばこれ以上育つことはなく刈り取らなければ腐ってしまう…。二人の関係と周囲の状況も、もうこれ以上進んではならないという状況にまで陥っていたのでしょう。 川を時に龍と例えられてきましたが、夜空に現れる星々の天の川は白龍なのかもしれません。白色はリセットの色。そして五行の金は刃物を意味する…。白龍という天の川が二人の間に入って二人の間にあった運命の赤い糸を刃物のように一度断ち切りリセットさせて白紙に戻し、けれど離れていかないよう運命の赤い糸を再度結んだような気がします。 一年の内会うことが許された7月7日の日になるとカササギが表れて天の川に橋を架け、二人を合わせるそうです。伝承によれば地上では魚に姿を変えて人知れず泳いでいるとされている白龍…。白龍は表舞台に出る時は自身の正体をあまり明かそうとしないのでしょうか。七夕伝説の裏には実は白龍が人知れず活躍していたのかもしれません。七夕の日に現れるこのカササギの正体も、もしかすると白龍が鳥に姿を変えて現れたのかもしれませんね。 * 白色がもつ力と五行における金の特徴、そして残された伝承から読み解いてみれば、白龍には『物事を結び、切る力』があるのかもしれません。陰陽思想からみて世界には陰陽と二つに分かたれたものがありますが、白龍はその陰と陽のように性質が相反するものを磁石のように引き合わせて結ぶ力があり、また切ることもあるようです。 現代では短冊に人それぞれ異なる願い事がかかれ、笹にその願いを託される七夕ですがその歴史をさかのぼってみれば七夕は当初、機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで、機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったそうです。かつて龍に雨を求めていた雨乞いが様々な願望へと変わったように、七夕も時代の移り変わりで変わって行ったようです。もしかすると地上で七夕の日に笹に託された願いを天へ繋ぎ、成就という実りの時を迎えて刈り取ることができるようにするのも白龍の役目なのかもしれません。 ちなみに7月7日というと、時期的にはまだ梅雨にもかかっていたりします。それゆえ七夕の日に天の川が見られることを期待して夜空を見上げてみたけれど、どんよりした雨雲がかかっていて見れなかった…。そんな経験は無かったでしょうか?実はこれは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を七夕としていたため、現在の暦とズレが生じています。そのため旧暦7月7日を現在の新暦に当てはめると毎年日にちに若干の差はあるのですが2022年の場合は8月4日が七夕にあたり、旧七夕の日とされています。この時期に夜空を見上げてみれば、美しい天の川という星々の川にして白龍の姿を見ることができるかもしれません。 3月に蛇が脱皮して春分の日に龍となって天へ昇り、5月には鯉が龍門に挑み、9月には降り立つと11月に眠り始める龍。七夕伝説のある7月、旧暦で七夕にあたる8月頃はもしかすると白龍が人知れず縁を繋いでいそうです。 【『命』の守護者】 真偽のほどは白龍自身に聞いてみないとわからないことですが、白龍を見ていてこの龍は『命』と関わっていく龍なのかと想うことがあります。 五行の木、火、土、金、水の流れは一日、一年、そして人生のサイクルも表しています。夜の暗闇を抜けて東から蘇った太陽が昇り始め、沈む頃である西までたどり着くと地平線を超えて夜を迎える。途中途中で季節の変わり目を経験しながら、木の春、火の夏、金の秋、水の冬へと四季は巡り、人は東という始まりの場所から産声を上げて誕生し、成長して西にして晩年まで来ると、時が来れば白装束に身を包んで西の地平線の先にあるあの世にして極楽浄土という清浄の地へと旅立つ…。 命は産まれてから始まる人生という真っ白のページに様々な文字や絵が綴られていき、終わりが来ればページをめくるかのようにリセットされる…。白龍がその身に纏い、初めで新しく、生死にかかわる色とされた白色は『命の色』でもあるかもしれません。そしてその命の色を身に纏っている白龍は『命の守護者』でもあるような気がします。 白龍が仕える天帝という至高神、白に象徴されるものでもある神という存在…。日本の神様の場合、例えば織姫と彦星の如く夫婦である「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」や「伊弉冉命(いざなみのみこと)」のように、名前の最後の「みこと」と書かれる部分は「尊」と書かれることもあれば「命」と書かれることもあります。神聖さを意味する「尊」とかけがえのない生命を表す「命」…。どちらも共通して「尊さ」をもっています。 これを見ていて想ったのが、尊くて命の名をもつ者に仕える…ということは「生命という尊いものに仕える(守る)」という意味にも感じました。天帝という至高神に仕える聖なる白龍は『生なるもの』を守る龍であるのかもしれません。 白龍の役割を人に例えるなら医療のようであり、医療に携わる方々に例えることができそうです。医療従事のお仕事…医師や看護師、救命救急士やレスキュー隊といった、命を守るお仕事に従事している人々と似ていて、数ある龍達の中でも最も早く飛ぶと伝えられる白龍ですが、早く駆け抜けるその姿は命の危機に瀕した人の元に一刻も早く駆けつけようとする救命救急士やレスキュー隊のようです。結んでは切る力をもつ姿は患者の体にある患部をメスで切り取り、体調をリセットさせて健康な状態にする…。白龍は「命を橋渡しする龍」でもあるかもしれません。男女のご縁があって命を宿し、お母さんのお腹の中で成長して生まれてきた赤ちゃんを受け止め、へその緒を切ってお母さんの胸の中へと渡す助産師のようでもあります。 白は生死にかかわる色で医師や看護師が時に人を看取ることもあるように、白龍は最期の時を穏やかに過ごすと決めた人をケアするホスピスのように、西の地平線の先へ旅立つ人を最後まで支えて看取ることもあるのでしょう。 リセットし、場所を白という清浄にする様子は神主がその場の穢れを祓うのと同じく、その場を掃除して綺麗にする清掃員のようにも見えます。白龍は医師のように命を守り、神主や清掃員のように不衛生なものや穢れを祓って清浄という白に戻すようです。 目に不自由な方が白い杖をもって道を進んでいくように、白龍は白い杖となってその人の手を握るように手を引き、道に迷うことのないよう導いていくような優しさを感じます。白龍は人が「生きていけるように手引きしていく龍」でもあるのかもしれません。それはまるで身体に不自由があり体を動かしにくい人をサポートをする福祉活動を行っている人、慈善活動やボランティア活動をする方々のようです。 生きとしいけるもの達がもつ「命」という生命ですが、そもそも命という字は「上の者から下の者へと下される命令」という意味だったそうです。「命を受ける」という言葉もあるように命という一文字だけで命令の意味もあります。もしかすると私たちは上という天に存在する神々から命という生命を分けてもらい譲り受け、生きていくよう命を下されてきたことにより生まれてきたのでしょうか。 神道には「分け御霊(わけみたま)」というものがあります。神様の魂は例えるなら細胞分裂のようにいくつも分けることが出来るらしく、神社では神様をお祀りする時、大元となる本社から神様の魂を分けて譲り受けてもらってからお祀りしているのだそうです。その分けられた魂を分け御霊といい、そして私たち一人一人の魂も神様から魂を分けてもらったものだと言われています。 私たち一人一人は命という神様から譲り受けた分け御霊という神聖を体の中に宿している…。ならば命にして神という神聖なものが宿り住む肉体はお社のようなのかもしれません。神霊が鎮座する神社、お社、大理石の神殿の如く、私たちの体も聖なる社にして神殿である。そして命という神にして尊く聖なるものを宿しているため人は皆、本来神聖である…そう言えそうです。 聖地とされる場所はよく清潔であることを求められ、毎日朝早くから掃除をされたり、汚さないよう注意が払われます。聖地が常々穢れの無い状態を保つよう求められるのはこれも聖地が『白』という、他の色に染まり澱みやすいから常に綺麗に保つ必要があるのでしょう。私たち一人一人神聖なものを宿す肉体もお社にして聖地であり、それゆえ注意を払っていなければ澱みやすくなるため常々健康に注意を払う必要がある。人がそもそも病というものに罹ってしまう理由はやはり、人が白という清浄なものであるからなのかもしれません。 白色は数ある色の中で最も汚れやすく他の色に染まりやすい色。その色を全身に纏う純白な白龍がずっと清らかでいられる理由は何なのでしょうか。 人が色を選ぶとき心の状態が映し出されるように、龍も身に纏う体の色で自身の性格や状態を表している…。龍の体の色が龍自身の心の状態を意味するのなら、白龍の心は純粋な白色なのでしょう。蓮にまつわる言葉で「泥より出でて泥にそまらず」というものがあります。これは蓮が泥の中から出て美しく咲く事から「どんな環境の元においても染まらず清く正しくある」という意味です。泥から出て美しく咲く蓮の花のように白龍の心もまたどんな環境においても染まらない、それどころか周囲さえも白にしてしまうような清らかな白であるようです。 生きていれば身も心も痛みと苦しみを経験し、白という聖地にして肉体は澱んでしまう…。神にして命という聖なるものに仕え、極楽浄土に咲く花のような清らかさを胸に秘めた心身ともに穢れなき白をもつ白龍は、この世に命を授かって産まれてきた私たち生なる者の心身を、苦しみの無い極楽浄土の地のような『清浄にして正常』という苦しみも痛みもない健康へと導いていくでしょう。 * そんな白龍を、日本の伝統工芸品「組紐」の技術を用いて作成し、ブレスレット状にしてみました。龍の頭の形をした金具と組紐を組み合わせ、全体が龍になるよう仕上げました。白龍の尾の部分は離宮組、胴体は十二金剛組という組み方を採用しています。画像からだとちょっとわかりづらいですが瞳の色は虹色に輝くものを使用。一本の紐状になっており手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。 白龍には白い力をもつ石『マグネサイト』を咥えさせました。 【マグネサイト】…8ミリ 和名:菱苦土石(りょうくどせき) 石言葉「純粋」「無垢」「平穏」「感受性」「叡智」「心身の浄化」「純白」 ○秘められたパワー… ・肉体に溜まった老廃物や不純物を流す ・栄養状態の循環を良くする ・疲れやストレスの緩和 ・気持ちを前向きにする かつてパルテノン神殿などの神殿にも使われた大理石のような見た目をもつ白い石。実際マグネサイトと大理石はともに石灰岩が入っています。マグネサイトは「マグネシウム」を豊富に含んだ石。そのためマグネサイトと名が付いたようです。マグネサイトがたくさん含んでいるこの「マグネシウム」ですが言葉の語源はマグネシウム鉱石が取れていたギリシャにあった地『マグネシア地方』が由来しています。 マグネサイトには双子のようにとてもよく似た石『ハウライト』が存在しています。とても似ているのですが成分は異なるため別の石です。またハウライトは産出量が少ないため出会えるのは稀。ハウライトと出会うことがきたらそれはまるで織姫と彦星のように運命の出会いかもしれません。 マグネサイトとハウライトはお互い縁がある石のようで、マグネサイトは主に肉体に作用し、ハウライトは精神面に作用すると言われおり、お互いに秘められたそのパワーは陰陽のような関係で結ばれています。 天然石の力の由来ですが紐解いてみると、その石が纏う色がもたらす色彩効果や心理、模様からイメージするもの、用いられてきた経緯、また含まれている成分がヒントになることもあるようです。どうやらマグネサイトがもつ力は白龍のように『白にする力、真っ白なパワー』を秘めており、また成分のマグネシウムが力の源にもなっているようです。 マグネシウムは医学の面から見ても、体にいい成分とされています。高血圧や心疾患の予防、精神を安定させる効果があるらしく、またマグネシア地方ではここで取れるマグネシウム鉱物が様々な病に効き治す力があると信じられていたそうです。これらの要因が縁となって、マグネサイトには健康的な力があるとされてきたのでしょう。 とはいえ、さすがに鉱物をそのまま経口摂取するわけにはいきませんので、マグネサイトは日々の健康のお守り感覚としてお持ちください。先に語ったように白は汚してはいけないという気持ちを起こすため、マグネサイトを身に着けている時は健康に気を付けようとする気持ちが高められると想います。ちなみにマグネシウムが細胞を活性化させる作用があることから、慢性的な疲労を抱えている人はマグネサイトをお守りとしてもつと良いという話もあります。白は他の色に染まりやすい…、そのためマグネサイトは物事を受け取る力…感受性が強くなっていたり、元々強い人、繊細な心を持つ人にも良さそうです。 ちなみにマグネサイトの和名は菱苦土石(りょうくどせき)と言います。含まれるマグネサイトが苦いことから名前の中に「苦」が名づけられたそうなのですが、なんだかマグネサイトは良薬は口に苦しという言葉が似合うような気がします。 神道において穢れを落とす「禊(みそぎ)」ですがこの言葉は、身を洗濯する…と読めそうな『身濯(みそそぎ)』や蛇が古い皮を脱ぎ捨てる脱皮のような『身削ぎ』などを意味しているとされています。また「穢れ」という言葉も『気枯れ』という気が枯れた状態、生命力が低下した状態を意味しているとも言われています。 龍の原型である蛇ですが蛇の生命力は非常に強く、過酷な環境でも何日間か耐え抜く強さを持っています。また蛇は生涯において重要なのが「脱皮」といわれています。蛇は脱皮して古い皮を脱ぎ捨てなければ次第に弱っていき、息絶えてしまうそうです。 龍が色を身に纏うように、私たち人も赤のような怒り、憂鬱なブルーのような色を心の中に纏います。そしてその負の感情が心を蝕んでいき、やがて肉体の健康へと及んで行ってしまう…。マグネサイトは蛇が脱皮して新しく生命力を得るように、纏ってしまった負の感情を脱ぎ捨てさせ、そして強い生命力をもつ蛇のように、また白龍が人を生きていけるようにするようにマグネサイトは『生きていく』という気持ちを高め、人生を前へと進ませる気持ちが出るように導いていくでしょう。 病が良い物とは言いませんが、人は時に健康な時よりも病にかかった時や治った後の方が健康と命について考え、見つめ直すきっかけを得ることもあるようです。これは一度病に苦しみ治った経緯をもつ人なら実感する事ではないでしょうか。命に接触する何かが起きる時というのは、脱皮の如く古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる時を促されているのかもしれません。白き清浄の力をもつマグネサイトは尊い命がすまう社にして神殿、聖域という肉体を清浄に保ち、そして自身の中に眠る神聖さを取り戻すよう語り掛けてきそうです。 * 白龍を見つめていてまた想ったことがあります。農作物の成長と、雨が降ることの無い日照りは最終的に命に直結するものなのだと…。様々な祈りがある中で人の最大の願いは今も昔も変わらず健康なのではないでしょうか。白龍は、マグネサイトは、痛みや苦しみを西というあの世に流してくれそうです。日々のお守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。 ▷サイズ…咥えているマグネサイトからカニカン含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材…組紐:レーヨン(汗などにより変色する場合がございます) 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用(レジンには気泡が見られたり、永くご愛用頂くにつれて経年劣化したり、黄ばみが発生する場合がございます) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。また金属アレルギー対策はおこなっておりませんので、お肌の弱い方は自己判断・自己責任でお願いいたします。 ▷龍や天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、病気の治癒を保証するものではございません。健康に問題がある場合はきちんと病院で診察を受け、ブレスレットはあくまでお守りとしてお持ちくださいませ。 ▷マグネサイトの模様は石ひとつひとつ異なります。こちらで使用してもよいと判断した物を採用しておりますので「こういった模様のマグネサイトを使ってほしい」といったリクエストには対応いたしかねます。恐れ入りますがご理解のほど、よろしくお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 竜 ドラゴン 龍神 竜神 龍王 竜王 天然石 マグネサイト ハウライト 天然石ブレスレット パワーストーン パワーストーンブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンアクセサリー ドラゴンブレスレット ホワイトドラゴン 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 龍アクセサリーレディース 竜アクセサリーレディース ドラゴンアクセサリーレディース 風水 縁起物 開運 干支 辰 恋愛運 結婚運 健康運 仕事運 巳の日 己巳 一粒万倍日 吉日 プレゼント ラッピング ギフト ヘビ 蛇 蛇神 爬虫類 蛇モチーフ 白蛇 着物 帯 和 和風 日本 七十二候 七夕 天の川 ミルキーウェイ 天帝 織姫 彦星 白鳥 カササギ 星座 こと座 ベガ はくちょう座 デネブ わし座 アルタイル アンドロメダ銀河 へびつかい座 アンドロメダ銀河 銀河 夏の大三角形 五行 金 秋 西 陰陽 陰陽五行 五節句 青龍 緑龍 赤龍 黄龍 金龍 白龍 銀龍 黒龍 シャーマン シャーマニズム 皇帝 占星術 ホロスコープ ホロスコープ6室 ホロスコープ7室 ホロスコープ8室 ホロスコープ10室 ホロスコープ11室 ホロスコープ12室 タロット恋人 タロット審判 タロット死神 天国 天界 天使 地上の天使 白衣の天使 アースエンジェル ツインレイ ソウルメイト 双子の炎 ツインフレイム 双子 健康 出産 純白 白 神道 縄文 アニミズム 祓い 禊 身削ぎ 性善説 性悪説 3月3日 7月7日 9月9日 お盆 盂蘭盆会 7月15日 菊理姫 白山姫 瀬織津姫 衣 洗濯 漂白 穢れ 気枯れ 栄養不足 病は気から 邪気 蛇気 無邪気 気にする 気のせい 気にしない 色 色彩心理 色彩効果 感情 龍神祝詞 神殿 神社 鏡 神鏡 分霊 分け御霊 虹色 天使の梯子 チャクラ 蓮 蓮華 白蓮華 ブンダリカ プンダリーカ 分陀利華 白衣観音 1チャクラ 2チャクラ 4チャクラ 5チャクラ 7チャクラ 8チャクラ 頭頂眼 サードアイ 瑠璃 松果体 石灰 6チャクラ 西方浄土 阿弥陀如来 薬師如来 東方浄瑠璃 阿弥陀如来 医王 極楽浄土 楽園 パラダイス 循環 循環器 循環サイクル 8チャクラ 自己治癒 八咫鏡 命 使命 天命 召命 命令 運命 宿命 命名 セラフィム 熾天使 ケテル ホスピタル ホスピタリティ エンパス HSP 感受性 色眼鏡を外す マヤkin マヤkin74 白い世界の橋渡し 白い魔法使い kin66 鏡kin 恋人 パートナー パートナーシップ ヴェシカパイシス イクトゥス クンダリーニ ロマンス マグネシウム マグネット 磁石 S極 N極 聖職者 医療従事者 医師 看護師 ドクター ナース 助産師 救命救急士 レスキュー隊 清掃員 断捨離 リセット 神職 巫女 クリーニング 救急車 福祉 ボランティア活動 白杖 点字ブロック ホワイトボックス 命綱 シルバーコード フローレンス・ナイチンゲール 高潔 クリミアの天使 ワットロンクン 白亜 ギリシャ 地中海 エーゲ海 死海 塩 清めの塩 マグネシア地方 マグネス マグネシア・アルバ ウユニ湖
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ヤマタノオロチ*ドラゴン&ブラッドストーン*龍の組紐ブレスレット
¥9,800
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ◎再制作・再出品にあたり、デザインを変更させていただきました。恐れ入りますがご理解の程よろしくお願いいたします。 *ー*ー* スサノオに退治されたことで知られる伝説上の怪物『ヤマタノオロチ』をイメージし、再現したブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、入れ墨や和柄のデザイン、中国っぽい、漫画やゲームといったファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対するイメージは人それぞれ異なるでしょう。 また龍はよく見てみると「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍など色々という言葉通りカラフルに存在している様子が伺えます。 そんな、色とりどり存在する龍ですが「そもそも龍とは一体何なのか」。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」と言って、仏法の守護神として存在しています。運気の向上を図る風水では大地を走り家屋に流れ込む「気」を龍と呼んでおり、中国ではかつて龍は「皇帝の象徴」であり、歴代の皇帝達は龍と例えられていました。 こうして見てみると龍は様々な場所に姿を現しては異なる役割を持っていることがわかります。それゆえに、龍が何たる存在なのか語るのは簡単ではなさそうです。 けれど龍について調べていて想ったのですが、「龍とは水である」と言うことが出来るのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると人々は雨水を求めて龍に雨乞いを行っていたそうです。うねる川や轟轟と流れ落ちる瀧を龍と表現することもあります。 龍が龍神、龍王、気、皇帝の象徴など様々な場所で異なる姿を見ることが出来るのは、水がコップという器の形に沿って形状を変えることと似ているからなのかもしれません。その場所という器の形で、龍の意味が異なってくるのでしょう。 そして龍が水ゆえ「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。水が注がれる器の形に沿って形状を変えるように、龍に対する見解も人それぞれ異なる心という器の形によって変化するかもしれない…と考えられるからです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形状をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 【龍と暦】 様々な場所で姿を見せる龍は私達の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると「龍は3月21日頃の春分の日になると天に飛翔し、9月22日頃の秋分の日になると地上へ降り立ち淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に龍は昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分あたりまでの間は農作物の種を蒔いて成長させ、実りを刈り取ることが出来る期間と重なっています。日本人と共に長年関わってきたお米も、およそこの期間内に実って収穫することが出来ます。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によれば、「龍は蛇が何百年もの年を経ることで龍になる」と言われています。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中に潜り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動し始めるのだそうです。蛇が冬眠したり活動的になる時期が春分と秋分の日と近いことを考えてみれば、龍が昇り降りする理由の一つに蛇の行動時期も反映されているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら春分と秋分の日のみならず、龍はより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願う「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて「菖蒲(しょうぶ)」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」へと繋がって次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある龍門と呼ばれる、流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という鯉の滝登り伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上へ帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが、実は呼称は他にもいくつか存在しており、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。 この竜潜という言葉ですが、ここでは竜を「優れた人や英雄」と例えており、その竜のような人が潜んでいる…すなわち竜潜とは、「竜のような英雄や優れた人が未だ世の中に現れて活躍することがなく、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月の秋分の日に地上に降りてくるため、月日の流れで行って11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、脱皮して龍に生まれ変わると春分の日に天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと果敢に龍門に挑み、夏を通り過ぎて9月の秋分の日に降り立つと、11月は再び天に飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで春に一匹の蛇が誕生し龍へと進化して天に登り、秋に地上へ帰還すると淵に潜って眠るというある種の死を迎え、春になると再び蛇となって蘇るという、死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。太陽の光と同じく水も食物の成長に必要不可欠であるため、水の力を司る龍も暦の中に姿を現すようになたのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 さらにいえば、もしかすると龍は大自然の一部どころか「この世界そのもの」でもあるのかもしれません。時と季節が移ろい繰り返されるのはこの世界が龍で出来ていて、その龍が脱皮を繰り返すから季節の循環が絶えず行われているのでしょうか。私達は巨大な龍の中で生きているのかもしれませんね。 農耕と暦が密接に関わっているように、「龍と蛇」も関わりが深そうです。 * 世界中の龍やドラゴンを見てみると、海外…特にヨーロッパではドラゴンは悪しき者とみなされて英雄に退治される伝説がよく見られます。日本でも龍や蛇が退治される話があるのですが、最も有名なのは『ヤマタノオロチ』退治の伝説ではないでしょうか。 【ヤマタノオロチ】 ヤマタノオロチとは、日本神話にてスサノオが退治したことで知られる伝説上の大蛇の怪物。鬼灯のような真っ赤な目を持ち、一つの体に頭が8つ、尾も8つあり、胴体には杉や苔が生え、その大きさは8つの山峡を這い渡るほどの大きさであったそうです。 スサノオがヤマタノオロチを退治する経緯に至った話ですが、それは遡ることスサノオがまだ高天原にいた頃。 ある時スサノオは亡き母イザナミに会いたいがため、イザナミがいる根の国(死者の世界)に行きたいと騒ぎ始めます。スサノオが騒ぐと天地に被害が発生したため、怒った父イザナギはスサノオを追放しました。 スサノオは根の国に行く前に、太陽神である姉のアマテラスに会っておこうと彼女が治める国へ赴きますが、アマテラスは「弟が国を取りに来たのではないか」と警戒し武装します。そこでスサノオは誓約(うけい)という占いを用いて攻めに来た意思がないことを証明して結果、身の潔白が晴れたのですが、これを機にスサノオは高天原を荒らし始めます。 これに悲しんだアマテラスは岩戸(洞窟)に隠れます。すると、太陽神である彼女が隠れてしまったため世界は闇に包まれて様々な禍いが発生してしまいました。彼女が隠れた岩戸の前に神々が集結し、策を色々と練った結果、彼女を岩戸から出すことに成功し世界は再び太陽を取り戻しました。 * 騒動の原因となったスサノオは高天原を追放されて出雲に辿り着くのですが、そこで恐怖に怯え泣いている老夫婦とその娘のクシナダヒメと出会います。怯え泣いている理由を聞くと、なんでも夫婦の間には8人娘がいたのですが毎年ヤマタノオロチという大蛇の怪物が現れては娘を一人づつ食べていたそうです。 クシナダヒメが残された最後の一人で、もうすぐオロチが現れる時期であったためどうすることも出来ずにいたのでした。この話を聞いて考えたスサノオは、クシナダヒメを妻としてもらいうけることを条件にオロチ退治を申し出ます。 クシナダヒメを櫛に変えて姫の姿をくらませ、自身の髪に挿すと、スサノオは強い酒を用意します。この酒をオロチに飲ませて酔って油断した隙を狙って体を切り刻み、退治することに成功しました。ちなみにこの退治の時にオロチの尾から、後に三種の神器の一つとなる「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」という剣が出現しました。 このオロチ退治の話は「物事の比喩」であるらしく、蛇や龍を川と見ることからこの話は洪水被害を意味したものと考えられています。 暴れる龍や蛇が退治される話は物事の比喩…。ヨーロッパでもそのような一面があるようで、キリスト教の聖人がドラゴンを退治する伝説がいくつか残されているのですが、これは「キリスト教徒と、まだ国教がキリスト教でなかった国との争い」を表したものとされています。 この場合ドラゴンは非キリスト教の国の王を意味しており、キリスト教の聖人がドラゴンが退治した様子は、キリスト教側が勝利してその地域がキリスト教を信仰するようになったことを示しているそうです。 龍や蛇退治というのは自然災害以外に『戦争や争い事の比喩』とも見ることができるのかもしれませんね。 * そんなヤマタノオロチを、日本の伝統工芸の一つである「組紐」の技術を用いて再現してみました。 一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けており、ブレスレット全体がヤマタノオロチになるデザインです。 組紐は凹凸ねじり12本組という組み方を採用。ねじり具合が山や谷を連想させるのに丁度いいと想ってこの組み方で組紐を組んでみました。組紐の色合いはオロチが苔を生やしていたという話と「迷彩柄」も意識してモスグリーンや黒色で合わせています。目は鬼灯のような真っ赤…とありましたが、真っ赤にすると怖さが強くなるのであえて金色にしました。そしてオロチを退治した際に尾から現れた天叢雲剣のようなチャームを付けてみました。頭や尾は8つも無いのですが、そのうちの一頭をイメージしています。 ヤマタノオロチには天然石の「ブラッドストーン」を咥えさせてみました。 【ブラッドストーン】…8ミリ 石言葉…救済、勇気、繁栄 キーワード… ・共に重荷を背負う ブラッドストーンは苔のようなモスグリーンに、所々赤い斑点模様をもつ天然石。この赤い斑点は酸化鉄などの影響で表面に浮かび上がります。 このブラッドストーンですが、この石はそもそも「ジャスパー」という石の一種です。かつてキリストがゴルゴダの丘で十字架にかけられた時に流した血が大地に滴り落ちた時、その時地面にあったジャスパーにキリストの血が染み込んだことでブラッドストーンが誕生したという神秘的な伝説があります。 キリストの血の洗礼を受けて誕生したという伝説が由来しているのか、ブラッドストーンはキリスト教会において聖像に用いられていたそうです。またこのブラッドストーンは9月14日の誕生日石であるのですが、不思議なことに9月14日はキリストが磔刑にされた際に用いられた十字架と釘が発見された日でもあります。ブラッドストーンはキリストと深い縁をもつようです。 ブラッドストーンの生みの親であるジャスパーですが、ジャスパーは古くから日本でも使われた石。スサノオが活躍した出雲の地でもジャスパーを採ることができ、勾玉に加工されたものが各地から出土されているそうです。キリストと深い繋がりを見せるブラッドストーン。その生みの親であるジャスパーは出雲との関わりが見られます。 ブラッドストーンは昔、エジプトのヘリオポリスという場所でよく採られていたらしく、地名からとって「太陽に向かう」という意味をもつヘリオトロープとも呼ばれていました。太陽に向かう…というこの言葉はどことなく、スサノオが太陽神の姉に会いに行った話を想い出させるような気がします。古代エジプトではこの石を粉にし、はちみつにまぜたものを止血剤として用いていたそうです。 古代ギリシャにおいてはブラッドストーンの別名ヘリオトロープと同じ名前の花が存在しており、この同名の花と石のブラッドストーンを体に擦り付けると敵から姿が見えなくなると信じられていたそうです。そのため兵士たちが攻撃から身を守る守護石として戦地に赴く時に共に持っていったそうです。敵から姿が見えなくなるという話は、櫛に姿を変えてオロチから姿をくらませたクシナダヒメのようですね。 キリストと深い繋がりを見せるブラッドストーンは、犠牲になる寸前だったクシナダヒメの前に姿を現したスサノオのような石でもあるような気がします。どうすればその人が犠牲の道を選ばずに済むのか共に考え、共に戦い、共に重荷と十字架を背負っていくのでしょう。ブラッドストーンはスサノオのように戦う人や、クシナダヒメのように苦境を必死で耐え忍んでいる人に寄り添い、共に苦しみを分かちあっていくようです。 ▷サイズ…咥えているブラッドストーンからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能(剣チャームの大きさは約2センチ) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷剣のチャームは無理に力を加えると折れてしまう可能性がありますので、力を加えないようご注意下さいませ。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷当ショップはいかなる宗教団体にも所属しておらず、無関係です。 # 龍アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍アクセサリー女性 龍ブレスレット 龍モチーフ ドラゴンアクセサリー ドラゴンブレスレット 蛇 蛇モチーフ 蛇ブレスレット 蛇アクセサリー 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット 和風アクセサリー ヤマタノオロチ 八岐大蛇 岐の神 イルルヤンカシュ 出雲 天岩戸 天照 須佐之男 スサノオ 牛頭天王 蘇民将来 茅の輪 陰陽道 五芒星 セーマンドーマン ゲマトリア数秘術888 ブラッドストーン ブラッドストーンブレスレット ヒルデガルトジャスパー 迷彩柄 ミリタリー 迷彩柄アクセサリー 迷彩柄ブレスレット ミリタリーブレスレット ペルセウス・アンドロメダ型神話
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白龍*ホワイトドラゴン&水晶 龍の組紐ブレスレット
¥7,990
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー ・再制作に伴い、一部デザインを変更しています ※8ミリサイズの龍彫り水晶の入手が難しくなってきたため、誠に勝手ながら龍彫り水晶を『水晶(彫り無し)』に変更させて頂きました。恐れ入りますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 ー ー ー 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると体の「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で陽の光の届かない海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜のみ海上に姿を現すと言われています。 対して反対色である白は神聖さを想い起こすためか、白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることがわかっています。 またその時に選んだ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選んだ時は活気で溢れている時でもあればその活力を欲している状態でもあり、青を選んだ時は気持ちが冷静な状態で落ち着きを求めている時でもあるそうです。色は「感情」を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。そして気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーと表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって自身が身に纏っている色というのは、人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が着る服の色で表されるように、龍の心の状態や性格が体の色で表現されているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では『龍王』といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる『気』を龍と呼んでおり、中国では龍は『皇帝の象徴』で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は『辰年』として姿を見せています。 こうして見てみると、龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、『龍とは「水」である』と言うことができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。うねる川やごうごうと音を立てて流れ落ちる瀧を龍と表現したりします。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支において辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに、「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も変化する…ということです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているでしょうか。 現在では龍に対して雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神へ祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠のサイクルと春分と秋分の日が近いため、もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の行動時期も反映されていることもありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を現していることがわかりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い、将来幸せな結婚を送ることを想って雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日、男の子の成長と立身出世を願う「端午の節句」。この時期が近くなると鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。この竜潜という言葉は龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような優れた人が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄が未だ世の中に姿を現すこと無く、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって天に飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと変貌を遂げ、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し龍へと進化して天に昇り、秋になって地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。龍が春分と秋分に昇り降りする理由に蛇や農作物のサイクルが関わっているのか、その真相は謎ですが、食物の成長に必要な太陽の光を同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍が暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれませんね。…というよりも、龍が暦の中で息づき活躍しているから地上に雨を豊作がもたらされているような気もします。どうやら龍は『大自然の一部』でもあるようです。 【白龍と七夕】 白龍が仕えているとされるこの「天帝」。天帝と聞いてもあまりピンと来ないかもしれませんが、一説によると天帝は7月7日の七夕伝説で有名な『織姫』の父であり、彼女とは親子であるとされています。 機織りの仕事をしていた織姫と牛飼いであった彦星。二人は結婚を機にお互いに夢中になり、仕事を疎かにしたため怒った天帝が二人の間に天の川を敷いて会えないようにしたのですが、織姫があまりにも泣き悲しんだため7月7日の日のみに合うことを許されたこのロマンスは恐らく有名でしょう。 天帝に仕え側にいた白龍が七夕伝説において姿を現して関わったというお話は聞いたことはないのですが、この物語の裏にはもしかすると白龍が関わっていたのかもしれません。かつて龍を川と見て表現した事を考えれば、二人の間に入ったこの天の川は実は白龍だったのでしょうか。天の川にして白龍が二人の運命の赤い糸を一旦切るも、離れていくことがないよう運命の糸を再び結んだのかもしれません。 現代では短冊に人それぞれ異なる願い事が書かれ笹にその願いを託される七夕ですが、その歴史をさかのぼってみれば七夕は当初、機織りの仕事をしていた織姫にちなんだようで機織りや針仕事の上達を祈願する行事だったそうです。かつて龍に雨を求めていた雨乞いが様々な願望へと変わったように七夕も時代の移り変わりで変わって行ったようです。もしかすると地上で七夕の日に笹に託された願いを天へと繋ぎ、成就へと結び橋渡しをするのは白龍の役目なのかもしれません。 ちなみに7月7日は時期的にはまだ梅雨にかかっていたりもします。それゆえ七夕の日に天の川が見られることを期待して夜空を見上げてみたけれど、どんよりした雨雲がかかっていて見れなかった…。そんな経験は無かったでしょうか?7月7日に天の川を見ることが出来なかった理由…実はこれは「旧暦」が関係しています。旧暦で7月7日にあたる日を七夕としていたため、現在の暦である新暦とズレが生じています。そのため旧暦における7月7日を現在の新暦に当てはめると毎年日にちに若干の差はあるのですが、2023年の場合は8月22日が旧暦で七夕の日にあたります。この日の夜に空を見上げれば、たくさんの星を纏う白龍にして天の川が見られるかもしれません。 龍が飛び交う暦の中、新暦と旧暦の両面から見て7月と8月は白龍が人知れず活躍していそうです。 * その白龍を、日本の伝統工芸品の一つである「組紐」の技術を用いて作成。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を取り付けていて全体が龍になるデザインとなっております。1本の紐状になっており手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。白龍の胴体となっている組紐は金剛組という組み方を採用しています。 白龍には水の石「水晶」を咥えさせました。 【水晶】…8ミリ 石言葉…「浄化」「純粋」「無垢」など *秘められたパワー… ・あらゆる運気の向上 ・心身を浄化し、生命力を高める ・手放したい考えや価値観を削ぎ落とす 水そのものが固まったような、透明な見た目が特徴的な天然石。かつて日本では「水の精霊が宿る」と言われ、一時期は「水精」と書いて水晶と呼ばれていたこともあったそうです。龍と水が関係あることからすると、水晶の中には龍が潜んでいそうです。 天然石には何かしら力があると噂されていますが、その力の由来を紐解いてみると龍が身に纏う色がもたらすイメージが反映されているように、天然石もその力は石が纏う色や見た目から連想するものが反映されている様子が見受けられます。 よってこの水晶も「水」によく似た力があるようです。水晶は健康運、仕事運、恋愛運など様々な運気に対応し運気を向上させるといわれています。水晶があらゆる運気に対応する理由は水が器の形によって形状が変わるのと似ているからなのでしょうか。水が器によって形状を変えるように、水晶も人それぞれ異なる願いという器に合わせるのかもしれません。 水は生命を育む力と何か淀んだものを落としてきれいにする力があることから、水晶は持ち主という生命に水を与えて育むかのように生命力を活性化させ、淀んだ気持ちをきれいに流し心身ともに清らかに保たせそうです。 淀んだものを落とし、クリアにさせる水晶は物事もシンプルにさせるようです。物や状況、考え方や価値観など物事を問わず、何か手放したい事があるけれどなかなか踏ん切りがつかない…という時がある場合は、水晶の力によって区切りを付けられるようになるかもしれません。物事をスッキリさせたい時に水晶はオススメでしょう。 * 七夕の時期が近づくとショッピングモールの広場など様々な場所で笹が飾られ、願いが込められたカラフルな短冊によって彩られている様子を見かけます。七夕の夜、あなたは何を願い想うのでしょうか。天の川を見つめ、白龍に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。 ▷サイズ…咥えている水晶からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。(気を付けてレジンを塗装していますが、顔の表面に気泡が見られる場合がございます) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍ブレスレット 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース ドラゴンブレスレット 七夕 菊理姫 シャーマン シャーマニズム パートナーシップ 天然石 天然石ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 縁結び
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水龍*ドラゴン&水晶 龍の組紐ブレスレット
¥9,800
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ★カニカンの部分をサージカルステンレスに変更 しました。(画像19枚目を参照)画像の作品のカニカンは変更前のものが使用されていますが、実物はサージカルステンレスに変更しております。ご了承くださいませ。 ー ー 春の頃の空のような、淡い水色を身に纏った「水龍」のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞けばどのようなイメージを想い浮かべるでしょうか?縁起物、中国っぽい、ゲームや漫画といったファンタジー世界のキャラクターなど、想い浮かぶ印象は人それぞれ異なるでしょう。 いにしえの頃より語り継がれている龍ですがよく見てみると色も様々で青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在している事が伺えます。そして龍が色を身に纏っているのには何かしら意味があるようです。例えば黒龍は光の反対である闇のような黒色をもつためか、黒龍は光が苦手で普段は太陽の光が届かない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海から姿を現すという伝承が残されています。 白を身に纏う白龍の場合は白色が神聖さを想い起こすことからか、白龍は天帝という天上界に住まう至高神に仕える聖なる龍であるとされています。こうして見ると龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、そしてその性格は自身が纏う色がもつ色彩効果が反映されているようです。 色にはそれぞれ心身に及ぼす力があるらしく、色を身につけることで次第にその色に沿った力が心身に影響を与えるとされ、またその時気になる色や好む色で心理状態がわかるとも言われています。 例えば燃える火のような赤色を着ると活気に満ちて体温が上昇するというデータがあり、赤を選ぶ時の心理状態はエネルギーを欲している状態でもあるそうです。静寂な印象の強い青は肉体の緊張を解き、リラックスさせる効果があることがわかっています。青を求める時は冷静になって落ち着きたい状態でもあるそうです。 色は感情ともリンクしていて赤色はエネルギッシュである分「怒り」を意味する色でもあり、青色は英語で憂鬱なことを「ブルー」とも表現するように暗い一面もあります。 龍にとって身に纏う色というのは、人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。龍の体の色はその龍の心の状態を示しているのかもしれません。そしてその色を身にまとっているうちに、次第にその色が龍の性格に影響を与えていることもありそうです。 そんな色とりどりな龍たちですが、そもそも龍とは一体何なのか。龍は神社では「龍神」として祀られていることもあれば仏教では「龍王」と呼ばれる仏法の守護神として存在しています。風水では大地を流れ家屋に流れる「気」を龍としており、中国では龍は「皇帝の象徴」として用いられ歴代の皇帝たちは龍と例えられてきました。さらに干支でも「辰年」として姿を見せています。こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため龍の意味を語るのは難しそうです。 けれど龍の特徴を一言でまとめて語るとすれば「龍は水である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』とされており、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていました。神社へ行けばまず手水舎で手を清めますがそこでも龍の像があり口から水を吐いている様子が見られます。川や瀧を龍としたり、龍が棲んでいると語られることも。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支における辰年など様々な場所で姿を見ることができるのは水が注がれるコップという器によって形状が変わることと似ているのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在である」という考えも、人それぞれ異なる心という器の形によって変化するでしょう。どうやら私の中には「龍は水」という器ができているようです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めることは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や望みがあれば龍神が祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと龍のインテリア雑貨を飾って風水を試したりしています。時代が変わっても人が龍に願望を託し見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていて未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく現実のものとなって眼の前に現れて欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の暮らしを動かす暦(カレンダー)の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りをするのか考えてみたのですがこれはもしかすると『農作物の成長サイクル』が関係しているかもしれません。3月から9月の期間は農作物、特に日本人と長く付き合ってきた食物であるお米を育てて収穫できる期間とおよそ当てはまっています。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。これも伝承によれば、龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる…という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては蛇は10月頃になると冬眠するために土の中へ入り、3月の春頃になると再び地上へ姿を現して活動を行うのだそうです。もしかすると龍が昇り降りする理由は蛇の活動サイクルも反映されているのかもしれません。 そして暦を一年、全体に見てみたら龍が春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事ですがそもそも『蛇が脱皮する様子にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に登ると今度は5月5日の「端午の節句」。男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るに連れて菖蒲が武道を重んじる「尚武」とつながるようになり、次第に男の子の行事となったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが飾られますがこれは「中国の黄河という河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を昇り切ることができた鯉は龍になる」という伝承が由来しています。蛇から龍になるとされますが、鯉が龍になることもあるようです。 5月の険しい龍門と暑い夏、9月の秋分の日に龍が降りてくると今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では「霜月」と呼ばれることが多いのですが実は他にも呼称はいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名もあります。竜潜とは「龍のような、また龍に例えられるような優れた人や英雄など力をもつ人がいまだ表舞台に姿を現して活躍することなく潜むかのように過ごしている」という意味。龍は9月の秋分に降りてくるため、冬に入る頃の11月は龍も眠りにつく頃なのでしょう。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日には地上に降りて戻ってくると、竜潜月とも呼ばれる11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍へと進化し、秋になると淵に帰って潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって春に蘇る…という死と再生の脱皮を繰り返しているように見えました。 種を蒔く時、農作物の成長と収穫の時というのは時間や季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わっています。植物の成長に必要な太陽光と同じく水もまた必要不可欠であるので、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 * 色々と数ある龍の中でもし水色の龍が存在していたらどのような特徴があるのでしょうか。龍の性格・性質が色から見ることができるようなので、まずは青色も含め水色について調べてみました。 そもそも私達は色を認識して見ることができていますが、生き物は最初から様々な色が見えていたわけではないそうです。生き物が色を認識するようになった理由…それはだいぶ遡ること人類の祖先がまだ木の上で生活していた頃。 枝から枝へと移動する時に葉っぱと枝を区別するために緑色を見ることができるようになり、熟した果実を見分けるために赤色を認識するようになったと考えられているのですが、このように環境にともなう進化の過程において徐々に見える色を獲得していったそうです。青や水色と聞くと人々によく想い出されるのは恐らく液体の水と空でしょう。生き物は空で青色を認識するようになったと考えられており、英語ではホライズンブルー、スカイブルー、天空の意味があるセレストの名がついたセレストブルーなど空に由来した名前をもつ青色がいくつか存在しています。 ところで周囲を見渡してみればご自身も含め、青色を好まれる方が多いと感じることはないでしょうか?実は青色は世界で好きな色ベスト3に入っています。青が人々に好まれる理由は前述した青色が肉体の緊張感を下げてリラックスさせる効果があることが関係していると見られています。 青色に気持ちを落ち着かせる効果がある理由ですが、この理由も太古の時代まで遡ります。かつて小動物が地上で肉食獣に追われると木の上に逃げたり、肉食獣の危害の及ばない木の上を住処としていたのですが、この安全な木の上から青空を見上げていたことから青に対する安心感が生まれたと考えられています。青といっても濃さは色々。その中で水色はリフレッシュ、解放感、自由、清潔感といった意味を持ち、爽やかさを感じさせます。 水色と深い関わりをもち龍とも連なる液体の「水」は、地上の植物や生き物に生命力を与えると同時に汚れを落とし清める力もあるため、心身を清めて穢れを祓うことを求める「神道」において禊の手段です。この「禊(みそぎ)」ですが、この言葉は身を洗濯する…と読めそうな『身濯(みそそぎ)』や蛇が古い皮を脱ぎ捨てる脱皮の『身削ぎ』などから由来しているとする説があります。また「穢れ(けがれ)」という言葉も『気枯れ』という気が枯れた状態…すなわち生命力が低下した状態を意味しているとも言われています。 命を育む水ですが、命もまた水と似てるのかもしれません。龍に対する考え方において器と水の話が出たように、肉体は器でその中に宿る命は水のようです。肉体という器が欠けてしまえば水という命は漏れ始め次第に底をついてしまう…。 生き物が生き延びようと進化の過程において色を獲ていったように、現代人も生活費を獲たり目標を叶えようと日々慌ただしく生活している中、怒りのような赤や憂鬱な青といった感情を着るかのように獲てしまっているような気がします。そしてその負の感情が次第に心身を蝕んでいきます。 人々の心の中には様々な願いがありますが、人の第一の願いはやはり健康体であることなのでしょう。水色は水の色…なのですが、水は実際よく見てみると透明ですね。水色をもつ水龍もその真の姿は透明なのかもしれません。水龍は負の感情をもたないクリアな性格をしていそうです。そして、忙しさに追われて休憩時に青空を見た時のような新鮮な気持ちを見る者に想い起こしそうです。 かつては蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事だった桃の節句。人は皆、最初は一糸まとわぬ裸という素の状態で生まれてきて後に「色々な服」を着て生きていきます。水龍は健康でいられるよう日常において衣服のように身に纏ってしまった負の感情を洗い流すように清めては脱皮の如く脱がせ、裸のような解放感と清らかな気持ちを取り戻させるかもしれません。 * そんな水龍を日本の伝統工芸品「組紐」の技術を応用して作成しブレスレットにしてみました。パステルカラーの淡い水色の糸で組紐を組み、その先端に龍の頭の形をした金具を取り付けて全体が龍になるように仕上げています。手首に二重に巻きつけてご利用いただく二連タイプのブレスレットです。組紐のデザインですが模様は雲から雨が降っている様子をイメージし、目の色は雨上がりに現れる虹のような色に。 水龍には天然石の「水晶」を咥えさせました。 【水晶】…8ミリ 石言葉…「浄化」「癒し」「無垢」「純粋」など 秘められたパワー… ○浄化 ○あらゆる運気の向上 ◯生命力の活性化 水晶は新学期、新入学、新生活など新しい生活を始める時期で桜も咲く季節である4月の誕生石としておかれています。名に水がつき、クリアな見た目からも見て取れるように水晶は「水の石」。古くは「水の精霊が宿る」とされ、一時期は水精と書かれていたこともあったそうです。龍が水と深い関わりを持つことと水晶に水の精霊が宿ると聞くと、水晶には龍が宿っていると想うこともできそうです。水晶は龍と組み合わせるのに最適でしょう。 天然石には何かしら力があると囁かれます。その力の由来ですが龍の性格や人の心理が色で示されるように、天然石の力もよく見てみるとその石が纏う色がもたらす効果や心理、見た目から連想されるものが反映されている事が見受けられるようです。よって水晶の場合もどうやらクリアな見た目と、見た目から連想される水がもつ特徴が由来しているようです。 水晶は仕事運、恋愛運、金運などあらゆる運気に対応するとされています。これは水が器によって形状を変えるように、水晶の力も持ち主の心が求めるもので変わるのかもしれません。ですが水で禊を行って身を清めるかのように水晶には健康面において特に力を発揮しそうです。もしかするとクリアな見た目の水晶に惹かれる時はどこかスッキリしたい気持ちも隠されているのかもしれません。上空から降り注ぐ雨水をシャワーにするかのごとく水晶は心身を清め、生命力を回復させそうです。 * 水晶がもつ力は科学の分野でも発揮されています。実は水晶には電圧を加えると安定した振動を発生させる力があるため腕時計などの精密機械に使用されており、針を動かして一秒一秒を刻んでいます。腕時計をつけるその腕に、水の力を宿した水龍をお供にされてみてはいかがでしょうか。蛇が龍になる生と死のサイクルが繰り返される暦の中を生き時間に追われるような忙しい日々の中、気持ちを新たに切り替えさせてくれるかもしれません。 ▷サイズ…咥えている水晶からカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン、ポリエステル ※組紐に使用した水色の糸は箇所によっては色ムラがある場合がございます。(これは工場にて糸が製造される時に発生するもので、汚れではございません)よく検品し気をつけながら作成しておりますが稀に混ざっている場合がございます。恐れ入りますがご理解のほどよろしくお願いいたします。 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお願いいたします。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 龍アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 龍アクセサリー女性 龍アクセサリーレディース 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 開運 縁起 パステルカラー 姫系 天然石 天然石ブレスレット 水晶 クリスタル 水色 青 スカイブルー 空 春 五行 陰陽五行 青龍 緑龍 赤龍 黄龍 金龍 白龍 銀龍 黒龍 瀬織津姫 菊理姫 神道 祓戸 龍神祝詞 薬蛇 蛇 爬虫類 ヘビ 蛇神 龍神 瀧神 川神 シャーマン シャーマニズム 皇帝 風水 龍王 健康 肉体労働 交感神経 副交感神経 ひな祭り 雛人形 平安時代 かぐや姫 十二単 襲の色目 イースター 虹 全チャクラ対応 5チャクラ アダムの林檎 原罪 失楽園 兎 卯 卯の花 ウツギ 空木 参考文献… 龍の起源 著:荒川紘氏 にっぽんの七十二候 枻出版社 パワーストーン✕龍パワー 著:塚田眞弘氏 パワーストーンの教科書 著:結城モイラ氏 色彩心理のすべてがわかる本 著:山脇惠子氏 蛇 日本の蛇信仰 著:吉野裕子氏
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宮龍*【京藤】ドラゴン&ローズクォーツ 龍の組紐ブレスレット
¥7,990
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 日本の伝統色『京藤』色を纏った龍のブレスレットです。 * 皆さんは『龍』と聞くと、どのような印象を想い浮かべますか?縁起物、和柄、入れ墨のデザイン、中国っぽい、漫画やファンタジー世界のキャラクターなど、龍に対する印象は人それぞれ異なるでしょう。またよく見てみると体の「色」も様々です。青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 龍が色を身に纏っているのは何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合その真っ暗闇のような黒色ゆえか、黒龍は光が苦手で陽の光の届かない海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜のみ海上に姿を現すと言われています。 対して反対色である白は神聖さを想い起こすためか、白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。龍にまつわる話を見てみるとどうやら龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色がもたらすイメージが反映されているようです。 龍が纏っている色ですが、色には心身に及ぼす力があると言われています。燃えるような赤色の服を着ると体温が上昇して精神的にも活気が上がるというデータがあり、静寂な青色は肉体の緊張を解いてリラックスさせる効果があることがわかっています。龍にとって身に纏う色というのは、人間に置き換えれば衣服のようなものなのでしょうか。龍の体の色はその龍の性格や心の状態を表しているのかもしれませんね。 * そんな色とりどりな龍たちですがそもそも龍とは一体何なのか。疑問に想ったので調べてみたのですが、龍は神社では『龍神』として祀られていることもあれば仏教では『龍王』といって、仏法を守る守護神として存在しています。運気の向上を計る風水では大地に流れる『気』を龍と呼んでおり、中国では龍は『皇帝の象徴』で歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。他に干支でも龍は『辰年』として姿を見せています。 こうして見てみると、龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割を持っているため、龍が何たる存在なのか謎は深まるばかりです。 けれど龍について調べていて個人的に想ったのですが、『龍とは「水」である』と言うことができるのかもしれません。龍はそもそも『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。うねる川や瀧を龍と表現したり、龍にまつわる伝説がある場所はほとんど川や池など水があるところが多いようです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝の象徴、干支において辰年など様々な場所で龍の姿を見ることが出来るのは、水が注がれるコップという器の形によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに、「龍とはこういう存在だ」という考え方も人それぞれ異なるでしょう。人それぞれ異なる心という器の形によって、龍に対する見解も変化する…ということです。はたして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているでしょうか。 現在では龍に対して雨水を求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標や願望があれば龍神へ祀られている神社へ参拝して願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋の中に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨という形となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが、雨が降るかのごとく眼の前に現れて現実のものとなって欲しいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を現す龍ですが、龍は私達の日々の生活を動かす「暦」の中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関係しているのかもしれません。3月の春分から9月の秋分の間は農作物が成長して収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物のお米もおよそこの期間内に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが「蛇の活動サイクル」です。これもまた伝承によると、「蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると地上に姿を現して活動を行うのだそうです。蛇の冬眠のサイクルと春分と秋分の日が近いため、もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の行動時期も反映されていることもありそうです。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に姿を現していることがわかりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い、将来幸せな結婚を送ることを想って雛人形が飾られる「桃の節句」。この行事はそもそも「古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事」であったらしく、旧暦で最初の巳(み、へび)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るにつれて菖蒲(しょうぶ)が武道を重んじる「尚武」という言葉に繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていきました。 この時期が近くなると鯉のぼりが掲げられるようになりますが、これは中国にある言い伝え…「黄河の中にある、龍門という流れの激しい場所を登り切ることが出来た鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話があれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が地上に帰還すると今度は冬目前となる「11月」。この月は和名では霜月と呼ばれるのが一般的ですが呼称は他にもいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名があります。この竜潜という言葉は龍を優れた人や英雄と例えており、その龍のような優れた人が潜んでいる状態…すなわち「龍のような優れた人や英雄が未だ世の中に姿を現すこと無く、潜むかのように過ごしている」という意味です。龍は9月に降りて淵に隠れるので、流れでいって11月は龍が潜む月と言われるのは納得がいくでしょう。 3月の春に蛇が冬眠から目覚め、春分の日になると龍となって天に飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分の日に地上に戻ってくると11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく。そして春が訪れると蛇が古い皮を脱ぎ捨てて龍へと変貌を遂げ、大空へと旅立つ…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生し龍へと進化して天に昇り、秋になって地上へ帰ってくると淵に潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮のごとく繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や農作物の成長と収穫の時期は移ろいゆく季節と時間によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。龍が春分と秋分に昇り降りする理由に蛇や農作物のサイクルが関わっているのか、その真相は謎ですが、食物の成長に必要な太陽の光を同じく水も必要不可欠であるため、水の力を司る龍が暦の中にも姿を見せるようになったのかもしれませんね。…というよりも、龍が暦の中で息づき活躍しているから地上に雨を豊作がもたらされているような気もします。どうやら龍は『大自然の一部』でもあるようです。 * その龍を、日本の伝統工芸の一つ「組紐」を用いて作成。ブレスレットにしてみました。組紐の先端に龍の頭の形をした金具を付けていて全体が龍になるデザインです。一本の紐状になっており、手首に2重に巻きつけてご使用いただく2連タイプのブレスレットとなっております。龍はそのいかつい見た目ゆえ、アクセサリーだと身につけづらいこともあるのではないでしょうか?龍の体の色を「京藤」色というパステルカラーの紫色にして、女性でも身に着けやすいようにしました。 龍が纏っている紫色ですがその昔、染めるための染料となる植物の育成が難しく手間もかかったことから次第に紫は「高貴」を意味する色となりました。紫色は日本文化の中によく見られる色で「雅」を象徴する色です。この雅(みやび)という言葉ですがこの言葉の語源は「宮」から来ています。なので龍の名前を宮龍と名付けてみました。胴体部分となっている組紐ですが胴の部分は金剛組という組み方で尾は離宮組という、名に宮がついた組み方を採用しています。 宮龍には天然石の「ローズクォーツ」を咥えさせてみました。 【ローズクォーツ】…8ミリ 石言葉…「女性の美と健康」「慈愛」 〈秘められたパワー〉 美容と恋愛運の向上 PMS(月経前症候群)の緩和 失恋の痛みを和らげ、恋愛に前向きになる 女性らしさに対する嫌悪感や抵抗感を取り除く * パステルカラーの淡いピンク色が可愛らしい天然石。女性らしさ漂う石であり、また女性に人気の石でもあります。この石は愛と美を司る金星の女神「アフロディーテ」に捧げられ、彼女を象徴する花の薔薇に由来してローズクォーツと名付けられたそうです。 天然石には何かしら力があると伝えられていますが、その力の由来を紐解いてみると龍の性格が自身の体の色から来ているように天然石も纏う色がもたらす色彩効果や連想するものが関係している様子が伺えます。そのためローズクォーツの力の源泉もこのピンク色にあるようです。 ローズクォーツは美容や恋愛にまつわる力がよく噂されますが、これはピンク色がもつ女性ホルモンへの影響が関係しているのでしょう。ピンク色は女性らしい体つきや妊娠しやすい体にしたり、髪や肌ツヤを良くする女性ホルモンの分泌を促進させると言われています。 女性の生理現象の「月経」には「月」の字が入っているのですが、月経周期と月の満ち欠けのサイクルはほとんど同じという不思議な繋がりがあり、女性と月は密接な関わりがあります。女性ホルモンと関係するローズクォーツは月の引力で満ち引きする潮のように変動する、月経時や月経前症候群(PMS)の時に起こりやすい感情の満ち引きを穏やかにさせるかもしれません。上弦の月のように満ちていき、満月のように満ち足りては、下弦の月のように欠けていくというサイクルを繰り返す女性の心身を労るようです。 蛇が脱皮するかのごとく新陳代謝を促すローズクォーツは美容の面のみならず、過去の恋愛で経験した心の痛みや失恋の痛みなど、老廃物のように溜まった気持ちを代謝させるでしょう。蛇が脱皮して龍になるように、古い皮という過去の自分を脱ぎ捨てさせるローズクォーツの神秘的な力によって新しい女性、美しい女性へと変貌を遂げられそうです。優しいピンク色をもち、いかつさと厳しさを感じさせないローズクォーツはそのピンク色で持ち主を優しく包み、慈しんでいくでしょう。 ▷サイズ…咥えているローズクォーツからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷素材… 組紐:レーヨン 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用 (気を付けてレジンを塗装していますが、顔の表面に気泡が見られる場合がございます) ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 龍神 竜 竜神 龍王 竜王 ドラゴン 龍アクセサリー 竜アクセサリー 龍アクセサリーレディース 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 天然石 天然石ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット パステルカラー ファッション 和 和風 和風アクセサリー 襲の色目 ロマンス 恋 愛 恋愛 カリス 三美神 宗像三女神 三相女神 運命の女神 モイラ トリプルムーン たおやか たおやめ 雅 大和撫子 神鴉 鴉 姫 女人禁制 ミソジニー 巫女 斎女 魔女 ウィッカ 有角神 ペイガン 月経 月桂樹 月 七五三 筥迫 さくら紙
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善女龍王*ドラゴン&オニキス 龍の組紐ブレスレット
¥7,850
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 弘法大師「空海」とご縁の深い龍神『善女龍王』をイメージした龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのようなイメージを想い浮かべますか?縁起物、和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、ゲームや漫画といったファンタジー世界のキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 いにしえの頃より語り継がれ現代でもその姿を見せる龍ですがよく見てみると「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在している様子が伺えます。そして龍が色を身に纏っているのには何かしらの意味があるようです。例えば黒龍の場合、光の反対である暗闇の黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は陽の光が当たらない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海から姿を現すという伝承が残されています。 対して黒の反対色である白は神聖さを想い起こすためか、この色をもつ白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。こうして見ると龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色から連想されるものが反映されているようです。 龍が身に纏うこの「色」ですが色には心身に及ぼす力があるらしく、その色を服などで着用することによって次第にその色に沿った力が体と心に影響を与えると言われています。燃える火のような赤色を着用していると緊張や興奮を司る交感神経が刺激されて体温が上昇して精神的にも活気に満ち、静寂な印象の強い青色はリラックスや休息させるはたらきのある副交感神経に影響させて肉体の緊張を解く効果があることが分かっています。 またその時に選ぶ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選ぶときは活気を欲している時でもあり、青を選んだ時は落ち着きを求めている状態でもあるそうです。色は「感情」を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。逆に気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーと表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が着る衣服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表されているのかもしれません。その色を纏うことでその色にあった性格が出ているのか、もしくは性格が色となって表れているのか…。 そんな色とりどりで異なるイメージももつ龍ですがそもそも龍とは一体何なのか、探ってみれば龍は神社では「龍神」として祀られている姿を見かけることもあれば仏教では「八大龍王」と呼ばれる仏法を守護する八人の龍王が存在しており、運気の向上を計る風水では大地を流れ家屋に流れる「気」を龍と例えています。中国では龍は「皇帝の象徴」で、歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには干支の中でも「辰年」として龍は姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割をもっているため、龍が何たる存在なのか語るのは簡単ではなさそうです。 けれど龍について調べ考えていて個人的に想ったのですが「龍とは『水』である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。雨乞いにまつわる話として、弘法大師の名で知られる僧侶の『空海』が干ばつの際に龍神に雨を求めて祈祷した所、雨がもたらされたという逸話が残されています。 うねる川や轟々と落ちる瀧を龍と表現したり、水で覆われた池や川、瀧などでそこに棲んでいるとする伝説が残されていることもあります。水のあるところに龍がいて、また龍がいるところに水があるといえそうです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝のシンボル、干支における辰年など様々な場所で姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考えも人それぞれ異なるでしょう。龍の存在意味は人それぞれ異なる心という器の形によって変化する…ということです。 どうやら私の中には「龍は水」という器ができていたようです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いをすることは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神が祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようとすることもあります。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく眼の前に現れて、現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を表す龍ですが、龍は私達の日々の暮らしを動かす暦…カレンダーの中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天へ昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると『農作物の成長サイクル』が関係してくるのかもしれません。3月から9月の期間は農作物を育てて収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物であるお米もおおよそこの期間に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、蛇は種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると再び地上へ姿を現して活動を行うのだそうです。そして、雨がよく降る梅雨時に活発になるとのこと。もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の活動サイクルも反映されているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中で息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い祝う「桃の節句」。この行事ですがそもそも『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲(しょうぶ)の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るに連れて菖蒲が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますがこれは「中国の黄河という河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という伝説が由来しています。蛇から龍になることもあれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が降り立つと今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では一般的に霜月と呼ばれることが多いのですが実は他にも呼称がいくつかあり、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。この竜潜とは「龍のような英雄や豪傑な人がいまだ世に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味。龍は9月の秋分の日に降り立つため、冬に入る頃の11月は蛇と同じくどうやら龍も眠りにつこうとする時期のようです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分には地上へ帰還すると竜潜月とも呼ばれる11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍へと進化し、秋になると淵に帰って潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 種を蒔く時、そして農作物の成長と収穫の時は時間と季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。植物の成長に必要な太陽の光と同じく水も必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【善女龍王】 かつて空海が龍神に雨乞いを行ったお話ですが、この時雨乞いの対象となったのが「善女龍王」という龍神です。 善女龍王とは、八人存在するといわれる仏法の守護神…八大龍王のうちの一尊である娑伽羅(サガラ)龍王の娘で、8才の幼き童女として伝わっています。 空海が善女龍王に雨を求めるに至った経緯ですがそれは遡ること空海が生きていた平安時代の頃。干ばつが発生しこの時空海ともう一人、守敏という僧侶に雨乞いを行うよう天皇から命が下されました。空海が雨乞いを行うも雨が一滴も降らず不発に終わります。原因を探ってみたら空海が雨乞いに成功して名声を得ることを妬んだ守敏が、国中の龍神たちを瓶に詰めて妨害していたからでした。 しかしこの時、善女龍王は守敏よりも上位である菩薩の地位にいたため守敏に捕らえられることなく自由にいることが分かったため、空海は今度は彼女に対して雨乞いを試みることに。彼女はインドにあるとされた無熱池(むねっち)という池に住んでいて、京都にある神泉苑に呼び寄せて祈祷が行われました。すると空海の祈りに応え、国中に3日3晩恵みの雨をもたらしたと言われています。 空海直筆のものとされる遺言書によるとこの時善女龍王は『長さ8寸(およそ24センチ)ほどの金色の蛇』で現れたらしく、神泉苑で行われた雨乞いを伝える古事談という文献では『紫金の龍』だったという話が残されています。 インドの無熱池から日本に訪れた彼女は現在、かつて雨乞いが行われた京都の神泉苑に鎮座しています。噂によれば彼女が住まう池の水は日照りの時でも枯れることが無いのだそうです。 * そんな善女龍王を、日本の伝統工芸品「組紐」の技術を用いて再現。ブレスレット状にしてみました。組紐を胴体に見立て、組紐の先端に龍の頭の形の金具を取り付けており、全体が東洋的な龍の姿になるようなデザインとなっております。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 金色の蛇、または紫金の龍だったとも言われた善女龍王。組紐の色ですが「紫磨金(しまごん)」という紫色を帯びた純金があるので、その色を意識して紫と金色で組み合わせてみました。頭の部分には仏像の額によく見られる「白毫(びゃくごう)」をイメージして金色の粒を使用。8寸の24センチよりも少し長い、およそ40センチの善女龍王となりました。 空海の雨乞いに至るまでのエピソードにちなんで耐え忍ぶ石「オニキス」を咥えさせてみました。 【オニキス(黒瑪瑙)】…8ミリ 石言葉…「成功」「忍耐」「厄除け」 オニキスは全身が真っ黒な姿が特徴的な天然石。オニキスは数珠にも使用される石で、信仰変わってキリスト教ではロザリオの珠として用いられてきた歴史があります。 何かしら力を秘めていると囁かれる天然石ですがその力の由来を紐解いてみると、石が纏う色がもつ色彩効果が反映されていたり模様から連想するもの、用いられてきた経緯などが関わっている事が見受けられます。 数珠として使われてきた仏教では黒は修行僧の法衣の色。黒が他の何色にも染まらず動じないことから「信仰の深さ」と考えられ、また黒色と、時に黒の代用とされた紫色は仏教において「忍辱(にんにく)」といって侮辱や迫害にあってもその怒りを耐え忍ぶ色とされてきました。ロザリオの珠として用いられてきたキリスト教では、黒は美徳とされる簡素や謙虚を意味する色で、また罪を悔い改め再生する色として修道士にふさわしい色とみなされました。 数珠やロザリオなど、厳しい修行に耐える人や日々信仰心を保つ人々の手に握られてきた経緯からかオニキスには石言葉に「忍耐」があり、そして空海が妨害に耐えて雨乞いを成し遂げたように「成功」も含まれています。 オニキスの歴史が物語るように、オニキスは強い忍耐力をもつ「忍耐の石」。オニキスがもつ強い忍耐力ですがこれは相手からの攻撃に耐えることでなく、こちらから手をださない、反撃しないよう耐えるという忍耐力かもしれません。かつて空海が守敏から妨害を受けても干ばつにあえぐ人と国のために雨乞いを優先させて、反撃することなく耐えたようにオニキスは相手からの妨害を受け取るのでなく、耐えるのでなく、反撃するのでもなく「相手にしない」という意味がありそうです。 オニキスは自分が今時間を注ぐべきものに注目させ、妨害を受けても冷静でいるよう悟らせるでしょう。オニキスは「戦わずして勝つ」という事を考えさせるようです。 良くない物事を相手にしないという一面からオニキスは「自身から魔に近寄らない」という印象もあります。近寄らないようにするために、オニキスには時に「自身にとって有害となる物事や人物を見極める」こともあるかもしれません。守敏が僧侶という立場にありながら嫉妬にかられて妨害を行ったように、人は見かけによらない所もあるのでしょう。オニキスは立場や見かけで判断せず人をよく見ていそうです。一見いい人や物事であっても、接していて心の中に何か違和感が生じたら、それはオニキスからの警告かもしれません。 またオニキスは逆に、自身が妬みや嫉妬にかられて周囲を妨害しないように気をつけさせるでしょう。人をよく見ているオニキスは内側から湧き上がる感情に鋭く目を光らせるようです。 雨乞いで雨がもたらされる理由ですが一説に、雨が降るまで祈祷を続けるからだという説もあります。雨が降るまで祈祷を行うという行為は言い換えれば目標が手に入るまで進み続けるのと似ているような気がします。オニキスを求める人の中には自身が掲げている目標に到達したい、叶えたい物事があって日々努力しているなど、ひたむきな気持ちがあるのかもしれません。時に寝る間を惜しんで活動を続けるなどして、その「雨乞い」が時に体を酷使させていることもあるでしょう。人をよく見ているオニキスは持ち主が頑張りすぎて肩に力が入りすぎていたら緩めるよう語りかけそうです。 日々雨乞いを行って雨が降るその時を辛抱強く待つように、オニキスは龍も泳ぐ暦の中において力を緩めながらすべき事に集中して日々を過ごし、あとは目標へとたどり着くその時が訪れるのを忍耐強く待っていられるよう見守っていくでしょう。 神仏を信じ信仰心のある人々に持たれたオニキスですが冷静な性格から現実的な一面もあり、オニキスにはまず第一に「自分を信じる」という事を伝えてくるようです。過信、盲信、迷信という闇を祓いのけ、自分を信じ自分に祈る道具となるでしょう。 * サイズ…咥えているオニキスからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約5センチ延長可能 素材…組紐:レーヨン、ポリエステル 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目、キャップの部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷いかなる宗教団体にも所属しておりません。 龍 竜 ドラゴン 龍神 竜神 龍王 竜王 ナーガ ナーガラージャ 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 龍アクセサリー 竜アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 風水 辰年 数珠 数珠ブレスレット 紫金 紫磨黄金 パープルゴールド 閻浮檀金 花まつり ソーマ 灌仏会 空海 密教 真言 善女龍王 青龍 清瀧権現 竜女成仏 忍辱波羅蜜 0チャクラ 7チャクラ エネルギーバンパイア エナジーバンパイア 忍辱 ニンニク 十字架 ロザリオ 降魔成道 荒野の誘惑 魔境 臨済義玄 瞑想 禅病 クンダリーニ症候群 自律神経 交感神経 副交感神経 天然石 オニキス 天然石ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 神泉苑 平安時代 平安貴族 雅 十二単
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弐:善女龍王*ドラゴン&オニキス 龍の組紐ブレスレット
¥7,898
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) ー ー ー 弘法大師「空海」とご縁の深い龍神『善女龍王』をイメージした龍のブレスレットです。 * 皆さんは「龍」と聞くと、どのようなイメージを想い浮かべますか?縁起物、和柄、タトゥーのデザイン、中国っぽい、ゲームや漫画といったファンタジー世界のキャラクターなど想い浮かべる印象は人それぞれ異なるでしょう。 いにしえの頃より語り継がれ現代でもその姿を見せる龍ですがよく見てみると「色」も様々で、青龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…などカラフルに存在している様子が伺えます。そして龍が色を身に纏っているのには何かしらの意味があるようです。例えば黒龍の場合、光の反対である暗闇の黒色が示すのか、黒龍は光が苦手で普段は陽の光が当たらない暗い海底に身を潜ませており、月の光さえ指すことのない新月の夜になると海から姿を現すという伝承が残されています。 対して黒の反対色である白は神聖さを想い起こすためか、この色をもつ白龍は天上界に住まう天帝という至高神に仕える聖なる龍と伝えられています。こうして見ると龍にはそれぞれ異なる性格があるようで、その性格も身に纏っている色から連想されるものが反映されているようです。 龍が身に纏うこの「色」ですが色には心身に及ぼす力があるらしく、その色を服などで着用することによって次第にその色に沿った力が体と心に影響を与えると言われています。燃える火のような赤色を着用していると緊張や興奮を司る交感神経が刺激されて体温が上昇して精神的にも活気に満ち、静寂な印象の強い青色はリラックスや休息させるはたらきのある副交感神経に影響させて肉体の緊張を解く効果があることが分かっています。 またその時に選ぶ色によって現在の心理状態がわかることもあります。赤を選ぶときは活気を欲している時でもあり、青を選んだ時は落ち着きを求めている状態でもあるそうです。色は「感情」を例えることもあって赤色はエネルギッシュである分「怒り」を示す色。逆に気持ちが落ち込んでいる状態のことをブルーと表現するように、クールな青色は「憂鬱」を意味する一面もあります。 龍にとって身に纏う色というのは人間に置き換えれば衣服のような一面もあるのでしょうか。人の心理状態が着る衣服の色で表されるように、龍の心の状態も体の色で表されているのかもしれません。その色を纏うことでその色にあった性格が出ているのか、もしくは性格が色となって表れているのか…。 そんな色とりどりで異なるイメージももつ龍ですがそもそも龍とは一体何なのか、探ってみれば龍は神社では「龍神」として祀られている姿を見かけることもあれば仏教では「八大龍王」と呼ばれる仏法を守護する八人の龍王が存在しており、運気の向上を計る風水では大地を流れ家屋に流れる「気」を龍と例えています。中国では龍は「皇帝の象徴」で、歴代の皇帝たちは龍と例えられていました。さらには干支の中でも「辰年」として龍は姿を見せています。 こうして見てみると龍は様々な場所で姿を見せてはそれぞれ異なる役割をもっているため、龍が何たる存在なのか語るのは簡単ではなさそうです。 けれど龍について調べ考えていて個人的に想ったのですが「龍とは『水』である」と言うことができるのかもしれません。そもそも龍は『水の力を司る水神』とされていて、いにしえの時代では干ばつが発生すると水の力をもつ龍に対して雨乞いが行われていたそうです。雨乞いにまつわる話として、弘法大師の名で知られる僧侶の『空海』が干ばつの際に龍神に雨を求めて祈祷した所、雨がもたらされたという逸話が残されています。 うねる川や轟々と落ちる瀧を龍と表現したり、水で覆われた池や川、瀧などでそこに棲んでいるとする伝説が残されていることもあります。水のあるところに龍がいて、また龍がいるところに水があるといえそうです。 龍が龍神、仏法の守護者としての龍王、風水では気、皇帝のシンボル、干支における辰年など様々な場所で姿を見ることができるのは、水が注がれるコップという器によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。そして龍が水ゆえに「龍とはこういう存在だ」という考えも人それぞれ異なるでしょう。龍の存在意味は人それぞれ異なる心という器の形によって変化する…ということです。 どうやら私の中には「龍は水」という器ができていたようです。果たして皆さんの心にしてその器はどのような形をなして龍という水を受け止めているのでしょうか。 現代では龍に雨を求めて雨乞いをすることは無くなりましたが、よく考えてみれば人は何かしら叶えたい目標があれば龍神が祀られている神社へ赴いて願をかけたり、運気を良くしようと風水を試して龍という気を家屋に招き入れようとすることもあります。 時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。雨が降って欲しいという形なき願いが雨となってこの世に現れたように、胸の内に秘めていた未だ形を伴うことのない願いが雨が降るかのごとく眼の前に現れて、現実のものとなってほしいと…。 龍に願いを託すことは現代における雨乞いであるのかもしれません。 【龍と暦】 様々な場面にて姿を表す龍ですが、龍は私達の日々の暮らしを動かす暦…カレンダーの中でも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃の春分の日になると天へ昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち身を淵に隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると『農作物の成長サイクル』が関係してくるのかもしれません。3月から9月の期間は農作物を育てて収穫できる時期であり、日本人と長く付き合ってきた食物であるお米もおおよそこの期間に出来上がります。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。これもまた伝承によれば「龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になる」という話があります。そのため龍の原型とも言えそうである蛇ですが、蛇は種類によっては10月頃になると冬眠するために土の中に入り、3月の春頃になると再び地上へ姿を現して活動を行うのだそうです。そして、雨がよく降る梅雨時に活発になるとのこと。もしかすると龍が昇り降りする理由の一つに、蛇の活動サイクルも反映されているのかもしれません。 そして暦を一年と全体的に見てみたら、龍は春分と秋分の日のみならずより深く暦の中で息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願い祝う「桃の節句」。この行事ですがそもそも『古い皮を脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる蛇の脱皮にちなんだ健康祈願の行事』であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎ、春分の日に龍が天に昇ると今度は5月5日の「端午の節句」。この日は男の子の成長と立身出世を願う行事ですが、この端午の節句も元は菖蒲(しょうぶ)の花を用いた健康祈願の行事でした。時代が下るに連れて菖蒲が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉と繋がって、次第に男の子の行事へと変わっていったそうです。 この時期が近づくと鯉のぼりが掲げられるようになりますがこれは「中国の黄河という河の中にある、龍門と呼ばれる流れの激しい場所を登り切ることができた鯉は龍になる」という伝説が由来しています。蛇から龍になることもあれば、鯉が龍になることもあるようです。 5月5日の険しい龍門と暑い夏を通り過ぎ、9月の秋分の日に龍が降り立つと今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では一般的に霜月と呼ばれることが多いのですが実は他にも呼称がいくつかあり、中でも11月には「竜潜月」という呼び名もあります。この竜潜とは「龍のような英雄や豪傑な人がいまだ世に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」という意味。龍は9月の秋分の日に降り立つため、冬に入る頃の11月は蛇と同じくどうやら龍も眠りにつこうとする時期のようです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へ果敢に挑み、9月の秋分には地上へ帰還すると竜潜月とも呼ばれる11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。 一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍へと進化し、秋になると淵に帰って潜り眠るというある種の死を経験したのち、また蛇となって再び春に蘇る…という死と再生を脱皮の如く繰り返しているように見えました。 種を蒔く時、そして農作物の成長と収穫の時は時間と季節によって動かされるため、農耕と暦は密接に関わり合っています。植物の成長に必要な太陽の光と同じく水も必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【善女龍王】 かつて空海が龍神に雨乞いを行ったお話ですが、この時雨乞いの対象となったのが「善女龍王」という龍神です。 善女龍王とは、八人存在するといわれる仏法の守護神…八大龍王のうちの一尊である娑伽羅(サガラ)龍王の娘で、8才の幼き童女として伝わっています。 空海が善女龍王に雨を求めるに至った経緯ですがそれは遡ること空海が生きていた平安時代の頃。干ばつが発生しこの時空海ともう一人、守敏という僧侶に雨乞いを行うよう天皇から命が下されました。空海が雨乞いを行うも雨が一滴も降らず不発に終わります。原因を探ってみたら空海が雨乞いに成功して名声を得ることを妬んだ守敏が、国中の龍神たちを瓶に詰めて妨害していたからでした。 しかしこの時、善女龍王は守敏よりも上位である菩薩の地位にいたため守敏に捕らえられることなく自由にいることが分かったため、空海は今度は彼女に対して雨乞いを試みることに。彼女はインドにあるとされた無熱池(むねっち)という池に住んでいて、京都にある神泉苑に呼び寄せて祈祷が行われました。すると空海の祈りに応え、国中に3日3晩恵みの雨をもたらしたと言われています。 空海直筆のものとされる遺言書によるとこの時善女龍王は「長さ8寸(およそ24センチ)ほどの金色の蛇」で現れたらしく、神泉苑で行われた雨乞いを伝える古事談という文献では「紫金の龍」だったという話が残されています。 インドの無熱池から日本に訪れた彼女は現在、かつて雨乞いが行われた京都の神泉苑に鎮座しています。噂によれば彼女が住まう池の水は日照りの時でも枯れることが無いのだそうです。 * そんな善女龍王を、日本の伝統工芸品「組紐」の技術を用いて再現。ブレスレット状にしてみました。組紐を胴体に見立て、組紐の先端に龍の頭の形の金具を取り付けており、全体が東洋的な龍の姿になるようなデザインとなっております。手首に2重に巻き付けてご使用いただく2連タイプのブレスレットです。 金色の蛇、または紫金の龍だったとも言われた善女龍王。組紐の色ですが「紫磨金(しまごん)」という紫色を帯びた純金があるので、その色を意識して紫と金色で組み合わせてみました。頭の部分には仏像の額によく見られる「白毫(びゃくごう)」をイメージして金色の粒を使用。8寸の24センチよりも少し長い、およそ40センチの善女龍王となりました。 空海の雨乞いに至るまでのエピソードにちなんで耐え忍ぶ石「オニキス」を咥えさせてみました。 【オニキス(黒瑪瑙)】…8ミリ 石言葉…「成功」「忍耐」「厄除け」 オニキスは全身が真っ黒な姿が特徴的な天然石。オニキスは数珠にも使用される石で、信仰変わってキリスト教ではロザリオの珠として用いられてきた歴史があります。 何かしら力を秘めていると囁かれる天然石ですがその力の由来を紐解いてみると、石が纏う色がもつ色彩効果が反映されていたり模様から連想するもの、用いられてきた経緯などが関わっている事が見受けられます。 数珠として使われてきた仏教では黒は修行僧の法衣の色。黒が他の何色にも染まらず動じないことから「信仰の深さ」と考えられ、また黒色と、時に黒の代用とされた紫色は仏教において「忍辱(にんにく)」といって侮辱や迫害にあってもその怒りを耐え忍ぶ色とされてきました。ロザリオの珠として用いられてきたキリスト教では、黒は美徳とされる簡素や謙虚を意味する色で、また罪を悔い改め再生する色として修道士にふさわしい色とみなされました。 数珠やロザリオなど、厳しい修行に耐える人や日々信仰心を保つ人々の手に握られてきた経緯からかオニキスには石言葉に「忍耐」があり、そして空海が妨害に耐えて雨乞いを成し遂げたように「成功」も含まれています。 オニキスの歴史が物語るように、オニキスは強い忍耐力をもつ「忍耐の石」。オニキスがもつ強い忍耐力ですがこれは相手からの攻撃に耐えることでなく、こちらから手をださない、反撃しないよう耐えるという忍耐力かもしれません。かつて空海が守敏から妨害を受けても干ばつにあえぐ人と国のために雨乞いを優先させて、反撃することなく耐えたようにオニキスは相手からの妨害を受け取るのでなく、耐えるのでなく、反撃するのでもなく「相手にしない」という意味がありそうです。 オニキスは自分が今時間を注ぐべきものに注目させ、妨害を受けても冷静でいるよう悟らせるでしょう。オニキスは「戦わずして勝つ」という事を考えさせるようです。 良くない物事を相手にしないという一面からオニキスは「自身から魔に近寄らない」という印象もあります。近寄らないようにするために、オニキスには時に「自身にとって有害となる物事や人物を見極める」こともあるかもしれません。守敏が僧侶という立場にありながら嫉妬にかられて妨害を行ったように、人は見かけによらない所もあるのでしょう。オニキスは立場や見かけで判断せず人をよく見ていそうです。一見いい人や物事であっても、接していて心の中に何か違和感が生じたら、それはオニキスからの警告かもしれません。 またオニキスは逆に、自身が妬みや嫉妬にかられて周囲を妨害しないように気をつけさせるでしょう。人をよく見ているオニキスは内側から湧き上がる感情に鋭く目を光らせるようです。 雨乞いで雨がもたらされる理由ですが一説に、雨が降るまで祈祷を続けるからだという説もあります。雨が降るまで祈祷を行うという行為は言い換えれば目標が手に入るまで進み続けるのと似ているような気がします。オニキスを求める人の中には自身が掲げている目標に到達したい、叶えたい物事があって日々努力しているなど、ひたむきな気持ちがあるのかもしれません。時に寝る間を惜しんで活動を続けるなどして、その「雨乞い」が時に体を酷使させていることもあるでしょう。人をよく見ているオニキスは持ち主が頑張りすぎて肩に力が入りすぎていたら緩めるよう語りかけそうです。 日々雨乞いを行って雨が降るその時を辛抱強く待つように、オニキスは龍も泳ぐ暦の中において力を緩めながらすべき事に集中して日々を過ごし、あとは目標へとたどり着くその時が訪れるのを忍耐強く待っていられるよう見守っていくでしょう。 神仏を信じ信仰心のある人々に持たれたオニキスですが冷静な性格から現実的な一面もあり、オニキスにはまず第一に「自分を信じる」という事を伝えてくるようです。過信、盲信、迷信という闇を祓いのけ、自分を信じ自分に祈る道具となるでしょう。 * サイズ…咥えているオニキスからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 素材…組紐:レーヨン、ポリエステル 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用しています。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。また組紐の部分も鋭利なものが引っかかると糸がほつれたり永くご愛用いただくにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。経年劣化したり、強く擦ると塗装が取れてしまう場合がございますのでご注意下さいませ。またレジンでお肌が被れやすい方や金属アレルギーをお持ちの方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度でお持ち下さいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 ▷いかなる宗教団体にも所属しておりません。 龍 竜 ドラゴン 龍神 竜神 龍王 竜王 ナーガ ナーガラージャ 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 龍アクセサリー 竜アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍アクセサリーレディース 風水 辰年 数珠 数珠ブレスレット 紫金 紫磨黄金 パープルゴールド 閻浮檀金 花まつり ソーマ 灌仏会 空海 密教 真言 善女龍王 青龍 清瀧権現 竜女成仏 忍辱波羅蜜 0チャクラ 7チャクラ エネルギーバンパイア エナジーバンパイア 忍辱 ニンニク 十字架 ロザリオ 降魔成道 荒野の誘惑 魔境 臨済義玄 瞑想 禅病 クンダリーニ症候群 自律神経 交感神経 副交感神経 天然石 オニキス 天然石ブレスレット 組紐 組紐ブレスレット 神泉苑 平安時代 平安貴族 雅 十二単
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金龍虎*ドラゴン&タイガーアイ 龍の組紐ブレスレット
¥3,980
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *ー * ー * 金龍と虎が混ざり合った、その名も「金龍虎」のブレスレットを作成してみました。 * 皆さんは「龍」と聞けばどんなイメージを持たれているでしょうか?縁起物、中国っぽい、ゲームといったファンタジー世界のキャラクターなど、想い浮かぶ印象は人それぞれ異なるでしょう。 古来よりその姿が語り継がれている龍ですがよく見てみると青(緑)龍、赤龍、金龍、白龍、黒龍…など、色とりどり存在していることが分かります。そして龍が色を身に纏っている事は何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、光の反対である闇のような黒色をもつためか黒龍は光が苦手で普段は海底に身を潜ませており、月の光さえ射すことの無い新月の夜になると海から姿を現すという伝承が残されています。 対して反対色の白を身に纏う白龍は白が神聖さを想い起す事からか、白龍は天帝という天上界に住まう至高神に仕える聖なる龍であるという伝承が残されています。どうやら龍にはそれぞれ性格や性質があるようで、そしてその性格は自身が身に纏う色が持つ色彩効果と繋がっているようです。 人の場合でもその時選ぶ色によって心理状態を判断することができるとされ、またそれを身に着けることで得られる効果もあります。例えば活気ある印象が強い赤色を選んだときは活力がみなぎっている状態であり、また赤色を身に着けることで力が湧く効果もあるとされています。静寂の印象が強い青を選んだときは落ち着いた性格の持ち主でもあり、また身に着けていれば落ち着いてくるといった話もあります。 龍にとって身に纏う色は人間が衣服を着る事と同じで、龍の体の色はその龍の心の状態を示しているのかもしれません。またその色を身に纏っているうちに、次第にその色が龍の性格を彩っていくこともありそうです。 そんな、色とりどりに存在している龍ですが「そもそも龍とは一体何なのだろうか」と疑問に想ったので色々調べて見たのですが、龍は神社では「龍神」として祀られている様子を見ることもあれば仏教では「龍王」という仏法の守護神としてもその姿を見せています。また運気の向上を図る風水では大地を走り家屋に流れ込む「気」を龍としており、中国では龍は「皇帝の象徴」で歴代の中国皇帝達は龍と例えられてきました。干支でも龍は「辰年」として姿を見せています。こうしてみて見ると龍は様々な場所にて活躍していることがわかりますが、活躍する場面が異なるゆえに龍について一言で語るのは難しそうです。 けれど龍を語る上で欠かせないと想われるのが『水』です。龍はそもそも『水の力を司る水神』としての性格を有しており、雨乞いの対象とされていました。いにしえの時代では干ばつが発生して大地に潤いが無くなると人々は生活と農作物の成長に必要な雨水を求めて龍神に雨乞いを行っていたそうです。もしかすると龍が龍神や龍王、気や皇帝の象徴など異なる場面で姿を見ることが出来るのは、注がれるコップの形状によって水が形を変えることと似ているからなのかもしれません。 時代の流れにより現代では龍神に雨を求めて雨乞いをすることは無くなりましたが、よく考えてみれば叶えたい目標や願望があると人は龍神が祀られている神社へ赴いて達成できるよう願をかけたりすることもあります。どうやら時代が変わっても人が龍を見つめることは変わらないようです。かつて雨が降って欲しいという胸に秘めていた形無き願望が次第に雨となって目の前に現れたように、胸の内に秘めていた願望が雨が降るかの如く現実のものとなって目の前に現れて欲しいと…。願望が叶うよう龍との接触を試みることは現代的な雨乞いなのかもしれません。 かつて雨乞いの儀式を取り仕切る時、中国では龍に例えられた皇帝が儀式を取り仕切っていたそうです。そしてこの皇帝という存在も現代に置き換えれば経営者や組織におけるトップの人に例えることが出来そうです。会社や組織という一国一城の主であり、その国に利益という雨をもたらそうと奮起するものですから…。組織のトップの人が龍神が祀られている神社へ参拝し祈願する姿は雨乞いを行う皇帝そのものにも見えます。 【龍と暦】 龍神や龍王、風水など様々な場面で活躍する龍はどうやら「暦」の中にも息づいているようです。 伝承によると龍は「3月21日頃に訪れる春分の日になると天に昇り、9月22日頃の秋分の日になると地上に降り立ち、淵に身を隠す」と言われています。なぜこの日に昇り降りをするのか考えてみたのですがこれはもしかすると『農作物の成長サイクル』が関係していそうです。3月から9月の期間は農作物や日本人と長く付き合ってきた食物であるお米を育てて収穫できる期間とおよそ当てはまっています。 またもう一つ考えられそうなのが『蛇の活動サイクル』です。これも伝承によれば、龍は蛇が何百年もの年月を経ることで龍になるという話があります。そのため龍の原型をも言えそうである蛇ですが種類によって蛇は10月頃になると冬眠するために土の中へ入り、3月の春頃になると再び地上へ姿を現して活動を行うのだそうです。もしかすると龍が昇り降りする理由は蛇の活動サイクルも反映されているのかもしれません。 そして暦を一年、全体事に見てみたら龍が春分と秋分の日のみならずより深く暦の中に息づいていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事ですがそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて3月21日頃の春分の日に龍が天へ飛び立つと今度は5月5日の「端午の節句」。男の子の健康と成長を願う行事でこの時期が近付くと空に鯉のぼりが掲げられますが、鯉のぼりを掲げるようになった理由は「中国にある黄河という長い河の中に『龍門』と呼ばれる流れの激しい場所があり、そこを登りきることができた鯉は龍になる」という伝説が由来となっています。蛇が龍になる話もあれば、鯉が龍になることもあるようです。 鯉から龍へと進化した経験から龍は「出世のシンボル」ともされています。この鯉から龍になる話は「鯉の滝登り伝説」と呼ばれ、また登龍門という単語のみで語られることもあります。登竜門という言葉は成功にいたるための難関を示すのですが時代の変化によりニュアンスも変わっているようで、『ここを突破できたら成功する』『大物を輩出しやすい場所』といった意味でも使われるようです。現代では新人発掘プロジェクトやコンクール、オーディションを登竜門と例えられることが見受けられます。 5月の険しい龍門と暑い夏、龍も降りてくる9月の秋分の日を過ぎると今度は冬目前となる「11月」。11月は和名では「霜月」と呼ばれることが多いのですが実は他にも呼称はいくつかあり、中でも11月には『竜潜月』という呼び名もあります。龍は時に「優れた人や英雄」を意味することもあり、その龍が潜んでいる状態…転じて竜潜とは「優れた人や英雄など力をもつ人がいまだ表舞台に姿を現して活躍することなく、潜むかのようにすごしている」という意味だそうです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になりたいと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと竜潜月とも呼ばれる11月は再び飛び立つ春の時を待つように深い眠りにつく…。一年の流れを見ていたらそれはまるで一匹の蛇が春に誕生して龍へと進化し、冬を前にして淵に眠るというある種の死を経験したのちまた蛇となって春に蘇る…という脱皮を繰り返しているように見えました。 種を蒔く時や収穫を知る時、そして農作物の成長は時の流れに沿っていくため農耕と暦は密接に関わっています。植物の成長に必要な太陽と同じく水もまた必要不可欠であるため、水の力をもつ龍も暦の中に姿を現すようになったのかもしれませんね。どうやら龍は「大自然の一部」でもあるようです。 【龍と五行】 自然の一部として暦の中に生きる龍はさらに、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。 「五行思想」とは古代中国で誕生した「この世の森羅万象は『木』『火』『土』『金』『水』の五つの元素でなりたっており、この元素が互いに影響しあうことで世界が循環し成り立ち、また変化している」という考えです。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生じ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」は金属や鉱物を土中で育み生み出し、「金」の表面に水が凝結されることで水が生み出され、「水」は木に水分を与えて育む…。次第に方角や色、四季など様々なものが五元素にそれぞれ割り当てられていきました。この五元素の中にも龍は当てはめられており、 「木」には東と春の『青(緑)龍』 「火」には南と夏の『赤龍』 「土」には中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』 「金」には西と秋の『白(銀)龍』 「水」には北と冬の『黒龍』 …がそれぞれ当てはめられるようになりました。龍にそれぞれ性格や性質があるとするなら、金龍はどのような性格なのでしょうか。黒龍や白龍の件から見られるように体に纏う色がもたらす意味、残されている伝承や五行からその龍の特徴が知ることが出来そうです。 金龍については色と五行における土に注目してみました。また金色と黄色は似ていて時に同じ色として見られることもあるので、金色と黄色も同時に視野にいれながら調べています。そして金龍と混ぜた「虎」と、その二つが混ざった「龍虎」という言葉について述べていきたいと想います。お話が長くなりますがご興味があればお付き合いください。 * 今回虎と組み合わせてみた金龍ですが金龍及び黄龍は「土」に該当し、方角は東西南北を囲むような『中心』を示しています。土が植物や黄金を地中で成長させ、地上へと生み出すことから五行の土には『育む』という性質があります。 【太陽の色】 日本では太陽の色というと赤のイメージが強いですが、諸外国では「黄色が太陽の色」とされています。黄色はその太陽から放たれる暖かい日光の色ともされていて「喜びや希望、幸福感、光、元気、賑やかさ、躍動、太陽」という意味があり、見てもわかるように黄色からは明るさを感じます。黄色は大地と豊かに実った穀物を意味する色でもあることから、南米のとある部族では黄色が主食のトウモロコシと大地の色ということで、黄色を肌に塗って豊作の儀式を執り行っていたそうです。 古代ヨーロッパでも黄色は金色に近いこともあって当初は良いイメージが持たれていました。しかし中世以降になると黄色は白が黄ばんでいるように見えることからマイナスなイメージが強くなり「狂気や裏切り、偽善、異端、妬み、臆病」といった意味へと変わってしまいました。現在でも黄色を示す英語のイエローは俗語で「臆病者」という意味を含んでいます。また黄色に近いベージュ色は当時「身分の低い人が身に着ける羊毛の色」でもありました。 ですが時が立ち、ルネッサンス以降になると黄色のイメージも回復してゴッホやゴーギャンといった名だたる芸術家が使用するようになり、黄色はその明るさを取り戻していきました。 心理面において黄色が気になる時は「物事や目標に向かって意欲的に取り組んでいる時」や「自身の力を発揮したいと想っている状態」であるそうです。 【「皇帝」の色】 中国では五行において中心である土と関連して黄色は「皇帝を示すシンボルカラー」で、特別な色でした。 そして黄色と似ていて、またその黄色が輝きを放ったような神々しさをもつ金色は「頂点に立つ者を意味する色」。神や王といった高い立場にいる者の威光や威厳を表現する時に用いられます。金色にして黄金が神々しく、価値が高いことから金色は今でも変わらず「権力、財力、地位、ステータス」の色です。 そして金色は「栄光」の色でもあり、まるでオリンピック選手が金メダルを得たように金色には「努力により金という頂点を勝ち取った者」を示す色でもあります。ピラミッド型の権力構造の頂点に立つ皇帝のように、金色は何かしらの組織や分野においてその頂(いただき)に君臨する者を意味するようです。 金色が気になる時は「富を強く求めている状態」であることが多いのではないでしょうか?他に「物事を発展させようとしている時」や「心に余裕があって未来に対する不安感が無い時」、また光輝くように「自信がある状態」や「知識や財産を共有したい」と想っている状態でもあるそうです。 * 黄色及び金色の特徴と、五行の土が東西南北を束ねる中心であることから金龍は人に例えるなら『物事における中心人物やまとめ役』といった所でしょうか。龍を自らのシンボル…アイデンティティーとした皇帝が現代では経営者や組織におけるトップの人に例えることができそうと語りましたが、金龍はまさにその経営者そのものといえそうです。頂点に立つ者を意味する輝きをもつ金龍はおそらく龍の中でもトップの存在なのでしょう。 時に金龍のような人は、雨という利益をもたらす事が得意な方なのかもしれません。金龍のような人は敏腕な経営者といった所で、著名人で例えるなら「経営の神様」と呼ばれた故・「稲盛和夫」氏や「松下幸之助」氏のようなイメージがあります。 その龍の体の色が、その龍の性格を表しているのだとしたら金龍は内側から光輝いているのでしょう。龍は雨をもたらしますが金龍のような人は雨をもたらすと同時に雲一つない日本晴れにする力を持ち合わせていそうです。それはまるで経営不振という曇りを祓いのけて晴天にさせ、利益という雨をもたらす事ができるような…。 五行において土は土台となって緑という若い植物を育むことから金龍には学校や塾、スポーツクラブの先生のように「新人という新しい芽を育てる」という性質もありそうです。中国に「述異記」という短い小説書があるのですが、その書によれば「青い龍も次第に黄色になる」と記されているそうです。青い龍こと「青龍」ですが、この青とはブルーの事でなくグリーンの緑色のことです。昔は緑色の事を青と呼んでいました。 青色から黄色になる…これはお米や植物も同じで、葉っぱも当初は初々しい緑色ですが時が時が立てば黄色になり、お米も緑の苗から実りを意味する黄金色の稲穂へと姿を変えます。もしかすると金龍も最初は緑色の龍だったのかもしれませんね。人と植物や果実も未熟な時は「青い」と呼びます。青色が未熟を意味するなら金は結果を出した頃といったところでしょうか。金龍は経験を重ねた壮年の人、特定の分野におけるプロの人といった意味もありそうです。経験を積んだのち現役を引退したスポーツ選手がプロに転身して今度は若手の選手を育てるように、青龍から金龍へと成長を遂げた金龍は、今度は金龍になる可能性を秘めた青龍という小さな芽を育てて行きそうです。 土台がステージを意味することから、金龍はオーディションにおける審査員のように表舞台に立つ人を選び選出させたり、上げることが出来るようサポートするマネージャのような一面もあるかもしれません。そして金色が栄光を勝ち取って輝く人を示すように、舞台で注目を浴びている人や活躍中の人を表すこともありそうです。登竜門があるとされた黄河。この黄河は土が混ざったことにより黄色を帯びて黄河と呼ばれるようになったのですが、その土を意味する金龍は登竜門そのものでもあるのかもしれません。金龍のような人は金や龍に例えられるような優れた人を育み、世へと輩出させやすい大御所なのでしょう。 金色がもつ色彩心理で非常に多いのが「お金など富を求めている状態」ですが、金龍に惹かれる時というのはもしかすると「金」に象徴されるものを手に入れたいという気持ちがあるのでしょうか。金に象徴される…それは富や財といった物質的なものであれば、出世して権力の階段を上がりトップに立ちたい時もあるのかもしれません。経営者は利益という富の雨を求め、オリンピック選手は金メダルを目指すように人は金というものを求め目指す生き物であるようです。 【虎】 金龍とミックスさせた「虎」。一般的にライオンが百獣の王と呼ばれますが、アジアでは時に虎が百獣の王とされていました。虎はその逞しさゆえ「強者、王者、武人、英雄、豪傑」の象徴で、軍隊や戦の場面で好んで用いられました。戦国時代の武将・武田信玄は「甲斐の虎」と呼ばれ、また戦国時代に珍しく女性頭首だったと噂される井伊直虎は名前に虎が付いています。 龍が暦の中で活躍するように実は虎も「寅の日」として登場します。寅の日とは干支をもとに決められた12日ごとに巡ってくる吉日のことで、「虎は一日で千里もある道を往復できる」と考えられていたことから、この日に使ったお金は戻ってくると言われています。往復する様子からこの日に旅路に出ても安全に変えることが出来る、投資したお金や物事が無事に還ってくるとされています。ちなみに「千里」とは日本を縦断するほどの距離。さすがに日本中を一日で往復できるとは考えられませんが、それが出来そうなほど虎は強く勇ましいといった考えがあったのかもしれませんね。 他に虎は「薬」とも関連強く、昔は虎の骨や内臓が病に効くとされて漢方薬の一種であり、また薬を包むパッケージにも虎の図案が用いられていました。 強さゆえにその反面、虎を見る時は檻越しでないと非常に危険であることは誰もが知る所でしょう。強さゆえに逞しいのですがその強さが自分たちに牙を向けられれば恐ろしいことから虎には「獰猛、危険、残酷、悪人」という一面もあります。虎は黄色と黒茶の模様をもっていますが黒と黄色のこの組み合わせは「警告」の意味で、生き物は本能的に黒と黄色のしま模様を見ると危険と認識するらしく、安易に近づかなくなるそうです。立ち入り禁止区域に黒と黄のテープが張られるのもこの心理を用いられています。 【龍虎と戦国時代】 そして、英雄や優れた人を意味する龍と勇猛な人を意味する虎が組み合わされた「龍虎」という言葉は「実力が拮抗して甲乙つけがたい二人の豪傑」を示す言葉です。そして「龍虎相討つ」という言葉もあるのですがこれは「龍と虎のような強者同士がぶつかりあう様子」を意味しています。 現代において龍虎と龍虎相打つというと、戦国時代の武将・武田信玄と上杉謙信のイメージが強いようです。この二人は常にライバル関係であったことで知られ、武田信玄は前述のように甲斐の虎と呼ばれ、上杉謙信は越後の龍と称されました。異名に龍の名をもつ者もいます。奥州の伊達政宗は幼い頃に罹った流行り病の「天然痘」に罹ったことが原因で右目を失ったのですが、このことから「独眼竜」と呼ばれるようになりました。 男の子の健やかな成長と健康を祝う「端午の節句」で鯉のぼりと共に飾られるのぼり旗には、鯉から龍に成った話にちなんで旗の下に鯉がいて上の部分に龍が描かれているものもあれば、龍虎にちなんで下の部分に虎が、上部分には龍が描かれることもあります。 * 数々の「龍」や「虎」を生み出した「戦国時代」。次の将軍を誰にするのか、その後継者争いをきっかけに発生した応仁の乱かしばらく経ってから起こった明応の政変から戦いの火蓋が切られ、戦の世へと突入していったと言われています。この戦国時代ですが一説によると始まった背景として『地球の寒冷化』も関係していたのではないかと考えられているそうです。 実は14世紀末頃に太陽の活動が低下して地球は寒冷化し小氷河期に入っていたらしく、さらに火山の噴火も相次いで発生したため日光が遮られて作物の不作が続き、飢饉が発生していたそうです。そのため『戦国時代に行われていた土地の奪い合いは実のところ、食糧が取れる土地の奪い合いでもあったのではないか?』とも考えられています。 作物の不作という状況が人々の心に不安の影を落とし、戦国時代という弱肉強食の世界を産んだのかもしれませんね。強ければ生き弱ければ死ぬとされた戦国時代は残酷なもので、武将たちの間ではたとえ血の繋がった肉親同士でも蹴り落とすことがあったようです。謀反や寝返るといった裏切り行為は日常茶飯事。甲斐の虎と呼ばれた武田信玄も残忍な虎の如く、自身の親を甲斐の地から追放したという話が残されています。人は助け合える生き物でありまた助け合おうと考えることができる生き物ですが、人間も窮地に追い込まれてしまえばその時は人でなく、動物でもなく、まるで理性を失った虎のように恐ろしい「獣(けだもの)」のようになってしまうのでしょうか。 戦国の世が終わり江戸時代になっても寒い時期は続いており、江戸時代ではとくに「寛永・享保・天明・天保」の四つに分けられる大飢饉が発生しており、恐ろしい虎の如く人々に襲い掛かっていました。 1642年に『寛永の大飢饉』が発生。火山の噴火による凶作、日照りと干ばつ、大雨や冷風、洪水、虫による害などが起こり、これにより農家の人々が田畑を放棄してしまったことでさらに食物が取れなくなるという悪循環が起こってしまいました。 当時はお米が基準の経済であったため農家の人々はお米作りに集中していました。しかしお米は悪天候や虫害に弱い植物で、天変地異が起きてしまえばたちまち破綻してしまうリスクがありました。各藩でリストラは相次ぎ、平民の間では身売りが行われたことも…。寛永の大飢饉で発生した犠牲者の数は5万人から10万人とされ、江戸時代初期の頃に発生した飢饉において最も大きいとされています。 1732年頃には『享保の大飢饉』が起こりました。悪天候が続き、夏になっても気温が低く天候も回復しない状態のうえ虫の被害も起きて甚大な被害を与えました。この時の犠牲者の数は1万2000人以上も出てしまいましたが、対策として徳川吉宗は干ばつに強く痩せた土地でも育ちやすいサツマイモの栽培を推薦したことにより、出来る限り犠牲となってしまう人を減らすことが出来たそうです。 それからしばらくして1782年頃には『天明の大飢饉』が発生し、その苦しみはおよそ5年間にも及びました。東日本が悪天候となり、翌年は異常に気温が低い年となりました。春になっても気温は上がらず長引く雨により各地で洪水が。夏になっても晴れの日は稀で厚手の服が必要なくらい寒い日が続いていたそうです。日照不足で冷害の中、さらに各地にて火山も噴火し火山灰の影響で日光は遮られ、拍車をかけるように今度は「赤痢」という感染症も蔓延して人々は苦しめられました。 口減らしで我が子を捨てる人、自ら命を絶ってしまった人も現れ、また信じがたい話にして信じたくない話ですがあまりの飢えゆえに亡くなった人の体を食べることもあったそうです。1787年頃まで飢饉が続き、犠牲者の数は全国で90万人以上もいたとされ、この大飢饉は発生した四つの大飢饉の中でもっとも被害が大きかったと言われています。ちなみに天明の大飢饉は『人災』もあったと言われています。幕府が当時誤った政策を行っていたらしく、その結果悲劇と混乱を大きくしてしまい犠牲者の数が増えてしまった…とも見られています。 1833年には『天保の大飢饉』が発生しました。洪水や冷害が原因で全国的に大飢饉となりました。この頃甲斐の国では「天保騒動」という百姓一揆や大阪では幕府に対する不満から「大塩平八郎の乱」が起こったのですが、この騒動の背景も凶作が関係していると言われています。天保の大飢饉における凶作の被害は最も酷かったとされる天明の大飢饉と同じかそれ以上ともされているのですが、前回の天明の大飢饉の惨劇を教訓として幕府は人々を救済する措置をとった所、70万人もの人々を救うことができたそうです。 …当時の状況を記した凶行図録という書によれば、金100両、現代で換算すれば800万から1000万にも相当する金額を所持していた人が飢えにより道の傍らで息絶えたという事もあったそうです。 * 飢饉という災いに見舞われた戦国時代と江戸時代。飢饉以外に『感染症』も猛威を振るっていました。伊達政宗が独眼竜となったきっかけである天然痘は太古から存在しており、日本には戦国の世よりはるか前の6世紀ごろに海外から訪れて以来、長年人々を苦しめていました。戦国時代の頃は「破傷風」や「梅毒」も大流行しており、破傷風で亡くなった武将もいれば豊臣秀吉及び豊臣家は梅毒が原因で滅んだという一説もあるほどです。飢饉にて最も被害の大きかった天明の大飢饉の時は「赤痢」が、江戸時代後期になると「コレラ」という嘔吐下痢を繰り返す感染症が流行し、多くの犠牲者を出しました。 コレラに罹った人は感染すると数日ももたずにまるでコロリと亡くなる様子からこの感染症は「三日コロリ」と呼ばれ、駆けていく虎のように伝染し猛威を振るう様子から『虎狼痢(コロリ)』とも呼ばれました。薬やパッケージのデザインにもなった虎は逆に病にも例えられていました。 * 飢饉にて最も多すぎる犠牲者を出した天明の大飢饉ですが、優れた政策により逆に一人も犠牲者を出さなかった藩がありました。現在の山形県及び秋田県にあたる出羽国とその藩主・「酒井忠徳」のお話です。 彼が藩主となった時、藩は江戸から本国へ帰るまでの経費を調達できないほどの財政難であり、あまりの状態に涙したそうです。これをきっかけに財政の立て直しに努め始めました。豪商人を抜擢して知恵を借りて改正していった所うまく進み、逆に多くの貯えも出来たほど。そして天明の大飢饉が発生すると貯えていたお金を惜しげもなく民のために使った所、一人も犠牲者がでなかったそうです。 数々の流行り病の中、江戸後期になるとヨーロッパからもたらされた医学に感化された蘭方医たちが立ち向かうように。蘭方医の楢林宗建や現代医学の祖とも言われる緒方洪庵といった優れた人物が世に姿を現しました。緒方洪庵は適塾という私塾を開き、この塾から福沢諭吉、佐野恒民など数々の優秀な人物を輩出しています。 * 大飢饉の話と、十分にお金をもっていたけれど飢えで犠牲になった人の話は非常に考えさせられるのではないでしょうか。食物を粗末にせず大切にすること、自然相手の厳しい肉体労働の中で食物を育てる農家の人々のありがたみを想いださせ、そして食べ物を買うお金をどれだけ持っていても大地から食物が生まれなければ生きていけないのだと…。そして最も犠牲者の多かった天明の大飢饉において誤った対策が被害を大きくしたことと、逆に次の天保の大飢饉では前回の悲劇を教訓として対策をおこなった所多くの人を救うことができたことから物事の被害を大きくする大きな原因は実は『人災』であるとも見ることができるのではないでしょうか。 雨を求め、国を担っていた皇帝の第一の義務は実りを紡ぎ出して人命を守ることであるようです。会社や組織をもつことも、武将たちが土地を治めるのも、皇帝が国を担うのも全て「経営」なのでしょう。 国も1つの事業…だとするとその代表である金龍は陰ながら静かに国の動向を見つめているのかもしれません。そして将来を予見して国に何かが起こる時、酒井氏が豪商人を抜擢したように金龍は「世に出る(出世する)」べき人を社会という表舞台へと押し上げるでしょう。 どのような人物を選ぶかは金龍の心次第のためわかりませんが、国に「利益」を求める金龍ならば、かつて太陽活動が低下して国に異常気象や飢饉、伝染病といったあらゆる禍が発生した時に活躍した人々のように、太陽の暖かい光を失った世界に光をもたらすかの如く活躍して龍のように雨をもたらすことができる人…「自分の力を世のために発揮したい」と想う人を選びそうです。自身の力を私利私欲でなく世のために奮いたいと想う時、金龍のお眼鏡にかなって後押しがありそうです。 歴史において様々な偉人が活躍してきましたが、もしかするとこの偉人達も知らぬ間に金龍に育まれて時が訪れた時、皇帝が家臣に命令を下すかのように、金龍から荒れた世を治すようにと命を下されるかのようにして表舞台というステージへと送り出されたのかもしれません。 …にしても、天下を取る人が龍や虎のような人とは限らないのかもしれません。むしろ猿やネズミともあだ名された豊臣秀吉が大きく出世して天下を取りました。秀吉は農民だったとも、もしくは出自がわからないほどに低い身分だったとも言われています。誰が天下をとるのかはわからないものですね。 * 龍虎相討つことなく金龍と虎が融合した、龍虎ならぬ「金龍虎」。ブレスレット状にして再現してみました。日本の伝統工芸「組紐」の技術を用いて作成。組紐を胴体とし、龍の頭と組紐を組み合わせて全体が龍になるように仕上げました。虎のしま模様を意識して金と黒でデザインしており、少々派手なデザインとなっております。龍頭の部分ですが出来るだけ変色を防ぐために表面をレジンでコーティングしております。 虎にちなみ、金龍虎には虎の名をもつ石『タイガーアイ』を咥えさせました。 【タイガーアイ】…8ミリ 石言葉…財運、仕事運、洞察力、人間性、行動力、独立、好奇心 〇秘められたパワー… ・財運、金運、仕事運、事業運の向上 ・妬みを跳ね返す ・魔除け ・見抜く力を高める ・予見能力を強化する ・目標に向けて集中する タイガーアイは「1チャクラ」と「3チャクラ」と「6チャクラ」に影響しやすいようです。 『チャクラとは』…体の中心に沿って存在しているとされる気の出入口のことで、足元に0チャクラがあり、そこから上に向かって尾てい骨あたりに1チャクラ、おへその下あたりに2チャクラ、みぞおちに3チャクラ、胸に4チャクラ、喉に5チャクラ、額に6チャクラ、頭頂部に7チャクラ…と、計8つほど存在していると言われています。 五行に色や四季が振り当てられていたように、チャクラにもそれぞれ色や関連する体の部位及び精神面における働きなどがあります。そしてチャクラのバランスが崩れたりすることによって心身の健康に不調をきたすと考えられています。各チャクラにおける特徴は色々ありますが、今回は関係ありそうなものを極めてごく一部のもの…それも精神面における働きの方を述べていきます。 【1チャクラ】 場所…およそ尾てい骨あたり 関連する臓器や体の部位…代表的なものとして骨や血、副腎など 色…赤 1チャクラの特徴…生きる、生存本能、血、血縁関係、民族、衣食住、収入、土台、安定、不安定、自営業、フリーランス、戦争、闘争、奪う、スポーツ、獲得する、ルーティンワーク、三日坊主、オーバーワーク…など。 1チャクラは「ベースチャクラ」とも呼ばれていて、「土台」を意味し、食べたり飲んだり、寝たりするなど生きていくための土台である『生存本能』に関わると言われています。また生きていくための生活の土台である「肉体の健康、食事、睡眠、収入」などが当てはまっていきます。 1チャクラは土台や安定を司るため、「ルーティンワーク」といった毎日の生活リズムにもかかわるようです。決めたことを続けて安定させていくこともあれば、逆に不安定になると「三日坊主」になるのは1チャクラが関係していそうです。 1チャクラは生きようとする生存本能を司るため、これがマイナスに動いてしまうと「生き残ろうとするゆえにモラルに欠ける行動をする」こともあるようです。これはどういうことかと言いますと、例えるなら大きな自然災害が発生した時、商品が散乱したお店に侵入して商品や食べ物を略奪していく行為など。「略奪行為」は1チャクラの特徴と想われます。また命の奪い合いである『戦争』もここのチャクラと関わるようです。 ちなみに社会が急激に不安定になった際に時に発生する「トイレットペーパーの買いだめ」など買い占める行為も1チャクラの特徴と見られます。 【3チャクラ】 チャクラの場所…みぞおちあたり 関連する臓器…代表的なものとして胃、消化器官。 色…黄色 3チャクラの特徴…勇気、自己肯定感、価値観、信念、縄張り、テリトリー、開拓、先駆者、皇帝、起業、経営、責任、仕事、権力、感情(特に怒りやイライラ)、威圧的、反省、内省、自我…など 3チャクラは別名「ソーラープレクサスチャクラ」とも呼ばれ、ソーラーと名が付くようにここは『太陽のチャクラ』と呼ばれています。太陽が周囲を照らすように『自分の力を発揮するチャクラ』で開拓、経営者になったり起業するなど、勇気をもって何か新しいことにチャレンジする時に3チャクラが影響するようです。 自身の力を発揮する場所であるためこれがマイナスに動くと怒りで周囲に対して攻撃的になったり、例えるなら時に威圧的な上司や経営者といったような、まるで虎のような雰囲気をもつようになることも見られます。また「いじめやパワハラ、モラハラ、トラウマ」も3チャクラと関連します。 胃という、食べ物を分解する器官にある3チャクラには『起きた物事を分析し、内省や反省をする』という部分でもあり、内省して過去の出来事を消化し、消化したものを「堆肥」にして未来への教訓とするチャクラでもあります。 【6チャクラ】 場所…眉間の中央や額の中心 関連する体の部位…主に目や脳、松果体など 色…濃い青 6チャクラの特徴…霊感、透視能力、予知能力、予見する、先見の明、アイデア、夢、予知夢、勘、物事の本質や真実をみる、霊といった目に見えない存在を視る、…など。 6チャクラは別名「サードアイ」…第三の目とも呼ばれます。私たちの顔に二つ付いている目は物質・形あるものをみるのに対し、額にある6チャクラにして第三の目は霊という「目に見えないものを視る」場所と言われています。 「物事の本質や真実を視る」部分でもあり、ここの目で見れば物事を見間違うことは無いとされています。6チャクラが研ぎ澄まされていると何かしら物事が発生した際にその理由にして真実を見抜くことができるようです。本質をみるため「その人の本心を読み取る」といった一面もあり、また「未来を予知・予見する」のもここのチャクラによるものとされています。ちなみに日常の何気ない「勘」も6チャクラが何かしら反応しているようです。 * タイガーアイは1、3,6チャクラに対応しやすいですが、チャクラの面においても1、3、6チャクラは連携しやすいようです。 「タイガーアイ」… 虎の毛皮模様のような茶色と黄色の縞模様をもつ石。そしてキャッツアイ効果と呼ばれる縦に光が入る様子が見られることから虎の目…タイガーアイと呼ばれています。この石は女性より男性に人気が高く、組織をまとめる立場にいる人、仕事での成功、出世を望む気持ちが強い方が腕に着けている様子を見かけます。 天然石には何かしら力があると言われています。そしてその力は石それぞれ異なりますが、その力の所以は龍が自身が身に纏う色から性格が反映されるように、天然石もその石が纏っている色がもたらす色彩効果や模様から連想されるもの、用いられてきた経緯や歴史などが絡んでいる様子が見られます。タイガーアイの場合その力は名前にもなっている虎や目からもたらされているようです。 タイガーアイは財運を高める効果があるとされます。これは虎の皮の色の黄色が富を示していることと繋がっているのでしょう。寅の日にちなんでタイガーアイを意識してみるのもよさそうです。 タイガーアイはよくビジネスマンにも良い石とされています。実は虎は五行では「木」に該当し、木は物事が成長し、発展して拡大していくことを示しています。そのため領地を拡大する皇帝や武将、経営者のように、これから事業を始めていきたい人にもおススメです。競争の激しい界隈やビジネスの世界は時に戦国時代とも表現されますが、タイガーアイはその戦国と化した界隈で生き残る強さを与えるでしょう。ビジネス界を生きるビジネスマンはある意味ビジネス界の武士とも言えそうです。 虎の目とあってタイガーアイは「視る」ことに長けています。この虎の視力ですがまず一つに「先見の明」。タイガーアイは将来起こることを予測し、その風の流れを読む能力に長けているそうです。もう一つが強い「洞察力」。戦国の世の原因の背景として飢饉による不安定が原因だったのではないかという推測があったように、タイガーアイは物事の裏には何かしら原因があると教えてくるでしょう。そしてその原因が何なのか、タイガーアイは攻め込んでくる者の腹の内を視る能力を高めそうです。 そして虎の目は時に鋭い牙のようにもなって真実を噛分けるようです。実はコレラが日本で流行った理由は黒船が来航した際にウイルスも入ってきてしまった事が原因なのだそうですが、海外からもたらされたゆえに外国人が毒を撒いた…という迷信が広まっていたそうです。「真実」という言葉が真の実…とあるように、真実というものは実を食すかのようによく吟味して噛分ける必要があるのかもしれません。タイガーアイは何が真実なのか、動物がもつ人間よりも鋭い嗅覚でよくかぎ分け、よく噛んで噛分けるかのように物事を分析するよう伝えてくるでしょう。 鋭い視力と洞察力をもつタイガーアイには野生の勘もありそうです。野生の動物たちは勘が鋭く周囲の状況をすぐ察知するなど、敵の気配や攻撃に対して敏感です。これはどことなく、いつどこから敵襲がくるかわからない戦国時代の雰囲気と似ているような気がします。動物である虎の力をもつタイガーアイは危機察知能力を高めるかもしれません。虎の黒と黄色の模様が警告するかのように、鋭い目をもつタイガーアイは妬みや魔という敵から持ち主を守っていきそうです。 勇ましくもあるも時に獰猛であることから危険な動物である虎…。その虎の名と力をもつタイガーアイですが、石言葉の一つに「人間性」があります。タイガーアイは虎のような強さをもちますが、残忍な面は持たないようです。かつて戦国時代では人を裏切ったり蹴り落とすことは日常茶飯事でしたが、タイガーアイはそんな残忍な虎や獣にならないよう気を付けさせるでしょう。苦しい時は手を差し伸べて助け合う…タイガーアイは「敵に塩を送る」ような寛大さをもつよう語りかけてくるような気がします。 人間性を持ち合わせているタイガーアイは自身の行動を見つめ直さ、内省するよう促しそうです。そしてビジネスにおいてタイガーアイは戦国時代のような奪い合いや支配でなく、両者や周囲の人々がwin―winの関係になるように働きかけそうです。向かう所敵なし、タイガーアイはその人がもつ信念を強化させ、目標という獲物に向かってその狩りが成功するよう集中させるでしょう。虎は一日で千里をかけるとされましたがタイガーアイの場合は「千里の道も一歩から」といったところです。獲物という目標に向かって素早く駆け抜けて獲得したい・結果を出したい…という逸る気持ちを抑えて一歩一歩堅実に歩ませるでしょう。 タイガーアイは財運を高める効果があることで有名です。富をもたらすとされる所以は虎の皮の色でもある黄色が富や豊かさのイメージと繋がっているからなのでしょう。タイガーアイは持ち主を活気ある人へと進化させ、また持ち主を世の中や経済に活気をもたらすような人へと育んでいきそうです。 * この金龍虎をもって龍のように天に昇り、虎のように日本を縦断するほどの千里を駆けて行かれてみてはいかがでしょうか。光輝く金龍と虎が融合した金龍虎を、よろしければお手元にどうぞ。 サイズ…咥えているタイガーアイからカニカンまで含めておよそ41センチ+アジャスターで約5センチ延長可能。 ▷素材…組紐:レーヨン、ポリエステル 龍頭…出来るだけ変色を防ぐためにコーティングとしてレジンを使用しております。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。 また組紐の部分も永くご愛用いただくにつれて経年劣化したり、鋭利なものが引っかかると糸がほつれる場合がございます。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。 また金具は出来るだけサージカルステンレスを使用していますが、一部の金具はサージカルステンレスではありません。そのため金属アレルギーがある方やお肌が弱い方が身に付ける際は自己判断でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度にお持ちくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 竜 龍神 竜神 ドラゴン 龍ブレスレット 竜ブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 龍アクセサリー 竜アクセサリー ドラゴンアクセサリー 組紐 組ひも 組紐ブレスレット 組ひもブレスレット 天然石 天然石ブレスレット パワーストーン パワーストーンブレスレット ミサンガ ミサンガブレスレット シャーマン シャーマニズム 端午の節句 霊 靈 豹変 猫 ネコ科 雨乞い 土龍 土用 タイガー 五行 土 五黄土星 陰陽道 陰陽五行説 鬼門 健康 閻魔大王 1チャクラ 3チャクラ 6チャクラ サードアイ 第三の目 成り上がり 威風堂々 丹田 侍 切腹 戦士 戦国時代 武田信玄 甲斐の虎 上杉謙信 越後の龍 伊達政宗 独眼竜 井伊直虎 リーダーシップ 一等賞 優勝 最優秀賞 鬼才 タロット8力 チャンピオン 艮 八白土星 寅年 虎 魂魄 鬼神崇拝 百獣の王 本能寺の変 下剋上 天下人 豊臣秀吉 明智光秀 麒麟 土用の丑の日 ウナギ うのつくもの 䰱 しし座 おひつじ座 皇帝 王 ライオン 寅の日 虎の日 タイガーアイ 金メダル オリンピック スポーツ 虎子 虎女 タロット皇帝 タロット戦車 タロット太陽 タロット力 ビジネスマン 仕事人間 龍虎気 龍虎狗 龍行虎歩 龍驤虎視 龍戦虎争 龍拏虎擲 龍蟠虎踞 ゴールドラッシュ 申年 裏鬼門 アイデンティティー 自我 アヌンナキ 幕末 明治 楽市楽座 天岩戸開き 弱肉強食 龍男 龍女 風雲児 風雲急を告げる 変革 革命 麒麟 麒麟 黄色の馬 救世主 ヒーロー メサイアコンプレックス タロット審判 ヨハネの黙示録 追儺 おにやらい 百姓 農家 歴史 雑草魂 野球 プロ野球 タイガースネーク 社日 塾 秘蔵っ子 中国の赤い舌 タロット13 ダンスマカブル メメントモリ 婆娑羅 肉 肉食 先駆者 パイオニア 草分け的存在 草分尊 2022年応仁の乱
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四:弁財天*白龍蛇*ドラゴン&タイチンルチルクォーツ 白龍の組紐ブレスレット
¥4,690
SOLD OUT
・安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *―――*―――* 「弁財天」のお遣いとされる白蛇を白龍と組み合わせた作成した、その名も「白龍蛇」のブレスレットです。 * 弁財天やそのお遣いとされる白蛇についてそのお話の前に…。まず皆さんは龍と聞けば何色の龍を想い浮かべますか?龍について調べて見ると緑色の龍もいれば赤龍、黄龍、金龍、白龍、銀龍、黒龍…など「色々」という言葉通り存在していることがわかります。そのため龍を想像した時に想い浮かべる色は人によって様々でしょう。 龍がそれぞれ異なる色を身に纏うのには何かしら意味があるようです。例えば黒龍の場合、その黒色が明るい物を拒絶する意志を示すのか黒龍は光を苦手とし、普段は光の届かない海底に身を潜ませ、月の光さえ射すことのない新月の夜のみ海上へと姿を現すという言い伝えが残されています。対して反対色の白を纏う白龍は清らかさを感じる白が連想させるのか白龍は天帝という天に住まう至高神に仕える聖なる龍とされています。どうやら身に纏う色がもたらす色のイメージとその龍にまつわる伝承は関係しているようです。 色も色々あり性格も違うようである龍…。そんな龍達ですが、龍は神社では『龍神』として祀られている様子を見ることもあれば仏教では『龍王』として仏法を守護する守護神としても伝えられています。また風水では大地を走り家屋に流れ込んでくる良い『気』を龍としており、龍は「あらゆる運気を司る」縁起の良い瑞獣とされています。中国では時に龍は『皇帝の象徴』で、歴代の皇帝たちは皆龍に例えられていました。また龍はその一年を司る動物…干支の中でも『辰年』としても姿を見せています。 こうしてみてみると龍は様々な場面にて異なる姿をもって存在していることが分かります。そのため龍について一言で語るのは難しいようです。けれど、龍についてまとめる方法があるとすれば「水」が鍵となってくれそうです。 龍はそもそも水を司る『水神』としての性格を有しており、いにしえの時代では干ばつや日照りが続いて地上が渇きを覚えると人々は農作物や生活に必要な雨という潤いを求めて龍神に対し雨乞いを行っていたそうです。そのため龍は水との関りが深いと言われています。瀧や湖、池など水がある場所に龍神が祀られていることも。川を龍と例えることもあり、時に神話や伝説などで龍または蛇が暴れて人を襲う話が残されていることがあるのですがこれは一説に川の氾濫や洪水による被害を例えた話とも見られています。龍が龍神や皇帝、風水など様々な場所で見ることができ、かつ意味も変わってくる理由…それは水が注がれる器によって形状を変えることと似ているからなのかもしれません。 現代では龍に潤いを求めて雨乞いを行うことは無くなりましたが、よく考えてみれば何かしらの目標や叶えたい夢がある時、人は龍神が祀られている神社へ参拝したり運気の向上を目指して風水を試し、龍という気を家屋に招き入れようともしています。 時代が変わっても人が龍を見つめ、想うことは変わらないようです。かつていにしえの時代に雨が降って欲しいという胸の内に秘めた気持ちが龍神に伝えられて雨という形となってもたらされたように、心の中に想い描く夢や願望が雨のように現れて現実のものとなって欲しいと…。 【龍と暦】 そんな龍たちですが、龍は最初から龍として生まれてきているのではないようです。中国にある伝説によると、中国にある黄河という大河の中に「龍門」と呼ばれる流れの激しい場所があり、そこを登りきることができた鯉は龍になる…という話があります。5月5日の端午の節句に鯉のぼりが空高く掲げられますが、これはこの鯉の滝登り伝説が由来しています。また別の話では蛇が何百年もの年月を経ることで龍になるとも言われています。原型が蛇でもあるためか、時に蛇を龍と同一視することもあります。 龍について本当の所はわかりませんが、どの龍達も当初はみな鯉か蛇だったのかもしれません。鯉の滝登り伝説もあって龍は『出世の象徴』ともされています。龍が出世のシンボルとなりえたのは自らが鯉や蛇から龍という大きな存在へと変貌を遂げ、天を翔けるほどに出世した経験をもつからなのでしょう。 * 龍神、龍王、風水、皇帝…色々な場所でみる龍は『自然の一部』でもあるようです。伝承によれば龍は3月21日頃に訪れる「春分の日」になると天へと飛び立ち、9月22日頃の「秋分の日」になると地上へ降り立ち、身を淵へ隠す…という言い伝えが残されています。 なぜこの時期に昇り降りするのか考えてみたのですが、これはもしかすると「農作物の成長サイクル」が関わっているのかもしれません。作物により育てる時期はそれぞれでしょうが、3月から9月までの時期というのは農作物を育てて収穫できる時期と当てはまっているような気がします。 もう一つ考えられそうなのが鯉と同じく龍の原型ともされている「蛇」の「冬眠サイクル」です。蛇が冬眠する時その種類にもよりますがおおよその蛇たちは3月の春になると土から出て活動を始め、10月頃には再び土の中で潜って眠り始めるそうです。雨が降る梅雨時の5,6月が最も活動が活発になるとのこと。3月に飛び立つ龍のように蛇も土から現れ、9月に龍が地上へと降りてくると連れて10月頃に蛇も土という淵へ身を隠す…。蛇の活動サイクルは龍の活動する時期ともよく似ているようです。 そして一年間を通して見てみたところ、龍は春分と秋分のみならずもっとよく姿を見せていることが分かりました。 3月3日、女の子の健やかな成長を願って祝われる「桃の節句」。この行事はそもそも蛇が脱皮する様子にちなんで健康を祈願する行事であったらしく、旧暦で最初の巳(み、ヘビ)の日に行われていたそうです。 桃の節句を過ぎて春分の日に龍が飛び立つと、鯉が滝を登って龍になろうとする伝説にあやかって鯉のぼりを掲げる「端午の節句」。この険しい龍門と熱い夏を乗り越え収穫の時期である9月の秋分の日に降り立つと今度は「11月」。11月は和名では霜月と呼ばれることが多いのですが実は呼称は他にもいくつかあり、なかでも「竜潜月」という呼び名が11月にはあります。これは龍を優れた人や英雄、豪傑な人と例え、その竜が潜んでいる…「優れた人、豪傑な人など力がある者がいまだ世に出て活躍することなく、潜むかのように過ごしている」といような意味だそうです。 3月の春に目覚めた蛇が春分の日に龍となって天へ飛翔し、5月には鯉が自分も龍になろうと龍門へと果敢に挑み、9月の秋分の日に降り立つと11月は再び飛び立つ3月の時を待つように眠りにつく…。一年間の龍の動きを見ていたらまるで一匹の蛇が春に誕生して龍になり、冬を前にして眠るという死を経験したのちまた蛇となって蘇り現れる…という脱皮を繰り返しているように見えました。暦と農作物の成長というのは深く連動しあっており太陽の光と同じく雨もまた農作物の成長に必要であるため、農作物に強い影響力をもつ龍は『暦』、そして『農耕』とも深く関わっているようです。 【五行と龍】 自然の一部として暦の中でも生きる龍は、その自然の動きを説く『五行思想』にも姿を現しています。 「五行思想」とは、古代中国より誕生した「この世の森羅万象ありとあらゆる物事は『木』、『火』、『土』、『金』、『水』の五つの元素で成り立っており、この元素が互いに影響し合うことで世界が循環し、変化している」という考えです。 大地に立つ植物の「木」が燃えることで火が生まれ、「火」が物を燃やすことで灰となって土へと還り、「土」からは黄金や鉱物などが生み出され、「金」の表面に水が生じることで水が出き、「水」が木に水分を与えることで育まれていく…。このように良いプラスの関係になる循環を「相生(そうしょう)」と呼びます。 逆に「相剋(そうこく)」と言って木は土から栄養を吸い上げて土地を痩せて疲れさせ、土は水の動きを制御し、水は火を消し、火は金属を溶かし、金は刃物となって木を伐り落としてしまう…というマイナスな関係になる循環もあります。 しかしプラスが良くてマイナスが悪いということではなく、水が火を消してくれるから木が全て燃えずに済み、土は水の動きを制限するからこそ水という器がなければ定まることのできない水の受け皿となって、水を保たせることができます。 次第に方角や色、惑星など様々なものが五元素のいずれかに当てはめられていくようになりました。そしてこの五元素の中にも龍が当てはめられており、 「木」には東と春の『青(緑)龍』、 「火」には南と夏の『赤龍』、 「土」にはあらゆる方角をまとめる中心と季節の変わり目の土用の『黄(金)龍』、 「金」には西と秋の『白龍』、 「水」には北と冬の『黒龍』 …がそれぞれ当てはめられるようになりました。 * 今回白蛇と組み合わせた白龍ですが、五行において白龍は日が沈む方角である「西」と、春に飛び立った龍が下りてくる「秋」をもつ『金』に当てはめられています。五行において「金」は土から生み出される金属、黄金と鉱物、同時に金属である刃物も意味しています。そして秋は春から芽吹き成長した作物の実りが現れる収穫期を表す時期。五行の「金」は「実った作物を刈り取り、豊かさを享受する時」でもあるようです。刃物を表し土から黄金という豊かさが生み出される…。これはまるで秋に実った稲や作物を刃物の鎌で刈り取って収穫し、豊かさを得ることと似ているような気がします。 【弁財天】 人気のある方なのでご存じの方も多いでしょう。仏教にて伝わる、楽器の琵琶を持ち芸能・技芸の向上、巧みな話術を意味する弁舌、智慧、財運を司り、また美しい容姿を持っており、『天部(弁財天、毘沙門天…のように名前に天がつく仏法の守護神)』の一人です。多彩な力をもつ方ですが中でも財運が注目されやすく、財運向上のご利益を求める人が多いように見られます。日本各地にお祀りされており日本人となじみ深い女神です。「弁天さん」と呼ばれて親しまれていることもあります。以降、私も弁天さんと呼んでお話することにします。 弁天さんは蛇や龍を眷属としており、中でも白い蛇は彼女の遣いともされています。そもそも白蛇と同じく白い鹿など、自然界に突然白い体をもつ動物が表れたら神のつかいとされる考えが昔からあります。白龍は天帝という至高神に仕えているとされていますが、どうやら白蛇の場合は弁天さんに仕えているようです。 龍も飛び交う暦においてかつて健康祈願の行事を行っていた巳の日ですが蛇が弁天さんの遣いであることからこの日は弁天さんとのご縁がある吉日とされ、その中でも1年のうち6回しか訪れない己巳(つちのとみ)の日はさらに縁起のよい日とされています。 巳の日や己巳の日つながりで、「一粒万倍日」という縁起の良い日もあります。「一粒(ひとつぶ)の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味で、その日蒔いたものが何倍にもなって後に戻ってくるといわれています。そのため巳の日や己巳の日、一粒万倍日にお財布を新調したりこの日に投資をしたりする人も多いようです。 【女神の系譜】 弁天さんがどんな方なのかちょっと気になったので色々と探ってみたのですが、どうやら弁天さんの歴史にはユーラシア大陸を長く続いた道「シルクロード」のように、長い道にして『女神の系譜という名の大河』が浮かび上がってくるようです。 * 日本に普及している仏教はご存じの方もいる通りインドから来たものですが、この弁天さんも元はインドやネパールで信仰されていたヒンドゥー教に登場する『サラスヴァティ―』という『豊穣を司る川の女神』が由来で、ヒンドゥー教や仏教が中国に伝わり交わる過程において『弁財天』として新たに生まれ変わり、中国から日本に仏教が伝来した時に彼女も日本にまで訪れたそうです。 弁天さんのモデルらしくサラスヴァティ―も「ヴィーナ」という琵琶に似た楽器をもち、彼女も芸術や智慧を司っていました。川の女神であった彼女は川の流れる様子から次第に『言葉』や『音楽』など流れていくものも意味するようになったとのこと。弁天さんの弁舌もここから由来しているのでしょう。 このサラスヴァティーもさらに遡ってみると、ペルシャ(現在のイラン)で信仰された水の女神『アナ―ヒタ―』と同じ起源をもつとされ、水が生き物を育てる面からアナ―ヒタ―は人や動物、植物の豊穣をもたらす女神とされ、また豊かさや美、愛の星とされる『金星』の神でもありました。 そしてアナ―ヒタ―はシュメールやメソポタミア(現在のイラクやシリア周辺)に存在していた金星の女神『イシュタル』と習合され、時代によってはギリシャでは金星の女神『アフロディーテ』とも習合し、そしてアフロヴィーテはローマ神話に登場する、金星の名前にもなっている女神『ヴィーナス』とも同一視されていきました。弁天さんの誕生を辿ってみれば愛と美の女神の存在があり、そしてその女神が象徴とする空に瞬く星「金星」へと辿り着くようです。 およそペルシャのアナ―ヒタ―を中心に金星の女神たちは西では同じものと見なされて溶けあう水のように融合され、東では器によって形や意味を変える龍や水のようにサラスヴァティ―から弁天さんへと変わって行きました。ローマやギリシャ、イラクやシリア、イラン、インド、中国、そして日本…。世界地図を広げこれらの国々を線で引いて繋げてみると、地中海から日本にまで続くシルクロードのように長い道のりが現れます。川を司っていたサラスヴァティ―のようにそれはまるで『女神の系譜という大河』のようです。 【女神と文明】 人類の歴史が始まって以来、世界各地に様々な文明が栄えては滅んでいきました。過去に栄えた文明として名を連ねる4つの文明があります。現在最も古い文明とされ、女神の系譜の一人であるイシュタルが存在していた『メソポタミア文明』、砂漠が広がりその建築方法にはいまだ謎が残るピラミッドを象徴とする『エジプト文明』、インドおよびパキスタン周辺で栄えた『インダス文明』、アジアで伝えられる龍発祥の地である中国の『黄河文明』…。 そしてそれらの栄えた文明のほとりには「大河」があり、大河によって文明が興り発達していったと言われています。メソポタミアには「ユーフラテス川およびティグリス川」が、エジプト文明には「ナイル河」、インダス文明には「インダス川」、中国の黄河文明には文明の名前にもなっている「黄河」があり、そしてこれらの川は現在もまだ存在しています。 大河があることで船で物資が運ばれ、川の水を引いて行う灌漑農耕が行われて発達していき、作物の成長を観るために人々は暦も創り出し、次第に建築技術、芸術や美術、信仰…ありとあらゆるものが育まれていったため、大河の存在が文明を大きく育てていったと言われています。また記録を取ったり意思疎通のために『文字』が発明されました。 優れた話術の弁舌をもつ弁天さんとサラスヴァティーが司っていた言葉にしてその「文字」。私たちは普段何気なく文字を使用していますが文明が興った中で最も大きな発明は文字であるという見方もあります。文字が最初に生み出された場所も最初の文明にして女神イシュタルが存在していたメソポタミアだったそうです。文明が豊かに発展し農耕や暦、文字が作り出されたのは、弁天さんやサラスヴァティ―のように智慧をもち、豊かさを司る美の女神から与えられてきたからなのではないでしょうか。最大の発明とされる文字を人類が作り出すことが出来たのは、言葉を司る女神からの賜物によるものなのかもしれません。 弁天さんとモデルになったサラスヴァティ―ですが、琵琶やヴィーナという楽器を持っていることから芸術家としての性格を持っていることを示しているようです。豊穣にして美の女神がなぜ芸術的な一面をもつのか、それは『芸術/藝術』という言葉の意味からヒントを得られそうです。 「芸術」という言葉の『芸』。普段は「芸」が用いられやすいですが時に『藝』とかいて「藝術」とするときもあります。実は芸と藝は意味が違うらしく、「藝」は「地面に種や草木、苗を植えている様子」と「修練して身に着けた技」という二つの意味があり、対して「芸」という字は本来は農業用語で「草を刈り取る」という意味だそうです。藝の意味には植物を植えて育てるという農耕の動きと、アーティストが練習を重ねることで得られる巧みな技が重なっています。 彼女らにアーティストとしての性格が見られる理由、それは芸術家が作品を生み出すことと植物を植えて育てていくことは似ているからなのではないでしょうか?芸術家が作品にして美術品を生み出す、それは修練されて身に着けた術(技)によって作品という美の花を咲かせるのだと…。芸術家は自らを土壌とし、そこから美の花の種を植えて育て、作品という美しい花を咲かせていくようです。 美しき女神にとって土という地上に栄えた文明もまるで花のようなのでしょう。藝という言葉の意味のように植物のように植えられ、巧みな技によって育まれて花開き、芸の意味のようにいつか刈り取られるように衰退する時期が訪れます。文明において生活基準のみならず芸術・芸能・美術などの面が発達していったのも、弁天さんやサラスヴァティ―が芸術家のように巧みな技術を用いて美という花を文明の中で育ててきたからなのでしょうか。文明のほとりには大河があると言われた、そしてその文明の発達の裏には川の女神にして豊穣や智慧、藝術を誇る美の女神たちが人々に多大な祝福を与え、また女神たちが文明という花を地上に咲かせたからなのであるようです。 ちなみに弁天さんを龍や蛇と関連付けられるのは日本独自のものらしく、中国では見られないそうです。川を龍とする見方もあることと前身のサラスヴァティ―が川の女神でもあったことを見てみれば、龍と繋げても不思議なことではないかもしれませんが、もしかするとサラスヴァティ―が中国へ渡って弁天さんへと生まれ変わり、日本に訪れる途中に彼女と出会った龍がその美貌と巧みな琵琶の音色に虜になって、弁天さんが日本に訪れる時お供するかのようについてきたのかもしれませんね。 * 弁天さんの遣いとされる白蛇。その白蛇と白龍を組み合わせてブレスレットにしてみました。日本の伝統工芸品『組紐』の技術を応用して作成。龍の頭の形をした金具に組紐を組み合わせてブレスレット全体で龍になるように仕上げました。1本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご使用頂く2連タイプのブレスレットです。眼の色は赤とオレンジが混ざったような色味にして金星のように輝き燃えるような瞳に。額には仏様によく見られる、額にある『白毫(びゃくごう)』をイメージして金色の粒をデコレーションしました。本来天部に白毫はつかないそうですが、個人的な趣味で入れてみました。 白龍蛇には『タイチンルチルクォーツ』を咥えさせました。 【タイチンルチルクォーツ】…8ミリ 和名「金紅石入り水晶」 石言葉…「強運」「信念」「革新」 ◎秘められたパワー… ・様々な運気を強化する ・情熱や活力、刺激を高める ・直感や洞察力、感性を研ぎ澄ます ・人やチャンスを呼び込む ・金運、財運を高める ・夢や目標に近づけるようサポートする クリアな石「水晶」の中に、『ルチル』と呼ばれる金の針が含まれている様子が特徴的な石。 水晶の中で煌めくルチルですがこの針の大きさは石によって大きさや太さが違います。そのため同じものは何一つとないでしょう。ルチルの大きさによってそれぞれ異なる呼び方や例え方をされており、細く繊細なルチルは「エンジェルヘア」や「ヴィーナスヘア」などと呼ばれ、天使や美の女神の髪と呼ばれています。今回使用したタイチンルチルクォーツの「タイチン」とは中国語で『太い金』という意味らしく、ルチルが束上になっていることが特徴的です。以降、省略してルチルクォーツと呼んでいきます。 ヴィーナスと同一視された女神アフロディーテはギリシャ神話において、泡から誕生したと伝えられています。繊細なルチルを美の女神の髪と例えられますが、ルチルが束上になっているタイチンルチルクォーツの場合、それはまるでアフロディーテが泡から生まれた時に水の中で揺らめき、キューティクルで輝く金髪のようにも見えそうです。またその輝きは、実りの時に黄金色の輝きを放つ稲やイネ科の植物のススキや葦の束のようです。 針の形状がいかがであれ、ルチルクォーツという石は財運を高める石としてよく知られています。豊かさを強く印象づけるこの石はまるで天然石界における金星のような雰囲気があるでしょう。財運に注目されがちですが実はルチルクォーツは芸術的な才能を魅せる弁天さんやサラスヴァティ―のように、作品という美の花を咲かせようとする芸術家・アーティストやクリエイター、物作り、舞台というステージに立って自身の才能を披露していく、いわば『表現者』の方にも良い石と想われます。 なんらかの力を秘めているとされる天然石ですが、その力の由来はどこからきているのか紐解いてみるとその石が纏う色からもたらされる色彩心理や効果、また表面上に現れる模様、用いられてきた経緯や歴史などが見られます。そのためルチルクォーツの力を読み解く場合、土台となっている『水晶』とその中に含まれる『ルチル』に注目してみるとよさそうです。 水晶ですが見た目と名前からも見られるようにまさに「水の石」。日本でも産出可能な石で、いにしえの頃水晶の中には水の精霊が宿っていると考えられ、一時期は「水精」と書いて「水晶」と呼んでいた時期もあったそうです。龍と水は関係がある、そして水晶の中に水の精霊が宿っている…と聞けば、この水晶の中に潜み宿る者は龍だと連想することもあるのではないでしょうか。ルチルクォーツが金星のようなら、水晶は龍のような石であるように感じます。 水とイコールのような関係をもつ龍が風水においてあらゆる運気を司る者であるように、水晶は仕事運、金運、恋愛運…など、ありとあらゆる運気を向上させるという話があります。そしてルチルという輝きをもったルチルクォーツはその力をより強化しそうです。水晶の水という側面から、ひとつひとつ違う願望という小さな種に水を与えて育んでいくでしょう。 アフロディーテが存在していたギリシャではいにしえの時代、詩人や音楽家がもつ詩や音楽の才能というのは「ミューズ」という音楽の女神から与えられたものだとする考えがあったそうで、音楽を意味する言葉「ミュージック」はこの女神ミューズが由来しています。音楽の才能は音楽の女神から与えられる…そうならば、芸術家の人々も美しい金星の女神から美を生み出す才能を与えられているのかもしれません。「ルチル」という名前ですが由来はラテン語で「燃えるような」や「赤い」という言葉からきているらしく、それゆえルチルクォーツは「火の性質をもつ石」という話もあります。水晶という水の中に火の気をもつルチルクォーツは美の女神から与えられた、美や豊かさを生み出す才能や情熱を呼び覚まし、情熱に火をつけて燃える炎のように高めていくでしょう。 アーティストの作品というのは時に不思議な閃きやインスピレーションにより作り出されることがあるのですが、古代ギリシャにて詩人や音楽家がインスピレーションを受け取る時も、その不思議な霊感は女神ミューズからもたらされるものだとも考えられていたそうです。ルチルクォーツは美の女神からもたらされるインスピレーションを受け取れるよう直感力や受け取る感性、感受性を強めるでしょう。ルチルに何一つ同じものがないように、ルチルクォーツは感性とともにオリジナリティ…その人だけの個性という花を育てていきそうです。 弁天さんですが「弁才天」もしくは「弁財天」と、財または才で表記されます。これは「才」が「財」にも通じる…ということで弁才天とも、弁財天とも書かれるようになったそうです。ルチルクォーツは『「才」能によって「財」を得る』とする人や、それを望む人にも良いかもしれません。自から美という作品を生み出そうとするとき恐らくルチルの力が発揮されるでしょう。かつて弁天さんがその魅力で龍を惹き寄せたようにルチルが女神のように輝いてチャンスや人、幸運を引き寄せていきそうです。 黄金色に輝く稲も初めの頃は若々しい緑の苗であり、春から始まります。そこから稲たちは黄金色に輝く自分を想い描き、暦の中を進み続けて実りという完成を意味する秋の時、黄金色に輝きます。ルチルクォーツの石言葉の「強運」、「信念」、「革新」…。これは、美の女神の気高さや芯の強さの表れなのでしょうか。ルチルクォーツはその人が胸の内に秘めていた夢や目標までの道のりがシルクロードのように長い旅路だったとしても、黄金という輝きにして実りという達成の時へと辿り着けるよう導いてくれそうです。 * 五行において実りの時の秋でもあり、「西」も司る金。日本から西をみつめてみればそこには美の女神が辿ってきた女神の系譜の大河があります。日が西に沈む頃、豊かさと共に美しき女神たちを想いながら西にある女神の系譜の大河を見つめてはいかがでしょうか。一人一人のご自身の人生という文明において、豊かさという美の花が咲き誇りますように。 ▷サイズ…咥えているタイチンルチルクォーツからカニカンまで含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能 ▷素材… 組紐:レーヨン(汗によって変色する可能性があります) 龍頭:白に着色後、コーティングとしてレジンを使用。(レジンには気泡が見られたり、永くご愛用頂くにつれて経年劣化したり、黄ばみが発生する場合がございます) ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分はボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。 ▷龍頭部分にレジンを使用しております。また金属アレルギー対策はおこなっておりませんので、お肌の弱い方は自己判断・自己責任でお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度にお持ちくださいませ。 ▷ルチルクォーツの中の針の形状はそれぞれ石によって異なります。また形状についてはこちらで良いと判断したものを使用しておりますので、ご納得いただけない場合がご注文をお控えくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍 竜 ドラゴン 龍神 竜神 龍王 竜王 組紐 組紐ブレスレット 龍アクセサリー 竜アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍ブレスレット 竜ブレスレット ドラゴンブレスレット 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 風水 縁起物 開運 金運 辰 干支 着物 和 蛇 爬虫類 蛇神 宇賀神 稲荷 蛇 白蛇 アルビノ 巳の日 己巳 一粒万倍日 寅の日 組紐 組紐ブレスレット 天然石 パワーストーン 4チャクラ 容姿 美容 美 美男美女 モデル タレント 芸能 ファッション アクセサリー 黄金比 黄金比率 フィボナッチ数列 八芒星 ベツレヘムの星 金星 金星神 ヴィーナス アフロディーテ イシュタル イナンナ アスタルト ククルカン ケツァルコアトル ルシファー ルシフェル アナ―ヒタ― サラスヴァティ― 弁財天 弁才天 弁天 吉祥天 ラクシュミー アメノウズメ 市杵島姫 明けの明星 虚空蔵菩薩 金剛虚空蔵 宵の明星 一番星 魔女 巫女 イタリア ギリシャ ギリシャ神話 サントリーニ島 エーゲ海 シルクロード 砂漠 サハラ砂漠 キャラバン 地中海 デルタ サザンクロス 薔薇 太白 農耕 豊穣 タロット3女帝 5チャクラ 言葉 弁 弁舌 小説家 表現 アーティスト 芸術家 芸術 美術 音楽家 オリジナリティ 水商売 芸 藝 ギター 琵琶 妙 占星術 おうし座 おひつじ座 てんびん座 ライオン しし座 いて座 火星 火の星座 ホロスコープ5ハウス 開拓 起業 五行 陰陽五行 青龍 赤龍 黄龍 金龍 白龍 銀龍 黒龍 王権 王 皇帝 大河 メソポタミア文明 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¥6,340
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・大変お手数ではございますが安全なお取引のために必ずご注文前に、ショップ内に設けております『取引ガイド』の確認をよろしくお願いいたします。 ・お問い合わせをされる際は、その前にショップ内に設けております【お問い合わせ前にご確認下さい】のページの確認をよろしくお願いいたします。 (確認前にお問い合わせをされた方もご一読下さいませ ) *――*――* *――*――* *――*――* ・再出品にあたり、画像を撮り直しております。 *――*――* *――*――* *――*――* 一年中が夏の陽気に包まれた、常夏のリゾート地の海で悠々と泳ぐ龍をイメージした海龍のブレスレットです。 海底にある豪華絢爛な龍宮城にて勤めている海龍。休暇をもらい、海底の海には無い景色を求めて爽やかな水色と優しい緑色のエメラルドグリーンが混ざりあって染まった海をもつリゾート地まで訪れたようです。 * 皆さんは龍と言えば何色を思いつくでしょうか? 龍について調べて見ると黒龍、白龍、赤龍、金龍…など、色々という言葉通りカラフルに存在していることが伺えます。 また伝承などを覗いてみると、龍が纏う色と性格がリンクしているのが見られます。 例えば白龍は神聖な印象が強い白の影響か、空高くにあると想われる天上世界にて天帝(至高神・最高神)に仕える聖なる龍とされ、地上に降りている時は魚に姿を変えて人知れず池や川を泳いでいるそう。 白の反対色であるクールな黒を身に纏う黒龍は光が苦手らしく、普段は太陽の光が届かない真っ暗闇の海底に身を潜ませており、月の光さえさすことの無い新月の夜のみ海上へと姿を現すと伝えられています。 * 色々なカラーで存在する龍ですが龍を語るうえで外せないのが『水』。 科学のなかったいにしえの時代、農作物が育つために必要な雨を求めて龍に雨乞いがなされてきました。今日に至るまで芸術作品にて龍が空を飛ぶ姿が描かれているように、天と地を行きかう飛翔能力を持っている龍ですが伝承によると龍は3月の春分の日に天へ昇り、9月の秋分の日を迎えると地上へと降り立ち淵に身を隠すと言われています。これは農耕のサイクルが関わっており、3月から9月は主食のお米の苗を植え、育て、成長して収穫を迎える事ができる期間です。 暦をさらに1年丸ごと通して見てみると龍がより自然のサイクルと深く根付いているのがわかります。 中国の書物に記された故事が由来で「大きな河の黄河にある、流れが速くて急な滝を登り切った鯉は龍になる」という伝承から、5月には大きなこいのぼりを空にかけて男の子の健康と成長を願う「端午の節句」が訪れます。 11月は和名で「霜月」と呼ばれますが他にも読み方が複数あり、その中に「竜潜月」というものがあります。これは龍を優れた人に例えており、その龍が潜む…「龍のように優れた人や英雄、賢人が世に出ることなく、姿を見せることなく潜んでいること」という意味。 3月の春分の日に天へと飛び立ち、農作物の成長を見守りつつ5月の端午の節句の時に鯉が登竜門をくぐりぬけて龍へと変貌し、農作物が収穫の時を迎えたのち9月の秋分の日には地上へと降りて還り、11月は水の中で眠りについてまた3月の春分の日を迎えるその日まで眠る…。 龍は自然のサイクルを任されているのか、あるいは龍が動くことで自然の循環がもたらされているのでしょうか。龍は自然とよく調和した生き物で龍が大自然に影響力をもつことが出来る理由も、大自然と呼吸が整って調和をしているからなのであるようです。 龍と人はよく似ているように感じます。龍が色々あるように人も色んな人がおり、龍が大自然の循環を任されたように、人も現代社会において自身が任された仕事をこなすように日々努めていく…。 現代では龍に雨を求めて雨乞いをすることはなくなりましたが、何かしらの願望があると龍が祀られる神社へ赴いたり、龍のモチーフを手にしたりします。時代が変わっても人々が龍を見つめようとする気持ちは変わらないようです。 色々ある龍ですが爪の数もそれぞれ異なるとされており、中でも人間と同じく5本指、5つの爪をもつ龍は皇帝のみが用いることができ、他の者が使用すれば刑に架せられていたほど。けれど今はだれでも5爪の龍の姿を用いることができるようになりました。現代において龍は「自由」を象徴するようにもなったのかもしれません。 * 光を避けるとされる黒龍ですが、江戸後期に東海、東山、北陸を旅した人物が書き記した書物『東遊記』の内容によると、越中(現:富山)から越後(現:新潟)にかけて夏の間に龍が海上から昇天する姿をよく見かけたらしく、特に黒龍をよく目撃したと記されています。明るさを嫌がるのに、夏の昼という一年でも日光の強い時期に目撃されているのはなんとも不思議なことです。 1年のサイクルを任され その背に人々の願いを乗せて天と地を行きかい運んできた龍たちも、もしかすると黒龍が夏の海上に表れたように夏はバカンス気分を味わいたいのでしょうか。 龍の性格が身に纏う色からくる色彩効果やイメージが反映されているならば、常夏の海の模様をもつ海龍はどんな性格なのでしょうか。海底に居を構え、鯛やヒラメが舞い踊り、かの浦島太郎さんも訪れた龍宮城に勤めている海龍…。人が社会にたくさんいるのと同じくどうやら龍宮城にも龍がたくさんいるようです。赤い龍のようにエネルギッシュな龍もいれば怒りっぽい龍もいる、黒龍みたいにクールで一匹オオカミな龍もいれば怖い龍も…。 海は生命の源であることから母性と、分け隔てなくすべての者をその身へと受け入れることから心の広さと、水に象徴されるように染まりやすさ・混ざってしまう繊細な性質をもちます。 これは人で例えれば繊細な人や感受性の強い人と似ています。少しの事で感動しやすい分、些細なことに心を痛めやすい…。広大な海のように受け止める広さがある心があり、広いゆえに色んなものも受け止めてしまい、水で混ぜてしまうように周囲の環境を吸収して影響されやすくなる…。その海の性質をもつ海龍は繊細なドラゴンのようです。 生命の源である母なる海はその繊細な心さえも受け入れるグレートマザーです。社会においてその繊細さは社会の荒波に押されて生きづらく、弱いと指摘され傷つくこともあります。でも染まりやすいのは優しさの表れであるのだと、母なる海は優しく受け止めるでしょう。染まりやすさが優しさの表れならば、染まりやすいのは悪い事ではないかもしれません。もし染まってしまったなら海に訪れて泳ぐように、別の色に染まってしまった心を洗い落とせばよいのですから…。 綺麗な海をもつ南国の島ですが辿ってきた歴史を見てみると激しい戦場となって戦火の波にのまれてきた悲しい過去をもつこともよく見られます。 争うための武器を手放し、闘う服を水着に着替え、陽気な光を浴びて優しいハート色の緑と爽やかな水色の中に飛び込めば争う気持ちも溶けてなくなりそうです。水の中に入れば言葉で傷つけることも傷つけられることも出来なくなり、攻撃されることもないでしょう。戦争や争いと聞くと国同士で命がかかったイメージですが、いさかい、というのは近い場所でよく見てみると職場や家庭など人が集う所で発生しています。 龍を手にするときに何かしらの願望があるとすれば、爽やかな青と優しいエメラルドグリーンが混じる常夏の島の海模様の海龍に惹かれた時はどのような気持ちでしょうか? 海龍の繊細さの裏には、人の気持ちを汲み取って理解する強さと、相手を傷つけない優しさという強さが隠れているようです。 広大な海の中だったら体の大きな龍でも周りを傷つけることなく、また自分も邪魔されることなく悠々と泳ぐことができるのでしょう。南国気分の海龍を見つめていたら、都会や町中の喧騒を忘れ、のびのびした気持ちを想いださせてくれそうです。 *そんな海龍をブレスレット状にして再現してみました。 日本の伝統工芸の一つである『組紐』を用いて作成。組紐を胴体とし、龍の頭と組み合わせて全体が龍になるデザインです。一本の紐状になっており、手首に2重に巻き付けてご着用頂く2連タイプのブレスレットとなっております。普段アクセサリーとして手首に身につけられない場合はバッグチャームとしてバッグに付けたり、よく目に付く場所に飾る、お仕事の時にデスクの上などに置くなどして、海龍を見つめて南国の気分に想いを馳せてみるのもおすすめです。 海龍の瞳の色はターコイズ色の美しい海を目にした瞬間や、潜ってみると水中の世界で珊瑚や色とりどりの魚たちを見て好奇心と感動で輝いた瞬間のような虹色にきらめくものを使用。 組紐と龍頭も、色は水色と緑が混ざった色であるターコイズカラーをベースにしており、組紐の模様は海の波模様と咥えている『ラリマーブルードラゴンアゲート』を意識して作成しました。 【ラリマーブルードラゴンアゲート】…8㎜ 南国の島の海の色と、波を想わせる模様をもつ石。名前にある「アゲート」とは日本語で「瑪瑙(めのう)」のことで、イタリアのシチリア島にある川『アカーテ』を語源としており、英語ではアゲートと呼ばれています。 日本でも瑪瑙は産出可能でまたその歴史は古く、縄文時代から用いられていたようでその時代の古墳や海沿いなどから、丸く加工し紐を通す穴がある瑪瑙が地中から発掘されています。 アゲートは非常に微細な石英が集結することによって誕生する石です。昔から装飾品でも使われており、大理石や海にすむ貝殻、アゲートなどで緻密で繊細なアクセサリーのカメオが作られています。 アゲートは人の手がよく咥えられる石で中でもその手段が『染色』。天然石は加工されたものは避けられやすい傾向がありますがアゲートは別で、綺麗に染め上げることが出来たものほど価値が高いとのこと。 そしてこのアゲートに人工的にヒビを入れ、そこに染料を流し込むと龍のような荒々しい模様が出来上がることから「ドラゴンアゲート」という石として生まれ変わります。日本語ではドラゴンアゲートは「龍紋瑪瑙(りゅうもんめのう)」と呼ばれており、アゲートが色それぞれに染められるためドラゴンアゲートも黒っぽいものや白、緑、青、赤など多彩に存在しています。 そして今回使用した石は他の天然石、海の波紋模様をもつ海色の石「ラリマー」によく似ていることから『ラリマーブルードラゴンアゲート』と呼ばれています。 *土台となっている【アゲート】について… キーワード…『調和、解放、寛容』 *秘められたパワー… ・人間関係の調和 ・絆を深める ・環境の変化に対応する * 何かしらの力を秘めていると囁かれる天然石ですが、天然石にまつわるパワーの源は龍の性格が色とリンクしているのと同じで、その石が纏う色や模様から連想するものから由来していることがよく見られます。 ラリマーブルードラゴンアゲートの土台であるアゲートの最大のポイントは「調和」。 微細な結晶が集まってできていることからアゲートには対人関係を調和へと持ち掛けるよう働きかける力があるとされています。 アゲートのように元の石から派生している石というのは、土台となった石の効果を受け継ぎながら、次に身に纏った色の力を独自に発揮していきます。アゲートは色ごとにその効果は違ってくるのですが、共通して調和の力を持っています。調和のために力を発揮する石で、そして色んな色に染まることからその場所に染まる、襲寄せる波のように環境が変わっても臨機応変に対応する能力に優れています。その対応力の源泉は頑なにその色を固持するのでなく、柔軟に応えるからであるようです。 ドラゴンアゲートは模様が龍のような荒々しさをもつのですがラリマーブルードラゴンアゲートの場合一転して荒々しさはなくなり、大きな波も立つことなく静かに波がさざめく海のような爽やかさをもつようになりました。 ひと時の休暇で訪れるリゾート地の海には国、人種、性別、年齢、職種問わず色んな人が同じ海に集まっています。カラフルな龍と同じく多種多様な人々が海という隔たりのない一か所に全て集い、同じ空間にいるけれど争うことなく過ごす海…。アゲートの調和の力を受け継いでいるラリマーブルードラゴンアゲートからは『平和』というメッセージやイメージが伝わってきます。 海の中は一度潜ってみればイルカやクジラなどの動物、魚、貝や珊瑚たちが息づいて棲んでおり、波は時に荒れたり静かに揺れる…その様子は人の心の状態と似ていると感じます。海に動植物が住まうように、海という人の心の中にも様々な感情が息づいているのです。 龍の性格が色からきており、そして感情は水の動きとリンクするようです。リラックスしているように静かに流れるような時もあれば、ぐつぐつと煮えたぎるような怒り…。 他の色に染まり、傷のようなひび割れ加工を施され、爽やかな水色をもって生まれ変わるラリマーブルードラゴンアゲートは、水で熱を冷やすように冷静さを取り戻す様子や水で洗い流すように負の感情に染まってしまった気持ちを流すように、人間関係において傷のように心につけられたヒビとそのひび割れから侵入して染まってしまった負の感情を洗い流し、心と緊張を解きほぐしてくれるのではないでしょうか。 ラリマーブルードラゴンアゲートの力は、海のように人が入り混じる社会と世界において人と人を調和へと結び付けて一人一人が平和でいられるよう願われる祈りのようです。 きれいな水色と緑で透き通っているターコイズカラーの海も、夕日に照らされて一時の休暇の終わりを知らせるオレンジ色へと変化します。 生命の源は海。ならば龍も海から誕生しているのかもしれません。母なる海から出て、長期休暇にちょっと顔を見せに海へと帰ったら元気を取り戻してまた母なる海から飛び立つ…。 よろしければ普段の生活の一ページに、南国気分な海龍お手元によろしければどうぞ。 サイズ…咥えているラリマーブルードラゴンアゲートからカニカン含めておよそ40センチ+アジャスターで約4センチ延長可能。 ・組紐は伸び縮みしやすく、お手元にご到着した時は1~2センチほど縮んでいる場合がございます。その際は組紐の両端を左右に軽く引っ張って頂きますと伸びます。 【※引っ張る際は龍頭を掴まず、紐の部分を掴んで引っ張ってください(龍頭部分をつまんで引っ張ると龍頭が取れてしまう可能性がございます】 素材… 組紐:レーヨン、ポリエステル※汗によって変色したり、水に濡れたり蛍光灯や日焼け等により色落ちする可能性があります。また、爪や鋭利なものがひっかかると多少ほつれができてしまうこともございますのでご注意ください。 龍頭:着色後、コーティングとしてレジンを使用。※レジンには気泡が見られたり、ご愛用頂くにつれて経年劣化する場合がございます。 ▷ご注文前に必ずサイズとお取引ガイド https://soushingu333.handcrafted.jp/items/26216360 の確認をよろしくお願いいたします。 ▷写真の撮り方に気を付けていますが、お使いの機種や端末・PCによっては色味に若干の差が出る場合がございます。 ▷ハンドメイドです。龍頭や目の部分、キャップはボンドでしっかりと固定しておりますが、強く引っ張ったり爪や鋭利なもので引っ掛けてしまうと取れてしまう可能性がありますのでご注意ください。 ▷金属アレルギー対策はおこなっておりませんので、お肌の弱い方がご着用の際は自己判断にてお願いいたします。 ▷天然石にまつわるパワーをご紹介しておりますが、あくまで楽しむ程度にお持ちくださいませ。 ▷返品・交換とサイズ変更不可となります。 # 龍アクセサリー 竜アクセサリー ドラゴンアクセサリー 龍モチーフ 竜モチーフ ドラゴンモチーフ 龍アクセサリー女性 竜アクセサリー女性 開運 縁起 干支 辰 龍 竜 ドラゴン 組紐 組紐アクセサリー 組紐ブレスレット ラリマーブルードラゴンアゲート 海 南国 リゾート ビーチ 砂浜 マリン 瑪瑙 龍紋瑪瑙 アゲート 南 バカンス サーフィン マリン ビーチ リラックス ハワイ HSP エンパス 夕日 夏 波 海ガメ ホヌ 竜宮城 龍宮城 ターコイズカラー